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2010年9月12日 (日)

第12弾

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 枕をあてて熟睡中の「くま(仮名)」さん。彼女は実に器用に敷物やらクッションやらを動かして気持ちよく眠れるような寝床を作ります。それこそが、どんないいクッションを買ってもらってもすぐに中の綿を出してダメにしてしまう「ちち(仮名)」さんとの大きな違いです。

 それでも、いつも見ているせいでしょうか、最近は「ちち(仮名)」さんも布団を敷いて寝るということに目覚めた(変な言い回しです)ようで、中綿が抜けてぺちゃんこになったクッションのガワを敷いて寝るのが習慣になりつつあります。
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 今年創業128周年を迎える神戸のナガサワ文具センターのオリヂナルインク、神戸INK物語。現在、たしか第27弾まで出ていたように思いますが、その第12弾が写真の岡本ピンク。この岡本というところ、神戸市東灘区にあって、阪急神戸線(岡本駅)とJR東海道線(摂津本山駅)とがもっとも接近しているところです。近くには甲南大学があり、いわゆる「阪神間」の高級住宅街でもあります。

 そうした街の名前を冠したインクが、なぜピンクなのか。それは、昔からこのあたりが梅見の名所だったから、と説明されております。地名や人名からピンクだというのではなく、梅の花からピンク、なのですね。
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 で、ナガサワ文具センター本店内にあるPenStyle DENの店長さんによりますと、私の同業者にけっこう売れているインクなのだそうです。けっこう見た目の厳つい先生でも使われてるんですよ、ということでしたので、見た目のたおやかな私ならなおのこと似合うであろうということで1本購入。採点用として、ペン先MのDiamond530に入れてみました。

 Diamond530は良くできたペンですが、普通にインクを吸入するとタンク内にけっこう空気(空間)が残ります。そこで、いったん吸入したら、ペン先の根本、首軸の先端あたりをティッシュペーパーで巻いて、ペン先を上に向けてピストンを排出方向に回します。ちょうど、注射器に薬液を入れたあと、管内に残っている空気を追い出すためにチュッとやる、あのイメージです。
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 その後、再びペン先をインク瓶につけて吸入すると、写真のようにタンク内に隙間無くインクが充填されます。透明軸に岡本ピンク、なかなか綺麗ですね。

インクを満たしたらいよいよ採点。しかしながら、少し採点しては引っかかりのあるところを舐め、という具合に、少しずつ調整しながらの採点でしたので、小一時間ほどで終わるはずのところ、2時間以上かかってしまいました。
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 フローが悪いのでペン先を少し広げ、おぉえぇ感じ、と採点していると、何枚目かでパタッとインクが出なくなって、こりゃいけないとお湯を沸かしたり、不正解の答案にザッと斜線を引いて「ひっかかるなぁ」とまたスリスリ、という具合。2クラス分約80名の採点が終わる頃には、寝かせて持つ私ならスラスラ、立て気味に持つ妻ではインク出が渋い、という、何とも許容範囲の狭いペンになってしまいましたが、他に誰が使うわけでもないのでヨシとしましょう。

 この岡本ピンク、○×がちょっと薄い感じもしますが、真っ赤っかなインクよりは生徒の書いた答が見やすいので、これはこれでいい感じです。先日のモンブランと躑躅の組み合わせはあっさり退役。こちらを採点用にすることに決定です。

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コメント

もしかして、クラスによって採点しているペンの色が違ったり・・・?

そうすると面白いですね。

 達哉ん さん

 担当している教員によって、採点用の筆記具からして違うわけですから、そういうことは良くあります。赤一色の人から、観点ごとに色を変える人などさまざま。採点基準は統一していますけれどね。

なるほど、もしかして他の人と見比べていれば私もそんなことがあったのかもしれませんね。

採点基準の統一は、ひとりでやる場合はともかく、数人だと難しいと高校の先生が漏らしていました。実際、私の入試問題答案(記述式)を添削してもらうと、採点基準は先生ごとにバラバラで、同じ答案でもものすごく低いものから高いものまでありました。そういう意味では、記述式問題の採点は面倒そうですね。

採点基準といえば、各種プログラミング大会の得点は基本的にプログラムが動くか否かで定めていますが、それはその点以外に明確な基準を定めづらいからなのかもしれません。

 達哉ん さん

 私は今、数学の教師ですので、特に証明問題などで採点基準の統一が難しいと感じております。そこで、証明など記述部分が多い問題の採点は、担当クラスに関係なく、一人の教師に任せてしまうのです。それ以外の計算問題などは答の振れようがありません。そういう面では国語や社会などより遙かに採点が楽な教科です。

Pelikan M600 のニブがピッタリと装着できるようです。元々がPelikanを模倣して作っているので、Nibが合致するのも不思議はありませんがね。

高校時代は、数学の先生が待機している 数研室 なる部屋がありました。理科系の準備室みたいな部屋です。この部屋で、きっと期末テスト等の採点基準など話し合いが行われていたのでしょう。

僕が教えていただいた先生は、多分採点基準にあったのでしょうが、記述が回りくどいと、5点減にしてくれましたが、そのときに “月がとても青い!” と、書いてくれました。

意味がわからないから教えてくれと、数研室に行ったら “君らは歌もしらんのか?” と言われ面食らった事があります。
高校の先生って、普通じゃないって 思った瞬間でした。

 pelikan_1931師匠

 何という罪作りな情報・・・・・。あれ、お片付けをしたらニブだけっていうのが見つかった・・・・サハラから外した18K!

 きくぞう さん

 月がとっても青いから遠回りして帰ろう・・・って、高校生が好むような歌ではないですね。とにかくもう、TVで流れるような歌が嫌いで嫌いで、ラジオはFMばっかり、レコード(旧い!)はBeatlesばっかり、ってな高校時代でした。

 ちなみに、高校の先生は小学校や中学校の先生より数段ヘンタイです。

M800サイズと思っておりましたが、M600ニブが合うとは驚きです。当方も一つ、道具箱に眠っております。ただ、この万年筆が手元にないのが残念。

ところでこのインク、師匠のブログで、「澱」のようなモノが出ると報告がありましたが、そちらの個体ではいかがでしょうか。ペリカンの蛍光インクやこのインクなど、色には魅せられるのですが、なかなか使うところまで行かず、結局赤系インクの万年筆は手元にはなく、赤ボールペンとなってしまっております。

 Bromfield さん

 そういう報告がありましたね。当方では開封間もないためか、本体タンク、インク瓶ともにそのようなものは確認できておりません。是非使っていただきたいインクですが、やはり色が薄いのが場合によっては難点となるでしょう。

 もう、どうやってM600系のソケットからたたき出そうかと、気もそぞろになっております。できれば銀色のが良いですね。

そちらには、鍍金部長もおられて銀色は可能かとも。ただ、私にはその技術がないため、M625(BB付き)を安く入手し、M640(BBの選択肢がない)に移植するという、ヘンタイ的行為に走ってしまいました。

Diamond530、入手経路を確保しました。現在はこちらで仲間を募って一括購入し、送料、関税を分担しようかと考えております。

ちなみにこの万年筆は「私的使用」ではなく、「実験用」です。

 Bromfield さん

 あ~、買うんですね。萬年筆の購入ですね。実験用だと公約違反に問われないと・・・・・。

 でもね、実に実験したい気持ちにさせられるペンです。ヘンタイの良きおもちゃです。

ご存知かもしれませんが、森師匠のブログ(2008年1月24日)によりますとサハラはM800の道具でピストン機構が外せるらしいので、Diamond530の尻軸スパナ、ノックアウトブロックそれと改造釘があれば簡単に外せますよ。
ご参考までに。

 wavio さん

 情報ありがとうございます。サハラのお尻までは触らなくとも、今、ノックアウトブロックに代わるものをwavioさんさながらに模索中であります。例の木のブロックに穴、っていうのはアイディアを温めている内にwavioさんに実現されてしまったので、また別のを考えようかな、と。

 M、明日送ります。

あらら、諸賢の興味を引きそうなインキだったというわけですな。
怖い怖い。

でも、ほんまにピンクですな。
ピンクといえばプラチナにもラインナップがありましたっけ?
試していませんが。

Pelikan M600のニブですが、ペン芯のストッパーの位置とペン先の長さが合わないので、
1)ペン芯のストッパーを削りとる
2)ペン芯を上に曲げてペン先と密着させる
のどちらかが必要になります。
拙者は2)を実施しました。
その場合、BBニブだと途中でインクが切れる事もあるので、インクをタンク一杯に入れないで、空間を作っておくのが良いようです。
そこまで考えて元々空間が出来るように設計していたのだとすればすごい!

 二右衛門半 さん

 プラチナには顔料のピンクという、何とも恐ろしげなモノがありますね。採点に使うと、点数を見た生徒が落涙してもにじむことがない、と。

 pelikan_1931師匠

 いじればいじるほどおもしろくなる台湾のスルメペン。なぜかペン先だけのストックがある、というヘンタイな人にはぴったりですね。シューちゃんさんあたりから始まったPILOT5号換装が落ち着いたら、今度はペリカン。

 一方で、曲率が違うので難しそう、といわれているセーラーのスタンダードペン先、試作段階のこれも、そのうち誰かがやり方を確立するかもしれませんね。

こんばんは。
お会いしていながら、お顔がわからず大変失礼いたしました。

岡本ピンクは2点配点の部分に使っています。
ちなみに、1点はパイロットレッド、3点は色彩雫の夕焼けです。
使っている理由は同じくで、答えが見えにくくならないからです。

 るり千代 さん

 そうですね、お使いになっているのはいずれも向こうが透けて見えますものね。夜間、蛍光灯の下で採点などしていると見えないほどの薄い字を書く生徒も多いので、あとあと答を確認させるためにも透けるインクがいいと思っています。

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