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2011年4月28日 (木)

阿修羅05

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 え、何なの? どうせ私なんかより、あの変な紙の像の方が見たいんでしょ、とでも言いたげな「くま(仮名)」さん。例によって快適な寝床をこしらえて、ピカチュウを枕にスゥスゥ寝ていたところです。

 目がヤバいです。昼間はPCのディスプレイを見つめて書類作成、暇があったらiPad2でゲームをして、夜が更けてから阿修羅像の作成。目が疲れてからの製作ですから、余計にできの悪いものになること確定です。何とも不良な仏師なのでした。

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 これだけ切り出すのに15分ほどかかりましたが、これで脚1本です。昨日セーラーの80周年と記念撮影をした右足に続いて、今日は左足と下駄を作ります。

 足の甲をまず作ってから、つま先やかかとの部分を補って足の完成。そこへ足首から下肢を積み上げていきます。切り出し、接着共に、比較的楽な工程です。

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 右足の甲の部分に足首を取り付けたところ。これだけで5つのパーツを組み合わせています。このあとは輪っかの形に作った「脚」を積み上げていくだけなので、ほとんど鼻歌交じりの気楽な作業でした。

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 むしろ、足に履かせる下駄を作る方が難しかったように思います。簡単な形の下駄なら良いのですが、途中がくびれたような形になっている、その部分の接着が大変でした。私が不器用だからそう思うだけで、ある程度器用な人であればちょいちょいっと仕上げてしまうような作業なのだろうと思います。

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 下駄一足分のパーツです。細長いのをぐるっと輪にして、その上に蓋を被せるような感じで作り上げますが、曲線部分などは小さな小さな糊しろですので、なかなかきれいに接着することが出来ません。下駄だからそんなに目立たないとはいうものの、このあたりでこれほど苦戦していたのでは先が思いやられます。

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 ぶつぶつ言いながらも、パーツが組み上がると、他のものと組み合わせてみたくてウズウズ、というわけで、台座にセットしてみました。上手に作る人なら、台座に下駄を「スッ」と置くだけですむはずですが、何せ加工精度が低い(苦笑)ので、切れ込みにベロを入れて裏側から引っ張らないとキッチリはまらない、という情けない状況です。

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 ある程度予想はしていましたけれど、実際目にしてしまうとガッカリです。左右の脚の長さがこんなに違ってしまったのは、おそらく糊しろの重ね具合など、一つ一つとってみると僅かなズレが、全部同じ方へ積み重なった結果なのでしょう。

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 幸いなことに、脚の長さの違いは外見に現れません。この脚の上に、衣を身につけた胴体をスポッと挿し込む構造になっているからです。けれどもその衣こそ、阿修羅像製作のハイライト、とでもいうべき難関のようです。複雑な3次曲面が連続する衣を紙で表現するのですから、謎の宇宙生物になるかどうかの分かれ目だろうと思います。

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 阿修羅像出来た出来た、と喜んでいても、子ども達の反応はけっこう冷ややかです。「阿修羅像っていうけど、まだ足だけやんか!」と言われてしまいました。悔しいので一言、「そや、足や。そやから ”あしらぞう” やんけ。」と言い返したのですが、軽くあしらわれてしまいました。

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コメント

3次元CADはカンタンでっせー。
今の若い子は1週間でひととおりモデリングはできるようになる。
設計は、別でっけどなあ。
で、猫は、矯正院にいったら、猫背と足の左右の長さ違いを指摘され、ぽきぽきと強制されました。
おかげで本日は調子良いのですが。
手持ちの萬年筆をぜんぶ点検して、戦場送りにした数1ダース。
使いたいなーと思うやつのポイントをみていたら、
食い違いが目に付いたので直そうとしてぐりぐりやっていたら日が暮れました。

足の長さの違いはほっといたらあきません。
後々苦労しまっせ。
矯正のせんせいの言葉ですう。

 白髪猫 さん

 私も整体にいくたびに、左右の足の長さが
ちがいますねぇ、とあきれられています。

 どうやら、主犯はマウスを使うことらしい。

 で、この左右の足の長さの違い、どうやら
そういう設計らしいと思えるようになりました。
その先を作っていったら、そう思えたのです。

あー、そういえば、神属は腰をすこしひねっているお姿が多いですヨねえ。
わたしのすきな、加古川の鶴林寺の聖観音像も、すこし腰をひねられているのが魅力的です。
では、足の長さの違いは、腰の位置によるので、
設計どおりということになりますネ。

 白髪猫 さん

 その、神族ゆえの腰のヒネリ、大変に厄介です。
腰をヒネると着衣も揺れる、というわけで、阿修羅
さんの着衣、たいへん微妙に揺れておりまして、
こいつを平らな紙で表現する、というので、貼り
合わせるのが大変なことになって泣いております。

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