フォト

最近のトラックバック

« そっくりさん | トップページ | 籠の鳥 »

2011年4月20日 (水)

色あせた記憶

Rimg0379

 先ほどまでケージの外でうろうろしていた「くま(仮名)」さん。今は気持ちよさそうに眠っております。本当に幸せそうです。こうして、何の不安もないかのごとく眠っていられる、そして、そんな風に犬を飼っていられることの幸せをかみしめております。

 東日本大震災と、今も続く各地の余震は、西日本にも確実に影響を及ぼしています。西日本で暮らしていると、その多くは頭で理解するような内容ですけれども、それこそ「子どもにもわかる」ようなものもあります。私の勤めている学校でも、長野県白馬方面への修学旅行を予定していたのですが、教育委員会からの指導もあり、目的地を変更せざるを得なくなりました。

Rimg0381

 修学旅行に関して、教師が旅行業者からリベートをもらっているに違いない、などとおっしゃる方があります。パック旅行なら3、4万円ほどですむところへ行くのに、修学旅行だと7万円近くかかるのがその証拠だ、というわけですが、舞台裏では旅行業者も教師も、削れるところは1円単位で削るという努力をしているのが実情です。

 200人を超えるような規模の学校が3年生の5月に修学旅行を実施する場合、1年生の夏には宿泊施設や交通機関をおさえる必要があります。そこから2年近くかけて計画を練り上げて、ようやく3日ほどの旅行に出られるわけです。3年生の4月になってから行き先変更、というのは、想像を絶するほどに大変なことなのです。

Rimg0382

 幸運なことに、私の勤務校は、当初の日程から1ヶ月ほど遅れた時期に、長崎への修学旅行が実施できる運びとなりました。長崎への修学旅行は、一時期「流行」しておりましたので、私も何度か引率したことがあります。出張旅費なんてありませんから、下見もままならない状況の中、かつて引率したときの記憶や資料を頼りに、大慌てで計画を練り上げているのです。

 それでも不安は不安ですので、自腹を切って下見に行こうとしている教師もいます。今どき、本番の修学旅行ですら、出張旅費が出ないので教師は自腹で、ということも少なくないのです。まぁ、不安を抱えて行くことを思えば、旅行を兼ねての下見、私はアリだと思ってしまう方ですが・・・・・。

Rimg0383

 帆布製のペンケースに入れていたPILOTの楓もまた、色あせてしまっています。最初はもう少し濃い色だったのになぁ、という記憶も、今となっては曖昧なもの。同様に、長崎の街も、かつて引率していった頃からは変わっていて当たり前ですから、やはり下見は必要なのです。

 あそこは確かこんな風だったはず、という曖昧な記憶を頼りに計画を立てて、現地に行ってみたら大きく違っていた、ではお話になりません。いっぺんに200人以上の子どもを連れて歩くのですから、責任重大なのです。

Rimg0384

 自分自身の充電もかねて長崎への下見旅行をすることで、色あせた記憶は鮮やかさを取り戻すことでしょう。ではこちらの萬年筆はどうすれば良いのでしょうか。一か八か、師匠がプロフィット30周年に塗り込んだというアレを試してみようか・・・・・などと恐ろしいことを考えているのですが、やはりネックはその匂いですね。

« そっくりさん | トップページ | 籠の鳥 »

コメント

臭いは2週間で完璧に消滅しましたよ!
もっとも楓はすぐに手脂で変色するので、アレはいらないかもしれません。

Pelikan_1931師匠

ご教示ありがとうございます。色褪せてから手脂に椿油、
果ては秘伝の鼻の脂まで吸わせようと試みたのですがこの
様な仕儀です。

白木に彫刻するという教材があって、そこでアレを塗って
仕上げているので、職場に転がっていたりするのです。

こちらの時には長崎は自由散策で、生徒の自主性におまかせでした。
あの時に、万年筆病院のことを知っていれば・・・
グラバー庵も、もう無いのかな?

公園の運営管理をしておりますと、逆に下見にも来ない遠足の先生方に腹を立てています。
公園の施設も、改修やら修繕やらしておりますから、以前来た時はどうだったと言われても、、、

指定管理が始まって5年が過ぎても、前は出来たのになぜ出来なくなった??と、到着してからの押し問答をさせて頂いております。従前の管理者はと言われても、リスクが高いから出来ませんと言って居るのに、、、

下見まで予算を削って、安全が保てるというなら教育委員会に一札 念書を書いて頂いては如何でしょうか。

 二右衛門半 さん

 グラバー庵って、骨董屋さんですか? まだあるような
感じですが、現地に行ってみないとわからないですね。

 マツヤ万年筆病院は繁華街にありますから、生徒が
変なところに入り込まないように、なんて言いながら
近くを巡視して回るのも良さそうです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/604476/65038459

この記事へのトラックバック一覧です: 色あせた記憶:

« そっくりさん | トップページ | 籠の鳥 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30