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2011年4月 2日 (土)

製図器

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 ペロリ、とおいしそうなクチをしている「くま(仮名)」さん。ケージの床に寝そべっている彼女は、嵩が高くなるように敷物を盛り上げて「お膳」をつくり、そこに餌鉢を引っ張り上げて、ベストポジションでのお食事中なのです。この至福のひとときのために、毎朝与えられる餌を一度に食べてしまわずにとっておき、夜になって小腹が空いたなぁというタイミングでおもむろに食べ始めるのです。BGMは「おまえだけ何食べてるねん!」という「ちち(仮名)」さんの叫びです。

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 昔は中学生の必需品であった製図器。今では、工業系の高校生ですら持っていない人が多いのではないでしょうか。この、黒いケースにコンパスやディバイダがいくつか入っている、その何とも言えない雰囲気というか、たたずまいというか、そういったものが大好きです。昔はそんな表現がありませんでしたが、今なら「萌える」というところでしょうか。

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 この留め金にも萌えてしまいます。製図そのものはそれほど楽しい作業ではなく、むしろ苦痛ともいえるものでしたが、そういうことを抜きにして考えると、やっぱりこの製図器(セット)というものが大好きです。父親が技術や数学の教師でしたから、我が家にはこんなセットがいくつもあって、幼稚園児の頃からあこがれの目で見ていたものです。

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 製図器としては比較的シンプルな構成ですが、コンパスやディバイダの古典的な姿がたまりませんね。丸いメダルのようなものは、製図用のケント紙を製図板に固定するための押しピンのようなものですが、私が製図を習った頃にはテープで固定するのが主流でしたので、こういうものを使ったことはありません。

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 何という名前なのでしょうか、コンパスのねじを締めたり緩めたりするための道具。この写真で気になるのは、何やら破片のようなものが散らばっていることです。これは何の破片なのでしょうか。コンパスやディバイダなど、目に見えるものはすべて金属製ですが、破片のようなものは樹脂っぽい感じです。

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 おそらくは分度器だったであろうと思われるものの残骸。破片のようなものはこれに由来するのでしょう。加水分解っていうやつでしょうか。ケースはどこも焦げたりしていませんから、萌えて燃えて溶けたというのではなさそうです。オカルト系の雑誌などでよく見る、人体発火現象の燃え残りみたいな感じになっております。

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 こういうものを見ていると、ものをコレクションしていくことの難しさを感じます。愛すべき萬年筆たちも、手入れが良くなければこんな風に朽ちてしまうのかと思うと、使わないものはどんどんお嫁に出してやらねば、という焦りのようなものを感じてしまいますが、さて、どれを放出しようかと悩み始めると、結論の出ない堂々巡りになってしまう、優柔不断な私です。

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コメント

我が実家にも似たようなのがあります。
実は私の父も同じく数学の教師です。

もしかして、関数電卓も転がっていませんか?
普通の電卓で良いところ、こちらを学校に持って行って
得意気になっていた記憶が有ります。
今思えば「萌え」の感覚だったのかと 笑。

製図かあ~~~~
徹夜でスミイレしていたら寝落ちして朝起きたら余計な
箇所がインクべったりだったとか。
コンパスの穴針一個分ずれていたため誤差が累積して
最後は予定の地点より10cmずれたりとか。
良い思い出ないなあ。。。
あの時ロットリング買う金あったら、、
40年前で3千円位したかなあ。。。

 大阪のオバチャン さん

 体の中からなんかわき出してくるようなこの感覚、何とか表現できないものか、と悩んで悩んで、その末に出てきたのが「萌え」なんだそうえすね。たしかに,草木が芽吹くのが「萌え」ですから、とっても理にかなった表現です。

 関数電卓買おうと百貨店に行ったらポケットコンピュータに目が行き、それならこっちが良いじゃないかとマイコン(!)を買ってしまった(もらった)学生時代。今以上にアホでした。

 マオぢぃ さん

 そう、この製図器なんかシンプルだと思ったら、烏口が少ないのね。あれは、当時そういうのがあったら確実にそう呼ばれてたと思いますよ、「マーフィーの法則」。墨入れしていると最後の線のところでインクが落ちる、なんてね。

こんんちは初めまして。
毎回楽しく拝見させていただいております。(除外する学校関連・・・笑)
製図器セット、45年前に従姉が通っていた松本県ヶ丘高校の校章が入っていますね。
もちろん工業高校ではありませんので、数学で使用するための基本セットなのでしょう。
見たところ昭和30年代臭が漂っております。

僕の父親は生物の教師でした。
昔の事ですから、蝋原紙を鉄筆で切り、謄写版でプリントを作っていたため、実家には鉄筆のセット!と、ヤスリが今でもあります。
計算尺もあったっけ。

僕自身は、造園図面を作成しましたが、烏口ではなくシャープペンとロットリングを手に、ドラフターで作図していました。
今は、オートキャドで作図しているようですが、割付を考える事が少なくなったためか、現場の納まりが悪い図面が増えています。

前コメでは風刺で飛ばし過ぎましたm(_ _)m
くまさんの巣作り、貫禄ですね。
子供の頃兄の図面道具が宝物でしたが、その類全て震災でお別れしました_| ̄|○
東プレ、ポチッと逝きました(笑)

 野良猫@流れ者 さん

 昭和30年代の匂い、嫌いではありません。いいですね。
そういう私自身が30年代製です。

 この校章、どこのだろうと気になっていたのです。教えていただいてすっきりしました。この製図器が手元に来たことも含めて、コンパスだけに縁を感じますね。

 きくぞう さん

 蝋原紙、鉄筆、やすり。このセットは我が家にもたくさんありました。ボールペン原紙なんてものが登場してからも、鉄筆で切ってましたね。その方がシャープだからといって。

 そう、手で製図するときは、どこから書き始めると収まるかなぁ、なんて考えましたよね。

 Dio さん

 おめでとうございます。一生モンですよ、東プレは。こうしている今も、居心地良さそうな「巣」を作ってくつろいでます、「くま(仮名)」さん。

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