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2012年4月 6日 (金)

学級通信

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 「猫鍋」なんてものが、少し前に流行っておりましたけれど、こういう姿を見ると我が家の犬たちで「犬鍋」なんてのもできそうだと思わせてくれます。

 突然死してしまった嵐の夜、ふと目を覚ますと、寝ているはずの「くま(仮名)」さんがケージの中で立ちつくしています。何事かとよく見ると、トイレスペースは全部が液体で占められて、居住スペースからはかぐわしい香りが立ちのぼっておりました。さっそく掃除をしてやって、汚してしまっていたお気に入りの毛布も交換。翌朝の光景がこれです。

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 ここ数年、毎年のように新規採用者が入ってきて、職場の平均年齢がグッと下がっています。初めて学級担任を持つ若い先生たちは、それぞれの思いを抱いて今日の始業式を迎えましたが、そんな若い人たちにイラんことを一杯吹き込んでいるのが古参の教師たち、特に私です。

 何より迷惑であろうと思われることのひとつが、「学級通信書きなさいよ。」とすすめられることでしょう。私も妻も、学級担任をしていた頃は常に学級通信を発行しておりました。私は毎年毎年タイトルを変えて、妻は何年来同じタイトル、というように、同じ思いを抱いて同じことをやっていても、ちょっとしたところにその人の思いや性格などが出てくるのがおもしろいところです。

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 若い人たちに学級通信のサンプルを・・・・・と思って探してみても、私のはほとんど残っておりません。それもそのはず、最盛期の学級通信はほとんどがMS-DOS環境で「松」を使って作られたものですので、今となっては影も形もありません。ちゃんとした教師は印刷原稿を紙で残しておくものですが、私がそんなことしているはずもありません。

 実際、私の甘言につられて学級通信を書き始めた人たちも、ある人はワードで別の人は手書き、B4サイズでどぉんと出す人もあればA5サイズでこまめに出すことを目指す人もいます。この違いがおもしろいのですね。

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 私自身は、15年以上前に大橋堂の萬年筆を買ったときに「今年は手書き!」なんて宣言してエライ目に遭った経験があります。萬年筆でさらさらと一発勝負、なんて書き方ができるわけもないのに、そんなことに挑戦しようとした自分がバカでした。

 今の職場が最高に荒れた学校だった頃の校長は、B4サイズの用紙にサラサラサラッと文章を綴って「学校だより」を発行されていました。「書くわ!」と校長室に入られたかと思うと、ものの10分かそこらで紙を手に出てきて「チェックしてくれるか。」という感じで、自分もいつかはそうなりたいと思ったものでした。

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 4月の印刷室は大混雑で、印刷機がかわいそうだと思うほどですけれど、ゴールデンウィークが終わる頃には静かな部屋に戻ります。そしてその頃には、それこそ雨後の竹の子のごとくあっちでもこっちでも発行されていた学級通信のほとんどが休刊状態になってしまいます。

 年に数回しか(失礼!)更新しないことをむしろウリにしているようなBlogもありますけれど、学級通信はやはり継続が肝ですね。ですので、書け書けとすすめておきながらも、張り切って大作を考えている人には、「楽に行きや。続かへんでぇ。」と水をかけたりしています。もしも、お子さんが学級通信を持って帰ってきたら、熱心な読者になってあげてください。そして、お子さんに「先生にな、今度いつ出るの?って聞いといてね。」なんて言ってください。読者、何より保護者が楽しみに待っていてくれるという「プレッシャー」こそが、学級通信青長続きさせる原動力なのです。

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コメント

僕の小学校3,4年生の時、先生、保護者、生徒がそれぞれ通信を出し続け、年間100号以上出し続けていたように思います。先生は鉄筆、生徒は緑のガリ版に、ボールペンの手書きでした。年度末には製本し、生徒に配ってくれました。オイルショックの折で、カミ不足云々で、先生には同僚からの、やっかみ半分の非難もあったようです。

現在はその先生の御自宅で、在職中の学級通信すべてを公開されておられます。ほぼ当時の私と同じ年となったムスメと、そのうち訪ねようと思っています。

 Bromfield さん

 懐かしいボールベン原紙ですね。
紙不足云々より、通信を出すこと自体への批判が起こりやすい業界です。悪き横並び意識が強いのでしょうね。
もしよければ、ご紹介ください。

西野能文先生の、「小さな手」という学級通信です。『朝日新聞』2011年1月18日 朝刊 23ページ(大阪版)に紹介記事が載っています。インターネットでは、リンクが既に切られてしまっているようです。

 Bromfield さん

 いい話ですねぇ。学級通信出してみようか、っていう先生、希望に燃えてというよりは、どこか不安があったりして,ということの方が実は多いし、そういう人の方が長続きするものです。4月だから、と張り切って始めた人の多くは・・・・・です。

連絡帳に毎日コメントを書き込み、更に学級通信を作成する。

本当に、先生方は几帳面だと思います。
ブログやSNSの記事すら途絶えそうな僕にはやはり務まらない職場だろうと思います。

頑張って、冷や水浴びせてあげて下さいね。

この話が合っているかどうかは自身がないけど

西野先生5人兄弟の話をモチーフとして1967年頃に
フジテレビから「若者たち」と言うドラマが出た。
(何年か前にはDVDも出たらしい。レンタル無いかしら?)
その主題歌が
「君の行く道は、果てしなく遠い。だのに
なぜ。。。」と言う歌詞で有名になった。

私は今でもその歌を聞くと何故だか涙が出てくる。
ちなみに西野先生の通ってられた中学は大阪市の阪南中学で
私の通っていた中学の隣の学区だった。
年は私より6歳くらい上。
もしかしたら昔近所ですれ違っていたかもね。

 きくぞう さん

 そういうのはたいがいが小学校の先生です。小学生は自分だけでは何にもできない、やろうとしない子がけっこういますから、先生がしっかりやってあげるのですが、6年生あたりの授業やふだんの生活を観察していますと、下手な中学生よりもよほどしっかりとした生活をしているのがわかります。高校生ほど大人でもなく、小学生とも違う。やはり中学生は中途半端で腹立たしく、その面倒を見るのは馬鹿馬鹿しい限りなのですが、やはり中学校の教師という仕事が好きです。

 マオぢぃ さん

 こういう真面目な人、しっかりした人、そういう人材はこの先どんどん教育界からいなくなっていくでしょう。優秀な人なら民間企業へ行った方がいいのです。頑張ったら収入も増えるし、人として認めてもらえます。学校の教師なんて、子供からも保護者からも、そして行政からも馬鹿にされて、しかも待遇は悪くなる一方。優秀な人がそんな劣悪な職場に行ってはもったいないです。残念なことです。

 結局、お金のあるおうちは子供を私立に通わせる、これしか無いのでしょうね。公立の学校に未来はないような気がします。

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