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2012年9月23日 (日)

萬年筆の日・2012

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 ケージの扉が開いているのに、なぜか動こうとしない「ちち(仮名)」さん。彼女はとても活発で、ケージの戸が開くやいなや脱犬のごとく飛び出していくのが常なのですが、撮影用の「やらせ」によってこんな風におとなしく座っているのです。

 今年は28年に一度と言われる「祝日を損する年」なのだそうで、秋分の日も土曜と重なってしまいました。この先、文化の日も同様です。逆に言うとな、しげおちゃん(copyright by 親方)この先28年間はこういうえぐい年は来ないわけですから、私なんかはもう一生残念がらなくてすみそうです。

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 今日は萬年筆の日で、JP的にはふみの日。いずれにしても萬年筆と因縁浅からぬ日です。黒い萬年筆をそのまま撮ったら細かいところがよくわからない写真になったので、それではとカメラがストロボを焚くように仕向けて撮ってみますと・・・・・

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 背景になっている座布団の紺色のところにカメラが反応すると、こんな具合に撮れます。先の写真は白いところに反応したのでストロボを焚かなかったのでしょう。白飛びというのでしょうか、失敗写真の典型ですけれども、この萬年筆がエボナイト製なのでそれなりに意味のある写真になりました。真っ黒なエボナイト軸・・・・・のはずが、しっかりと茶色に変色しているのがよくわかります。

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 ご紹介が遅くなりましたが、このペンはコンクリン・トレドです。ご存じの方には説明不要ですが、アメリカはオハイオ州にあるトレドという地名から名付けられたペンです。創業者ロイ・コンクリンは、1898年、この地で萬年筆の製造を始めたのです。この写真でも、尾栓の部分はしっかりと茶色くなっているのがわかりますね。

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 とりあえず、キャップの方だけ磨いてみました。汚れ落としをかねて、まずはティッシュでこすりますと、こんな風に茶色い汚れがつきます。すでにキャップが黒々としているのがわかりますでしょうか。キャップの穴には、研磨に使ったものがしっかり詰まっています。

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 ご存じ、AAAパールです。本名ご存じでしたか? スリーエーパールでなくてサンエーパールというところに、なんとなく業界御用達、職人御用達な感じがしてたまりません。着古した綿のシャツなんかを裂いたものにこいつをちょっとだけつけてこすると、プラスチックの擦り傷なんかは綺麗に消えてなくなります。時計趣味な方ならプラスチック風防を磨くのに愛用されていることでしょう。透明なプラスチックが綺麗になるんですからたいしたもんです。下に敷かれている黄色い布はこれまた定番のセルベット。ある意味最強コンビですね。

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 綺麗になりました。黒いと思っていた軸がこんなに茶色かったとは。エボナイト製品は完成した瞬間からくすみ始めるものなのだと言いますが、納得できます。この弱点を補うべく漆を塗ることを考えたPILOTは実に偉いです。

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 ちょっとつけすぎたサンエーパールがあちこちに着いているという情けない状態の写真。やはりこういう作業は落ち着いてじっくりとやらなくてはいけません。ということは、私に最もむいていない作業と言うことになりますが、この綺麗なチェイス柄を楽しむために、もう少し磨いてみようかと思います。

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コメント

シコシコ擦るはヘンタイの妙味、ただしサンエーパールは粒子が入って強力ですからクリップとかやってしまうとメッキが剥げてしまうのが玉に傷、金属に剥げ(笑)

こういう記事を読んでいると、100年後にもこのペンのように美しい現行万年筆って何でしょう?と考えてしまうのです。やはりハンドメイドのペンになるのでしょうか?

 夢待ち人 さん

 確かに金属部分は要注意ですね。私は気合いで避けながら磨いてましたが、器用な人なら分解した方がよろしいでしょう。もしくは、いっそハゲさせてピカピカに・・・。

 すいどう さん

 ハンドメイドも工作精度によりけりでしょうね。内野製作所クラスのものなら100年たっても大丈夫でしょうけれど、私の萬年筆博士、どうでしょう?3代目はこれからうまくなる人ですからね。

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