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2010年9月26日 (日)

こうや花鉄道

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 ふと見ると、こんな可愛らしい顔をしてこちらを見ていた「くま(仮名)」さん。おっとりカメラでパチリとおさえたものの、お顔の半分が陰になってしまいました。

 日曜日でしたがどこへも出かけず、家でごろごろしておりました。ネタもないので昨日の続き、ちょっと鉄分多めの話題が続きます。

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 南海高野線の終着駅,極楽橋駅の駅名票です。かつて徒歩による高野山参詣が当たり前だった時代、高野山手前の宿場町として栄えた椎出というところにあるのが高野下駅。ここから極楽橋までの区間と、極楽橋~高野山間の鋼索線は、高野山電気鉄道によって建設されたものです。

 高野山電気鉄道は南海鉄道の子会社でしたが、開業前から赤字となることが明らかな路線であったため、出資者への配慮から子会社であることすら公にしていませんでした。関西急行電鉄と南海鉄道が戦時合併した際にも独立したまま残されていたほどの閑散線でした。

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 戦後、まず高野山電気鉄道を南海電気鉄道と改称し、近畿日本鉄道から旧南海鉄道の路線を譲り受ける、という形で現在の南海電気鉄道が発足したのです。ですので、南海電気鉄道創立の日は、南海鉄道創立の日ではなく、高野山電気鉄道創立の日となっているのです。

 南海電鉄の車両は、ほとんどが車長21mですが、高野下(橋本)から極楽橋までの区間は、急曲線のため車長17mの車両で運行されています。日本有数の急勾配区間での保安性能と、平坦な区間での高速性能とを両立させており、「ズームカー」と呼ばれますが、最近はその呼称もあまり使われなくなっています。

 旧世代のズームカーはこの天空以外、すべて高野線から撤退し、大井川鉄道や一畑電鉄では湘南型の前面形状をもったものが、熊本電鉄や和歌山電鐵(旧南海貴志川線)ではこの天空と同じ系列のものが、今も元気に活躍しています。

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 鉄のレールと車輪の組み合わせで、車両の重みだけで走行する場合、35パーミル以上の勾配は特別な認可が必要です。箱根登山鉄道は80パーミルですが、レールに吸着する電磁石ブレーキなど特殊な装備を持っております。

 廃線となった信越本線の碓氷峠は66.7パーミルでしたが、あちこちから車両が直通するために専用車両による運行は現実的でないとされ、機関車との協調運転とせざるを得ませんでした。この協調運転、制動時の問題から8両編成までに制限されたこともあって、この区間は改良の余地無しとされて廃線になったのでしょう。

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 この写真は、運転停車中の上古沢駅で撮影したものです。コンクリートの壁に巨大なカエルが貼り付いているのをみて、円谷プロが撮影でもしているのかと思って慌てて撮りました(大嘘)。300ミリ望遠手持ちで撮った写真、ブレてますが、半分ほどにトリミングして大きく見せてもこれですので、肉眼では何か緑色のものがあるなぁ、ぐらいにしか見えません。

 ちょうど昨年の今頃、こんな記事で紹介した「ドライヴインかじか」のモニュメントです。こんなに大きいカエルですが、あのきれいな声で鳴くカジカなのです。ドライヴインの周りは立派な集落で、けっこう人が住んでいそうですが、そこからこの駅までは、谷を越え山を越え、とても歩いて行けそうにありません。遠くに見えるだけの駅なのです。

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 天空ご自慢の展望デッキ。走行中もこの状態です。2号車(2205)に2カ所あるドアのうち、橋本方のドアは開いたままで、ガラスと格子の転落防止柵があります。インテリアはきれいですが、じっと座っているより、この展望デッキに立って風に吹かれているのも乙なものです。ただ、展望はそれほど期待できません。ごくたまに景観が開ける場所では、気を利かしてスピードを落としてくれますが、走行区間のほとんどは森林またはトンネルの中です。

 5年後の平成27年は高野山開創1200年にあたり、このようなロゴマークやイメージキャラクターも発表されています。 とっても不便で、ちょっと気楽に行けない高野山ですが、かのミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも三つ星の高評価を得ている「浮世離れした」場所です。10月に入るとお得な切符も発売されますので、経験のある人もない人も、是非一度、お訪ねください。案内せぇよ、とおっしゃるなら、「ついでの時に」ご案内しますよ。盆と正月、お彼岸くらいですけれど。

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コメント

今日もまた鉄分1000%なブログですなぁw
 高野山、一度行ってみたいです
 従兄弟の奥さんの実家が宿坊なので伯父が元気なうちに行けたらいいなぁ
 でも子供が喜びそうな場所ありますかねぇ?
 と萬年筆以外で散財モード突入のともぞーでした

 マオぢぃ さん

 こんな秘境にまで、例の車が入り込んでいたのですねぇ。ちなみにうちの家の前で写真撮ってたのはプリウスでした。

 ともぞー さん

 子どもさんが喜びそうなのは、まずお寺での宿泊。広間で走り回ったりして喜ぶでしょう。あと、奥の院。お墓がいっぱいです。

 高野山に登る途中なら、玉川峡とか川遊びのできるスポットもあります。

 総じて、子どもが喜ぶところではないのは確かですねぇ。

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