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2010年9月 1日 (水)

さぁ、お仕事!

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 狭いところにすっぽりハマって寝るのが快適なのでしょうか、気がつくとトイレで寝ている「ちち(仮名)」さん。あんまりよく寝ているのでそぉ~っと近づいて写真を撮っていたら、ストロボに気づいて「なぁに?」ってな感じで顔を上げたところ。こういうときは本当に可愛らしいです。

 猛暑の中の始業式。空気のよどんだ体育館に600人も入ると、息が詰まりそうです。式が終わったあと、黒いシャツのお腹の周りに白い輪っかができている教師もいたほどでした。ここしばらくは水分補給に気をつけてソロソロ行くしかなさそうです。
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 お仕事にはお仕事のペン。今の時期は上着を着ませんから、萬年筆を持ち歩くとなると軽いもの、となりがちです。私はクリップがあっても平気なので、キャップレスを愛用しております。

 写真の上の方がキャップレスデシモで、ペン先は細字。下の方は、少し前の多面体断面の軸を持つもので、ペン先は中字です。出先で各書類で文字が黒、となると、ボールペンで書くことを要求されるのがほとんどですので、どちらも軸色に合わせてブルーブラックのインクが入っております。
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 ペン先が出てくる「口金」からクリップにつながる部分、旧キャップレスはマットな仕上げですが、デシモは磨き上げられたような艶有り仕上げと使用頻度の高さが災いして、非常に傷が目立っております。名古屋の社長にお見せしたらすぐに磨いていただけそうな惨状ですが、ポケットに突っ込まれ、ボールペン並みに荒っぽく使われてきた、いわば勲章のような傷です。

 ポケットから引き抜きつつ、くるっと回転させてノック。紙の上に来るときにはすでに筆記準備OK。萬年筆の仲間でこれほど素早く筆記態勢に移れるものは他にないでしょう。そんなに手早く使いたいならボールペンにしろ、と言われそうですが、書き心地の良さには代えられません。
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 キャップがスライドもしくは落とし込み嵌合のものなら、同じくらい早く筆記できる、という主張もありますが、がさつな私が持ち歩くペンですから、ポケットから取り出したらキャップだけだった、なんてこともよくあります。やはり、キャップレスの優位は揺るぎません。

 この2本は非常にインクフローがよいので、手の中で回転させつつノックする、その過程で手にインクがついてしまうこともしばしばです。でも、そんな慌て者の私だからこそ、やっぱりキャップレスが合っている、とも言えるのです。ちょいと腰掛けて、あるいは立ったままで書く。私にとって、キャップレスはそういう使い方をするペンなので、握るときにクリップが・・・・・なんていうのは気になりません。
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 かわいそうなことに、長男は私に似て字が下手。それはそのまま、筆記具の持ち方がヘタだと言うことでもありますが、そんな長男にキャップレスを持たせてみたところです。クリップがちょうど良い支えになっているのがおわかりになるでしょうか。

 クリップに指が当たるから嫌だ、ではなくて、クリップに指をかけて安定させる、キャップレスは、むしろ積極的にそういう持ち方をするものではないかと思います。我慢して3日使ってみれば、これもアリやなぁ、となる人が必ず出てくると思っております。
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 あまりに古いものはともかく、ある時期以降のものならインサートに互換性があり、普通のキャップレスと細身のデシモとの間で相互に交換できる、という話を聞いたことがあったので、この2本でも試してみたことがあります。

 写真で見ても、変わりがないように見えるのですが、デシモのインサートを普通のキャップレスに入れた場合は問題なく使えますが、やや古いキャップレスのインサートをデシモに入れると、うまくペン先が出てきません。直径なども同じように見えるのですが、微妙に違うところがあるのかもしれません。このあたり、N御大に教えを請わねば、と思いつつ、いざお会いするとそのコレクションに目が眩んで忘れてしまう、ということを繰り返しております。こういう謎の多いところも、キャップレスの魅力なのです。

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コメント

へえ~同じキャップレスでも微妙に違うんですね、知りませんでした。余談ですが記事の内容って意外にダブルんですね、こちらは明日にしましたよ(笑)

ただいま、キャップレスを2本ほどクリーニング中。
ただし、2本ともどこかしら難があって、それもニコイチもできない状況。
さて、きれいにしたあと、パイロットの修理依頼を出すかが悩むところです。
古いしね。
今回取り上げられたペンぐらいなら、補修部品がありそう。。。。

キャップレス、すっとこどっこいの僕は何故かペン先が出ている状態で逆に持ってノックして指に刺さるといった事をしてしまいます
 あと日に何度も分解してしまうのですが、いつも手を汚します…
 先生の仰る通りインクフローの潤沢さなんでしょうか?
 

 夢待ち人 さん

 先日もみずうみの悪魔さんと見事にかぶりました。ヘンタイの波長は似ているのでしょうか。

 二右衛門半 さん

 キャップレスで古いものというと、強くノックしたらペン先が固定されない、なんて時代のものでしょうか。ダメもとで修理依頼、ですかね。文化遺産ですし。

 ともぞー さん

 案外良くやりますよね、それ。中字ぐらいですと結構盛大にインクがついてくれます。そんなに慌てて書くものって何なのだ、と言われそうですが。

こんばんは、いつも読ませて頂いております。
キャップレスの内部機構の件ですがマイナーチェンジされてる様です。
インナーの突起物の角があるのが古いタイプ。(正方形の物)
角が丸まっている物が新しいタイプです。(小判型の物)
新しいタイプは古い方の軸に換装が可能ですが、古い物は新しいタイプの軸には入りません。
手元にある2005年のターコイズブルーは古いタイプで、2009年のデシモ限定は新しいタイプです。

 fuku4 さん

 ご教示ありがとうございます。突起の形状が違うから嵌らないこともあるのだよ、とN御大にメールをいただいたので、報告を上げようと見に来ましたらこのコメント。私の2本の場合、古い方にはなるほど角があります。収まることは収まるのですが、ノックしてもペン先が出ないのはそのためだったのですね。神は細部に宿る、といわれますが、まさにその通りですね。

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