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2012年12月18日 (火)

小人の靴屋さん

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 学期末になりますと、さまざまな書類の締め切りに追われて四苦八苦している同僚の姿を目にすることが多くなります。などと偉そうに書いてはいますが、締め切りに追われまくることでは私こそが本家本元なので、人のことを笑えません。「ちち(仮名)」さんのように、薄目を開けながら「あぁ、起きなくっちゃ。でも、眠い!」なんて毎日を繰り返しています。ここでスパッと起きられるならば、仕事もある程度は片付くのでしょうけれど、私の場合、そんな芸当は死ぬまでできないままでしょう。

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 映画「グレムリン」へのオマージュ。ギズモの背中からたくさんのモグワイが顔をのぞかせています。水をかけると分裂・増殖するモグワイ。さらには12時を過ぎてから食べ物を与えると凶悪な「グレムリン」へと変身してしまいます。呑むと別人になってしまう同僚に付けられたあだ名が「グレムリン」で、それをおもしろがってこんなものまで用意してしまう私はホンマモンのヘンタイです。ご本人に喜んでいただいた後で、これまた可愛いと嬌声を上げていた同僚へのクリスマスプレゼントにいたしました。

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 職員室前廊下にある、外へと出られる引き戸の鴨居。同僚が一生懸命に、掌の中にいる小さな生き物を助けようとしています。かつてこの場所に両面テープを使ってポスターが貼られていたのですが、それを剥がした後、残されたままになっていた粘着部分にイエコウモリが捕らわれてしまったのです。校舎内でコウモリを見かけるのは珍しいことではなく、この日も朝からここにいるのを誰もが目にしていたのですが、夜になって、これは動かないのではなくて動けないのだ、ということに気づいた人からのSOSで、この救出劇となりました。

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 災難に遭っている人を写したドキュメンタリー番組などを見ていて、「おぃ、写してるんやったら助けたれよ!」とか突っ込みを入れてしまうことが良くありますが、このときの私がまさにそれ。わ、その手邪魔、とか思いながら、貼り付いてしまったコウモリをなんとか「剥がして」やろうと努力する同僚の手元をパシャパシャ。実に気楽なオッサンです。写真の右手の辺りにぺったりと貼り付いていたコウモリですが、この時点では体の大部分が解放されて、鴨居の縁に前脚をかけて何とか逃れようとしています。ずり落ちてしまうと、せっかく剥がした体が再び粘着物に捕らわれてしまうので、片方の手でコウモリを支えつつ、もう一方の手で後ろ脚を剥がすという、何とも困難な作業を不安定な台の上に乗ってやっているのです。

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 とっても細い後ろ脚だけが粘着テープに捕らわれているので、無理に剥がそうとすると脚がちぎれてしまいそうで、やっている方も見ている方も気が気ではありません。最後は、とりあえず粘着テープごと土台から剥がそうとしているときに、「おぉい、痛いやんけ!」ってな感じでこちらを向いてチーチーと鳴いているコウモリさん。そりゃ痛いでしょう。でも、こう少し頑張ってね、と、その場に居合わせた皆がコウモリに感情移入しまくりでした。

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 無事、救出。コウモリは決して綺麗なものではありませんし、噛まれるかもしれない、なんてことも考えず必死で救出作業にあたってくれた同僚は実に立派です。粘着テープに強く貼り付いていた部分は体毛が抜け落ちて実に惨めな姿になっておりましたが、何とか救出されたコウモリさん、この時点では動こうともしません。一日、冷たいアルミサッシに貼り付いていたので、人の手の上に乗っているのがあるいは気持ちよかったのかもしれません。

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 そのあと、屋外に出して安全そうな場所に安置。アップで見るとなかなか愛らしい顔をしております。しばらくここでじっとしていたようですが、1時間ほどの間にどこかへ行ってしまいました。辺りをしっかり見ても落ちてはいませんでしたので、おそらくどこかへ飛んでいったのでしょう。今夜もまた、夜の学校で餌を求めて元気に飛び回ってくれていることを信じたいですね。

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コメント

何とも凄い救出劇!寒くて大変だったでしょうがとても良い行いをなされましたねぇ。
でも、こんなの!?に噛まれたら動物由来感染症を発症する危険がありますので、次からは厚手のゴム手袋か何かをされた方が良いと思います。滅多にある事ではないでしょうが(笑)

 すいどう さん

 見ている方も、救出できてから「手袋、したほうがよかったなぁ」なんてことを言ってました。まぁ手袋はめてたら、あの繊細な作業は出来なかったのだろうと思います。

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