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2012年10月 7日 (日)

スルッとKANSAI 2/3

~我が友H.E.君と、親愛なる「大阪のおば」に捧げます~

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 おいしそうに水を飲む「くま(仮名)」さん。共通の祖先から分化したとされる犬と猫ですが、水を飲むことに関しては猫の方が数段上手なのだそうで、一口の水を飲み込むまでに、犬は3、4回も舌を動かさなければならないそうです。あまりよくわかるとはいえませんが、こちらにそのことに関しての解説があります。

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 3日間乗りまくりの2日目は、朝5時半に腹痛で目覚めてトイレの住人となり、仕事に出かける妻を駅まで送り届けてから帰宅して二度寝。10時過ぎにお腹が落ち着いたのを確かめての出発です。週明けには薬になれたお腹にしておく必要がありますから、ユルくなるとわかっていても服用しないわけにはいきません。幸いにして順応してくれたらしく、本日はトイレを探しまくらずに乗りまくることができました。

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 まずは神戸元町まで電車で行きましたが、これがものすごい混雑で最初から最後まで立ち通し。幸いにも私は一日中立って仕事をしていますのでそれほど堪えませんが、近くにいた親子連れ、子供がヘバって床にしゃがみ込んでおりました。持病の癪が出たとかそういうのでもない限り、電車の床にしゃがみ込むものではありません。お父さんはニコニコと「しんどいのかぁ」なんて言ってましたが、できればピシャッと叱っていただきたかったですね。小さいうちからきちんと叱っておかないから、中学生になって「叱ると反抗して怖いので先生叱ってやってください。」なんてことになるのです。

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 こちらは千石撫子さん。工房 楔の永田さん自らが出張ってきての展示即売会が開かれているPen and message.さんにて、Fさんに託されていた、といういただき物、海洋堂ネオカプセルのパイロット版です。カプセルに巻かれているシールに「海洋堂」とあるのを見て反応する私に、あかん、こいつは別世界の住人や、という反応の皆様でしたが、そのへん、わかる人にはわかる世界ですから仕方ありませんね。

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 本日は山陽電車沿線を乗りまくる予定で、まずは網干、姫路あたりまで行ってみようと思っていたのですが、その途中、ふと高砂駅で降りてみたくなりました。昨日羽衣駅へ行ったから今日は高砂、というわけではなくて、世の不条理を思い出したからです。

 大学の同級生であったH.E.君は、同期の中では群を抜いた強さと明るさをもち、教師になるならこいつが一番だ、と誰もが認める好青年でしたが、私の県の採用試験を通過することが出来ず、実家のある高砂に帰って小学校の産休講師をすることになりました。お前が通らへんなんて、そんな試験アカンよなぁ、と言いつつ別れたのが最後でした。

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 学生なんてものは玉石混淆があたりまえですが、彼は玉の中の玉、まさに珠玉でした。その彼が受からず、石どころか砂粒並みであった私が受かるなんて、世の中おかしいなぁと思いつつも、職を得て一安心。そんな社会人1年目の私に、H.E.君の訃報がもたらされたのは暑い夏の日でした。産休講師として赴任した小学校でのあまりの多忙ぶりに、手を抜くことをよしとしない彼は全力でぶつかり、そして力尽きたのでした。ご両親が管理をされているマリーナで、クルーザーにロープをかけての最期だったとのことでした。

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 せめてお悔やみをと彼の実家を訪ねたとき、確かに山陽電車の高砂駅で降りたことを覚えているのですが、30年近い歳月はその先の道を消し去ってしまい、私はただあてもなく川沿いを歩き回って、おそらくはそれとは違うマリーナの写真を撮るのが精一杯でした。彼が生きていれば、うちの県で先生をしていてくれたならば、どれほどの貢献をしてくれていたことかと思うと残念でなりませんし、代わりに職を奉じている自分の情けない状態といったら。なんとも申し訳ない話です。

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 H.E.君のことに思いをはせているうち、もう一カ所、訪ねてみたい場所が思い浮かびました。家柄なんていうたいしたものはありませんが、私の名字を名乗る本家であるべき人の奥さん、それが親戚の中で「大阪のおば」と呼ばれていた人です。山深い田舎から出て、昭和の初めから大阪で薬屋を営んでいたのですが、大阪大空襲で店を失い、村に帰ってきました。すでに本家は別の兄弟が継いでいて、帰ってきた長男夫婦は邪魔者扱い、というドラマに良くある話そのままの状況に出会い、ご主人の方は失意のうちに早くに亡くなりましたが、奥さんの方は私が大学生のころまで健在でした。

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 実は私、大学生になるまで「大阪のおば」とは面識がありませんでした。赤ん坊のときには抱いてもらったこともあるそうですが、それ以来ずっと没交渉だったのです。あるとき、母が突然「大阪のおばに会いに行く」と言い出して、西宮は甲陽園にあった家を一緒に訪ねたのです。その後、母は胃を切って入院しましたので、その後アガペ甲山病院に入ったおばを見舞うのは私の仕事になりました。そして今、おばは高野山にあるお墓に眠っていますので、墓参りのたびに出会っています。

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 思うに、母は何か思うところがあって突然に私を「おおさかのおば」に引き会わせたのでしょう。「おおさかのおば」の命日は4月9日、母の命日は7月9日というのにも何かを感じずにはいられません。

 世の中、本当に不条理です。いい人、良く出来る人、世の中に貢献できる人が長生きして人々から手厚くされるのが本当だと思うのですが、実際にはそういう人が幸せ薄い人生を歩むなどという話を良く見聞きします。私みたいなものが生かされて、一体どれほどの意味があるのか疑問に思わずにいられません。神様はそういうことまでも考えていろいろと決めていらっしゃるのでしょうか。

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 湿っぽい話ばかりしていると、H.E.君も大阪のおばも喜ばないでしょうから、しめくくりにお供え代わりにご馳走の写真でも。JR元町駅の構内、ガード下にある元町ブランのランチです。お皿に載っている巨大なものは鶏の唐揚げ。もちろん骨なしで、とってもジューシーなのだそうです。私もいただきたかったのですが、それが許される体でもありませんので我慢我慢。お手頃な値段で気の張らない、入りやすいお店ですが、味の方は折り紙付きなのだそうです。

 H.E.君、そして大阪のおばさん、今日まで、この出来損ないの私を見守ってくれてありがとう。厚かましいお願いですけれど、これからもどうか力を貸してください。

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コメント

私もなぜか生き残ってしまった口なんですが、

亡くなった方は忘れ去られるのが一番辛いようでして、

我々は、事あるごとに彼らのことを思い出して、

話をするために生きているようなもんですな。

 ひろなお さん

 今日も山陽電車の中でうとうとしてたのです。音楽聞いてたのでイヤホンで耳をふさいで。なのに、パッと目を開けたら目の前に「たかさご」っていう駅名票があって。呼ばれたんでしょうか。その割には、彼の生家にはたどり着きませんでしたけれど。

本当は唐揚げ食べた方に一票!

人の魂は転生を繰り返しつつ、現世で修行を積んで完成を目指す、との教えもあるようです。思うにそういう方達は魂が完成に近く現世に長く滞在する必要がなかったのかもしれません。
さぁ、私達はまだまだ修行が足りないようです。お互いに精進しましょう(笑)

追伸
世に「海洋堂」という単語に反応しない人が居るとはっ!?
あのチョコエッグでは、余りの値段不相応のオーバークオリティぶりに驚愕した者のひとりです。今再販されたらハマりそう…。

マオぢぃ さん

残念でした。写真がきれいに撮れてるあたりですでに私じゃないはずでしよ。

すいどう さん

そういえば大霊界ブーム?の時に丹波哲郎さんもそんなことおっしゃってましたね。私などは気が遠くなるほど長生きしそうです。

海洋堂と聞いても???な人はたくさんいるみたいですね。フィギュア触ってるだけで異世界の人、って感じでしょうか。

しんみりしますね。-----合掌

大事なこと書き忘れました。
持病のケア怠りなく、その友人の分も長生きしてください。

 Mont Peli さん

 ありがとうございます。幸か不幸か、不摂生をしていながらもホメオスタシーが異常に強いらしく元気で暮らしております。今の職場では自分より優秀と思える人ばかりに囲まれていてとても幸せなのですが、さて、来年異動したらどうなることか。そういうストレスには結構弱いものですから。

炭水化物を取らなければ大丈夫理論で、ご飯は少々にして、ジューシーな唐揚げはペロリンコでしょ?

 くーべ さん

 糖質制限ダイエット、ですか。だめなんですよ、それ。私は総コレステロールが高いので。要はおいしいモンは食うな、ということなのですね。悪魔と取引できるなら、味覚を失う代わりに一つ願いを叶えてもらうのにね。

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