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2013年3月13日 (水)

マル癈

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 ブレてるというより、ピントが合っていないのですけれど、かわいらしい表情が撮れたのでよしとしましょう。お顔が白黒くっきりしているのに体がぼやけているのは、またもエリザベスカラーのお世話になっているからです。首の周りを思いっきり掻いたり、後ろ脚をなめたりかじったりして、あっちこっちに傷をこしらえている彼女。癖のものなのでどうすることも出来ないのですが、傷が治るまでの間だけでもなめるのを防ぐためのカラーです。人間はわかっていてもやめられませんが、犬の場合はどうなのでしょうか。

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 先日のWAGNER名古屋大会、会場に入るなり「これこれ!これあげます!」といただいてしまったのがこちら、オリヂナルの箱に収まったHP-200LXです。会場に居合わせた皆さんからは、パッと箱を見てこれがなんだかわかるっていうのがすでにおかしい・・・・・などと賞賛されてしまいましたが、わかるんです、私には。家にはこんな箱もあるぐらいですから。

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 あの当時でこのお値段ですから、相当に高い買い物だったのですね。あの当時っていうのは、まだインターネットなんてものが一般には普及していなかった時代です。MS-DOS全盛の頃で、日本でPCといえばNECのPC-9800シリーズと決まっていた時代のことでした。まぁ、私はNEC嫌ってEPSON製の互換機を使っていたのですけれど、持ち歩けるコンピュータがあったらいいな、なんて馬鹿なことを考えたのがことの始まりでした。

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 中身は日本語で書かれたカタログです。紙ものなんてすぐに捨ててしまう私ですが、こいつは大事にとってあります。一体何夜、このカタログを見たことでしょう。飽きもせず、小さな文字で書かれたスペックを追いかけ、こいつを持ち歩いてさっそうと「モバイル」している自分を想像しては悦に入っていたのです。ま、アホですね。

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 皮肉なもので、最初はなかなか売れなかった100LX、モデルチェンジして売れ出した200LXからモノクロのカタログになりました。それでも、95LXや100LXがラップトップPCであるomnibookのカタログに「居候」していたのに対して、こちらは単品のカタログとなり、内容もボリュームアップしています。

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 数えてみたらこんなにありました。箱の中身は箱に入ったままですから、恐ろしい話です。黒いボディが100LXで、濃緑の方が200LXですが、実際には黒いボディにややパワーアップした200LX の基板を入れて使うというのが「通」っぽかったので、私もそうしておりました。これだけあって、買ったままの状態というのが1台もないというのが泣かせます。乾電池駆動の非力なDOSマシンで日本語を扱うには、クロックアップなどの改造が必須でした。この中には、液晶の裏にELパネルを内蔵した「内蔵バックライト仕様」なんてモノもあり、ほぼすべて稼働する状態ですが、いざ動かすとなるといろいろと手間がかかります。

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 名古屋でいただいたものは、外箱に「2倍速」なんてシールが貼られています。末期にはこうして、最初から改造されたものがお店に並べられていたのです。小さいボディですけれど中身は本格的な多層のスルホール基板で、米粒ほどの水晶発振子を取り替える作業は手の震えとの戦いでした。新たに取り付ける水晶はオリヂナルのものよりサイズが大きいので、これをうまく収めるのにも一工夫必要でしたし、何より、ケースを開けるのが異様に難しかったのを覚えています。

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 この腕時計、HP-100LXを改造するためのOFF会でいただいたもの。じゃんけん大会か何かの景品だったと思います。一緒に写っているこの個体は最も愛用したもので、中身は200LX の2.27倍速、外装は100LXという、当時としては最高にヘンタイな仕様でした。ボディに貼られているのは、希少な初期のマル癈シール。おそらくは書かれている内容が危ない、ということでモデルチェンジしたのでしょう。

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 広く出回っているシールは、Lunaticの部分が、Hi-jinに変わっています。一部の人たちが楽しんでワイワイやっていたものが一般に広まると、こうしてディチューンされていくのは仕方のないことですが、そうなると最初からかかわっていた連中にとってはおもしろくなくなってくるものです。200LX用の同人パーツなんてものも開発されて、それを買い求めるために東京ビッグサイトでの夏コミに参加したこともありました。次第に裾野が広がりつつある萬年筆趣味の世界。おもしろくないなぁ・・・・・なんて感じる日が来るのかもしれません。

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コメント

私は、200LXからですが
クロックアップして使っていました。
小型で、電池も長くもつので
持ち歩いて使うのに重宝していました。

モデムをつけて、公衆電話から
niftyのフォーラムなどにアクセスしていた
頃が懐かしいです。

LXがいっぱーい。
さりげなく貼られているのも、FHPPCのステッカーとか、◯廃シールは後でクロックアップキットに同梱されたものじゃなくて、初期のタイプですね。
私は100LXの2M、2倍速改造モデルにEPSONのフラッシュパッカー10Mを挿して使っていました。FHPPCにも出入りしていたので、つきみそうさんの書き込みを読んでいたかもしれません。
久し振りに出してみたら、液晶が焼けてきて見辛くなってしまっていました。

すごいにゃ~。ここまで来ると捨てられませんね。あなたそのものでしょう(^^)。うちのはクロックアップがうまく作動しなくなり使えない状態になりましたが、マイクロドライブのタイプⅢカードとかフラッシュパッカーとかまだあるかと思います。この手のデバイスを挿せるノートパソコンもあまり見なくなりましたね。

 ttm さん

 私はこれに、リチウム乾電池を使ってました。普通のアルカリ乾電池より若干軽いやつですね。富士フォルムが扱ってて、あまりにたくさん買い込んだので懸賞でジャンパーをもらったほどです。

 グレーの公衆電話なんてものに、よくつないでましたね。周りからは相当に怪しまれていたはずですが。

 がりぃ さん

 わ、コメントに出てくる単語がすごすぎます。そういう単語を羅列しているとヘンタイだと思われてしまいますねぇ。でも、このマシンとは切っても切れないものたちばかり。私のも液晶、確認してみないといけませんね。

 くーべ さん

 そういえば、ノートPCにもPCMCIAカードスロットのないものが増えましたね。何より、物理的につないであれこれする、ってことが減ってしまいました。このLXで出来たことよりよほどすごいことが携帯電話で出来てしまいますものね。

これよりかなり後になって、銀パソ が流行った頃に、公衆電話にモデムケーブルを繋いでいました。Win95 の頃です。
出張では、そんな姿が見え始めた頃。今じゃ、館内無線LAN完備で、必要なくなりました。遠い昔のことですよね。

 きくぞう さん

 あれ、公衆電話につないでると早く代わってくれという感じでドアを叩いたりする人もいました・・・・・って、そういうブースになった公衆電話自体、もうほとんど見かけなくなりましたね。

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