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2011年10月23日 (日)

変な・・・・・

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 すやすやと眠る「くま(仮名)」さん・・・・・ではありません。こう見えても彼女は起きていて、大切な後ろ脚をガッシガッシと囓っては引っ張り、まるでタコかイカの干物でも食っているかのような様子です。柴犬はきれい好き、とよく言われますが、実際、暇さえあれば体のあちこちを噛んだり舐めたりしています。そんなところへ手を出すと、やんわりと「嫌よ!」という意思表示をするのが「くま(仮名)」さんで、情け容赦なく「やめんかいこらっ」とくるのが「ちち(仮名)」さんです。

 今日はフェンテの集いで「神様」長原宣義さんが講演をされる(た)日。その他には何があるのかな、と調べてみると、ほとんど北米でしか知られていない「モルの日(Mole day)」なんだという情報がありました。高校生の頃は、こいつにずいぶん苦しめられたものです。

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 主として北米の化学者たちが、10月23日の午前6時02分から午後6時02分までを、物質量の単位である「モル」を記念する日として祝うのだそうです。ご存じの通り、1モルというのは6.02×10の23乗個(アボガドロ定数)の分子や原子などからなる物質量です。

 まずはこの、アボガドロ定数というのがいけません。言いにくいのはもちろんですが、6.02×10の23乗なんて、普通の人の頭では想像もできない変な数です。それを 6:02 10/23 にあてはめるなんて、へぇ~、と感心するしかありません。

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 そういう私も、東京へ行けなかった無念さをエネルギーとして採点に励みつつ、なんでこうなるねん・・・・・などとぶつぶつ言っておりました。テストの出来が実に悪いのです。生徒も勉強しなければなりませんが、教える方も大いに反省です。

 生徒たちは、エックスの前についている数字を半分にすることに何のメリットがあるのか、と思っていることでしょう。平方完成できなくても日常生活には支障がない。算数はともかく数学は生活の中で使わない。多くの生徒はそう思いながら問題を解いてるんでしょうね。

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 見た目に取っつきにくいからでしょうか、理科や数学が嫌い、あるいは苦手という生徒がどんどん増えてきているような気がします。これを放置しておくと、いずれ日本は世界の最貧国へと転落することでしょう。どうも世の中には、理科好きや数学好きを特別視するような傾向がありますが、それがそもそもおかしいのです。生徒たちが理数系の教科を勉強するようすを見ていると、ひどい匂いのするスープを鼻をつまんで無理に飲んでいる、っていう感じがしてなりません。

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 全然関係ないのに引っ張り出されたボールペン、ペリカンのNo.1とNo.2です。ルイジ・コラーニによるオーガニックなデザインは、いわゆる「変な形」ですが、持ちやすくて書きやすいことから、単にスタイリングのためだけのデザインではないことがわかります。素質とか直感とか、そういうものをベースにこんなものを産み出す人がいていいのだから、理詰めで物事を進めていく人がいてもいいはずなのですが、そういう人には「冷たい」なんて評価が下されたりしがちです。

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 テレビの学園ものを見ると、数学の教師が悪役、というのが実に多いように感じます。私自身、学生時代は数学が大嫌いで、数学ができる人はどこかが違うのだと思っていたのですが、一つ壁を乗り越えて向こう側に行ってみると、実に楽しい世界が広がっていたのです。

 意味もなく理数系の教科を嫌ってはいけません、と生徒には言うのですが、好き嫌いというのは理屈ではありませんから、それこそ理屈抜きにおもしろい経験をさせないと好きにはなりませんね。我が娘も因数分解を教えると涙を落としたほどの理数系嫌いでしたが、高校で教わった生物の先生が極めつけの変な人だったので生物が大好きになった、という経験をしています。私自身、変な人というのには自信があるのですが、さて、どうでしょうか。

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 と、いうことで、気を取り直して明日からまた、数学嫌いな生徒たちをしごいていきたいと思います。そのためには今夜、徹夜覚悟で学習プリントを作らなければ・・・・・。

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コメント

東京は残念でした。
私も、理科好きや数学好きを特別視するような傾向は問題だと思います。

先日、Twitterで書かれていたのですが、
「中学・高校の6年学んでも英語できないから、日本の英語のカリキュラムはダメだ」というけれど「小中高と12年数学・理科を学んでも理数的思考ができないのだから、…」という意見がないのはなぜか?
と言うのがありました。

私、社会の主導的な層に文系の人が多いのが、問題の一見だと思います。伝えるマスコミも、政治家も、ほとんど文系です。そこで理科系のことを伝えるのは、そもそも難しいですよね。

 達哉ん さん

 英語は頑張れば話せるようになる、って言うなら、数学だって頑張ればある程度は問題が解けるようになるはずです。人は誰もがオリンピック選手になれるわけではないけれど、持っている能力を全部活かしていない人も多いわけで、それは英語に関しても数学に関しても同じだと思いますね。要はきっかけとかやる気、あるいは指導者との出会いです。きっかけを与えられる人になりたいと思っています。

 例えば英語とか語学に関してはそれを公用語とする国に行けば否が応でも生きていく上で身に付くとは思うのです
 これを数学に当てはめると、どういう状況なのでしょうかねぇ?
 (あ、銀行に就職する?違うか(苦笑))
 因みに自分は理数系で、暗記物と思っている英語や化学はてんでダメゾーでした

交流会に参加して帰宅したら、「まこ」ちゃんが立てなくなり、獣医に連れて行って来たと息子がおろおろしていました。

もうダメかと思いましたが、今日は昨日よりは少し持ち直したようです。はたして年を越せるか悩ましいところです。

覚悟はしていても、その時になると駄目なものです。

「神は数学者か?万能な数学について」マリオ・リヴィオ著 早川書房より10月21日刊行。

現実とはかかわりのない思考の産物である数学が、なぜここまで役に立つのか。数理科学から芸術、言語学まで、著者の振舞う広範な話題と図版を愉しみつつ数学の根幹に触れることのできる科学解説。
だそうです。

 ともぞー さん

 私は数学こそ暗記物だと思っています。何でもまず暗記、そこからいろんな発想が出てくるということもあるのではないでしょうかね。そして、数学嫌い、理科嫌いの原因のひとつが言葉の貧しさだと思っているのです。はじめに言葉ありき、なんです。言葉が貧しいので、説明聞いても何を言ってるかわかりません。そしてどんな教科でも嫌いになります。楽しいこと、結構逃してると思うんですけどねぇ。

 ペリカン堂 さん

 顔が少し白くなり始めた「くま(仮名)」さんを見るだけで悲しくなる私の場合、そんな状況には耐えられそうにありません。でも、案外そういう危ないところを見せる方が長く生きるのかも知れません。「まこ」ちゃんと一緒にクリスマス、そして新年を迎えられるようお祈り申し上げております。

 くーべ さん

 著者はイタリアの方でしょうか。だから楽しい本を,というのは短絡的かも知れませんが、数学の本というのは意外と楽しいモノが多いですね。どうもあの、ねじりはちまきで問題を解く、という孤独で過酷なイメージが数学を悪者にしているのであって、数学って本来楽しいものだと思いますね。

数学を教えるときに、もっと楽しくする事が出来れば本当に良いですよね。

大学で学ぶうちに、英語と数学をもっときちんと出来るようにしておけば良かったと悔やみました。文系でも統計処理したりするので数学は必要ではないかと。
社会人になってからはなおさらです。ebayを眺めて歯がみする日々を過ごしています。

高校までの数学は、訓練する事も重要ですよね。ドリル学習など、味気ない物を何とかしたいですよね。

 きくぞう さん

 植物の生育にも時期がありますよね。この時期は根、この時期は葉、というように。小学校の中学年あたりでしっかりと話を聞くという習慣をつけ、高学年から中学校1年生あたりまでで「詰め込み」を受け入れるように訓練して、その蓄積をもとにして「発想」「思考」という学習になっていくのだと思います。はじめから「考えてみよう」一本槍というのはかなり難しいことですね。そういう意味で、数学嫌いなんてのは相当根が深い問題だと思います。

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