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2010年9月 2日 (木)

Alchemy

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 首筋をもにょもにょされても知らん顔で眠り続ける「くま(仮名)」さん。意識というか、触られてるなぁという感覚はあるのでしょうが、どうせ家族の誰かが気まぐれにいじってるだけ、と達観して眠り続けているような気がします。ホンマに可愛いなぁ、おらんようになったら寂しいやろなぁ、などと話すことが増えました。まだまだ老犬という歳ではありませんが、小柄なだけに寿命もそんなに長くはないだろうな、という思いがどこかにあるせいでしょうか。

 しかし、ずっと屋外で飼っていた先代の「クマ(実名)」さんでも16、7年生きたのですから、生まれながらの室内犬である彼女の場合はもっと長生きするんではないか、と期待しているのですが、どうなることでしょうか。
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 いきなり凄いのが出てきました。そもそもの始まりは、この日の記事へのコメントで、相当ガタの来ている理系のおっちゃんがヤング率云々と言い出した挙げ句に猫さんを召喚したこと。とってもお忙しい中、これに快く応じてくださった猫さんからの頂き物がこの画像なのですぅ。

 板厚が0.3ミリであるニブの先端に、標準的な筆圧と考えられる200gの力をかけた場合の撓みをシミュレーションしてくださったものです。プラチナと金、そしてステンレスを比較してくださったうち、これはヤング率152のプラチナについての結果で、撓みは約0.05ミリだそうです。
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 細かい部分がよく見えないでしょうから、同じ画像に見えてしまいますが、これはヤング率80の金についての結果。ヤング率がプラチナの約半分なので、撓みも約0.1ミリ。ヤング率と撓みの関係が綺麗に出ていますよぅ。

 実際には、ペン先に使われるのは金とその他の金属との合金であることが多いので、この結果の通りではないとしても、プラチナのペン先は撓りが少ないのだろうなぁ、ということを改めて納得させられます。

 貴金属合金の機械的性質についてのデータは見つからなかった、ということで、14金ならどうなのか、なんて結果はないのですぅ。まぁ、14金と一口に言っても、配合される金以外の金属によって性質が変わってくるはずですしね。
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 これだけではおもしろくないというので、ペン先に使われることの多いステンレスについてもシミュレーションしてくださったのですよぅ。

 ステンレスの撓みは0.04ミリ。すなわち、プラチナよりもヤング率が高い、ということになるのですぅ。そういうことで、今日はすこぉしばかりアカデミックなおはなしでおおくりしましたぁ。マオぢぃさん、いかがでしょうかぁ?

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コメント

猫さん わざわざ計算ありがとうございます
本当は別部屋にある昔の力学の本を探して、自分でできるかとうか判らないけど、計算をやろうかと思っていました。
建築の片持ちハリの計算例を使って曲げモーメントの例で
大丈夫かなあと思っていました。
なんせ、力学は弱いもんでね。
実際はヤング率は引っ張りなので、その数値とポアソン比を使って剛性率をだして、えっと、剪断力、数値は理化学事典がどこかに有ったはずだし、40年前の記憶で、、、
とか思ってました。

つきみそう
とりあえずデータをメールで送ってね。

お、弾性体力学ですね。私もデータ欲しいですね~。

しなりとかそのあたりの理解はあまり自信がないですし、また自分自身の物理の知識の無さも手伝って、あまり研究しようと思ったことは多くありません。ですが、興味がないわけではありません。

今の自分の理系の研究としての万年筆からは離れていますが、インクフローの定量化に関する話は(行き詰っていますが)色々と理論を検証しているところです。流体力学と物理化学に入るのでしょうか、毛細管現象自体をもっと深く勉強せねばなるまいと思います。

粘性流体をもっとしっかり勉強すればそのうち出来るようになるかもしれません。でもその前に、テストもあることですし、完全流体をきちんと勉強しないと…。

わが家のまこちゃんは、すでに14歳です。
いつまで一緒にいられるかなあと思うこの頃です。

 ペリカン堂 さん

 長い間一緒にいたワンちゃんであればあるほど、情が移っておりますからね。その時がいつかは来るのはわかっているのですが、1日でも長く、と願わずにはいられませんね。

 マオぢぃ さん
 達哉ん  さん

 私にはほとんどわからない世界ですので、猫さんとの橋渡しぐらいしかできません。いずれマオぢぃさんと猫さん、直にお話しできたらいいですね。

インクの粘度・ペーハー値は
「文具箱」の日記帖によると
http://blog.sideriver.com/bungubako/2008/07/post-d920.html
趣味の文具箱208年7/28発売の分に測定結果が出ているいるようですね

 マオぢぃ さん

 恵比寿で呑んでいたとき、たまたま同じテーブルだったのが東京理科大の教授。インクについては粘度なんか調べるより、耐水性を重視しなくてはいけない、ということで、長年にわたって蓄積した各社インクの耐水性を示すチャートを見せていただいたことがあります。さすが、モンブランのBBはほとんど水に流れていなかったのが印象的でした。

理科系と 一括りにされると、同じカテゴリに入ってきます。学生時代は流体力学や構造力学なんてやった覚えがありますが、内容なんぞ覚えちゃいません。

ところで、同じ合金で、昔の鍛造品と現行の延圧品?とでは、ねじれ具合が違うと言われていますが、本当なのでしょうか。単に厚さが違うだけなのか、材料に由来するのか、どうなんでしょうねぇ、、、

 きくぞう さん

 鍛造することで分子の並びが変わるのでしたっけ?

 確かに,鍛造した金属は明らかに感触が違いますね。

理科系ではありましたが、とんと力学やら化学からは関係なく大学生活を過ごしておりました
 (ロボット工学の基礎の基礎をやっただけですんで…)
 鍛造と聞くとゴルフのパターやアイアンを想像してしまうのは、かなりオッサンな証拠なのでしょうねぇ(苦笑)

 ともぞー さん

 鍛造と言えば車のホイール、というのが私らの世代です。鍛造で作られたペン先は本当にすばらしい書き心地なのだそうです。

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