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2013年2月14日 (木)

やっぱり・・・

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 いかがでしょうか。例によって長女が撮った一連の写真を見ていた飼い主は、知らず知らず満面の笑み。傍から見たらきっと気持ち悪い光景だっただろうと思いますが、頬が緩みまくってどうしようもありません。横たわったまま、お顔がかゆいとゴシゴシしている「くま(仮名)」さんです。

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 ビッグトレドです。実はこの1本、年頭に撮影した「希代の悪習」トレド干支に参加することができませんでした。インナーキャップが割れてしまったので、お正月までには帰ってくるだろうと修理に出したのが11月初旬のことでした。何度もせっついてくれた取り次ぎ店を恐縮させてしまうほどの時間を経て、できあがりましたという連絡をいただいたのが2月初旬でした。

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 修理明細書にある「#900」の「#」を見て喜んでしまうあたりがヘンタイですけれど、喜んでばかりはいられません。吸入機構の内部でインクが漏れていたということは、やはり長いことインクを入れたままにしておいたのが悪かったのだろうなぁ、と反省です。

 キャップ中軸の割れについては、保有しているM800系のうちで20Cペン先のものばかり2本で発生したので、偶然でなければ「外れロット」なんてものが存在したのかもしれません。

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 おなじみ、「メタルの天冠」ですが、インナーが割れてしまうとどうしようもありません。前回、同様の修理をお願いしたときは、中古品ながらも同じタイプのキャップがあるというのでそちらに換えていただきましたが、今回は現行品もしくはその一つ前の「金太郎飴」バージョンかの選択になりました。もうこの先、新しいM800系を買うことなんてなさそうですから、この際と思って最新版のキャップでお願いすることにしました。

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 元の姿を知っていると、どうしても違和感を感じてしまいます。けれども、キャップの形が見た目にわかるほど変わっているわけでもないし、この先、しゅうりといったらこのキャップになるわけですから、まぁあきらめが肝心、と割り切るしかないでしょう。この先、よほど気になるようであれば、日常使いにしているM800から旧タイプの天冠つきのキャップを強奪するという手もあります。いずれにせよ、萬年筆というもの、頻繁に使うのでなければインクを抜いて保管しておくべきものだな、と改めて基本的なことを思い知らされたことでした。

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コメント

ペリカン#600のピストン交換を行った時には,ペリカン日本に電話をかけ,直にやりとりしました。一週間以内に修理完了・返送されてきたのですが・・・

 それら3本のM800系のインナーキャップの割れは、何か物理的に割れてしまうほどのショックが加わったのですか?それとも、科学的な(例えば首軸の先端部に付いていたインクの残りが、インナーキャップの口の部分と長期間触れていたことによる、割れ)ものなのでしょうか。

 手元には、4本のM800系があり、うち2本は、今回割れてしまったものと同じ仕様のものがありますので、気になります。

時代考証的にはズレてしまうのかもしれませんが、今回の様に修理痕?がある個体は大好きです。長い間書き手と連れ添ってきたものにはやはり味があります。このペンも良い歳の取り方をしていますね。

 Ikonta さん

 前回はキャップの交換だけですぐに戻ってきたので多寡をくくっておったのですが、今回は吸入機構もダメだ、となって修理に時間がかかったというのは、ある意味、よく見てくれていたんだなぁ、という感じもします。

 monolith6 さん

 最初に割れたのは東西ドイツ統一記念の緑縞20Cのもので、使用していたインクはPILOTの色彩雫、朝顔でした。今回の個体はセーラーのインク工房で作ってもらった黒インクです。どちらも同じ割れ方で、ペンケースに収めて収納棚に置いてあったもので、さて使うかなとケースを開けたらキャップが外れている、あれ?と見たら割れてた、という次第です。誰かがペンケースごとたたきつけたりしていない限り、外部からの衝撃が加わった可能性はありません。使用しているインクも全く違うタイプのものですので、キャップのロットによるものなのかな、と想像しているわけです。

 すいどう さん

 そうですね。周りの人のとはちょっと違う、ということもありますし、修理したことで印象深くなり、愛着が深まりますね。

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