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2010年11月26日 (金)

誰が作るの?

Rimg0069

 ひっくり返って薄目を開けている「くま(仮名)」さん。何気なくこの写真を選んだところ、ファイル名がRIMG0069.JPGだなんて、偶然とはいえ出来すぎております。

 夕刻から3時間ほど、かつて同じ職場、同じグループであった人たちと会食して、解散してから職場に戻って問題作成。こちらも調子が出てきて、気がついたら問題が出来すぎておりました。同じような内容のものを削除して問題数を減らさなければ、時間がなかった、と抗議の嵐にさらされることになります。

Rimg0121

 過日は巨大ボールペンでご迷惑(!)をおかけしましたが、こんどは巨大ノートブック。判型にしてA3版、リング綴じということもあって、これ、スケッチブックとちゃうのん?という感じです。実際、作り方としてはそのまんまなのでしょう。

 しかし、こんなモン誰が使うのか、ということ以前に、誰が作るんでしょうか。そら中国で働いてる誰かに決まってるがな、ということなのでしょうけれど、その人たちはこんなものを作りながら何を思うのでしょうか。

 本当に使えます、と書いてあるあたり、巨大ボールペンとそっくりです。同じ会社が企画して作らせているのでしょうが、はたしてどれほど売れてるのでしょうか。

Rimg0120

 本当に解けるのか、と確かめつつ問題を作っている私。テスト前には決まって「こんどのテストは誰が作るの?」という質問が出ます。ある学年のひとつの教科を複数の教師で担当していれば、「みんなで話し合って作るんだよ」と答えるのですが、質問した生徒は固有名詞が出てくるまで何度もしつこく聞いてきます。

 学習塾はさすがです。4月には移動してきた教員の前任校を確認させ、テスト前には問題作成者を確認させるのです。もちろん、テスト後には問題用紙を塾にもってこさせてコピーをとります。そうして積み上げたデータを元に、その教師が過去に作ったテスト問題はこれ、主題の傾向は・・・・・と生徒に教えるわけです。

Rimg0122

 まさしく付け焼き刃。こんなことで生徒の実力が向上するはずがありません。点数が上がったとしても、それで学力がついたとは言えないはずです。じっくり考え方を解説してくれるならまだしも、手っ取り早く答だけ教える塾もあるようです。

 そういう話を聞くと「塾、変わったらどう?」と生徒にすすめたりしております。公立学校に勤める教師でも、我が子を塾に通わせているひとが少なくありません。自分たちのやっていることでは追っつかない、と本当に思っているのでしょうか。情けない話です。みんながみんな、超一流の難関校入学を目指すわけでもないでしょうに。

Rimg0123

 だから私は、授業で扱った題材をかならずテストに盛り込みます。授業をしっかり聞いてないと(授業中に授業そっちのけで塾で出された宿題をやっていると)自分が損をするのだ、ということを伝えたいからです。

 今、じっくり考えることを放棄する生徒が急増中。数学の問題を見て、解法なんていいから早く答を教えて、とせがむのです。解いておもしろい問題を、ただ面倒なだけの問題、と感じてしまう生徒が多いというのは、お互い、実に不幸なことですね。

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コメント

きょうびの塾はそんなことまでやっているのですね。
なんかいろんな意味でおかしい!
それにしても大きいノートですな。
今度の名古屋はLLpenと並べてみますか?
行けたらの話ですが・・・
まだ調整中。

超難関校なんかに行くと寝るのが3時で起きるのが7時の睡眠時間4時間になってしまいますよ。
同窓の一流国公立の医学部にいったやつはそんなもんです。
私、阪大の医学部落ちました。
現役で運動部にいててはいったやつは人類ではありません。
超人類だと思います。

日常のテストで試験対策をやってどれだけの効果があるのでしょうか。内申書対策でしょうかねぇ。
いわゆる入学試験とか資格試験といった、取りあえずは合格というのが第一義の目的であるような場合には試験対策の1点2点が効いてきますから、しっかりと対策する必要がありますし、一般に数学のような苦手意識の強い科目の部分でしか大きくは点数を伸ばせないので、傾向と対策を立てるのは常道なんでしょう。

 二右衛門半 さん

 おかしいですが、それをやってくれる塾は人気が出るようですね。問題の作成者が誰なのかを生徒に伝えない場合、塾の講師が生徒に対して「学校(先生)はけしからん!」と吹き込んでくれます。実にありがたいことです。

 マオぢぃ さん

 凄いですね。四当五落って本当なんですね。そうやって医学生になって医者になって、救急医療で夜も寝られないという人だっているのでしょうが、それはごく一部かも知れませんね。

 自分の仕事が遅くて夜も寝られないのとは全然違いますね。

 くーべ さん

 中間試験とか期末試験とか、その問題に対する対策であって、学力が伸びるものではない、ということに子どもも親も気づいているのかどうかですね。まぁ点数すなわち学力と考える人が多いですから無理もありませんが。

 ちなみに、悪魔のような教師なので、問題の傾向が一定にならないように注意していますが、文体などからわかるようですね。塾の講師たちによれば、「けしからん教師なのでまじめに授業なんか聞いても無駄」、なんだそうです。それなら学校に来るだけ無駄ですね。可哀想な子ども達。

うーむ。けしからんのは、その塾講師。アホなことで金を稼ぎ、教育現場を平気で非難するのは、大変下品。ますます、塾の立場が悪くなる事にも気付かないのもオカシイ。同業者として、恥かしい。そういう塾講師って、教育書も読んでません。遠山も向山も知らない。だから、ホントは授業が下手です。

中学の時どのくらい勉強していたか思い出すと、、
クラブ終わって家に着いたら「ひょっこりひょうたん島」見て、夕食食べたら7時半で風呂とか終わったら8時半か9時でしょう。
勉強はそれから、、、12時半/1時くらいか、そんな生活でしたね。
高校の時は同じように、、寝るのが2時くらいだったと思います。友達は3時頃までやっていたようです。
高校に入ったときフォークルの「おれは死んじまっただあ~」とか仁鶴の深夜放送が流行っていましたが、私はその時間は寝てました。
最近は学生は何時間くらい勉強しているのかなあ?

京大の友人が多数いる奴です。同じ高校出身で現役で阪大や京大に合格した奴には運動部にいながら入っている奴がかなりいるので、超人類ばかりなのかな…?

私が中学の時にいっていた塾はテスト対策こそしていましたけど、テスト範囲程度でした。先生の異動状況や問題を持って来いというのはなかったと覚えています。むしろ、テストの範囲の復習に集中しなさい、と、その範囲の入試問題を多数出題され、それを練習するものでした。「重いバットで練習する」という感じでした。

高校の時に通っていた予備校。テスト対策なんか無縁の予備校でした。勿論学校の点に直結したわけではありませんが、それなりの大学には合格しています。

解法暗記というのは最も情けない方法であると思います。その解法の面白さに触れていくことが最も大切だと思います。解法の根底にある面白さを知らなければ数学を楽しむことはできないし、ましてや理解することはできません。

プログラミングの解説の時、整数の四捨五入を教えます。その時、教えている文法はかなり少なく、本当に出来るのだろうかと頭を悩ませてもらいます。「次のページの文法を使えば楽にできるのに!」と思わせながら、今までの文法で組んでもらって、それが組めたときに、教えた相手は「俺天才じゃね!?」などと大喜びします。そんな「考え方の面白さ」が大切なのだと思います。

私が高校の時、最も楽しかった数学の授業は入試問題の演習。一部の先生が、「おもしろい解法を見つけた!」と自慢してくれました。それが相当に面白く、ほとんどその部分だけを、授業中に聞いていた覚えがあります。表面的におもしろい授業よりも、解法がおもしろい授業。その面白さを理解できない限りは授業をまともに聞くことはないのだろうと思います。

塾の先生 目的が違っていますから、仕方ないでしょう。生徒のことを思ってキチンと対応しようとすれば、相当に厳しい商売をせざるを得ません。稼ぐことだけを考えたら、付け焼き刃で点を取ることだけに集中するのが一番良いですよね。

理科でも、社会でも、暗記をすればいいのではなく、理屈を、流れを覚えれば良いと思うのですが。その辺の楽しさを教えてあげることが、本当の教育に繋がると思うのですけど、違っているかな?

マオぢぃさん

やっぱり碩学なのは中学時代からの勉強の賜物なのですね。もう少ししっかりと勉強しておけばよかったと思います。
当方とんと勉強したという記憶がないので、ポンたんの親はまたポンたんであったというような顛末になります。中学時代は10時には寝てましたねぇ。何しろ田舎ですることもないので。

 めだか さん

 私、いつも言うんですよ生徒に。変な塾はやめなさい。もっといいのがあるはず、ってね。塾の方が授業のうまい先生が多いのも(とっても残念ながら)事実なんですが、植物でも速効性の肥料だけではよく育たない。塾はどうしても即効性が求められがちなので、こういう方向に走るところもあるのでしょう。即効性がありながら、元肥みたいにじわじわ効く部分もあるのが理想ですね、学校も塾も。

 マオぢぃ さん

 うちの娘が通う公立高校では、1日12時間は勉強しなさい、と指導しているようです。まぁ学校の授業6時間を含めた話でしょうけれど、休日なんかはびっちり12時間ヤリなさい、ということらしいです。うちの娘、私の子なんですからそんなに勉強するはずがない。

 達哉ん さん

 まじめな顔して相似の問題。相似比を元に辺の長さを求める、って奴を何食わぬ顔で解答してから、「この2つめの辺の長さ、比の式で計算しなくてもすぐに出るよね。この先生知らんのかいな思った人、いますか?」って、ほとんど手をあげません。二つの三角形が相似で、実はどちらも二等辺三角形。だから、最初の辺の長さが出たらあとは目で見てわかるんですが・・・。そう言われておぉっと気づく生徒は伸びますね。そんなん考えずに全部比の式でやったらええやん、かんがえるのめんどくさいし、ってのが多数派です。

 前任校まで調べられるのですか!?あな恐ろしや~。悪いことはできませんね~。私など傾向を調べられたらどれだけ手抜きをしているかバレバレです。
 うちのお子さん達、勉強は中学までがノルマだったと思っているようで、テスト前でも勉強してくれませんし、返却しても点数が足りているか確認するだけ。それでもめげずに返却時の解説と嫌味を繰り返しております。
 

 るり千代 さん

 たまに昔の文書が出てきて、これ作ったの誰?って話になったとき、レイアウトや文体などからすぐにばれてしまいます。ですので、テスト問題なんかもすぐに傾向つかまれてしまいそうです。

 うちの子供たちは勉強がノルマだとはハナから思っていなかったようで・・・。

学生時代に塾でバイトをしていたのですが、そのときよく言いました。
自前の脳みそを使え、と。。

 きくぞう さん

 人間相手とか、植物や動物相手とか、その場その場ですぐに結果が出る商売でない場合、まじめにやろうとすると、目の前から対象がいなくなって数年後に結果が出る、なんてのも普通のことですからね。それをすぐに結果を出さなければならないのは大変ですし、それやってる人は凄いとも思いますが、塾も玉石混淆ですね、実際。

 塾なんか辞めなさい、なんて言っても無駄なので、自分に合う塾なのかどうか、投資に見合う塾なのかどうか、よくよく検討すべきですよ、と生徒や保護者には言ってます。学校の教師だから塾を目の敵にしてる、なんて思われるのも癪ですし。良い塾の指導には見習うべきところも多いですしね。

 su_91 さん

 自前の脳みそ、死蔵している人が多いですねぇ。私もそうかな、と思っていたのですが、数学やるようになってからけっこう酷使するようになりました。やはり勉強は若いときにするモンですね。

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