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2012年10月19日 (金)

多角形樹脂軸

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 ブレていますけれど、「くま(仮名)」さんが飼い主とじゃれているの図、です。この場所は彼女のお気に入りで、ケージの外に出たときはいつも、最後にはこのあたりに来て座り込み、飼い主が近くにいれば体をすり寄せて、というよりは押しつけて甘えてきます。

 撮影直前まで、ベッタリとカーペットに顔をつけて手前のリボンを噛んで遊んでおりました。さらに言えば、リボンなんてどうでも良くて、そこに飼い主がいるから密着していたい、というのが本当のところのようです。今から7年前、ふと立ち寄ったペットショップで彼女を抱き上げたとき、ガサゴソと肩の辺りまで登ってきた、その感じがなんともたまらず、即座に「連れて帰ります!」と宣言したことを思いだします。

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 思い出すと言えばこの品。細身のシステム手帳で、この規格のものはほとんど見かけなくなりました。今は洋服屋さんか何かになってしまった神戸三宮のナガサワ文具センター「センター街店」の閉店セールで手に入れたものです。革の表紙の手触りが何とも気持ちよくて、旅行などには必ず持って行くのですが、およそこの手帳に何かを書き付けたという記憶も実績もありません。

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 リフィルが手に入りませんので、一般的なバイブルサイズのリフィルを細身に切って入れておりますが、1枚も欠けることなく書き入れられることなく、パチンとセットされたときのままの白い肌を保っております。手触りがすばらしいカヴァーともども、実に可哀想な手帳です。さらに気の毒なことに、前回どこかに旅行した折に鞄に入れられたまま、おそらくは1年以上そのままになっていたのです。それは一緒にされたキャップレスも同じです。

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 毎日持ち歩いているキャップレスデシモとのツーショット。コンパクトでスリムなデシモよりもさらに小ぶりなペンであることがわかります。どうしてこれをやめてしまったのか、本当に残念な気がしますが、萬年筆であるからにはある程度の高級感も必要で、その意味では黒の樹脂軸というのは弱い面があったのかもしれません。

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 実際、これの金ペン付きを前の職場で使っておりましたが、このボールペン、ちょっと借りるね、と誰かが言うのを聞いたときから見ておりません。前の職場は本当にやりにくいところでしたが、それはお互いを大切にする気持ちが薄かったということだったのでしょう。おそらくは「ん?書けへんがな・・・」なんて言われてどこかに放置されたままになったのでしょう。その職場では大橋堂の黒エボナイトも同じように姿を消しております。私と萬年筆にとっては鬼門とも言うべき場所でした。

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 軸の太さを比べてみても、デシモより若干細いのです。見れば見るほど、書けば書くほど、この多角形樹脂軸のキャップレスのすばらしさばかりが実感されます。重めの萬年筆が大好きな私ですけれど、ことキャップレスに関しては軽いものが好みで、実際使っているのはデシモばかり。黒の樹脂軸は使っている内にあちこち剥げてきますので、予備がたくさん確保できたならば日常使いにしたいと思っておりますが、金ペン先が付いたものなどは座敷牢で惰眠をむさぼっております。

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 クリップの形状も素直でシンプル、実に良いペンです。最近はオークションなどでもほとんど見かけることがなくなりましたが、実用品として大量に売られていたものですから、こういうものこそ、地方の販売店を地道に巡れば手に入れられるかもしれません。でも、一番良いのは本家PILOTさんが復刻版を出してくださることです。ミュー90の例もあることですし、いつの日にか是非お願いします、と書くだけ書いておきましょう。

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コメント

田舎の文具店巡りでもこのような名品は中々見付かりません。今までパイロットで見付けたのはカスタム67と初代カスタムレガンス位でしょうか?これからも目を皿のようにして探してみます。

 すいどう さん

 実用品でしたし、特にこの合金製ペン先のものは価格も安かったですから、投げ売りされたり捨てられたり、ということも多いのでしょうね。

万年筆も使ってなんぼのものから、収集するものと時代は変わりつつありますよね。筆記具としてみるとその儚さがまたよいのかもしれません。

 くーべ さん

 筆記具としての儚さ・・・今再び、若い人も萬年筆に目覚めつつあるようですが、いろんな色のインクが使えておもしろい、というあたりがそのポイントみたいです。そうなると鉄ペン先の安いのを何本も集めて、何色も何色も使い分ける、なんてのも楽しそうですが、オッサンがそれをやるとイカれてると思われるだけなのが辛いところです。

儚いかあ~~~~
私なんか書類をスキャナーで読み込んで、Ms Onenoteで
キーボードやスタイラスペンで好みの色で書き込むなんて
変態(ヘンタイでは無く)でしょうか?
机の上が消しゴムくずで汚くならないとか、訂正が楽て
メリットも有るのよ。
今日の夜明け前、使っているページプリンタの調子が
悪くて嫁にしばかれました。
結局、何もしないのに治ったのねえ。。。
多分ハブが古くて反抗期なのねえ。。。
変態じゃなくてイカれた爺か? 「イカれ爺」にハンドル変えようかな?

 マオぢぃ さん

 川波忠兵衛さんも、お墓のない人生ははかない、などとおっしゃってますな。

 ハリマオからマオぢぃと来て、つぎはイカれ爺でっか。なかなか人生の歩みを示したハンドルの変遷でよろしいです。

我が家にも樹脂軸の金ペンが1本あります。

ナガサワ文具センター「センター街店」の店頭で
広沢さんがクリニックをやっていたときに
流通在庫で持ってこられたのを買いました。

確かに、ミュー90を復刻するのなら、こちらも
はげない仕様にして1万円くらいで復刻して欲しいものです。

ひろなお さん

いろんな意味で、センター街のナガサワは大きな存在でした。ちょっと変わったもの、珍しいものが欲しい時には、はるばる買い物に来ておりました。最初は本店の存在すら知らなかったほどです。

パイロットにしては変なこのペン、本当に強く復刻を望みますけれど、難しいでしょうねぇ。

大丸セントラルのショーケースには、キャプレス万年筆とボールペン・・・そしてそれより細身なデシモが入っていました。そのデシモよりも細身なんですね。

 大丸藤井セントラル・・・一度は行ってみたい文具店です。神戸のナガサワ文具センター(明治15年)と銀座の伊東屋(明治37年)との間、明治25年創業の老舗ですものね。

 デシモをベースにした限定品「セセンタ」なんてレアな商品もあったのですが、普通に店頭にあるときに買わずにおいて今頃残念がっています。そのうちにまた、デシモベースであっと驚く限定品を出していただきたいものです。

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