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2010年10月 4日 (月)

割れると・・・

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 のけぞったような姿勢で,それでも気持ちよさそうに眠る「くま(仮名)」さん。遊んでもらえそうなときと、飼い主がご飯を食べているとき以外は、たいていこうやって寝ております。こうしてみると、デーモン閣下のような白い顔が強調されるとともに、鼻先が短いこともわかります。

 こうして実がなっているのを見て、花が咲いていたのを見落としていたことに気づきました。9月のあの暑さで、外に出るのもいや、なんて言ってたせいでしょう。しっかりと重たいワタの実です。

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 花は淡いクリーム色で、時間が経つとピンクになります。気がついていれば生徒に見せてやれたのにとおもうと残念です。高温多日照、降水量も多くないと育たないのに、こうして実がなる時期に雨は禁物、という、なかなかに難しい作物です。

 けれども、雑草まみれの畑で夏の間放って置いてもこうして実がなるのですから、なかなかタフな植物であることも確かです。発芽させるのが難しいという問題はあるものの、学校向けの植物の一つです。

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 ワタの実を割ったものではありません。温泉卵を割ったものです。お店でちらっと見て、おぉえぇやんか、と買ってきた商品。じっくり見ると大間違い、というお粗末がこちらです。

 卵は半熟に限る、という私ですので、お店でパッケージをちらっと見て、ササッとかごに放り込んだのですが、落ち着いてみると「アホちゃうか」というほどの粗忽ぶりです。

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 半じゅく半蔵、という商品名だけで買ってますね、これは。よく見ると、いやよく見なくても、この面だけで3箇所も「おんせんたまご」と書いてあります。英語圏の人でもわかりますね。

 清く正しい半熟卵は、温泉卵とは似て非なるもの。白身はしっかりと固まり、黄身はとろ~りとしていなければなりません。白身がずるずるの温泉卵とは違う食べ物なのです。

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 悔しかったので、半熟卵を食べるときのように殻をむいてみました。これだけでもすでに白身が落ちそうになっています。この小さな開口部に入るようなスプーンがあったので、清く正しい半熟卵と同じように食べたのですが・・・・・おいしかったです。

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 これで白身がしっかりしていれば言うことなし、なんですが、こいつは温泉卵。温泉卵に身持ちの固さを求めるのは酷な話です。

 殻をすべてむいてしまっても卵の形をしていて、それでいながら黄身はしっかり柔らかい。そんな清く正しい半熟卵にはなかなかお目にかかれません。何より我が家には、黄身は固めに限る、というボールペン派がたくさんいて、油断していると目玉焼きですら黄身が粉のようになるまで焼かれてしまうほどなのです。

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 で、肝心のワタの実ですが、こんな風に割れてきます。このように実がはじけることを開絮(かいじょ)と言いますが、この「絮」という漢字自体、「わた」という読みがあるのだとか。

 たくさんの種を蒔いて、育ったのはこの一株だけ。でも、何の手入れもしなかったのに、人知れずこうして実をつけてくれたことに感謝、です。

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 この実がはじけたとき、折悪しく雨が降ったので、指でつまんで固めたワタ菓子みたいになっています。たっぷり雨が降らないと育たないワタですが、収穫時期に雨は禁物。ですからワタの産地というのは、そういう具合のいい気候の場所がほとんどなのです。

 そういうことも含めて良い教材になりますので、毎年のように育てているのですが、いつまで経っても下手くそなまま。反省し、それを次に活かさない限り、何事も実になりませんね。

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コメント

僕も黄身はトロトロ派ですが白身もトロトロの温泉卵も大好きです

 ともぞー さん

 確かに温泉卵も捨てがたいのですが、それでもやっぱり、
白身はしっかり、黄身は柔らか、というのが基本です。

 そう、ゆで卵でも目玉焼きでも。

子供の頃には、まだ綿花を栽培する畑がありました。はるか昔の光景なので、はっきりとは覚えておりませんがもっとショボイ綿がついていたような記憶があります。

 くーべ さん

 もともとはそういった小さいモノが多かったようですが、最近は品種改良などで実の大きなものが主流になっているようです。

ワタの実、8枚目の写真のあとはどうなるのでしょう?

線維は種子についているらしいので、風に吹かれて種子が
遠くへばらまかれるためのしくみかとも想像できますが・・・・

写真を見ると線維はお互い絡まっていてその役には立たない
ような気もします。

何かご存知でしたら教えてください。

 zato_chan さん

 確かに、このワタの繊維を取り除くと種子が出てきます。春に種まきをするときは、ワタの繊維を取り除いてから、場合によってはタネの殻を割ったりして蒔くのです。その際も、畑の土を手にとってその上に種を置き、手を洗うようにして種についた繊維をこすり落としますが、よういなことではとれませんね。

 この写真のあとはどうなるか、ですが、答は「そのまま」です。畑に生えている場合、放っておくと冬の間中ずっと畑に(枯れた)茎が立ってますし、そのとき、実の方もこのままくっついています。雨風にさらされて少しずつ小さくなっていき、いつの間にかなくなってしまうのですが、そんな畑には次の夏、一人生えしたワタの姿が見られます。

貴重な情報を教えていただき、ありがとうございました。
いろいろなことを良く観察しておられますね。さすがです。

つきみそうさんの情報から考えるに、ワタの繊維は植物に
とって種子の移動のためにあるのではなさそうですね。
何のために繊維があるのか、今後も情報を探してみます。

 zato_chan さん

 私も気になって調べてみたのですが、今のところ情報が見つかりません。飛ぶためのものでないことは確かなようです。

 何か見つかりましたら是非ご教示ください。

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