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2012年8月15日 (水)

送り火

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 長女による自信作。あご枕をしてすやすや眠る「くま(仮名)」さんを狙っていて偶然にとらえた1枚のようです。我が犬ながら実に可愛らしく、ムギュッとしたくなりますね。だいたいから彼女は、ペットショップで初対面の折、抱きあげると一瞬で肩まで這い上ってきた、そのあたりからしてもう、オッサン殺しなわけです。ペンショップでは書いたら負け。ペットショップでは抱いたら負け、なのです。幼い頃の写真があまり残っていないことが実に悔やまれます。

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 さる方から譲っていただいたキングプロフィット。仏壇萬年筆の王様です。終戦記念日の今日、我が家にお迎えして祀っていたご先祖の霊が帰られます。お盆になると、仏壇の前に馬と牛を形取ったものを置きますが、ご先祖様は馬に乗り、牛に荷物を担がせてお帰りになるのです。母の初盆の時、初盆の仏はみんなの荷物を持たなければならないから早く送ってやらないといけない、なんてことを祖父母が言っていたことを思い出します。

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 母、祖父、祖母、そして父と、社会人になってから4人を見送りましたが、今の私を見て、あの世で情けなさに涙していることでしょう。お盆やお彼岸になるたび、ご先祖様すんません、と頭を垂れるのは何とも情けないものですが、子宝にも恵まれ、多くの知人友人にも恵まれて、情けないながらも幸せな人生を送っている、といえるのかもしれません。

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 同じプロフィットでも、スタンダードとキングとではこれだけ違います。モンブラン149のコピーだなどと言われても、私にはキングプロフィットの方が書き味に優れるように思われます。萬年筆が趣味だなどと言うと、決まって「モンブランとか?」と聞き返されますが、まともなモンブランは1本も持っていないと答えるとあきれたような顔をされるのが常です。上等な萬年筆というとモンブランしかない、あるいはそれしか知らないという人がそれだけ多いということなのでしょう。

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 それにしてもデカいですね。昨日、お坊さんがお参りに来てくださったので、お布施の袋に表書きするのに活躍した筆ペン。普通の家庭にある筆記具の中では最も長いものの一つでしょう。キャップをポストした状態ではありますが、それとほとんど変わらない長さ。こういうペンの後ろ寄りを握って、水平に近く寝かせて書くようになりました。萬年筆を使い始めた頃には思いもよらなかった変化です。

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 さてこれから送り火を焚いて、ご先祖様を送ります。奈良の高円山では今日、日本最大級の送り火(大文字)が焚かれました。そして明日は京都五山の送り火です。生で見たことはありませんが、子供たちには一度見せてやりたいなぁ、と思いつつ、今年も準備不足で実現しませんでした。

 明日は早朝から職場の端末入替工事に立ち会わなくてはなりません。ご先祖様を送ったら、今度は長年お世話になったメール受信用端末を見送るのです。何より、もうすぐ夏を見送らなくてはならないと思うと、寂しく感じられてなりません。暑いのは誰より嫌いなはずなのに。

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コメント

何事も前非を悔いて反省反省と言いたいけど、、、、
あきまへんなあ。。。
61超えているというのに情けない。
死んだら閻魔さんにしばかれるのが当然と思うけど
私の家は天理教。誰にしばかれるのか?
韓国の親分のめちゃくちゃさ、日本政府の根性なし、
中国の身勝手、、色々有って頭にくることばかりなり。
今テレビで「わたしは貝になりたい」をやっているけど
涙が出るの確定なので後で録画みます。
フランキー堺のは2~3回見たけど。
珍しく酔っぱ無しね。

 マオぢぃ さん

 えっ、そんなのやってたの。誰がやってるの?

 フランキー堺のは何回も見て何回も泣きました。忠臣蔵と同じくらい、泣けます。

 なんかねぇ、この8月15日って、寂しいです。

私も万年筆始めた…魔道に堕ち始めた時は、海外モノはモンブランしか知りませんでした。
その後とても残念な事に色んな万年筆のブランドを身を以って知りました。お陰で赤貧です。
最近世界を一周して!?日本製に帰ってきました。やっぱり凄いです made in JAPAN!!

 すいどう さん

 まさに冥府魔道、世の中、知らない方が幸せ、ということはいっぱいあるものですね。かつてセーラーの80周年が目の前で10万そこらで売られているのを見て、なんでセーラーのペンにこんなに出すのだ、と思って見送りましたが、その数年後、結局手に入れてます。知れば知るほど、すごいペンだな、と思ってしまうわけです。まさに国産恐るべしです。

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