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2013年2月

2013年2月28日 (木)

中庸の徳

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 例によって鬼に金棒のクッションを枕にお休み中の「くま(仮名)」さん。飼い主は何もくれない、遊んでもくれないと判断したら、すぐさまこの体勢。あとは、ビニール袋をカシャカシャいわせる音や、おいしそうな匂いにしか反応しません。

 F550で撮るとなぜか白ぼけたような感じになるので、これはもっと修練を積まなくては、と思っていたのですが、今のカメラだと何も考えなくてもこの程度には写ります。当分はこのカメラで行けそう、ただし重いのが難儀やなぁ、と思っていましたら、我らがSONYさんがこんなものを出すのだとか。家で撮るのと持ち歩くのと・・・・・なんて考えるのはよくありません。

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 採点に使っている萬年筆をスーツの内ポケットにさしたまま帰宅してしまったので、同じ国産萬年筆で黒インクが入っているものを引っ張り出してきて記念撮影です。このペンには、極端に太いのとか細いのとか、そういうペン先はありません。採点中に紙粉が詰まったのでインク吸入をしたのが運の尽き、ペン先が魔女のかぎ鼻みたいになってしまったのを、中古ショップで手に入れたペン先と交換したものです。黒字を書いた細い方も、同じように普通ではないペン先になっています。

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 修理に出したら断られること間違い無しのペンですので、ペン先の一部だけをアップにしてみました。超高速で採点するときに使う赤い方は、そこら中にインクが付着しておりますし、実際、採点が終わると結構手指が赤くなっております。一方の黒字を書いている方は、一生かかっても吸い込んだインクを使い切ることなどできないのじゃないかと不安になるほど、ペン先は細く、1年近く前に吸入したままほったらかしにしてあったにも関わらず、キャップをとってすぐに書き出すことができました。

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 楽しいペン先交換ですが、私のようにうまく交換用のペン先に出会えることはむしろ稀でしょう。コースのペン先などは、SNSで知り合いの人が「売ってるの見たぁ!」と書かれたのを見てすぐに注文して手に入れたものです。何より、普通の人はペン先を引っこ抜いて・・・・・なんてこと考えもしませんね。太すぎたり細すぎたりするよりも、普通の字幅の方が使いやすいですし。

2013年2月27日 (水)

B

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 肉球が強調された「ちち(仮名)」さんの写真。撮った覚えがないので、寝ぼけて撮ったのか、長女が撮ったものか、そのあたり判然としませんが、よく撮れているので多分長女が撮ったものでしょう。私にはこういうのは撮れないはずです。

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 大阪の地下街を歩いていて、ふと目にとまった貼り紙。ここにあったお店が閉店したという告知なのですが、問題はそこではありません。最後にあるお問合せ先、個人的にはここが一番の「ツボ」でした。世の中でブラック企業がどうのこうのと喧伝されている中、こういう屋号でやっているというのは実に天晴れです。黒はいい色だと思いますし、黒という色が持っているイメージも最高に好きです。そんな私は、たぶんおなかも黒いのでしょう。

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 月曜から今日までの3日間、定期考査でしたので、毎時間試験監督をして、生徒たちがテストに取り組んでいる机の間を巡視していました。ほとんどの生徒がシャープペンシルを使っているのですが、おもしろいと思ったのはその芯です。試験中の机の上には、基本的に筆記用具と消しゴムしか出しておけませんが、シャープペンシルの替え芯が入ったケースはOKです。それが普通だろうと思っていたHBではなく、Bや2Bといった硬度の芯が幅をきかせていたのが意外でした。あと、ケースの色も、各メーカー、硬度がBにいくほど暖色系、Hにいくほど寒色系になる傾向があるのではないか、という印象を持ちました。

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 萬年筆趣味の世界では、ヌラヌラドバドバなどといって幅をきかせていた太字系にかわり、細字系が勢力を伸ばしてきているようですが、シャープペンシルの芯に関してはより柔らかく濃いものが伸してきているのでしょうか。萬年筆を好むような人たちがシャープペンシルを使う場合、柔らかく濃くなめらかな芯を選ぶ傾向にある、と認識しておりますが、生徒たちはどのような理由でBや2Bを選んでいるのか、さすがに試験中には聞けませんでしたので、後日、それとなく聞いてみたいと思っております。

2013年2月26日 (火)

消えた

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 相変わらずカメラを嫌がる「くま(仮名)」さん。撮影体制に入ると、よりいっそう深く顔を埋めようとします。そこを下からのぞき込んで、嫌がって「ふぅっ」とため息をついているところをパチリ。手ぶれが軽減される分、少しはくっきりと撮れるようになったような気がします。あと、このカメラの問題点としては、広角側いっぱいまで広げたからといってそのままではマクロ撮影が出来ないところ。ダイヤルを回してモードを切り替えてはじめて、マクロ撮影が可能になるというのが、RICHOのカメラを使っていた者としては不便としかいいようがありません。

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 とっても簡単に組み立てられる電子キット。この日の師匠の記事にがりぃさんがコメントを寄せられていたのを見て、こりゃおもしろいと早速注文してみたものです。 基板に開いた穴にパーツの足を差し込んで反対側で半田付けするだけ。昔だったらユニヴァーサル基板を使うところでしょうが、最近はこんなものでも専用の基板を起こしてしまうのですね。

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 緑色の板に穴が開いているようにしか見えませんから、初心者には訳がわからないでしょうね。こうして光にかざしてみれば、基板内部で配線されていることがわかります。大昔はそこのところを理解するために汎用の基板でえっちらおっちら作らされたのでしょうが、最近はまず作る楽しさを味わってもらって、そこ先、構造や原理に興味を持ってもらいましょう、ということなんでしょう。

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 脂入り半田が溶けるときにはこうして煙が上がるので、びっくりして半田ごてを離してしまう人が大変多いですが、そんなことは気にせず、しっかりと半田ごてをあて続けること、それが半田付けのポイントですね。昔と違って部品も熱に強くなりましたから、遠慮はいらないのです。

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 完成した状態のイメージ。これは半田付けをする前に撮ったものです。電池ボックスに単4電池を入れ、左のスイッチを押すと、押している間だけ電流が流れる、というもの。これだけでは何の役にも立たないので、流れる電流を使ってくれる負荷が必要です。で、今このキットを買うと、電流が流れると熱くなる「ポリスイッチ」なるパーツがおまけでついてきます。

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 このポリスイッチ、電池の横のスイッチを押すと、瞬時に熱くなります。フリクションボールのインクを消すためには65度が必要ですけれども、実際、それ以上ではないかと思うほど、触っていられないぐらいの熱さになります。おしりに付いているラバーでこするためには、しっかりと紙をおさえておかなければなりませんが、この電子消しゴムを使うと、筆記線の上を軽くなでるだけで消えますので、それなりに便利です。

 片手でカメラを持ち、片手で字を消しているところです。おしりのラバーでこすっているとき、もう一方の手はカメラを持っていますので紙をおさえられず、紙が逃げるのでしっかりとこすることが出来ません。ですので、こすっているように見えても筆記線が消えないのです。撮り方が下手くそなのでお見苦しいかとは思いますが、電子消しゴムの軽い消し味(?)をご覧ください。来月の名古屋大会にも持参する予定ですので、こいつを何とか筆記具っぽい入れ物に収めるアイディアをお持ちの方、ぜひぜひチャレンジしてみてください。

2013年2月25日 (月)

木田!

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 犬が耳を寝かせるのは戦闘態勢をとっているのだ、と言いますけれど、この目、これは甘えているようにしか見えませんね。飼い主の懐に飛び込んで遊んでもらう、そのことがワンコにとっては獲物を狩るのと同じような意味を持っているのでしょう。うちのは駄犬ですけれど、麻薬犬とか警察犬とか、そういう立派なワンコも、遊んでもらえるからこそしっかりお仕事をするのだそうです。トレーナーに求められる資質は体力。犬と遊ぶのは大変ですからねぇ。

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 昨日の木を撮ったところで振り返るとこんな風景です。周りは全部高層ビルで、すり鉢というよりコップの底みたいなところに何軒か民家、あるいは民家風のお店が固まっています。実際ここは大阪市内、バリバリのビジネス街に隣接したエリアで、平日であればビジネスマンやOLさんが颯爽と行き交うであろう界隈です。

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 y.y.ペンクラブ制式うどん店である「梅田葉隠れ」で修行していた人が独立して開かれているお店、それがここ、江戸堀 木田さんです。これまた大阪の人なら知らない方がおかしいというかやくご飯の名店「大黒」の次男坊さんがやってらっしゃるお店です。梅田葉隠れにお邪魔すると、むちゃくちゃ狭いお店の中に、ある種の緊張感が漂っておりますが、こちらのお店は広さは似たようなものながら、グッとリラックスしたムードでお食事が出来ます。

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 梅田葉隠れで修行していた人が独立したお店、というのは今のところ3軒。五條にある「雅流」さんでは、食べ方を指導されることがありません。薬味をのせて、お醤油をかけてお召し上がりください、というだけです。一方、こちらのお店ではしっかりと「指導」が入ります。知らん顔して、「はじめてです」と言えば、親切丁寧に解説しながら目の前で仕上げてくれます。

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 辛子味噌でいただくおでん。とってもおいしいので、この際「おでん」でも許しましょう。こういうのをいただきながら待つことしばし、生じょうゆうどんがやってきます。薬味の盛り方、スダチの絞り方、お醤油のかけ方(黄金の2往復半)も全く同じ。違うところは、梅田葉隠れの大将と比べてぐっとぐっとソフトムードであること。いや、梅田の大将もお客さんにはとっても親切で優しいのですが、私はいつも緊張してしまいます。なんせオモロイことを言ってくるので、うまく返せなかったらどうしよう、と思うとうどんを楽しむどころではないのです。

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 そのせいでしょうか、私も妻も、「梅田葉隠れよりおいしいかも」なんてことをと思ってしまいました。味覚なんて、その日の体調やお店の雰囲気でいくらでも変わりますし、何より味覚音痴の私が感じたことですから全然アテにはなりませんが、事実として、私たち夫婦は梅田よりもおいしく感じてしまった、ということです。こうなると、また梅田にもお邪魔して食べ比べないといけませんね。

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 で、うどんとは全然関係のない話題ですが、いいですね、このシーリングワックス。ウォーターマンのエドソンをこよなく愛する青年が送ってくれた手紙に施されていた封蝋です。最近は郵便物も機械処理されるので、機械の中を通るときにワックスが割れてしまうのではないか、と心配されていましたが、これこの通り、きれいなままの状態で届けられました。

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 で、うどんの話も出たことですし、失礼とは思いながらも、この封蝋を思いっきりこね回してみました。讃岐うどんは足で踏みつけるといいますが、それほどではないにせよ、思いっきり封筒を曲げたりゆがめたり、シーリングが割れるかもしれない、ということをいろいろ試してみました。で、この通り。実はこのトーチャーテストのあと、先のアップを撮ったのです。とっても優れたシーリングワックス、そして器具を使われているものと思われます。若い人には負けてられないので、明日は私もひとつ、「器具」を作って実験してみようと思っています。

2013年2月24日 (日)

木だ!

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 いやがりながらも抵抗むなしく点耳薬をさされてしまう「くま(仮名)」さん。がっちりとおさえられてはいても、結構動きのある状態です。顔がフレームに収まるようにとカメラを動かすので、結局はブレて使い物にならない写真が撮れることがほとんどでしたが、ブレに関しては良く抑えてくれています。行き当たりばったりに写真を撮る者の味方ですね。

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 昨年の秋に発売された、PILOTフリクションボールの高級版、ウッドです。グラデーションになった金属軸を持つメタルと、こちらのウッド、いずれにしようかと悩んだ結果、まずはウッドに決定。さらには木の部分がライトな色調の茶色い軸のものと迷って、最後は写真のダークなウッドに決定。胴軸後半部の黒い部分がマット調だったことが決め手になりました。

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 書いた文字を消すことができる、だから署名や大事な文書には使うことができない。そういう3色ボールペンで、相当に可愛くないお値段。けれども、いまだに入手難な状況もあることを考えると、そこそこ受け入れられ、売れているのでしょう。

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 お尻に付いているラバー、これがこのペンの売りですが、こういうものが付いていると、どうしても高級な感じから離れてしまいます。かといって、キャップを付けたりすると使い勝手が損なわれてしまいます。素人考えだと黒いラバーの方が良かったのでは、とも思いますけれど、多分、色々検討した結果、この色、形がベストと判断されたのでしょう。

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 このペンを買った日、大阪市内を歩いていて見つけた木。文字通りビルの谷間に何軒かの昔からのおうちがあって、その一角にこの木が生えています。隣に寄り添うように見えているのは小さなお社。木つながりで、この撮影場所で振り返ったところにあるお店を紹介したいのですが、長くなりましたので明日に。

2013年2月23日 (土)

Last

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 朝ご飯はもらったけれど、まだお散歩に連れて行ってくれる長男が姿を見せません。仕方がないので、目の前に座っている次男と遊んでいるつもりの「ちち(仮名)」さん。彼女の甘噛みが怖いので、次男は滅多に触りに行きませんが、そんな「遊んでくれない」人でも、ケージの前にいてくれれば、それだけで彼女は心が落ち着くようです。今はまだ眠たい感じですが、もう少し意識レベルが上がってくると、目の前にある小さなお人形をパクッといくはずです。

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 朝刊の配達が終わる頃に帰宅して、とりあえずこの写真を撮り、Blogに寄せられたコメントにお返事をしたような記憶はあるのですが、その後のことはわかりません。変な姿勢で倒れ込んでいたので猛烈に肩が痛い、と思いながら目覚めたらお昼前でした。

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 ぜったいに遅刻したらあかんなぁ、と思って気合い十分で宴会場に着いたら1番。左側のお誕生日席に座らせてもらってしばらく待っていると、ほどなく、若い人たちが集まってきました。今の勤務先に赴任した年に担任を持った生徒たちが、ひょっとしたらこの春で異動になるかもしれないという話を聞きつけて同窓会を開いてくれたのです。

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 これは2次会が始まる前のショットですが、こんな感じで夜が更けるまで、というよりも朝が来るまでわいわいやっておりました。

 この人たちを担任したのを最後に、学級担任というものをしておりません。私の業界は異動したら一からスタート、というのが普通なので、異動先で担任を持たせてもらえる可能性はありますが、歳が歳なのであんたは何とか主任でもやっといてください、なんて言われてしまう可能性も大。そうなると、本当にこの子たちが人生で最後に担任した子たち、ということになってしまいます。

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 それにしても、何にもしてあげられなかったのにこれだけ盛大な会を開いてもらえるなんて、なんと幸せなことかと思います。今も生徒たちには、学校の先生になるのはやめた方がいいよ、と話していますが、その話の最後には必ずひとこと、でも、ほかの仕事では多分味わえないような幸せもないことはないけど・・・・・と付け加えるようにしているのです。

 ありがとう。

2013年2月22日 (金)

りんご

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 手ぶれ補正が強力なカメラ、ということで買ったオリンパスのSH-50。動き回る「くま(仮名)」さんを追いかけながらの片手持ちでこんな結果です。手ぶれしないようにしっかりとカメラを保持する、っていうのは最初にカメラをもったときに教わる話ですが、40年近くカメラを触っているのに未だにきちんとできません。昔のファインダーを覗くカメラですらそうだったのですから、離れて液晶見るようなカメラだとなおさら。この先もっと歳を取って筋力が衰えると、さらに難しくなるでしょう。

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 先日の萬年筆研究会でN御大からいただいた「りんご」です。これでシャープペンシルとは恐れ入りますね。実際に芯を繰り出して書いてみると、思ったよりも・・・・・どころか、ごくごく普通に書けてしまいます。こいつをいじりながら、一方でiPhoneのソフトウェアアップデート。いままでiPhoneのアップデートをやって無事に済んだことはまずありませんが、ここのところ不調で、電話としてうまく機能しなかったり、スマートホントしてもネットにつながらなかったりと散々な状況ですので、失敗して復元することになってもいいや、という覚悟です。

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 何とも芸が細かいというか、この画面が出ているときには左上の歯車がぐるぐると回っているのですね。そういうことよりも、アップデートが確実に(失敗なく)実行できるようにしてもらいたいなぁ、と思いながら、待つことしばし。実際には、リンゴのシャープペンシルをいじり倒していますから退屈しませんし、気がついたら終わっていた、という感じでした。こんなにすんなりとアップデートが終わったのは初めての経験です。

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 オッサンの無骨な手で持ってもこんな感じ。リンゴの下の方を指で支えておいて、親指でノックする、ごく普通のシャープペンシルを使うのと変わりません。リンゴのヘタというか、木とくっついていた部分がノックボタンですね。ごく自然な造形ですが、じゃあお前は思いつくのかと言われれば、まさか、とんでもない、となります。何でも最初に考えた人はエライですね。

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 ヘタをはずすとこんな風に芯を入れることができます。こんなに小さいのに前から入れるのではなくて後からというのがいいですね。写真はわざと芯を取りだしてみたところですが、普通の状態でも透明なチューブの奥の方に芯が見えています。ノックボタンを押して芯を引っ込めると、その見えていた芯がグンと手前に来て、このペンシルの小ささを実感します。

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 左手でカメラを構えて、ほとんど見えない液晶画面でだいたいのあたりをつけて撮ってももこんな感じ。ブレまくっているのでしょうけれど、カメラが何とかしてくれています。芯の先にたまたまピントが合ったので、リンゴと指がボケた感じになっているのもいい感じです。光の当たり方を考えて撮ったらもっと良かったのでしょうけれど、これが横着な撮り方らしいところともいえます。週末は新しいカメラを相棒に、あちこち出かけることになりそうです。

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2013年2月21日 (木)

フライング

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 え、それ何?・・・・・新しいカメラに興味を示している「ちち(仮名))」さんです。土曜日に発売される新製品を注文しておいたら、入荷してすぐに手にすることができましたので、早速撮影開始です。文化が違うというか、操作方法が違うので戸惑うばかりですが・・・・・。

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 あまり嬉しくないお話で一躍その名をとどろかせた会社のカメラ。「一瞬の差に、まだ泣くのですか?」というコピーが強く印象に残る会社ですが、銀塩の時代から今まで一度も所有したことはありませんでした。コンパクトデジタルカメラというぐらいですから、パッケージも小さいですね。邪魔にならなくていい感じです。

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 カメラ本体の他には、充電池と充電用のACアダプタ、ストラップ、タッチ操作用のスタイラス、あっさりしたマニュアルとCD-ROM、登録はがきと保証書、といったものが入っています。マニュアルが簡便なのでCD-ROMの中を覗いてみたのですが、印刷されたものをそのまま電子化しただけのものでした。とにかく何でもかんでもお任せのカメラなので、いじるところはいっぱいあるけれど思ったようには設定できない、あるいは設定の仕方がわからない、ということの連続です。機械モンに弱いのでしょうがないですね。

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 ストロボは必要なときに自分でポップアップさせるタイプ。35ミリ版換算で広角25ミリから望遠側は300ミリまで。私は銀塩カメラの時代にもタムロンの28ミリ~300ミリなんてレンズを使っておりました。腕がないのでカメラ側に高機能を求めざるを得ないのです。引いたり寄ったりするのではなくてウィーンウィーン、という横着な撮り方。実際、この仕事をしておりますと多人数をまとめて撮ることもあれば、遠くのものを引き寄せたくなることもあり、しかも撮影チャンスは一瞬。作品ではなく記録。それがカメラ選びの規準になります。

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 この機種も最近の傾向通り、カメラ本体に充電池をセットした状態でカメラにUSB充電器ケーブルを挿して充電するというタイプです。別売りの充電池と充電器のセットを買っておいた方が良さそうですが、どうせ出歩くときにはiPhone用に充電池を持ち歩くのですから、むしろこういう仕様の方が便利なのかもしれません。

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 影ができるほど近くでストロボを焚いて撮影。この距離でストロボ撮影できるならよしとしましょう。これまで使ってきた富士フイルムのF550EXRよりもいろいろなシーンでピントが合いやすく、手ぶれ補正も強力ですので、私のようにカメラを構えることすら満足にできない人間にとっては頼もしい相棒になってくれそうです。

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 名古屋大須の某店で店長さんに調整してもらったエウロパ。これはストロボ無しでの撮影ですが、まぁまぁですね。典型的日の丸写真で、インク窓とかキャップのためのねじを切ってあるあたりにピントが合っていて、ペン先がボォっと写っています。逆に言うと、ペン先にしっかりピントを合わせておいて日の丸構図に戻せば良いということでしょうか。その辺は使いながらこの機種なりのクセのようなものに慣れていくしかありません。ここしばらくは、新しいおもちゃを買ってもらった子ども、という状態が続きそうです。

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2013年2月20日 (水)

はしか

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 飼い主が帰宅すると大騒ぎする「くま(仮名)」さんですが、ひとしきり遊んでもらっておやつをいただいたら、もう飼い主に用はない、ということで一心不乱に寝ております。「ちち(仮名)」さんの場合は寝ていても飼い主と目が合うとムクッと起き上がるのですが、そんなことをしても遊んでもらえるわけでもないし・・・・・という割り切りというか、悟りのようなものが感じられます。人間でも若い人より歳をとった人の方がいろいろと「ズルい」わけですが、犬も同じだというのがおもしろいですね。

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 水曜日の大須は本当にひっそりとしています。大須に人が集まる、その中心となるコメ兵がお休みですので、それにあわせてお休みしているお店も多く、あまり人が来ないのだそうです。われらがペンランドカフェも水曜は定休日ですが、それをうまく使って「朗読会」が開催されました。

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 テーブルの配置をかえて客席とし、20名あまりの人間が「聞く」ためのスペースを作り上げています。私は撮影場所よりさらに右、お店の一番奥の隅に陣取って聞かせていただきました。その場所からですと、朗読されている方のお姿は見えません。そのことがかえってよかったと感じられる、読み手の正面にいても目をつぶって聞きたいと思ってしまう、そんなひとときでした。

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 午後5時から小一時間ほどの朗読会が終わった直後、ホッとされている読み手のお二人。動きがあるのと撮り手がへたくそなのとでブレブレですが、左の西澤瑞紀さんなんて、解放されたぁ、っていう晴れやかな表情がすばらしいですね。右側、横顔はもう一人の読み手、尾藤涼和さんです。お二人とも開演前は、早く始まらないかなぁ、と緊張の面持ちでしたが、いざ本番となると実に落ち着いたもので、見事な朗読を聞かせてくださいました。さすがです。

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 最初は尾藤さんによる「待つ」、続いて西澤さんが「燈篭」、そして最後に再び尾藤さんで「桜桃」、以上三つの短編が朗読されました。太宰というだけで、名古屋まで聞きに行きたい、そう思ってしまったのです。朗読が終わった後、コーディネーターを務められた青木先生から太宰について、玉川上水とか桜桃忌とか、外すことの出来ないキーワードを含めて簡単な解説がありましたが、え、そんなこと知らない人もいるのかぁ・・・・・というほどに、実は私、太宰にハマっていたのです。「太宰ははしか」という言葉は、おそらくこれから先も、ずっといわれ続けるだろうと信じています。

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 朗読会が終わった後、階下のラーメン店でアマチンさんたちとラーメンをすすって、もう何杯目???という地元のスペシャルラーメン魔神ともお会いして、気分よく名古屋を後にしました。この朗読会、是非一度お聞きになることをおすすめします。次回は3月27日、午後6時からの開催が予定されています。

 すばらしいひとときを提供してくださったお店のオーナー、店長はじめお店の皆さん、そして劇座の皆さんに、感謝。

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2013年2月19日 (火)

負のループ

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 帰宅した長女に無言で甘える「ちち(仮名)」さん。おとなしく寝ていたのに、玄関の鍵が開けられる音で目を開け、長女が廊下を歩いてくる音に反応して起き上がって賢くお座りしていたのです。犬が本当に賢いなぁと思うのは、家族の足音などをきちんと聞き分けることです。ガレージに車を入れる音で飼い主が帰宅したのを知り、お座りをして待っているそうですし、朝などは長男が階段を降りてくる足音で散歩に行く準備をしています。

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 外出のお供として手放すことの出来ないモバイルバッテリー。かつて三洋電機がエネループとして世に送り出したものですが、それをほとんどそのまま、ワイヤレス充電対応としたものです。トヨタとか松下とか、メジャーなメーカーは嫌いな私ですけれど、こればっかりはモノがよく、ほかに代わるべきモノがないので「仕方なく」愛用しています。

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 わざわざバッテリーを持ち歩くのは、外出時にiPhoneの電源を確保するためです。iPhone自体にもバッテリー付きケースを装着してあるのですが、これだけで1日持ち歩くのは少し心許ない感じです。スマートホンというやつ、知らぬ間にけっこう通信をしているものですから、それほど使い倒したつもりでなくても電池残量がわずかになっていて心細くなることがよくあります。

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 しかし、充電式のバッテリーは愛用すればするほどヘタってくるもの。容量5400mAと、本来であればiPhoneとバッテリー付きケースを併せて2回近く充電できるはずですが、最近は1回がやっと。そんな折、容量8100mAのものを安く手に入れることができました。ズボンの尻ポケットに収まる大きさなので、バッグを持ち歩かない私でも大丈夫です。ただし、きちんとした格好をしている人にはまったくお勧めできません。こんなモノをポケットに入れたら服のシルエットが台無しになってしまいます。

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 電車で移動しているときなど、バッテリーケース付きのiPhoneとモバイルバッテリーを重ねて手に持って、Webの閲覧をしたり暇つぶしをしたりすることができます・・・・・って、それがいちばんバッテリーを消費するわけですから、それをやめればこんな重いモノを持ち歩く必要がなくなるのではないか、というのは、落ち着いて考えなくてもわかることです。

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 電車の中で音楽を聴きながら、必要なときに電話をかける程度の使い方なら、予備の電源など必要ないのです。何かと便利だし、暇つぶしも出来るし、ということで持ち歩いているスマートホンが電池を食うから、予備の電池を持ち歩かなければどうしようもない、っていうのは、何とも愚かしいことですね。解決策はただ一つ、スマートホンを捨てることです。

2013年2月18日 (月)

都祁

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 めずらしくカメラ目線の「くま(仮名)」さん。不本意ながらケージに入れられているときに、「出る」「出す」「出てくる」なんて単語を家族が口にすると、サッと起き上がったり顔を向けたりするのですが、うまい具合にそのときにシャッターが切れたのです。とっさのことだったのでカメラが動いていて、さしもの優秀なブレ防止も修正しきれませんでした。新しいカメラが続々と出てくる春、より魅力的なカメラに出会ってしまったら・・・・・いや、それでも写真の出来は良くならないでしょうから、むしろ難儀なカメラと付き合い続けた方がいいのかもしれません。

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 その難儀なカメラでも、まぁまぁ目で見たように撮れた1枚。コーヒーを飲むのに使っている木製のカップです。中央の根来塗りみたいな感じの赤いのが私専用。あまりにパチもんすぎて、そこらのお店では見かけません。先々代の校長が、「おまえ、変なモン好きやろ。そんなんいっぱい売ってる店、連れて行ったるわ。」と紹介してくれたお店で見つけて、在庫をすべてお買い上げ、となったものです。

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 先日、妻と久々のドライブを楽しんでいたときに、そのお店の話題が出て、ちょうど近くを通りかかったこともあって、寄ってみようということになりました。カップを買ってからもう5年ほどたっていますけれど、相変わらず怪しさ満点のお店。要するに、こんなん誰が買うねん、と突っ込むためだけに行くようなお店なのですけれど、突っ込むだけではなくてこんなものを買ってしまいました。

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 会計の際、レジのお姉さんに「これ、お使いになるんですか?」と尋ねられてしまいました。スネークマンショウ世代の人間としては、「まっ、まさか。はっはっはっ・・・・・」と答えたいところでしたが、それをグッとこらえつつ、「をいをい、使うかどうかわからんもん売ってんのか」と心の中で突っ込んでおきました。

 買ってきてすぐに、「ちち(仮名)」さんに外袋ごとかじられて、ビニール袋が破れてしまいましたので、別の袋を用意してその中に入れております。かぶせてある外袋の中に、肝心の「粉」が散らばっているのがわかりますが、おかげでとっても刺激的です。いい香りというよりは、目に突き刺さってくるような感じ。ほのかに香るのはいいですけれど、白檀の香りに集中攻撃を受けるととても耐えられない、という感じです。

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 この茶色い粉は、手前の袋の中にも入っています。3年前に鳥取万年筆博士にお邪魔した際、三代目が「これ、今度出すんです」と見せてくださった老山白檀を使った万年筆。それはそれは見事な香りで、内ポケットに挿しておけば体温で香りが立ち上りますよ、ということでした。さらには、注文者には削った白檀の粉も差し上げます、という話でしたが、製品化するとなるといろいろとむずかしいこともあったのでしょう。結局は幾重にも拭き漆を施したものになり、削った粉は香り袋という形で付属。萬年筆の香りが薄くなっていくので、香り袋と一緒に保管してください、ということになったのです。

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 その万年筆博士から送られてきた小冊子、何気なく見ていましたが、けっこう恐ろしいことが書かれているのに今頃気づきました。鳥取万年筆博士に近づいたら同化されてしまいます。この場合、抵抗は無意味で、今までのところ、無事生還したのはケロリンさんだけです。

 あ、忘れてましたが、今日のタイトルは、冒頭のカップや白檀の削りかすを買った怪しいお店がある場所の地名です。読めますでしょうか。

2013年2月17日 (日)

ようやく玉を開く

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 あぁ~、クッキーモンスター可哀想にぃ、などという声を聞いて、「えっ?」と顔を上げた「ちち(仮名)」さん。クッキーモンスターが彼女のケージに入ってもうかなりたちますが、いまだにしっかりと原形をとどめていますし、特徴的なお目々も食いちぎられてはいません。同じぬいぐるみであっても、お気に入りとそうでないものといった違いや、その場で解体されてしまうものや長く原形をとどめてつきあっていくものなど、犬とぬいぐるみとの関係でも、いろいろと好みや付き合い方というものがあるようです。

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 先日の神戸大会で某Fさんからいただいた海洋堂のフィギュア。さて、今回は何が入っているのかな、と思いつつ、いざ組み立てるまでは中を確かめることなく、そのままおいておきます。日曜日などはたっぷり時間があるので、フィギュアを組み立てるのにいい日です。

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 ということで、今回はヱヴァンゲリヲンから惣流・アスカ・ラングレー(旧称)、化物語だったと思うのですが、神原なんとかという女の子、そしてもう一体、あぁこれ、見たことあるけど何だったかな、ここまで出てるんだけど、と苦しくなってしまう、剣を持った女性です。

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 ま、こういうこともあります。ヲタク属性ですけれども、そんなに詳しくはない私ですから、キャラクターを見て「これは何々」なんて言い当てられるわけはありません。ま、その方が普通の人だと世間では言われております。

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 で、こちらがフィギュアと一緒にいただいた、問題のボールペンです。よくある、てっぺんにチャームが付いたものですけれど、これが実によくできております。京都にある村田製作所のイメージキャラクター、ムラタセイサク君がついているのです。

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 最近はムラタセイコちゃんというキャラクターもいるようですが、自転車をこいでいる姿があちこちで目撃されている彼の方が圧倒的に有名ですね。ややこしいことに京都には、こちらもその筋では超優良企業である村田機械さんもあって、そちらはムラテック。一時は呼称その他を巡ってぎくしゃくしていたこともあったと記憶していますが、最近はそれもないようです。

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 軸にもしっかりとお名前、そしてトレードマークである自転車に乗っている姿ががプリントされています。ベースとなっているのは、三菱鉛筆のユニ クリフターです。厚みのある用箋ばさみなどにもクリップで挟んでおけるので、私の業界でも重宝しそうです。 職員室においておくと、いつの間にかどこかへ行ってしまうので、これは自宅用ですね。

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2013年2月16日 (土)

反応しまんねん

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 昼下がり、という言葉がぴったりの「くま(仮名)」さんの寝姿。夕刻、お散歩に出かけたときにさかんに頭を振るので、耳に異物が入ったんじゃないかと疑う長男。その報告を受けてお医者様に連れて行きましたら、耳を触られただけで珍しくうなり声を上げる彼女。耳の中をこすった綿棒にはたっぷりと膿が付着しておりましたので、またもや彼女の大嫌いな点耳薬での治療開始です。正直、猛烈にいやがるのでうまく薬をさしてやれるものか心配ですが、頻繁に頭を振る様子からして相当の痛み、あるいは違和感を感じているはずです。彼女は抜群に可愛らしい(親ばか)だけに、皮膚のトラブルなどはしょっちゅう。よくよく観察してケアしてやらなければいけません。

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 お好み焼き食べたいなぁ、と言う声で、家族全員が車に乗り込んで出発。家族が意図していた店とは反対の方角に車を走らせてしまった大ボケの私でしたが、信号待ちの間に、「そういえばこの先に・・・・・」と、昭和の香りたっぷりのお好み焼き屋さんがあったことを思い出しました。その名も風月というお店ですが、大阪鶴橋にある有名なお店とは何の関係もないようです。写真はそのお店に飾られていた額。漢字の部分を見て一瞬「!」となってしまうのはやっぱりヘンタイだからなのでしょうか。

 お店の暖簾をくぐると、「めしや」という暖簾をさげたお店にあるような、おかずの入ったケースがあります。魚を煮付けたものとか、野菜のおひたしとか、さまざまな煮物など。そう呼びたくはありませんけれど、おでんもあります。だし汁がしみてしみて、「よぅシュンでるわぁ、これ」と声を上げてしまうほどのでき。おでんを何品か頼んでおいて、各自がお好み焼きを1枚ずつ、さらにはソース焼きそばまでたのんで、樋口一葉でおつりが来ます。

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 樋口一葉だから、というわけでもないのですが、マルーン軸のセーラー、プロフィットスタンダードです。昼間、あちこちと整理をしているときに手にとった同じセーラーのキングプロフィットの感触が手に残っていて、こいつを手にとったときに「軽っ」とつぶやいてしまいました。小ぶりなのですから軽いのは当たり前ですが、どうも自分には合わない感じがいたします。軽いペンでも、Auroraオプティマのようにとても良くなじむものもありますから、絶対的な重さだけではなくて、軸の太さとかバランスとか、そういったものも関係しているのでしょう。

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 初めて見る萬年筆を前にして、ヘンタイさんが必ずといってやるのがこれ。その結果、こんな風に尻軸の側が大きく浮き上がってしまうペンは良い評価を得にくい傾向にあります。実際それは握ったときのバランスにも影響しますので、単にペンを机に置いたときの見た目だけの問題ではありません。親しくしていただいている萬年筆の達人などは、古くからこの問題を改善する手立てを見つけられています。

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 これがキングプロフィットともなると、何にもしなくてもこのぐらいは「下がって」います。キャップの方が胴軸よりも径が大きいのですから、普通に置いたらお尻の方が机から離れるのは当たり前なのですが、手持ちのものを何本か試してみると、こういう僅かな隙間すらないほどに胴軸がぴったりと机につくものも存在します。何の先入観もなく握って書いてみたとき、あ、これいいなぁ、と思うペンは、たいてい机に置くとお尻の方が下がっているようです。

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 大きさの比較。キングとスタンダード、名前の違いは伊達ではありません。スタンダードもけっして小さなペンではありませんが、キングプロフィットと並べられたらたまりませんね。自分は小ぶりなペンの方が手に合うとおっしゃる方も多いのですが、でかいペンも是非握ってみられることをおすすめします。握って離せなくなっても責任はとれませんけれど・・・・・。

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2013年2月15日 (金)

無形の技

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 「ちち(仮名)」さんのねぐらとなっているケージは、リヴィングルームの隅に置かれていて、家族みんなが集まって食事をとる食卓からはもっとも遠い位置にあります。一緒に暮らしている「くま(仮名)」さんのケージが食卓にほど近い位置にあるのとは大きな違いで、そのため、彼女はいつも感覚を研ぎ澄まして家族の動きを追っているのです。

 けれどもこの季節は、家族が入れ替わり立ち替わり炬燵に入ってゴロゴロしており、そうやってゴロゴロしている家族から彼女を見るとこんな感じになります。「ちち(仮名)」さんからすれば、家族の誰かが自分のケージのすぐ前にいる、という状態になるわけで、そうなると一転、たいへん安らかな様子で寛ぐのです。これはその様子をシャッター音のしないiPhoneで撮影したもの。冬毛ならではのモフモフ感が出ております。

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 いつもの年ならこの季節は「冬眠」しているはずのエスカルゴ君ですが、今年は免許取り立ての長女の足として大活躍してくれております。AT限定という得体の知れない免許を取った長女に、過去の遺物ともいえるオートチョークの使い方や、入念な暖機運転の必要性を説くことからして大変でしたが、何とかマスターしてもらいました。「あんな変なクルマに乗ってると変な人やと思われる。」とまで言って嫌っていたクルマでも、便利さには変え代えられないのでしょう、結構ちょくちょく乗っていたようですが、クリスマス前のある日、まったくエンジンがかからない、と訴えてきました。

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 いろいろ調べてわかったのは、タイミングベルトが摩耗して完全に滑っている、という奇跡的な故障。ほぼ完全にベルトの山がすり減っていたので、バルブ駆動系が全く動かず、おかげでエンジンはかからないもののバルブ突きなどもなく、ベルトとウォーターポンプの交換で見事復活、のはずでした。

 しかし、戻ってきた愛車はとんでもない車に変身しておりました。暖機運転ではオートチョークが働かず、アクセルペダルを軽く踏んだまま10分以上待っていなければなりません。しかも、水温計の針が正午を指していてもなお、車庫を出て最初のコーナーでアクセルを緩めたとたんにストールしてしまいます。グズってグズって、始動してから1時間近くエンジンを回してやってようやく安定してくるという具合です。走行中にいきなりエンストするAT車に初心者を乗せるわけにはいきませんし、2、3日ほどで再度の入院となりました。

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 センターメーターにダッシュボードから生えたシフトレバー。世界の盗用多自動車が自分ところで考えました、みたいな顔してるこういう運転席は、国産車ではこいつが最初だったと思います。そういう歴史的名車ともこれでお別れか、とあきらめつつ待つこと半月。ディーラーのメカニックの手には負えないので、他部署のヴェテランメカニックに任せることにしましたという連絡をもらって、さらに待つこと半月。節分の頃に戻ってきた愛車は、アイドリング時のバラつきこそ以前よりひどくなっているものの、それ以外の部分は完璧な仕上がりで、むしろ故障前よりも調子が上がっております。

 うれしいことに、凍てつく冬の朝も、水温計の針が動き出しさえすれば後は問題なく走り出せるという優良児になりました。昨年の冬、ずっと車庫で惰眠をむさぼっていたのとは大違いです。数値や文章で簡単に表すことのできない、ヴェテランメカニックの「カン」がこの車をよみがえらせてくれたのでしょう。キャブレターを中心に調整してくださったということですが、いずれも整備要領書に指定されているのとは違うポイントに設定されていて、そのことで最高に調子がよいという、何ともミラクルな仕上がりです。

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 ディーラーの皆さんに感謝するとともに、気の毒に1台売り損なったなぁ、と同情いたします。平成元年生まれのエスカルゴ君、生誕から四半世紀を経てもまだまだ元気です。これならあと5年ぐらいは軽くいけそうな感じです。

2013年2月14日 (木)

やっぱり・・・

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 いかがでしょうか。例によって長女が撮った一連の写真を見ていた飼い主は、知らず知らず満面の笑み。傍から見たらきっと気持ち悪い光景だっただろうと思いますが、頬が緩みまくってどうしようもありません。横たわったまま、お顔がかゆいとゴシゴシしている「くま(仮名)」さんです。

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 ビッグトレドです。実はこの1本、年頭に撮影した「希代の悪習」トレド干支に参加することができませんでした。インナーキャップが割れてしまったので、お正月までには帰ってくるだろうと修理に出したのが11月初旬のことでした。何度もせっついてくれた取り次ぎ店を恐縮させてしまうほどの時間を経て、できあがりましたという連絡をいただいたのが2月初旬でした。

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 修理明細書にある「#900」の「#」を見て喜んでしまうあたりがヘンタイですけれど、喜んでばかりはいられません。吸入機構の内部でインクが漏れていたということは、やはり長いことインクを入れたままにしておいたのが悪かったのだろうなぁ、と反省です。

 キャップ中軸の割れについては、保有しているM800系のうちで20Cペン先のものばかり2本で発生したので、偶然でなければ「外れロット」なんてものが存在したのかもしれません。

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 おなじみ、「メタルの天冠」ですが、インナーが割れてしまうとどうしようもありません。前回、同様の修理をお願いしたときは、中古品ながらも同じタイプのキャップがあるというのでそちらに換えていただきましたが、今回は現行品もしくはその一つ前の「金太郎飴」バージョンかの選択になりました。もうこの先、新しいM800系を買うことなんてなさそうですから、この際と思って最新版のキャップでお願いすることにしました。

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 元の姿を知っていると、どうしても違和感を感じてしまいます。けれども、キャップの形が見た目にわかるほど変わっているわけでもないし、この先、しゅうりといったらこのキャップになるわけですから、まぁあきらめが肝心、と割り切るしかないでしょう。この先、よほど気になるようであれば、日常使いにしているM800から旧タイプの天冠つきのキャップを強奪するという手もあります。いずれにせよ、萬年筆というもの、頻繁に使うのでなければインクを抜いて保管しておくべきものだな、と改めて基本的なことを思い知らされたことでした。

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2013年2月13日 (水)

かくための道具

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 何とも微妙なバランスでケージの柵に「ぶら下がって」いる「ちち(仮名)」さん。そのままだと眠っている写真しか撮らせてもらえないので、彼女の視線の先でおやつの袋をいじってみました。カメラを構えている長女を気にして立ち上がったものの、右後ろにあたる方向で飼い主が袋をカシャカシャいわせているので、首から先だけUターンしてみました、というところです。

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 20代から30代にかけて、3学期といえば萬年筆が大活躍する時期ときまっておりました。年末のボーナスを原資にその年の1本を買い求め、それを使って年度末に作成すべき大量の書類を書き上げるというのが、毎年2月から3月にかけての恒例行事でした。

 今や、それらの書類はほぼすべてが電子化され、キーボードから入力してプリンタから出力されるようになっていたり、入力さえしてしまえば出力する必要なし、となったものもあります。仕事で大量に文字を書くから萬年筆、ということもなくなってしまいました。

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 最新バージョンの「一太郎」が届いたので箱を開けてみました。数えて23代目ですが、ここ10年ほど、一太郎+西暦年、という名称になっていて、さらにここ3年はそのあとに漢字一文字が付く、というパターンです。今年は「一太郎2013 玄」でした。

 外箱自体、昔と比べて大幅にサイズダウンしていますが、そんな箱にはスカスカに僅かな内容物が収まっています。DVD-ROMが2枚と薄手のマニュアルが2冊、たったそれだけです。かつて、ワープロや表計算といったアプリケーションソフトのパッケージは、広辞苑などの大型本と相撲がとれるほどの威容を誇っていたものですが、その面影はどこにもありません。マニュアルも電子化してしまえば、こんな箱すら不要で、映像ソフトなどと同様のトールケースで十分なのですが、さすがにそこまでは踏み切れないようです。

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 そもそも、なんでわざわざ一太郎なんかを買ってるの? と言われそうです。WORDやEXCELが付いているPCを買えば済む話ではないか、と。でも、メーカー製のPCが嫌いですし、ノート型のPCも好きではありません。仕事で必要不可欠なのでEXCELは仕方なく使っていますが、WORDは全くといってよいほど使いません。教育委員会事務局に提出する書類は必ず「WORD形式のファイルで」と指定されますが、それも一太郎で作成してからWORDにコンヴァートしています。WORDで文書作成するくらいならWindowsについてくるメモ帳でやるほうが数倍マシです。

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 MS-DOSの時代には一太郎が大嫌いで、もっぱら管理工学研究所の「松」を使っておりました。少し手の込んだものを作るにはP1-EXE、あるいは気合いを入れてZ`s Word JGと格闘し、簡単なテキストなどはVz-Editorで書いておりました。けれども、Windows全盛の時代になると、普通に使えるワープロは一太郎しか残っていませんでした。

 いろいろFEPはあるけれど、A wa T okushima no O kashina K anakanji henkan は馬鹿だから使わない、などと言って、「松茸」をメインに使い、モバイル端末でもVje-βやWXR-Ⅱなどを使っていましたけれど、Windowsではどう考えてもATOK一択。そんなに嫌ならWindows使わずにUNIX系はいかが? と誘われることもありますが、普通の仕事でPC使っている場合にはMacですら不便なので、ここは諦めてWindowsでいくしかありません。訳もわからず強制終了したり再起動したりすることがほとんどなくなったというだけでも、私には十分です。

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 結局、今となっては一太郎以外のワープロが使えない、覚えられないおじいさんになってしまいました。でも、それでいいと思っています。かくための道具には、やはりその人なりのこだわりがあってしかるべきなのです。

2013年2月12日 (火)

たまには湖南

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 薬浴を終えて、すっきりさっぱりもふもふになって帰ってきた「くま(仮名)」さん。ケージの中に入れておくと、飼い主の目を盗んでは「患部」である左の後ろ脚を舐めているので、こうして間近に座らせていろいろと遊んでやっていたのですが、乾燥した空気のせいか撫でていると静電気がバチッ、バチッときて、そのたびに「???」という顔でそちらの方を確認する彼女。おそらくは彼女にもバチッと来てるのでしょう。

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 朝の光に照らされた三井の晩鐘。滋賀県大津市にある有名な鐘です。私立高校の入試が行われたこの三連休、妻は毎朝毎朝5時半に起き出して家事を済ませ、6時半には勤務先の職員室で仕事を始めておりました。3日目となる建国記念の日は私も起こしてもらって妻を職場まで送り、そのあと小一時間ほど車を走らせて琵琶湖のほとりまでやってきたのです。

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 同じく三井寺にある弁慶のひきずり鐘。武蔵坊弁慶が引きずったから表面が削れているのだと言われている鐘です。妻には申し訳ないと思いつつ、琵琶湖のほとりで朝の澄み切った空気の中、人影のほとんどない境内を散策するのは実に気持ちの良いものです。でも、そう遠くない将来、教師という職業に連休なんてものはなくなってしまうことでしょう。

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 雪の比叡山。西塔地区の釈迦堂です。冬の比叡山は、ふだん山内を巡回しているシャトルバスも運休となって、クルマがなければタクシーを雇うか、さもなくば歩いて回るしかありません。高野山であれば歩いて十分見て回れますし、冬の間も山内のバスは普通に運行されていますから困りませんが、比叡山はそうもいかないのです。クルマで見て回った私なども、車を降りて再びクルマに戻るまでのわずか10分かそこらの間に体の芯まで冷え切ってしまいました。

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 堅田にある浮見堂。今回は、琵琶湖をじっくり見たい、という人を案内しての半日の旅でしたが、あちこち訪ねた中で最も琵琶湖らしいところだったといえるでしょう。実はここら辺で、かの有名な「つるやパン」に電話をかけて、製品を取り扱っているお店を聞いたのですけれど、月曜日は湖南方面のお店には出荷していない、というお返事でした。滋賀県南部から京都市にかけてのエリアで「つるや」のパンを手に入れたい場合、金曜から日曜の間、というのが狙い目のようです。ここ堅田から「つるや」さんのある木之本までは車を飛ばしても1時間はかかりますので、同行者の予定を考えると断念せざるを得ませんでした。

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 そろそろお腹もすいてきたし、ということで京都市内へクルマ向けました。お昼ご飯の候補としてはスマート珈琲さんのランチか、末廣寿司さんの蒸し寿司。前者は通年食べられますので、今回は冬季限定の蒸し寿司をいただくことにいたしました。

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 女性でも軽く完食できそうな小ぶりの丼に入った蒸し寿司を、見るからにBMI値の高そうなおっさん2人が食べる、というのはいかにも寂しいのと、できあがるまで10分ほどかかると言うことで、それまでのつなぎにおいなりさん。本当は鯖寿司もいきたいところですけれど、ここはグッとこらえてお上品に収めました。

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 そのあとは同行者を伊丹空港までお送りして、今回の滋賀遊び、無事終了です。全国各地で開かれる萬年筆研究会の会合に遠征参加するなんて、ちょっとおかしいんじゃない?なんて思う向きもあるでしょうけれど、1泊したあと現地の人と観光旅行をしてから帰ったりする、というのも大きな楽しみのひとつなのです。

2013年2月11日 (月)

専門用語

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 夜中に飼い主がケージの扉を開けたので、どんないいことがあるのかしらと期待をこめて尻尾を振る「ちち(仮名)」さん。暗いところで広角25ミリ相当、ストロボ使用という条件でこんな風に撮れるのですね。なかなか気高くもおバカな、言うことを聞かないカメラですけれど、お顔がでかく、尻尾が透けて写る面白い1枚を吐き出してくれました。こういう、偶然こんな風に撮れた1枚、というのは、ヘボカメラマンならではの楽しみです。

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 よくよく見ておいてください。このペンこそは、かの有名な「コテ研ぎ」という言葉を産み出した1本なのです。パーカー75のデッドストックを手に入れたぁ!とはしゃいでいた某鞄職人さんが、「筆記角度養成ギプス」として世に送り出した、恐るべき1本なのです。このペンを握って縦書きで文字を綴ってくと、うっとりするような最高の書き味です。しかし、それはわずか数文字の儚い夢にすぎず、すぐに紙を切り裂く悪夢のようなガリガリ感へと変わるのです。

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 いったいどんな風に研げばこういう感じになるんだろうと、ロクに使えもしないのにいつも持ち歩いているルーペを取り出して、カッコだけはいっちょまえに覗いてみた私は、それまでの乏しい経験の中では見たこともない形状のペン先に出会いました。でもそれは、どこか懐かしさを感じさせる形でもあったのです。

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 鏝です。「うなぎ」ではありません。「こて」です。こいつは焼き半田鏝で、普段は真っ赤に焼かれてお仕事をしています。鞄職人さんの工房を見渡すと、これに近い形のものもありそうな感じです。亡き母はアートフラワーなんていう趣味をもっていたので、いろんな形のこて先が家にありました。

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 今も残る「こて研ぎ」の痕跡は、間近でこのペンを手に取った人だけが見られる楽しみとしておきましょう。昨日六甲アイランドを出たこのペンは、兵庫県民会館から奈良県まで行って一泊し、なぜか比叡山にお参りしてから、本日夕方に持ち主の手に戻りました。長旅お疲れ様でした。できることならその豆餅、ひとつ私にくださいな、などと思いながら、今頃は餅主いや持ち主の手元でゆっくりやすんでいることでしょう。

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2013年2月10日 (日)

メーカーもん

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 カラーを外してもらってゆったりと横たわる「くま(仮名)」さん。実は彼女、けっこう狡猾なのではないかという疑惑が急浮上して参りました。とってもマニアックな例えなのですが、村上たかし作「ナマケモノが(また)見てた」に登場する「レッサーパンダくぅん」並みにエグい技を使うんではないか、という疑惑です。

 足に軟膏を塗ってカラー付けなくっちゃ、と長男に言いますと、「大丈夫、全然舐めてないから。」という答。長男の前では一切足を舐めたりせずに過ごし、長男が見ていないときや他の家族が見ているときにはしっかり舐めているという事実が発覚したのです。何ということ。可愛い顔してやることは結構えぐいのです。

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 体調はまだ万全とは言えませんが、とりあえず萬年筆研究会の会合にお邪魔しました。最寄り駅から電車に乗って80分の道のりですが、今日は近鉄が誇るL/Cカーで、座席はクロス状態。途中駅から乗り込んできたおじいさんと中途半端に若い(あるいはそう見える?)女性のペアは、女性が私の隣の席に座り、おじいさんはシートの背もたれに掴まりつつ、彼女に覆い被さるようになって話し込んでおりました。私はiPhoneで音楽を聴いてますので何も聞こえず、全然気になりませんが、相当に大声でやっていた模様で、周りに立っていた人たちからは白い眼の一斉放射を浴びておりました。

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 こんな時は、神戸まで有料の特急列車が走っていればなぁ、なんて思います。ちなみにこの写真、ちょっとおかしい(おもしろい)のですが、わかりますでしょうか。おわかりになりましたらコメントなどで発表してみてくださいませ。

 おじいさんは結構Young at heartな方とお見受けしましたが、若くてエネルギーが有り余っているのでしょう、座席の背もたれを掴んだまま、音楽に合わせているかのように体を揺すり続けていました。走行中は気にならないのですが、長時間停車しているときにはさすがに腹が立ってきて、「揺すらんといてください。あと、もうちょっと静かにしてください。」って、まぁ相手が殴ってきそうもないと見るや強気に出るあたり、私もレッサーパンダくぅん並みです。

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 本日は首都圏からご参加くださった方が非常に多く、そういった方々を会場周辺のスポットにご案内したり、お昼ご飯を食べ損ねて倒れそうになっているM君に巨大唐揚げを食べさせたりと、けっこうウロウロしながらの半日参加でしたが、最後のじゃんけん大会では結構な成果を上げることができました。これもひとえに、今回は迷惑な景品を持ち込まなかったという消極的善行を神様が認めてくださったからでしょう。写真のバッグなどは密かに「西の改造大魔王」とお呼びしている方がゲットされたものですが、なぜか私の自宅まで付いて参りました。

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 終盤、危ない景品が多くなってきたあたりで、疲れたフリをしてじっと座っておりましたが、イベンターのドーム本部長にバレて強制起立、ついには最高賞の「割り箸一束」なんてものをいただいてしまいました。某しげお兄さんがその場にいらっしゃればあまりのおいしさに悶絶していたはずですが、結局は着順判定の誤りということで、N御大が獲得された三脚との交換となりました。これぞわらしべ長者ならぬわりばし長者の誕生です。なんちゅうても、ベルボンでっせ、ベルボン。日頃、あまりにもボケボケでブレまくりの写真を晒しているので、もうちょっとちゃんとカメラを止めて撮りなさい、という、これもまた神様の思し召しなのでしょう。

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 神様には福音、そう、ヱヴァンゲリヲンですね。今回も某F氏からいただいてしまいました。一緒に入っていたボールペンがまた、これだけでBlog1日いけるんじゃないかというようなものでしたので、こちらはまた後日。みなさん、電車の中ではお行儀良くしましょう。

2013年2月 9日 (土)

ねこすけ

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 五條新町にある餅商一ツ橋さんの愛猫、「ねこすけ(多分実名)」さんです。腎臓を患って2週間ほどの入院生活を送った後、大事を取って室内に閉じ込められていたのですが、今日めでたくお外に出して貰えた、その感動の瞬間に立ち会うことができました。あ、猫や・・・・・と思うと、その猫は尻尾をピンと垂直に立てて屋外に出てきて、一目散に道路を挟んだ空き地に走り、こうしてあちこちと匂いをかぎ回っておりました。餅商一ツ橋さんのお孫さんが拾ってきた猫なのだそうです。

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 ほれこの通り、今日はお目当ての「揚げ饅頭」に出会うことができました。時刻は午前10時半頃で、並んでいる揚げ饅頭は本日のセカンドロットです。8時からお店を開けて、10時過ぎには一通り売れてしまうということになりますね。

 インフルエンザに罹ったかもしれない、ということで、ずっと寝て過ごした金曜日。真っ昼間に寝ているというのはえぇ加減なもので、寝ては起き、起きては寝てということを繰り返しつつ、目が覚めたら時計を眺めて、あぁ今頃は・・・・・と職場のことを思うという状況。暖かい部屋で寝ていられるのは何ともお気楽極楽で、金曜日だけにGolden Slumbersやなぁ、なんて呑気なことを思いながらうとうとしておりました。それが祟って、肝心暗くなってからは全く眠れず、夜中に何度も何度も目を覚まし、そのたびにデジタル時計の表示が数分しか進んでいないことを確認して落胆する、という辛い一夜を過ごしました。

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 その分早く起きることができたのと、インフルエンザでないことがはっきりとして、熱も下がったので、こうして揚げ饅頭をいただくことができたのです。お味についてはおいしいとしか言えません。どうも、味覚が普段以上に腐っているようで、何を食べても十分に味を感じることができないのです。もしインフルエンザに罹っていたのなら、今時はお薬一発でチャッチャと熱が下がりますから、あとは人に伝染さないようにじっとしているだけで良いのですが、普通の風邪(らしい)というのがどうにも厄介です。

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 こし餡の入ったお餅を油で揚げてあるだけなのですが、この油がそれほどしつこくなく、また餡の甘みも上品で、甘いものが好きな人には物足りないと思われるかもしれないな、という程度です。甘いものが苦手な私でも食べられるので、むしろ甘くないといった方が良いのかもしれません。

 この時期は揚げ饅頭だけに絞って作られているそうで、春になればよもぎ餅や焼き餅、さらに5月になったら柏餅なども作ります、ということでした。たしかに、この季節の五條は大変に寒いですから、あまり人が来そうな感じがしません。それでも毎日売り切れなのですから、暖かくなったら本当に朝早く行かないとお餅にありつけない感じです。

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 揚げ饅頭を入れてくれた紙袋はご覧の通り。持ち帰った場合はオーブントースターであぶるか、電子レンジで少し温めるかして食べると本来の味に近くなるように思います。一番いいのは、お店で揚げたてのやつをカプッと行くことですが、これは運にも左右されますね。朝8時の開店間もない時間に行くか、10時半頃に行くか。今日は天気の良い土曜日だったのでいつもより多めに作ったとおっしゃってましたから、普段はやはり早朝に行くしかなさそうです。

 と、病み上がりなのにうろうろしていたのが祟ったか、熱はないのに悪寒がするという奇妙な症状にとりつかれております。その点を除けば至って元気なのですが、いったいこれ、何の病だったのでしょうか。

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2013年2月 8日 (金)

ちゅるちゅる

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 ケージの柵に顔を押しつけるようにして寝ている「ちち(仮名)」さん。お顔がゆがんでしまっております。犬たちの寝姿を見ていつも思うのは、こんな姿勢で寝ていてしんどくないのかなぁ、ということです。飼い主は結局、熱が下がらずに欠勤して、昨夜からずっと、ホットカーペットの上に横たわって布団を被って寝る、という状態が続いておりますが、それをやると腰が痛いのなんの。あぁ、これがインフルエンザの「節々の痛み」なのかぁ、と思ってしまうほどですが、起き上がって少し動き回ると嘘のように腰の痛みがなくなります。固いところで合わない枕をして寝るとこうなりますよ、ということなのでしょう。

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 昨日は1時間授業に行って戻ってくるとトイレに行きたくなる、という頻尿ぶりで、なおかつ1回当たりの排尿量がとても少ないという状態。これは脱水してしまったに違いない、と経口補水液の、それもゼリータイプを1ダースほど買い込んできました。熱が上がり始めてから1日ぐらい経過したあとでないとインフルエンザの検査を行っても陽性反応は出ない、ということですが、インフルエンザと判定されるのが木曜日か金曜日かということには大きな違いがあります。生徒の場合、インフルエンザに罹った場合は発症後5日かつ解熱後3日が経過するまで出席停止です。教員も同様ですので、1日も早く「判定」がほしいところです。

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 重症化して何も食べられなくなったときのためにと、こんなゼリーも。かつて富士登山をしたときも、もうあかん、こっから下山したる、というほどに疲れた状態でこういうゼリーを吸って復活した経験がありますので、これを吸えば効く、というプラセボ効果にも期待しているのです。

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 発熱が木曜のお昼頃だったので、満を持して本日の夜、かかりつけのお医者様に行きまして、3度目となるインフルエンザ検査です。過去2回はダメもとで受けた検査ですから、今回こそ、スパッとインフルエンザという判定が欲しいところでしたが、結果は陰性。こうして、人生初の経験となるインフルエンザ罹患は幻となりました。家族がいると、家族に伝染してしまうという可能性がありますから、インフルエンザでなかったのは嬉しいところです。

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 チュルチュルつながりで、これぞホンマモンの葛餅。葛を水で練り、お鍋で炊きあげたものを氷水にとっていただきます。きなこを付けていただくと実においしいです。葛餅というものはあちこちで食べることができますが、葛それ自体が希少なものですから、混じりっけ無しの本葛だけ、というものを食べるのはなかなか難しいのです。

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 こちらは葛きり。本葛を湯煎して仕上げたものです。きしめん状のものを黒蜜に付けていただきます。これがまた、チュルチュルと実においしいのです。同じように氷水にとっていても、葛餅よりも早く冷えますので、清涼感も満点です。

 葛餅とか葛きりも食べられないほどに重症になったら葛湯ですが、今回は食事も普通にとれていますのでたいしたことはなかったようです。

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 以上、真冬ではありますが清涼感あふれる葛のスイーツは、こちら、森野吉野葛本舗でいただくことができます。よそから来られる方にはちょっと足場が悪い感じですが、かぎろひの丘として知られる安騎野にもほど近いところです。

 あとは熱が下がるのを待つのみ。早く下がってくれないと、せっかくの週末、寝て過ごすことになってしまいます。

2013年2月 7日 (木)

ともどもに

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 またもやエリザベスカラーを付けての生活を余儀なくされてしまった「くま(仮名)」さん。前回はおしりの周りの毛が抜け落ちるので軟膏を塗ろう、ということだったのですが、今回は左の後ろ脚の毛が抜け落ちていることから、じゃあ軟膏を塗ろう、でも舐めちゃうから・・・・・ということで、前回よりも前後方向に大きなカラーを装着することになりました。

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 ウルトラマンに出てきたウラン怪獣ガボラみたいな感じですね。水を呑むのも、餌を食べるのも満足にはできないので、そういうときだけカラーを外してやります。日中、同じ部屋で過ごしている大学生の長女などにはいっても無駄だと思っているのでしょう、それ以外の家族を見かけるとキューンキューンと悲しげな声を出して何かを訴えかけてきます。

 飼い主の方も、今日はお昼前から強烈な悪寒に襲われておりましたので、夕刻、お医者様の診療時間が始まるのを待って退勤しました。37度台の熱なのでたいしたことは無いと思っておりましたら、夜半に39度まで上がってちょっとビックリ。そんな急に熱が上がるのは・・・・・と言われて2回ともインフルエンザのテストをしましたが、いずれもマイナスでした。

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 これだけお薬があると、飲むことを仕事にするような感じですね。抗生物質、解熱剤、咳止めシロップ、発熱時の頓服、そして糖尿病のお薬。インフルエンザかもしれない、ということで、家の中では隔離状態です。犬に伝染ったらややこしいから、と犬にも近づくことを禁じられております。さて、夜が明けても熱が下がっていないようなら、もう一度インフルエンザの検査を受けてみることにして、今夜は寝ましょう。

2013年2月 6日 (水)

一生もん

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 踏ん張っている四肢、力が入って少しゆがんでいる上あご。シュシュというのでしょうか、女性が髪を束ねるのに使う、ゴムを布でくるんだようなものを思いっきり引っ張っている「ちち(仮名)」さん。うろうろしているうちにこれを見つけてきて、飼い主の前に持ってきて「ホレ、引っ張って」というように突き出すのです。怖い顔こそしていますが、本人(犬)は無邪気に遊んでいるつもりです。飼い主が絶対に負けないことが大切で、何があっても最後は飼い主がシュシュを奪い取るようにもっていかなければなりません。そうでなければ、飼い主より強いんだ、なんて幻想を抱かせることになってしまいかねません。

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 昨日は久しぶりにシェーファーのペンを記事にしましたので、今日はそのつながりでセーラー、それもライフタイムペンです。それでなくても謎の多いセーラーのラインナップですが、ライフタイムペンといわれるものはおおかた30年ほども前のものですから、私なんぞはまだ萬年筆趣味に目覚めていなかった頃です。スチールニブのノブレスで卒業論文を仕上げていた記憶があるぐらいで、あとは父や母が使っていた国産のショート萬年筆をたまに借用する程度だったと思います。

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 社会人になってからは、何を勘違いしたものか、年に1本買う萬年筆は上等な舶来品ばかりで、はっきり言ってセーラーには目もくれませんでした。今にして思えば実に惜しいことをしたものです。お値段も手頃であったその時代のセーラーの(ヘンタイな)ペンを蒐集しておくべきでした。Founded 1911と彫ってないキャップリングなんて珍しいなぁと今なら騒ぐわけですが、当時はこれが普通だったわけですから。

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 この個体はデッドストックだったものですから、首軸のリングも含めてとても綺麗です。流石にあちこちすれて色が変化しているところなどに経年を感じますけれど、それは形在るものであれば仕方のないことです。実にシンプルでいい感じですが、同じコストで複雑な形や刻印ができるようになり、その方が見栄えがして売り上げ増につながるのではないかということでどんどん華美になってきた萬年筆。そろそろ原点に戻ってスパッとシンプルなものを出すのも一つの手ではないでしょうか。

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 セーラーで少し前のペンとなると、すぐにここを見てしまいますが、何も刻印されていません。数字でもなく、H-Mとかでもなく、ただツルンとしたペン先があるだけです。工場で、流通の過程で、店頭で、あるいはユーザーの手に渡った後にと、萬年筆のペン先がすげ替えられる機会はいくらでもありますから、こういうペン先がオリヂナルで付いていたという保証はありませんし、調べようにも誰にも何にもわからん、なんてことになりがちなのがセーラー萬年筆の難儀な面白いところです。

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 実用の道具ですから字が書ければそれで何も文句はないはずなのに、あぁでもない、こぅでもないと論議をして、そしてたいした結論めいたものに到達するわけでもない。でもそれこそが萬年筆趣味の面白いところなのでしょう。

2013年2月 5日 (火)

アメリカの雄

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 鬼に金棒のクッションで気持ちよさそうに眠る「くま(仮名)」さん。先日撮ったのと同じような感じで寝ていて、しかも左右が逆なのを飼い主が勝手におもしろがっております。後ろ脚の毛がごっそりと抜けているのが見つかって、お医者様に診てもらったのですが、それだけのことで緊張してどっと疲れが出てしまった様子。この先1週間ほど、またもエリザベスカラーのお世話になることが決定しているのですが、今の彼女はそのことを知るよしもありません。

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 WAGNER会員ならばきちんと回答するのが筋じゃろう、と言われながらもサボってばかりいる師匠による火曜日のアンケートですが、本日のアンケートは究極の対決シリーズの中でも究極の組み合わせ、シェーファーとパーカーのどっちが好き?というものでした。定点観測ということで昨年も実施されていて、シェーファーが負けております。私自身は、昨年はシェーファーと回答し、今年もまたシェーファー。やっぱりマイナーなもの、変なモンの魅力には勝てません。

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 聞くところによると、こういう透明なパーカー51もどきは未だに南米辺りで生産されているのだとか。アメリカの人は吸入機構に凝るところがあるのか、などと思ってしまいますが、国民性というより多種多様なメーカーがあって生産本数も多かったからこそ、いろんなものが出てきたと考えるべきなのでしょう。ヘンタイな吸入機構といえばシェーファーを思い浮かべてしまいますけれど、パーカーだってなかなか侮れません。61のキャピラリーフィラーなんて名(迷)作もあります。

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 モンブランのテレスコピックとか、シェーファーのスノーケルとか、気がついてみると変な吸入機構を持ったペンばかり集めてきたような気がします。普通は萬年筆好きというと書き味が良いとか軸が美しいとか、それなりに実用的な方を向いているものですけれど、萬年筆という実用するには手間の掛かるものを好んでいる時点ですでに変。ましてやその機構がどうのこうのと、書くことには直接関係の無いところに凝るようになると、完全にヘンタイといわざるを得ません。

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 これいいでしょ、インク吸うときにペン先が汚れないんですよ。だから何回インク吸っても苦にならないでしょ、っていうことだったんでしょうか。ペン先をぬぐう必要が無いという実用性のために、インクの吸入量を犠牲にした機構。しかも吸入動作それ自体には普通のピストン式よりも余計な手間が掛かります。それでも、いいでしょ、と機構説明用のデモンストレータまで存在するというあたりに、メーカーとしてのヘンタイ度の高さを感じます。アホやなぁ、と思いつつも、こんなメーカーがこの世にできたことに感謝したいと思う私です。

2013年2月 4日 (月)

五條の幸

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 真っ白ですね。ぽかぽかと暖かいときには人間でもこんな顔になることがありますけれど、「ちち(仮名)」さんも起きたまま寝ております。週末は実に暖かかったのですが、肝心お仕事の始まる月曜日から寒くなるという皮肉。平地に暮らす私たちは雪が降ったら珍しがって喜んでおりますけれど、車で20分ほど進んだ山中に暮らしている同僚などは空が鉛色になってくるとすぐさま降雪情報をチェックしてそわそわしております。雪が積もることそれ自体は怖くないのだけれど、あまりに積もると轍が深くなって車の底を擦るので走れなくなるとか、そこら中に動けなくなった車が放置されるので道が通れないとか、そういうことで帰宅できなくなるのがかなわないのだそうです。

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 まだやってるの?と心配されている向きもありましたので、確認して参りました。五條新町の餅商一橋さん、まだまだお元気で営業中です。それはそれでいいのですが、最近はお店の評判があちこちに広まって、まさにプラチナまんじゅう状態。ここ最近でも、水曜日の午後2時で売り切れ、土曜日正午でも売り切れと2回続けて振られておりまして、次回はせめて午前10時頃までにお店に行かなければ、と思っております。

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 明日のお越しをおまち申します、っていうこの紙、明日はお休みという土曜日にも出てくるところがお年寄りのやっている個人商店っぽくて良いですね。普通の丸餅だけが少し売れ残っている、というこの光景を何度見たことか。まさに幻のおまんじゅうです。あん餅を油で揚げただけで大しておいしいもんでもない、と食べたことのある人は言いますが、いやアノ素朴な味が最高なのだ、とおっしゃる方もあります。どちらにしても、是非一度お手合わせ願いたいものです。

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 五條新町は江戸時代から栄えた街並みですが、こちら田園は新しく山手に開かれた住宅街。昼間は1時間に1本しか電車がないという五条駅まで歩けば相当の距離があり、しかもロクにバスの便もないという、車がない人はどうやって生活すればいいのだ、という街ですが、その住宅街の中にこだわりの伊勢屋豆腐店があります。今や豆腐屋さんなら当たり前となって感のある国産大豆のみ使用は当然のこととして、伊豆の海水から精製されたにがりを使うなど、店主のこだわりと情熱が強く強く出たお店です。

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 店舗正面の写真に大きなガラス窓が見えますが、その中がこんなお部屋になっています。大ぶりでゆったりとした4人掛けのテーブルが二つある試食スペースで、売り場と同じだけ、もしくはやや広いのではないかと思われるほどの広さがあります。お店で商品を見ていますと、せわしそうに働いている店主が「是非試食を!」と声をかけてくれまして、このスペースに案内されるのです。この日も、厚揚げが上がったばかりなので是非、ということでした。

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 ま、こういうこともあります。左から厚揚げ、お豆腐、おからでしたけれど、大っ嫌いなおからもペロリと平らげてしまうほどのおいしさ。食べ終わってから写真を撮っていなかったことに気づきました。お醤油も何もかけていないお豆腐をおかずにしてご飯が食べられる、というのが感想です。公共交通機関利用ではまず行くことのできないこのお店、通信販売もやっておりますので、さて、何をお取り寄せしようかな、などとそればっかり考えております。

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 写真がまずいのでおいしそうに見えませんけれど、とってもおいしい黒ごま豆腐。いわゆる胡麻豆腐ではなくて、普通のお豆腐に黒ごまが入っているものです。濃厚なお味で、こいつをおかずにお茶碗1杯いってしまいました。ご飯が進むのは問題ですけれど、おかずとしては低カロリーかつおいしいので、糖尿持ちの私には良いのかもしれません。そういえば以前、夕食は毎日冷や奴だけ、っていう生活をしていた時期がありますが、妙に体調が良かった覚えがあります。

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 いつもいつも作っているわけではない、という話ですが、見かけたら買うべきだとも言われているのがこちら。何も考えずにお店に行って、運良く出会うことができました。電子レンジで少し温めて食べますとおいしいです。冷めたままではまぁ、まずくはないのですけれど、それこそおからのような、もさもさとした感じは好みが分かれるでしょう。甘さはほとんどありません。上品なお味、というところでしょうか。

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 お持ちやさんのあげまんじゅうを買いに行ってフラれ、さらにはもう一軒、これはと思っていたお店にも振られて、流れ流れてたどり着いたお豆腐屋さんでしたが、これはこれで収穫だったかもしれません。でも、一番の収穫は、この日一日、夫婦二人でぶらぶらとドライブを楽しんだことでしょうか。お豆腐屋さんまできたところでまだお昼過ぎ。午後からは更にいろいろとお店を訪ねて楽しみましたが、その辺りはまたの機会に。

2013年2月 3日 (日)

豆まきのあと

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 今年も冬の節分を迎えました。5月4日、8月6日、11月6日と、今年の節分も残すところあと3回です。写真は豆についてきた鬼のお面を無理矢理ひもでくくりつけられて迷惑そうな「くま(仮名)」さん。豆まきをすると子供が喜びますから、我が家では毎年撒いてきたのですが、後始末が結構大変です。ある年、犬が喜んで豆を拾うのを見て、これは良いとなり、それ以降は毎年、犬に助けてもらっての豆まきとなっています。

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 放っておくとほぼ全てを「ちち(仮名)」さんが食べてしまいますので、ある程度のところで「くま(仮名)」さんだけにして、そこでご褒美に豆を食べさせます。こうでもしないと、まかれた豆のほとんどは彼女の口に入らないのです。実際、2頭で仲良く豆を拾っているところを撮ろうとしたのですが、腕は悪いしカメラは馬鹿だしで全くだめでした。折しもデジカメ新機種ラッシュの春。なかなか高機能で良いカメラではありますが、暗いところにはからきし弱いF550EXRさんには退役してもらうことになりそうです。

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 拙Blogでは毎年毎年、節分の日に恵方巻きを食べるなんて習慣は海苔屋根の陰謀だと声高に主張して参りましたが、コマーシャリズムの力はものすごく、もはや全国的に定着してしまった感があります。ここで海苔屋がもうけて、14日には菓子屋がもうけてと、皆さんむしり取られるばっかりです。まぁそれでも、真剣に巻き寿司を1本丸ごと食べるなんてことはまずありませんから、巻き寿司といえどもおいしいものはそれなりにすごい、というのを再確認するには良い日なのかもしれません。

 旦那集にかわいがられている綺麗どころもこの日ばかりはお茶をひく状態なわけで、そちらの筋ではこの日、旦那を思って黒くて長くて太いものにかぶりつくという習慣があったとかなかったとか。それにインスパイアされた海苔問屋の偉いさんが・・・・・なんて話は出来すぎかもしれませんが、もし本当だったら日本全国で恵方だなんだと言いつつ無言で巻き寿司にかぶりついている善良な人々はさぞお怒りになることでしょう。あくまで一説には、ですのであまり真剣に考えないのが良さそうです。

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 黒くて長くて太いの、ということで、巻き寿司ならぬモリソンの萬年筆を引っ張り出してPILOT67と並べてみました。なんで67のペン先が金色に写っていないのか、なんて疑問に思われた向きもあるかもしれませんが、そこはそれ、だから今使っているカメラが嫌いになったんだな、っていうお話にしておいてください。

 個人的にはここらへんとか、このあたりとかが魅力的だと感じているのですが、貧乏性だしたいした腕もないので、 やっぱりこれ1台で何でも済ませる、ってことでSH-50でしょうか。 いずれも叩かれまくっている某社の製品で、その点を問題視する人もいるのですけれど、みんなが叩けば叩くほど味方したくなるっていう天の邪鬼な性格がまた頭をもたげてきました。粉飾決算は良くないことですけれど、製品のできはそれとは別の話でしょう。

2013年2月 2日 (土)

鞄「屋」談義

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 笑っているように見える「ちち(仮名)」さん。あ、笑ってる、と思って撮ったのですけれど、撮影者の腕が悪いのでそうは見えません。実際このときは、部屋の中で走り回って飼い主と遊んだあとでした。激しい運動をすると「もよおす」子ですので、ある程度満足したなというところでケージに入れるのですが、最近は大人になったのか、お散歩できちんと済ませてくるようになりました。

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 手に入れました。『鞄談義』です。1月31日に発売になったのに、その日が定休日というあたりがなんともル・ボナーさんらしくて良いではありませんか。執筆者たちは売る意欲に欠けてるんで困る、なんて言いつつ、熱心に販売促進活動をされているボンジョルノ。これは早々に売り切れてしまうかもしれない、と本当は金曜日にお邪魔したかったのですが、1日遅れて本日お店を訪ねて無事ゲットいたしました。昨日紹介しましたプロフェッショナルギアと並べてみると、いかに小ぶりな本であるのかがよくわかります。

 看板犬チャーがいなくなった店内は、工房と展示スペースとの仕切りが廃止されて、話し込みたいと思えば工房の中まで入っていくことができるようになっていました。30~40分ほどお邪魔していた間にした話といえば、萬年筆に自動車にサラダパン、さらには共通の知人たちの近況等々で、ついに鞄や革製品の話は出ませんでした。

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 先に来店されていたお客さんは、しっかり革製品や鞄のお話をされています。お店の常連というのは、どうやら優良と不良、2種類の顧客に大別されるのではないか、などと思いながら、あれこれ楽しくお話をさせていただいておりました。もちろん私は不良の方ですけれど、それでもスッと入っていくことが出来て、温かく迎えていただけるお店というのは本当にありがたいものです。

 鞄談義の本の手前にある紙筒は、本と一緒に求めましたポスターを持ち帰りやすいようにとボンジョルノが工夫してくださったもの。おそらくは革か包装紙などを巻いてあったのであろう紙管の中に、古山画伯謹製のポスターを収めてくださったのです。ポスターはしっかりと腰のある紙なので、ハミさんが何度かトライしてくださったものの収まらず、最後はボンジョルノが華麗に巻き上げて一発で収納。おかげさまで電車で帰る道々、ポスターの傷みを気にせずに済みました。

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 どうです、この心遣い。腰の強いポスターがきっちきちに収まっているので、振り回しても中身が出てくることはなさそうでしたが、念のためにとしっかりテープで留めてくださってます。ここらあたりは職人さんならではの繊細さでしょうか。チャーがまだ元気な頃、お客さんと萬年筆談義に明け暮れるボンジョルノを見て、あぁこのお店の鞄はすべてチャーが作っているのに違いない、なんて軽口を言っておりました私、深く反省をしつつ、帰途につきました。

 ル・ボナーのすぐそばにあるシェラトン(の施設)は、淡路島にある有名なホテルの資本下に入ったそうで、温泉の掘削が行われていました。シェラトンというイメージからは離れてしまうような感じもしますが、温泉が評判になって六甲アイランドにやってくる人が増えるといいな、という期待も膨らみます。でも、ここは人工島なのですから、埋め立てた土のそのまだ下、瀬戸内海の海底を掘り進んで温泉を出そうということなのですね。良い温泉になったら、某ペン倶楽部で泊まりがけ宴会しないといけませんね。

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 帰りの電車は結構すいていたのですが、わざわざ私の隣にドカッ(デカイ音とものすごい座席の振動)体を投げ込んできた若い男は、やおらノートPCを取り出してお仕事開始。WORDの画面は「国語科 3学期期末テスト」です。電車でテストの推敲するなよ、とまず悪印象。しかもUSBフラッシュメモリでPCの筐体をパチパチ叩きつつ貧乏揺すりをするので迷惑千万でした。

 PCをしまったあとも、猛烈な香りを放つ清涼飲料水を飲みつつガサゴソと落ち着きなく体を動かしまくるので、思わず「ホンマ落ち着きのないやっちゃなぁ・・・・・」とつぶやいてしまったのですが、イヤホンをして音楽を聴きながらだったので思った以上に大声になってしまったようです。

 ぎょっとした顔で私を見て退散していった、年の頃なら20代前半のお兄さん、同業者としてとっても情けないです。小学校の先生かおうちの人に躾をやり直してもらいましょう。あとできれば、電車の中でテストを作ってはいけない理由についても校長先生に聞いてみることをおすすめします。

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2013年2月 1日 (金)

いぬ、にげる

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 すやすやと寝ている「くま(仮名)」さんを日の丸写真で。イマイチやなぁ、もうちょっとマシな構図はないものかなぁ、なんて、伸びたカメラの鏡胴をケージの柵の間に突っ込んでゴソゴソやっていたら、安眠を妨げてしまったようです。大きく「フンッ」と言ったかと思うと、ゴソゴソを動いてお顔を隠してしまわれました。

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 かわいそうにこの子達は夜通し電気の灯った部屋で寝ていたのです。今日は比較的暖かい1日でしたが、家に帰って上着を脱ぎ、薄着になってしまうと少しだけ寒いので、つい「こたつむり」になってしまいます。そのまま朝まで、というパターンが最悪で、携帯電話は充電されないまま放置されて電池切れ、持ち帰り仕事は持って帰った意味が無い、ということになります。

 亡き父は晩酌を欠かさず、夕食後は高いびきで寝ておりましたが、それでも深夜というべき時間になると起き出して何かしら仕事を片付けておりました。晩酌こそしないものの、他人である妻がそっくりそのパターンを引き継いでいて、血を分けた私は寝るところだけを引き継いでしまっております。

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 セーラーのプロフェッショナルギアです。しかも仏壇萬年筆。萬年筆を集めていれば、おのずと仏壇萬年筆の比率が高くなります。萬年筆のことをよく知らない人はサファリを見ても感動するほどですから、「普通の」萬年筆っていうのは仏壇なのでしょう。

 自分の下手さを棚に上げて、「トヨタやホンダに乗ってる奴は下手くそばっかり!」なんて運転中に毒づくことの多い私ですが、1番目と2番目によく売れているメーカーなのですから台数も多く、したがってその中に混じっている「下手くそなドライバー」の数も多くなるのは当然です。おもんない、黒いのばっかり・・・・・って言っていたのでは、面白い萬年筆を逃がしてしまうことになるのかもしれません。

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 某親方と出会うまでの間、私は実に損をしていたのだな、と思います。具体的にはセーラーの萬年筆に全くといってよいほど興味を持っていなかったのです。昔は手の本数に合わせた数しか買わない人だったので、たまに買うときは舶来萬年筆、ということになっておりました。その時期にしっかりと国産萬年筆を買っていたら、今頃すばらしいコレクションが・・・・・と、歴史に「たら」を持ち込んではいけませんね。

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 フェラーリのこのモデルは、顧客がコーチビルダーを選んで車体を架装させたので、現車はその一例に過ぎない・・・・・なんてのを読んで、すごいなぁ、と心ときめかせたことがありますが、セーラーのペンもたいがいで、メーカー関係者ですらこれは何じゃと驚くようなモデルが時々出てきたりします。プロフィットとかプロギアなんかは形だけでも普通なのですが、キャップを開けてびっくり、なんてことも良くあります。このモデルは至って普通ですが、こういうところにも刻印していたのがセーラーの面白いところですね。

 遠い昔、今の時期になれば新しい萬年筆を買うことにしていました。新しい1本で、指導要録という書類を書くのです。生徒一人一人について、学習面や行動面の記録や「所見」を書き残すのです。平成15年に入学した生徒からは卒業後5年経つとその記録を廃棄することになりましたが、それ以前の生徒については卒業後20年保管。そして何より、最近は学校でゴミを焼却できませんから、大昔の指導要録が処分できずに残っていることもあるかもしれません。

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 ペン先の刻印がいいですね。こういうところにも凝っていたセーラー。最近のどれもこれもみんな同じというのと比べると、本当に同じメーカーなのかと思いますが、各地のお店やペンクラブなど、独自の刻印や軸素材なんかでオリジナル萬年筆をつくっているのはたいていがセーラーですね。いい意味で、変なことをするのに腰の軽いメーカーなのでしょう。

 1月は去ぬ、2月は逃げる、3月は去る、なんて言うのは、3学期の始業式における校長先生のお話に頻出するお言葉。これは学校関係者共通の実感でして、その通り、ついこの間までお正月だったはずなのに、気がついたらもう2月になってしまっています。この春は新天地に異動することがほぼ確実なので、11年お世話になった職場に山のように溜まったガラクタを処分しなくてはいけません。はたして、間に合うのでしょうか。

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