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2010年9月 4日 (土)

わ、いがんでる

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 たまには真っ正面から可愛い顔を撮ってやろうとした瞬間、緊張したのか大きな欠伸をする「くま(仮名)」さん。おまけにペロリとおいしい口までしているので、口の部分だけ流し撮りになってしまいました。可愛いどころか、歪んだ変な顔に撮れてしまっております。

 今日、明日と、JR京都伊勢丹で川口師によるペンクリニックが開かれていますので、例によって邪魔をしに表敬訪問に行って参りました。相変わらずの盛況で、今日だけで70本弱のペンを調整されたようです。

 ショッカーの手によらず、関西の親方によって改造されたDiamond530を差し出して、どういうペンであるかをご進講しつつ調整していただきました。当然のことながら、さらにすばらしい書き味に。川口師があちこち観察されながら、このペン、相当なもんじゃ、と唸っていらっしゃったのが印象的でした。
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 DIamond530は鉄ペンですが、川口師によれば、ペン先の厚みが絶妙で、実に調整しがいのあるペンだとか。ヘンタイばかりでなく、玄人まで魅了してしまうDiamond530、恐るべし、です。

 で、ペン先の話題に引っかけて、今日はこの2本。PILOTのカスタムカエデと初代エラボーです。カエデの方は知る人ぞ知る、というお辞儀10号ペン先です。おもしろいと思うのは、さらさらさらっと筆で綺麗な文字を書くような人ほど、このペンを気に入る傾向があることです。変に萬年筆の知識がある人は左脳で「なるほどね」と思ってしまいますが、万年筆を1本も持っていないような人でも、上手な字を書く人ほどこのペンを高く評価するようです。
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 と、いうことは、私なんぞが持っていても仕方のないペン、ということにもなりかねませんが、そういうところには目をつぶるようにしております。帆布を使ったペンケースに入れていて、なぜか軸の色が白っぽくなってしまったのが残念ですが、木軸ならではの手触りの良さは変わりませんので、これも目をつぶることにしております。

 で、もう一本がPILOTらしからぬヘンタイなペン先をもつエラボーです。このペン、手に入れるまでは各メディアでの評価を読んで期待に胸が破裂しそうなほど膨らむのですが、手にするとその胸もロケット風船のごとく急激にしぼんでしまうという、女性は避けた方がいいんじゃないかというペンです。何といっても安っぽいほどの軽さ。これを欲しがるような筆圧の低いヘンタイさんが試筆すると、撓るどころかピクリとも変形しない(ように思える)ペン先。このあたり、重めの軸を得た現行エラボーはどうなのでしょうか。
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 初めて見ると歪んでいるとしか思えないこのペン先。このときの雰囲気を味わうために、「わっ、なんじゃこれ。いがんでるがなっ。!」と関西の親方風に言ってみましょう。

 どうやってペン芯とくっついているんだろうとか、いろいろと興味の尽きないペン先ですが、これ自体を撓らせるような書き方をするものではなさそうです。PILOTの特徴でもある「カツン」とくる硬い球。このペン先なら、そのショックが和らぐのかもしれません。目で見てペン先がぐわんぐわん撓るような、そういうことを楽しむのではなくて、他のペンにはない紙あたり(タッチ)、そういったものを楽しむべきなのかもしれません。
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 萬年筆を買おうかどうしようか、というとき、ネットで情報を検索して参考にすることも多いと思います。特に、萬年筆にハマり始めた時期は、何でもかんでも手を出したくなりがちですし、情報量が増えるほど、「柔らかい」とか「よく撓る」とかいう言葉に過剰に反応しがちです。頭の中では、それこそ小筆で書くような「フワッ」とした感触をイメージして、期待に胸膨らませてしまいますが、金属でできたペンがそんな風に柔らかいわけがありません。大きく深呼吸して、はい、冷静に。どんどん買ってはダメですよ(どの口が言うてんねん!)。

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コメント

カエデも現行エラボーも持っている私には非常に勉強になり申した。
それにしても、エラボーはEFのペン先でなかなかのじゃじゃ馬状態です。

私も初期型エラボー(SF)を現行品時代から愛用しております。
カッチリ・シッカリした書き味、腰高で硬い印象を持っています。
腰高というのはわかりにくいかも知れません。
ペンポイントが指から遠い感じで、独特です。
一方、大量筆記では不思議と疲労は少なく、手放せない一本です。
唯一の欠点はCON-50までしか使えないことで、3-4回/日の吸入を強いられます。

 foolsbook さん

 エラボーのペン先を存分に使いこなせる人って、そうはいないのではないかと思います。まぁ、自分で使って気持ちよければそれでいいのですが。

 Ikonta さん

 以前お会いしたときに文字を書かれている様子を拝見していて、エラボーを愛用されているというのも頷けます。

 やはり軸が軽いですから、長い時間書くときには楽なのでしょうね。腰高と言われていること、私なりにはあぁあの感じだろうな、と理解できているような気になっています。

国産の硬い当たりのペン先は、ペリカン140なんて変態ペンを使っている私には、使いこなす事が出来そうにありません。
エラボーを買おうか迷っていましたが、止めて、やっぱり140のEFを探して手帳用にする事にしようかしら。

なんて、へその曲がった事を言っていてはイカンのでしょうか??

 きくぞう さん

 PILOTの場合、ポイントの材質が硬いですから、ペン先がいかに撓ろうがどうなろうが、紙に降ろした瞬間にはカツンと来ますね。

 現行のエラボーは軸が重くなっているので期待できる部分はあるかも、と思ってしまいますが、どうでしょう。ヘ6ヘロッとしたペン先が使いこなせる人にはエラボーのペン先の良さがわかるのかも知れない、とは思うのですが・・・

度々すみません。
私の常用ペンのニブを我が家の車にたとえれば、、、、
ペリカン#500、#600、モンブラン320 = USA Ford
モンブラン149、加藤さん2000、セーラープロフィット = スバルレガシー
エラボー = 台車で借りた インプレッサSTI という分類です。
#600と320、149と2000は肌身離さず。
辻斬りにエラボー登場という感じです。
エラボーと320のバランスは酷似していると思います。

ところで「へ6」はどういうカテゴリーでしょうか?(笑)

 Ikonta さん

 あれ、打ち損じてますねぇ。コメント欄には取り消し線が入れられないようなので追記しておきました。

 エラボーと320、確かに似ているところがありますね。熱烈なスバルファンの同僚曰く、レガシーとインプレッサの回頭性の違いは寝ててもわかる、のだそうです。もちろん、普通の人にはレガシーの方が「上等」に感じられるでしょうが、インプレッサの、ボンネットが水平なまま横を向く感じも捨てがたいですね。

 残年ながら、字も下手なら運転もダメダメなので、どちらも能力を活かし切れませんが、下手の横好きゆえにのめり込み方がきついようです(笑)。

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