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2013年4月 4日 (木)

AIにすがる

 

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 ゴミ屋敷状態になっているケージの中で寛いでいる「ちち(仮名)」さんに声をかけ、こちらを振り向いたところをパチリ。ブラッシングしてやりたいのですが、そうなると暴れて逃げ回る彼女のこと、じっくり時間をかけ、体中毛だらけになる覚悟で臨まなくてはなりません。残念ながら、今の飼い主にそんな時間的余裕はありません。なんで毎日更新なんて馬鹿な基本方針でスタートしたのだろうと思いつつ、今日も駄文を垂れ流します。

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 教務主任でなければ、こんなにも4月はゆったり出来るのか、と思いつつここ数日を過ごしておりましたが、世の中そんなに甘くありません。来週の月曜日には生徒がやってきますので、そろそろ時間割を組まなくては、という話が出て、「誰が組むのですか?」と尋ねた私がバカだったのです。40人以上もいる職場なのに、時間割を組める人が1人もいないという、ちょっとあり得ない状況に途方に暮れてしまいました。

 小学校1年生から中学校3年生まで9学年あるというだけでも大変なのに、中学校の教師が小学生に授業をすることが必須となっている上、小規模校で教員数が少ないので、中学校側の時間割作成は困難を極めます。小学校側は従来通り、まずは担任の先生が授業をする時間を決めます。その上で余った時間を音楽、家庭科、図画工作や情報といった、専門の先生が授業する時間に割り振るのです。中学校の教師はその時間に小学生相手の授業をして、それ以外の時間に中学生相手に授業をするという、猛烈に時間割が組みにくい状況なのです。

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 少ない教員数を補うために非常勤講師が手配されているのですが、そういう先生は何曜日の何時間目、という風に時間限定で来校されますから、その担当授業は固定されます。ここもダメ、あそこもダメという縛りの中で、残った時間に授業をあてはめていくのですが、小学校低学年の体育の授業を午前中にやらなければならないから中学生の体育の授業は3時間目よりあとにしてくれ、なんていう要望も出てきます。3時間目以降の授業は週あたり20時間あって、中学生の体育の時間は全部合わせて18時間。計算上は実現できそうですが、そうすると1日に国語の授業が2時間あるクラス、なんていうのが出来てしまいます。

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 コンピュータに組ませれば何とかなるでしょう、と思いたいのですが、これだけ条件がきついとコンピュータも音を上げそうです。第一、豊富な機能をきちんと使いこなせるのかどうか、まずはそこから心配しなくてはなりません。未来のコンピュータのように、人間が自然に話して命令すれば希望をかなえてくれるようなものではなく、さまざまな条件をコンピュータが理解できる形で入力していかなくてはならず、これが猛烈に手間と時間のかかる作業なのです。

 手作業で時間割を組む場合でも、一つ一つの授業を示す「コマ」というものを作成して、それを時間割表の形をしたボードに組み込んでいくのですが、その「コマ」を作る作業は結構時間がかかります。「コマ」さえ出来てしまえば、慣れた人なら2、3日で組み上げてしまう、それが時間割というものです。

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 萬年筆から左が「設定」に関する説明で、右が実際に時間割を組み上げる操作についての説明です。分厚い取扱説明書の半分近くを「設定」に関する説明に割いていることからも、「コマ」を作ることの大変さがおわかりいただけるでしょう。

 昨今は「特別な支援を要する生徒」というのが増えてきていて、そういう生徒が授業を受ける際には前で授業をする教師と別にもう1人、教師を用意する必要があります。余っていて暇を持てあましている教師というのはいませんが、出来ません、と放置するわけにもいかないので、結局誰かが無理をすることになり、その結果夜遅くまで職場に残って仕事をせざるを得なくなり、近所の人から「電気代使いすぎ。税金の無駄遣いや!」と苦情の電話が寄せられることになるのです。

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 果たしてこのソフトが救世主となってくれるのかどうか、3年ほど前に自腹を切って購入したソフトですが、今回の作業に備えてバージョンアップしました。年に1度しか使わないソフトウェアに大枚を投じるというのは何とももったいない感じがしますが、自分にない能力は道具で補うしかありませんので、仕方のない出費といえるでしょう。実際、写真に写っている萬年筆が定価で買えるほどのお値段、なんとかモトをとりたいところです。

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コメント

そう言えば、父親から 時間割を組むときの苦労話は聞いたことがありません。
時折、テストの問題を作る手伝いや 採点の手伝いは、受験勉強になるだろう?位のノリでやらされたのですが、時間割で悩んでいたり手伝ったりはないです。

今は、そんなニッチなソフトがあるんですねぇ。便利なんだか、逆に大変なんだか、良く判りませんが、、、

異動した結果、新規で覚えなくてはいけない事が膨大な量となりました。田舎のおっさんの頭はもういっぱいいっぱいです。
甲殻機動隊ではないですが、頭に直接繋がるる外付けのハードディスクがあればなぁなどと考えてみたりしてます。
でも私の使ったハードディスクを他人に繋げるとヘンタイ病という悪質なウィルスに感染してしまいますが…(笑)

 きくぞう さん

 きっと御父様は「達人」だったのでしょう。こういうものは達人の手に掛かると不可能も可能になってしまうものですから。きっと、頭の中の配線が違うのだと思います。

 すいどう さん

 そういうヘンタイなハードディスクならば、バイナリレベルで内部を解析してみたいものです。きっと怪しいデータがざくざく出てくるのでしょうねぇ。

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