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2012年6月 8日 (金)

見つけたっ!

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 けっこう真剣に眠たい「ちち(仮名)」さん。こういうときなら私でも顔を撮ることができますが、実はこのショットでも、彼女は目をそらしているのです。今やったら大丈夫、とシャッターを切っても、ストロボが光る直前に目だけそらしてしまいます。たぶんAF補助光が「見える」のでしょう。学校も試験も何にもない、と寝て暮らせるのはいいなぁ・・・・・と眺めていて、あることを思い出しました。

 子供時分からずっと、再放送もふくめて何回も見ているゲゲゲの鬼太郎。その中で一話だけ、そのラストシーンが強烈に印象に残っているエピソードがあります。そのくせ、何というタイトルだったのか、そこに至るまでのストーリーはどんなだったのか、つまびらかには思い出せませんでした。

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 強烈に印象に残っているラストシーンというのは、青年が石になることを決意して、座してデカいミミズに巻かれる、というもの。痛いのかどうかと問われたミミズは、「有機物が無機物になるんだからムニャムニャ・・・・・」と答えるのですが、まぁ結局、青年は「痛くないならOK」と判断したようです。ミミズに巻かれて見えなくなる青年が、薄れていく意識の中で「これでよかったのだ」と安らかな気持ちになる、そこのところが印象的でした。

 これだけネットが便利になっている時代ですから、すぐに調べられるはず、と検索してみても、なかなかこれというのが出てきません。検索語がおかしいのがその理由で、「鬼太郎 石になる」なんて入れていると、ゲゲゲの鬼太郎が石になってしまうエピソードがズラッと出てくるばかりです。

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 いろいろとやっているうちに、「ミミズ」を入れてやっと見つけたタイトルは「地相眼」でした。もともとはゲゲゲの鬼太郎としてかかれたものではないお話だそうです。地相眼という玉を手に入れて大富豪となった父。父は金の亡者で、自分は父に愛されていない、父の期待には応えられない、という思いを持っている青年が、父の心に触れて自ら地相眼になることを選ぶ、というお話です。

 このお話には地相眼、火相眼、水相眼という3つの玉が出てきて、人間がそれを一つおへそにくっつけるとそれぞれの玉のもつ能力を独占できるということのようです。地相眼は大地のことが何でもわかる玉なので、こいつをへそにくっつけた人間なら石油も天然ガスもことごとく掘り当てられる、というわけです。でも本来その能力はすべての人に少しずつ分け与えられるべきものなので、大富豪になった男は命と富のすべてを差し出すか、息子を新たな地相眼の材料として差し出すかの選択を迫られて悩みます。そのことを書いた日記を見た息子が、自分は何の役にも立たないんだし、地相眼になってもいい、でも痛いのは嫌だな、ということになるわけです。

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 子供時分にこのアニメを見て、自分も似たようなことを思った記憶があります。ただ、虫嫌いな私のことゆえ、ミミズなんぞに巻き付かれたら気持ち悪いだろうなぁ、ということをより強く思ったものでした。魔法使いみたいなのが出てきて、「いち、にぃ、さんっ!」とやれば玉になる、ていうことならなってもいいな、なんて思ってました。我ながらよっぽど這うものが嫌いなのですね。

 大人になった今、思うことは、「いいよ、ぼく地相眼になるよ」何と立派な心意気・・・・・ではない、ということですね。痛いのが嫌だとか、ミミズが気持ち悪い(私の場合)だとか、要するに楽に自分の存在が消えてなくなれば、自分自身、もうしんどい思いをしなくてすむ、という、究極に自分勝手な選択なんですね。幼い頃の私は、すでにしてそういう選択をすることに惹かれていたのかもしれません。

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 三つの玉、ということでラミーのダイアログシリーズ、1から3までを引っ張り出してきたのですが、それが収まっている馬場万の6本入りペンケースにはあと2本黒いペンが入っていました。何だろうと出してみると、同じラミーの2000。それはいいとして、ラストの1本は、何でかわかりませんがPILOTのエラボーでした。気になってキャップをとってみましたが、ペン芯に塗られた漆は健在。わからなかったタイトルも判明し、どこへしまいこんだのかなぁ、と気になっていたエラボーにも再会。三ヶ月ぶりに散髪に行ったこととあわせて、ちょっとだけすっきりすることができました。

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コメント

ペン芯に漆ということは最初期モデルですね。エラボーはパイロットがモンブランのウイングニブの書き心地をを再現しようとして造ったモデルではないか?と考えていました。実際は違うのでしょうが、そんな事を考えていると楽しくなります。

 すいどう さん

 そうです、初期モデルです。軽い樹脂軸にその気になれば撓るペン先、というのは、毛筆で上手に字を書けるような人が使うと最高なのでしょうね。私は満足に使えませんので遠慮しております。まだウィングニブの方が普通に使えるような感じもしますが、あれもまた、私には宝の持ち腐れです。

ヌメ革のこのペンケースはもう少し日光浴させてから使うべきだと思ってしまうあたりがヘンタイですね。
見ていると革ベルトがほしくなってしまうのがこわいところ。

 二右衛門半 さん

 おっしゃるとおりで、このヌメ革は室内に置いている
だけではまったくといってよいほど飴色になりません。

 そればかりか、濡れたりしたときのシミばかりが強調
されて難儀なことこの上ナシです。やはり良いものは
それなりの人が使わなくてはなりません。私には無理だ
と痛感しております。

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