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2013年3月15日 (金)

ノーミス!

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 寝ている「くま(仮名)」さん。何でこんな構図で撮ったんだろう、と思います。犬だと言われなければ何か謎の生物みたいな、訳のわからない1枚。左下隅がしっぽで、その上の白いのが後ろ脚。右下4分の一を占めている白いのが彼女の顔面から短い鼻にかけての部分です。中央上部の青いのが鬼に金棒のクッション。寝姿を見てかわいいなと思うことはよくありますが、何に感動してこれを撮ったのか謎です。

 どうしてあんなことやってしまったんだろう、と思うことばかりだった昨年の卒業式。司会をやり始めて9回目、何も考えなくても上手にやれて当たり前なのにミスを連発して、卒業生を送り出した後は自己嫌悪で落ち込んでしまいました。

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 今年の卒業式は、今までとはいろんな面で違っていました。まず、自分自身が3年生に所属していないこと。中学校教師として29年やってきましたが、そのうち19年は3年生担当でした。3年生の担任はやりたくない、という先生が結構いるので、そういう人の代わりに、というケースが多かったように思います。30年近くこの仕事をやっているので、普通に考えると10回ぐらいは1年、2年、3年と持ち上がっていそうなものですが、そういうのはただ1度だけです。

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 さらには、今年の卒業生たちのちゃらんぽらんぶりが半端ではなかったこと。茶髪にワカメちゃんスカートで学校に来るような女生徒でも、高校に出す願書に貼るための写真を撮るぞと言えば黒髪に標準丈のスカートで見違えるほどかわいらしい中学生に変身してくるのが毎年のならいなのですが、今年は茶髪のままで撮影に臨む子も少なくありませんでした。こう書いたら、それを指導するのがおまえらの仕事やろがっ、と言われるのはわかっております。けれど、それをやると保護者にシバかれるので、あえてやらないのです。

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 シェーファーですら、ペン先が反り上がっていないものがあるというのに。いや、むしろこの方が不良なんでしょうか。けったいなオモロいニブやからコミカルニブかぁ・・・・・と思ったら、よぉく読んだらコニカルニブでした。

 茶色や金色に毛髪を染めてたり、異装していたりする生徒は卒業式の式場に入れません。髪の毛に黒いスプレーをふったり着替えさせたりするのですが、式が終わった後、10年ほど前にはやった姿で練り歩こうとする生徒もいます。氣志團みたいな格好をしたのがリアルに練り歩くわけです。女子の場合ですと、ワカメちゃんが中学生になったんだなぁというようなスカートに絶滅したと思われていたルーズソックスをはいて誇らしげに登場するのです。

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 レディ・シェーファーってのもあるぐらいですから、女の子だって変な格好してみたい、ってことなんでしょうね。エラい大時代な服やなぁ、と思っていたら、お母ちゃんが中学校の卒業式に来たやつをそのまま着てみました・・・・・いや、お母ちゃんが娘に着させました、っていうのも毎年必ずあります。

 けったいな服に着替えないようにいろいろ対策を練るのですが、卒業生の保護者が「こらぁ、ジャマする先公イテまぇ~、早よ着替えてみんなに見せたれ~!」なんてけしかけるのは毎年のこと。前年度以前に卒業した「先輩」たちは基本的に学校内に入れないのですが、そういう親たちは味方がほしいので「うちの親戚です」なんて言って一緒に校門を通過するわけです。そうやって入り込んだ連中が、卒業式を身勝手なパフォーマンスの場にしてしまうのです。

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 ま、シェーファーでも反らずにお辞儀してるペン先があるんですから、中学生や社会人の中に変なのが混じっていても不思議はありません。中学生なんかは未完成な存在で、変なことやって失敗から学ぶのが仕事みたいなもんですから、アイツらこんなことやりやがって・・・・・と思いつつも、それも仕事のうちとわかってるわけですが、最近はえぇ大人の姿形をしたガキを相手にしなければならないので結構疲れるわけです。卒業生の保護者だからと大切に、丁寧に対応しているのに、向こうはそれを逆手にとって「先公は自分ら親にはよぅ手出せへんから大丈夫や。好きなだけやれ。ケツ持ったるから。」と、我が子の卒業式で盛大に暴れろとけしかけるのですから困ったものです。

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 それでも、大多数の生徒たちにとっては感動の卒業式でした。練習中のいい加減さはここ10年の間で最も酷いもので、こりゃ今年の卒業式はダメかも、と半分以上覚悟していたのですが、その覚悟と緊張感がよい方に作用して、司会者はノーミスで進行することが出来ました。異動した先では一担任からのスタートになるでしょうから、今回が卒業式の司会をする最後の機会だったのかもしれません。卒業生についてはとてもじゃないけどホワイトドットは付けられませんが、卒業式の進行はばっちりでした。気分よく終えさせてくださった神様に感謝。

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コメント

一度 お会いしたことのある 末娘が、めでたく卒業いたしました。義務教育最後の卒業式だからと、父バカぶりを発揮して参加してきましたが、皆大人しかったですよ。田舎なのでおぼこいのかな?
もっとも 我々の世代は、スクールウォーズを地でいっておりましたけど、、、

 きくぞう さん

 ご卒業おめでとうございます。いや、それが普通なんですよ。式をぶちこわすとか、卒業式が終わったから好き勝手に暴れるとかいうのは多くの場合、甘えに過ぎません。スクールウォーズなんて言われた時代は、生徒の方にもそれなりに主義主張があったものです。今は、ただ、見た目と流行、雰囲気だけですかね。

学校は基本的には生徒をすくっていくコミュニティだと思うのですが、一歩それを離れると現実社会は切り捨てていくコミュニティです。本来保護者たる者人生の先達としてそれを教えなくてはいけない存在だと思うのですが…それすら出来ていない人間を「保護」者と呼ぶ事が出来るのかどうかが疑問です。

 すいどう さん

 実際、卒業式で奇声を発したり暴れたりしてる連中が、この先、世間の風は冷たいぞということを一番よく知っているのではないでしょうか。だから不安でいたたまれず、暴れているんだろうと解釈しております。

2枚目の写真を見て思い出したのは、eBay で時々シェーファー万年筆の軸やキャップに MADE IN JAPAN とか Sheaffer Japan と刻まれたものを見かけることです。ペン先はまさにセーラーの万年筆のそれですが、やはり刻印は Sheaffer。そうすると、シェーファー万年筆の MADE IN AUSTRALIA、MADE IN CANADA、MADE IN ARGENTINA などの陰にもセーラーと同じ程度の技術と歴史を持った知られざる筆記具メーカーがそれぞれ存在するということでしょうか。世界は広い・・・のかな?

 yerkes さん

 オリジナリティを発揮できるかどうかは別として、こういうものをこんな風に作ってね、と言われれば、そこそこ器用な人がいる国っていうのは強いですね。なぜIPhoneが中国製か、といえば、中国で作るからこそ、あの品質のものをあの時間で作れるからだというぐらいですから。オリヂナルの技術と歴史はあんまり関係ないのかもしれません。

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