フォト

最近のトラックバック

« クアトロって4・・・ | トップページ | 風呂屋の煙突 »

2010年10月 9日 (土)

宇治急

Rimg1380

 笑っている、といわれる表情の「ちち(仮名)」さん。犬は賢いので、こういう表情を飼い主が喜ぶことを知っていて「笑う」のだそうです。

 家族全員が食卓についていると、みんなが「くま(仮名)」のそばにいる、という状態になるため、激しく鳴き叫ぶ彼女。ですが、近くに家族の誰かが来ると、こんな嬉しそうな表情で迎えてくれるのです。

Rimg1440

 体育大会もあって長かった一週間が終わり、ようやくたどり着いたと思った週末は大雨。モップスの名曲そのままの土砂降りです。それでもこの週末は、こんな切符を買い込んでの近鉄三昧です。

 関西の鉄、それも近鉄系となると、「うじきゅう」という言葉の響きに感じるものがあるはず。大阪上本町からの近鉄大阪線、青山峠を越えて山田線に入り、終点宇治山田までを駆け抜けるのが宇治急。現在の停車駅は、かつての区間急行に近く、その意味では戦前から続く宇治急は現在の快速急行ということになるのでしょうが、やはり「宇治急」というのは特別なのです。

Rimg1441

 その昔、青山峠を越えられる車両は直通車とよばれ、主に名張以西を走る区間車と区別されていました。昭和5年に登場した名車2200系などは、その時代にあって150キロワットの電動機と電気制動を備え、平坦部では110キロ以上で爆走し、急勾配の連続する青山峠の上下を苦もなくこなす、まさしく花形車両だったのです。

 今や、どんな車両でも「宇治急」になれるのですが、今日乗った宇治急は嬉しいことにL/Cカーでの運行。欲を言えば5200系に当たりたかったところですが、ロングシートで行くよりはよほど雰囲気が出る旅でした。

Rimg1449_2

 伊勢中川を過ぎたあたりから、ガクンと速度が落ちたので、音楽を聞くのをやめて車内放送を聞いてみますと、宇治山田から先、鳥羽までの区間で運転を見合わせているとのこと。実際、私の乗っていた列車も伊勢市駅に進入するところでストップ。その先の宇治山田駅で折り返し可能な3本の線がすべて埋まっているためです。

 ここで、宇治山田から次の五十鈴川までの間ならほとんど高架区間で浸水もないだろうし、五十鈴川まで回送して折り返せば・・・・・なんてことを考えてしまうのが鉄の悲しいところですが、安全確保のための規定には少しの例外も許されませんから仕方のないところです。

Rimg1450

 宇治山田駅のコンコースにもけっこう水が流れ込んだようで、床下からポンプで排水したあとがあったり、駅員さんたちが長靴を履いていたりと、なかなかたいへんそうな様子でした。

 こういうことになると、必ず登場するのが「どうしてくれるんや親父」ですが、今回はその亜流で、「どないすんねんコラ!チンピラ」ってのも多数涌いて出ておりました。髪の毛は染めまくり、耳やら鼻やら唇やら、考えられる限りの場所に輪っかをつけて、アメリカの囚人ばりに肛門より下で穿いた汚らしいジーパン。人を外見で判断してはいけないというものの、こういう若い連中は苦手です。駅員さんや乗務員さん、ほんとお疲れ様でした。

Rimg1447

 線路だけでなく、道路も一部冠水していたようで、バスやタクシーで鳥羽方面へ向かうことも難しい状況。さらにその先、伊勢湾フェリーも強風のために欠航していたようですが、そうこうするうち、運転可能なところまで水が引いたようで、ちょうど到着した賢島行き普通列車が乗客を降ろした後、試運転の幕を出して鳥羽方面へと出発していきました。

 これはもうすぐか、ということで、イチビッって賢島まで行こうと決断。宇治山田駅のホームでは、若い女性を10人ほど連れたおじさんが、「放送が聞こえないからみんな困ってるんだよぉ~」と北関東なまりで駅員に詰め寄っておりましたが、なぜか耳の遠い私には運転再開の放送がよく聞こえましたので、わめき散らすおじさんの横をすり抜けて列車に乗り込み賢島へと向かいました。

Rimg1451

 通常の2倍以上の時間をかけて賢島駅に到着。列車の発車案内と時計の示している時刻とを対比してご覧ください。これを撮影していると、「えらいこっちゃぁ~」などと言いつつ控え室から乗務員さんが飛び出して来ました。突然、18時30分発の特急は定時運転、という指令が来たようです。

 これを逃すとしばらく電車がなさそうなので、とりあえず私も飛び乗りました。所定の点検を済ませて出発したのが18時35分頃。なんやかんやで22時頃に帰って参りました。関係の皆さんには申し訳ない話ですが、目的地も時間も決めていない気ままな「乗り鉄」にとっては楽しいひとときでした。

 

« クアトロって4・・・ | トップページ | 風呂屋の煙突 »

コメント

三重視察、いや近鉄堪能の旅、ご苦労様でしたw
 こーゆーののクレーム係って大変ですよねぇ
 客の気持ちもわからないではないが、怒りの矛先を間違えているような…
 こっちも大雨だったので家の中で家族4人くすぶっておりました
 乳幼児の親としては骨休めにならないのが辛い所です(苦笑)

近鉄大阪線はなつかしいです。
小学生の頃、松虫から阿部野橋駅前駅までチンチン電車。
少し北に歩いて大阪市電で天王寺から上六駅。
大阪線で急行に乗って、伊賀神戸で伊賀線?に乗り換えて
猪田道まで、それから歩いて(6km)位ですか?やっと
田舎に着きました。
伊賀線は単線運転で、なんと呼ぶの?運転手が四角とか
三角、円とか印の入った首輪みたいな物をプラットフォームにかけていました。
だいたい夏休みに休みの半分くらい泊まっていました。
蛍狩りにシジミ取り、懐かしい思い出です。

 ともぞー さん

 おチビさんがいると、出かけてもたいへん、じっとしていてもたいへんですね。我が家ではおチビの頃からあちこち連れ歩いていたのが災いしてか、今ではどこへもついてきません。飽きたんだそうです。

 プロレスラーみたいな体格のオッサンが「駅長出せやコラ」とすごんで、係の人が呼びに行ったのを見て、汚いチンピラみたいなが「スゲェスゲェ」と興奮していました。奴らはそういうのに憧れて、真似するんでしょうね。悲しいことです。

 マオぢぃ さん

 貴重なお話です。その時代でも、天王寺から国鉄で伊賀上野へ行き、そこから近鉄と、ならないのは、近鉄の方が早く着いたからなんでしょうね。伊賀上野から上野市までの電車が少ないというのもあるのでしょうが。

 そのとき、伊賀神戸まで乗って行かれたのはおそらく直通車。2200系あたりだったのかもしれません。運転席の横が便所になった電車、走ってませんでしたか。

マオぢぃさん

それはタブレットと呼ぶそうです。
単線運転の場合には見かけましたが、最近は見ていませんねぇ。
マオぢぃさんの世代は、大阪市内にトロリーバスが走っていたのでは?
当方は大阪の市電は見たことありません。

 くーべ さん

 通票閉塞、タブレットの解説ありがとうございます。丸い円盤の真ん中に四角や三角の穴が開いていて、これを駅の装置に嵌めると次の駅までの進路が開く、というものですね。

 マオぢぃさんの記憶の通り、実際には通票の交換だけ、というのが多かったようです。私の中学生時代には、まだ国鉄では残っていました。

 私も大阪の市電は知りませんね。京都の市電ぐらいがやっとです。

くーべ さん

トロリーバスですか?
ハイ、天王寺駅の北側の道のすぐ東にトロリーバスの
車庫が有りました。
今は普通の市バスの車庫です。
天王寺から、国鉄環状線の内側の道を走っていた記憶があります。
あの頃、タクシーの初乗りが55円でした。
バスの方向指示器がウサギの耳でしたし、ワンマンじゃ
無くて、バスガイドさんが腰に鞄垂らしてました。
地下鉄で切符買うのに、窓口じゃなくて、おばちゃんが
11枚綴りの回数券をバラで売っているのを買いましたね。(大人20円だったかなあ?)

逆らえない立場の人に強く出るのは、まさに弱い者いじめ。
彼らはそんなときにしか強い自分をアピールできない、かわいそうな人達です。
きっと普段は、ダメダメな自分の何がダメか解らず苛ついていらっしゃることでしょう・・・。
それにしても、テレビで頻繁に気象情報のテロップが流れている中で車中におられたわけですね。
普通なら後の予定を考えてイライラするところでしょうが、「電車に乗ること」が目的ならイレギュラーもまた楽し、ですね。

ラジオで伊勢志摩の警戒警報が解除されたのを耳にしておりました。
まさかせんせいが渦中におられたとは!

たどりついたらいつも雨ふり
どうも、違うと思った。
歌詞に土砂降りという言葉は出てくるが、、、
作詞作曲は たくろう

 るり千代 さん

 そんなこんなで、楽しんでしまった私です。駅員さん相手に鬼の首でも取ったような顔して「どないしてくれるんやっ!」とわめき散らしている、その卑しい様子を見て、以前なら正義感に燃えて怒り狂っていたのですが、最近はそういう人を気の毒に思うようになりました。きっと、別の場面でそういう目に遭ってるんでしょうね。そうは言っても、卑しい行為に変わりはないので、自分はやるまいと。みんな幸せでありますように。

 二右衛門半 さん

 雨の中、電車に乗ってるんだから濡れまい、なんて軽いノリで乗りに行ってしまったのです。自分一人でしたので、最悪の場合は電車で行けるところまで行って、帰れなかったらどこかで泊まればいいや、ぐらいに思ってました。

 マオぢぃ さん

 そう、拓郎さんが歌ってるのはちょっと歌詞とか違いますけど、肝心なところは「いつも雨ふり」ですね。

 こんだけ電車に乗ると、誰にも隠せないほど疲れ果ててしまいますけど、それもまた楽し、です。

 あ、今日、猪田道の駅、通りました。今日も電車に乗りまくっていて、帰りに広小路で下りて食事をしてたのです。

あの伊賀線の電車乗るときは連結器の近くにしましょう。
飛び上がって面白いですよ。
昨年乗ったときにびっくりしました。
女子高生が駅でパンツ丸出しのウンコ座りしていたのも
、、、、

 マオぢぃ さん

 最近の女の子(学生)は気にしない子が増えてますね。
なんでやねんと聞いたら、裸も見せてるんで平気なんだ
とか。ホンマかいな、と思いましたが。まぁ、目立って
話題になるうちは、そういうのが一部だということです。

 連結部付近に乗ると跳ねまくるのは、線路が悪いのと
車両自体も旧生駒トンネル時代の奈良線で走ってたもの
ですから、しょうがないところです。

 今日は、最近東急から買ってきた新しいのにはついに
乗れずじまいでした。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/604476/65038258

この記事へのトラックバック一覧です: 宇治急:

« クアトロって4・・・ | トップページ | 風呂屋の煙突 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30