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2013年2月18日 (月)

都祁

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 めずらしくカメラ目線の「くま(仮名)」さん。不本意ながらケージに入れられているときに、「出る」「出す」「出てくる」なんて単語を家族が口にすると、サッと起き上がったり顔を向けたりするのですが、うまい具合にそのときにシャッターが切れたのです。とっさのことだったのでカメラが動いていて、さしもの優秀なブレ防止も修正しきれませんでした。新しいカメラが続々と出てくる春、より魅力的なカメラに出会ってしまったら・・・・・いや、それでも写真の出来は良くならないでしょうから、むしろ難儀なカメラと付き合い続けた方がいいのかもしれません。

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 その難儀なカメラでも、まぁまぁ目で見たように撮れた1枚。コーヒーを飲むのに使っている木製のカップです。中央の根来塗りみたいな感じの赤いのが私専用。あまりにパチもんすぎて、そこらのお店では見かけません。先々代の校長が、「おまえ、変なモン好きやろ。そんなんいっぱい売ってる店、連れて行ったるわ。」と紹介してくれたお店で見つけて、在庫をすべてお買い上げ、となったものです。

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 先日、妻と久々のドライブを楽しんでいたときに、そのお店の話題が出て、ちょうど近くを通りかかったこともあって、寄ってみようということになりました。カップを買ってからもう5年ほどたっていますけれど、相変わらず怪しさ満点のお店。要するに、こんなん誰が買うねん、と突っ込むためだけに行くようなお店なのですけれど、突っ込むだけではなくてこんなものを買ってしまいました。

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 会計の際、レジのお姉さんに「これ、お使いになるんですか?」と尋ねられてしまいました。スネークマンショウ世代の人間としては、「まっ、まさか。はっはっはっ・・・・・」と答えたいところでしたが、それをグッとこらえつつ、「をいをい、使うかどうかわからんもん売ってんのか」と心の中で突っ込んでおきました。

 買ってきてすぐに、「ちち(仮名)」さんに外袋ごとかじられて、ビニール袋が破れてしまいましたので、別の袋を用意してその中に入れております。かぶせてある外袋の中に、肝心の「粉」が散らばっているのがわかりますが、おかげでとっても刺激的です。いい香りというよりは、目に突き刺さってくるような感じ。ほのかに香るのはいいですけれど、白檀の香りに集中攻撃を受けるととても耐えられない、という感じです。

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 この茶色い粉は、手前の袋の中にも入っています。3年前に鳥取万年筆博士にお邪魔した際、三代目が「これ、今度出すんです」と見せてくださった老山白檀を使った万年筆。それはそれは見事な香りで、内ポケットに挿しておけば体温で香りが立ち上りますよ、ということでした。さらには、注文者には削った白檀の粉も差し上げます、という話でしたが、製品化するとなるといろいろとむずかしいこともあったのでしょう。結局は幾重にも拭き漆を施したものになり、削った粉は香り袋という形で付属。萬年筆の香りが薄くなっていくので、香り袋と一緒に保管してください、ということになったのです。

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 その万年筆博士から送られてきた小冊子、何気なく見ていましたが、けっこう恐ろしいことが書かれているのに今頃気づきました。鳥取万年筆博士に近づいたら同化されてしまいます。この場合、抵抗は無意味で、今までのところ、無事生還したのはケロリンさんだけです。

 あ、忘れてましたが、今日のタイトルは、冒頭のカップや白檀の削りかすを買った怪しいお店がある場所の地名です。読めますでしょうか。

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コメント

こうしてお話を伺っていると万年筆博士では、先代の継承という形ではなく一人の職人としての確立を目指しているのがよく分かります。
先代の築いた基盤に安易に乗らない、という姿勢は凄いとしか言い様がありません。
どこかの国の政治家に習わせてあげたいです。

 すいどう さん

 どこかの国の政治家さんたちも、先代や先々代が偉大すぎると結構大変みたいですね。

 先代職人の田中さんが作ったペンを知る人たちは、3代目はまだまだ、とおっしゃいますが、だからこそ、という気がします。資金が出来れば、また1本お願いしたいと思っています。

読めなかったので調べてみました。
奈良だろうと予測はしていたのですが。
そんなツッコミどころ満載のお店、興味深々です。
連れていっていただきたいくらい。
「ちち(仮名)」さんが齧りたいほど匂いが魅力的だったのか、
「ビニールにはおいしいものが入っているはず」
で齧って後悔した
(犬の嗅覚を考えると)のか気になるところです。

 あずみ さん

 そのお店の名はショッピングプラザたけよし。
 http://www.e-takeyoshi.jp/campany.html
 車をでしたら、名阪国道(国道25号線バイパス)の針インターチェンジをおりてすぐ南側にある南都銀行の向かいです。公共交通機関利用でしたら、近鉄、JRの天理駅から奈良交通バス、あるいは近鉄大阪線の榛原駅からこれも奈良交通バス。「針インター」ですかね。とってもとっても不便なところです。

 白檀はいい香り、と誰もが思いますけれど、いや、実に強烈です。彼女もきっと後悔したはずです。

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