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2010年9月

2010年9月30日 (木)

拝領の品

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 餌鉢をかぶって熟睡中の「くま(仮名)」さん。カメラの合焦音が聞こえた途端、ビクッとして顔を上げましたが、すぐに「あぁ、またアレか」みたいな感じで再び眠りにおちました。柴犬は警戒心が強く・・・・・なんていう解説が信じられません。

 昔は犬を飼うといえば、知り合いの家で生まれた子犬をもらってきたり、捨てられているのを拾ってきたりするのが普通だったように思います。味噌汁の残りに冷やご飯を入れ、日によっては魚のアラなんかを入れて炊いた「ご飯」を与えていましたし、子犬の頃から外につないであったように思います。

 今や、犬は買ってくるもの。予防接種が完全に終わるまではお散歩も控え、できれば屋内で飼うように、という注意を守っていたら、そのまま室内犬になってしまいました。警戒心がないのもその辺が大きいように思います。

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 親方とドームさんの北海道珍道中、参加できなかったのは残念でしたが、すばらしいお土産をいただきました。こちら、革製の封筒です。革の封筒というと、aurora_88さんやBromfieldさんがお持ちのTAKUYAさん謹製のものが思い出されますが、こちらはもっと慎ましいもので、紙幣は細かく折りたたまないと入りません。500円玉が入るかどうかというところです。

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 一体何に使うのか、というところですが、自動販売機で買う回数券などを入れておくのに良いのではないかと思います。革の質感は抜群で、持っているだけで気持ちがよいものです。ためしに、鞄の底に残っていた入場券を入れてみましたが、このために作ったのだ、といっても言い過ぎではないほどぴったりでした。

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 以前、親方と一緒に新大阪の駅へ行き、途中下車された夢待ち人さんと合流したときのこと。じっと待っておりますと、存在感抜群のおじさまが歩いてこられました。改札を出られたところで一同「お疲れ様でした」と深々と頭を下げてお迎えしましたが、今にして思うと傍目には相当危ない光景だったのではないかと思います。私が薄め液の役割を果たしていなければ4課に通報されていたかも知れません。

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 その夢待ち人さんからわざわざ送っていただいたのがこちらで紹介されていた印鑑。会社であればけっこう上の人でないと使えないような大きな径のもので、龍の彫り物が見事です。

 早速娘に自慢しましたところ、「893みたい・・・・・」って、彫り物っちゅうたらそれしか連想でけへんのかっ、という反応でした。困ったものです。

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 実に見事な龍。ドラゴンボールを7個集めた気分です。鈍く黒光りする印材も、適度な重さがあっていい感じです。そしてこの印鑑のキャップ、非常に薄いのにマグネットでカチッとくっつくようになっているのにも感心です。

 以上、良識あるヘンタイ倶楽部の親分衆から拝領したもののご紹介でした。

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2010年9月29日 (水)

のろい

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 めっきり涼しくなってきましたので、やはりクッションの上で寝るのが気持ちよいのでしょう。まん丸になって熟睡中の「ちち(仮名)」さん。この状態ですと、少々撫でようがどうしようが起きてきません。いちばん可愛いなぁと感じる場面です。

 ブラウザが腐ってしまったのか、何度更新を試みても予期せぬところで落ちてしまいます。こうして打っているのも何度目かの挑戦。私はIEではなくOperaなのですが、どうも変なところがあります。さて、今回は最後までたどり着けるでしょうか。

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 ウォーターマンのジェントルマンではないかな、と思っています。クリップと天冠に付いていた「何か」がとれてしまっています。おそらく、革命何周年だとかそういう記念のメダルが付いていたのでしょう。

 某御大からPILOTの萬年筆を何本かいただいた際に、オマケとして付いてきたもので、もちろん萬年筆としての機能には何の問題もありません。

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 確かこのペン、以前にも取り上げたような気がしたのですが、過去の記事を検索しても引っかかってきませんでした。

 興味があるのは、丸いところにはどんなものが嵌っていたのだろう、ということだけです。可もなく不可もなく、夢のような書き心地というわけでもありませんし、何となくコレクションの中に混ざっている、いわゆる二右衛門半(普通名詞)なペンです。

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 あえて言うなら、このペンをネタに記事を書こうとしていたら落ちる落ちる。なぜかOperaと相性の悪い萬年筆なのです。落ちてしまったメダルの呪いでしょうか。たったこれだけの記事を書くのに一晩かかるというのは、あまりにもノロい。生産性が悪すぎます。

 近々大量のレポートをものさなければならない長男が、「萬年筆って、書くの楽なん?」などと興味を示し始めているので、何本か提供してやろうかと思うのですが、もしこのペンを与えたら、レポート用紙を何枚使ってもうまく書けず、丸めた紙の山ができるばかり、なんてことになるのでしょうか。

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 冗談はさておき、こいつにはこういうメダルが付いていたんだよ、という情報をお持ちでしたら、供養代わりによろしくお願いします。手芸屋さんなどで何かないかなぁ、と物色したりしておりますが、ぴったりはまってなおかつオモロい、というものが見つかりません。そちらのアイディアもありましたら、どうぞよろしくお願いします。

2010年9月28日 (火)

ヘンタイ?マクド

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 「くま(仮名)」さん、飼い主が帰ってきたのも知らずに寝ております。ひたすらよく食べ、よく寝るところを見ると、換毛というのは相当にエネルギーを使うものなのでしょうね。

 柴犬は特にもふもふなので、いくらブラッシングをしてもキリがない、と思えるほど毛がとれます。はじめのうちはブラッシングを嫌がりますが、慣れてしまうとけっこう気持ちよさそうにしています。

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 特に目的もなくネットサーフィン(死語!)をしていて、妖しい情報にぶち当たりました。あまりにも妖しかったので、さっそく買ってきました。いろいろと調べてみると、3年前に海外TVドラマで見た、なんていう情報もあって、けっこう定着している食べ方のようです。

 ハンバーガーチェーンのマクドナルド,私の暮らすあたりでは「マクド」と略します。これを「マック」などと略する地域も少なくないようですが、マッキントッシュ信奉者から狙われたりしないのでしょうか。

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 バニラシェイクに、マックフライポテトをどっぷりとつけて食べる、これがすばらしくうまいんだとか。でも、うまいモンは体に悪い,などと申します。それでなくても、うちのは体に悪いけどそれがどうした、と、かの藤田田が胸を張ったというぐらいですから、マクドそのものが筋金入りの不健康食品なのは間違いないところです。

 そのマクドのラインナップの中でも、マックフライポテトはもっとも危険な食品であろうと思います。ジャガイモを油で揚げて食べる、そのこと自体が危険だと言われているのに、さてどんな油で揚げているのか、あの香ばしい匂いはとっても体に悪そうですし、その上にたっぷり食塩を振りかけてあるのですから、こんなものを食べ続けて無事で済むわけがありません。

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 それだけ体に良くないと知りつつも食べてしまう、まさに悪魔的な食べ物。塩味の効いたポテトを甘くて冷た~いシェイクにつけて食べますと、まずはシェイクの甘みと冷たさ、やや遅れてポテトの塩味。最後に、それらが渾然一体となった何とも言えない味わいがお口の中に広がります。ひょっとすると私、これにハマったかもしれません。

 こうして今夜、マクドを買って帰った車に明日の朝乗り込むと、車内にはまだマックフライポテトの匂いが充満しています。本当に,強烈な自己主張です。さすがに気分が悪くなります。日本人の平均寿命、どんどん短くなっていくのではないでしょうか。

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 たまに食べるぐらいならともかく、こんなものをしょっちゅう食べていると病気になります。私が言うのだから間違いありません。健康のため、食べ過ぎに注意しましょう。

2010年9月27日 (月)

これがないと・・・

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 買ってもらったばかりの新しいクッションがおおいに気に入った様子の「ちち(仮名)」さん。どうせすぐに中綿を出してしまうのだから、と、処分セールになっていたやや小さめのクッションを購入したのですが、上手にくるんと丸まって上にのっています。

 朝方などは寒くて目が覚めるほど冷え込むようになってきました。暑さ寒さも彼岸まで、とは実によく言ったものです。犬だって、プラスチックの床の上で寝るよりはクッションの上で寝る方が気持ちよいのでしょう。いまのところは噛みまくらずに大事にしています。

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 もうすぐ実力テスト、そして中間テストです。そこに体育大会が入り込んできますので、大部分の生徒は浮かれてしまって悲惨な成績になります。ごちゃごちゃといっぱいある紙袋を整理していたら、底の方で発見されたのがこれ。PILOTのカスタム823です。

 写真では伝わりませんが、下に敷いてあるのが「更紙(ザラシ)」です。皆さんよくご存じ、学校の印刷物といったらこれでしょう、というヤツです。ワラ半紙などと呼ぶ人もおりますが、そんなに繊維が粗いものでもありません。

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 P式吸入機構と15号ペン先というゴージャス仕様。ネットオークションで半値以下で手に入れたもので、色彩雫シリーズの「紅葉」を入れて採点に使っておりました。ある時期からさっぱり見かけなくなったので、どうせこんなことだろうとは思っておりましたが、見つかると嬉しいものです。

 見失う直前まで、あちこち持ち歩いていたせいもあって、キャップにはインクが飛び散ったあと。インナーキャップとの隙間にまでインクが入り込んでいるように見えますが、そこでしっかり止まっているあたり、さすがPILOT、という感じです。

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 迫力の15号ペン先。インクで赤く染まっているのも「お仕事してまっせ」という感じが出てなかなか良いものです。字幅はMで、フローもほどほど。何せ相手が更紙なので、あまりにインクが出過ぎても使いづらいのです。

 これで採点をしていると、クラスの半分ほど終わったところでぱたっとインクが出なくなることがあります。あぁ、更紙のカスがペン先に詰まったんだな、と、インクの出し入れでもしてお掃除を、と思ったところで、自分の愚かさと、このペンの優秀さとに気づくのです。

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 プランジャー式ですので、筆記時には尾栓を緩めなくてはいけません。しかし、それを忘れて書き始めても、答案用紙15枚から20枚くらいは軽く採点できてしまいます。ただ、その状態で書いていてインクが出なくなったときには、ペン芯もカラカラになっておりますから、けっこう厄介です。

 しょっちゅう尾栓を緩めるのを忘れて書いては、インク瓶につけてプシュッ、っていうことを繰り返していますので、このペンとペアで使っているインクボトルの底には、かなりのゴミが溜まっているのだろうと思います。そのうち、異臭を放つようになるのかもしれません。

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 毎日Weblog書いているのは、恩返しなのです。萬年筆に関して、多くのことをネット上で勉強させてもらいましたので、ささやかながら自分も情報提供しよう、ということ。接着ペン先のエリートも、この823も、決して一般的なペンではなさそうですので、その二つを比較した写真なんていうのもおもしろいのではないでしょうか。

 こうしてみると、かつてのカスタムやエリートなどに使われていたペン先は結構大きかったのだとわかります。念のために書き添えますと、これはシルバーンなどに使われているものではなく、あくまで通常ラインだったペンのものです。

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 最後はやっぱりこの写真。この状態でインクボトルに浸して、尾栓をグッと押し込むと、心地よい抵抗感。知らなければ、ん?と手を止めてしまいそうなほどの抵抗ですが、そこでさらに力を込めると、プシュッという音とともに手応えがなくなって、一気に大量のインクが流れ込んできます。

 823は透明ブラックまたは透明ブラウンが定番で、このようなクリア軸のものはスポット的に姿を現すような感じです。萬年筆自体の大きさや重さも効いているので、クリア軸でも安っぽい感じはしませんし、インクの色や、インクが吸入される様子を楽しむのなら、このクリア軸がおすすめです。

 クリア軸なのに持ち重りがする、この感じ、TWSBIのDiamond530に似ています。というか、あちらがこれに似ているんですね。どちらもおすすめの1本です。

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2010年9月26日 (日)

こうや花鉄道

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 ふと見ると、こんな可愛らしい顔をしてこちらを見ていた「くま(仮名)」さん。おっとりカメラでパチリとおさえたものの、お顔の半分が陰になってしまいました。

 日曜日でしたがどこへも出かけず、家でごろごろしておりました。ネタもないので昨日の続き、ちょっと鉄分多めの話題が続きます。

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 南海高野線の終着駅,極楽橋駅の駅名票です。かつて徒歩による高野山参詣が当たり前だった時代、高野山手前の宿場町として栄えた椎出というところにあるのが高野下駅。ここから極楽橋までの区間と、極楽橋~高野山間の鋼索線は、高野山電気鉄道によって建設されたものです。

 高野山電気鉄道は南海鉄道の子会社でしたが、開業前から赤字となることが明らかな路線であったため、出資者への配慮から子会社であることすら公にしていませんでした。関西急行電鉄と南海鉄道が戦時合併した際にも独立したまま残されていたほどの閑散線でした。

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 戦後、まず高野山電気鉄道を南海電気鉄道と改称し、近畿日本鉄道から旧南海鉄道の路線を譲り受ける、という形で現在の南海電気鉄道が発足したのです。ですので、南海電気鉄道創立の日は、南海鉄道創立の日ではなく、高野山電気鉄道創立の日となっているのです。

 南海電鉄の車両は、ほとんどが車長21mですが、高野下(橋本)から極楽橋までの区間は、急曲線のため車長17mの車両で運行されています。日本有数の急勾配区間での保安性能と、平坦な区間での高速性能とを両立させており、「ズームカー」と呼ばれますが、最近はその呼称もあまり使われなくなっています。

 旧世代のズームカーはこの天空以外、すべて高野線から撤退し、大井川鉄道や一畑電鉄では湘南型の前面形状をもったものが、熊本電鉄や和歌山電鐵(旧南海貴志川線)ではこの天空と同じ系列のものが、今も元気に活躍しています。

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 鉄のレールと車輪の組み合わせで、車両の重みだけで走行する場合、35パーミル以上の勾配は特別な認可が必要です。箱根登山鉄道は80パーミルですが、レールに吸着する電磁石ブレーキなど特殊な装備を持っております。

 廃線となった信越本線の碓氷峠は66.7パーミルでしたが、あちこちから車両が直通するために専用車両による運行は現実的でないとされ、機関車との協調運転とせざるを得ませんでした。この協調運転、制動時の問題から8両編成までに制限されたこともあって、この区間は改良の余地無しとされて廃線になったのでしょう。

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 この写真は、運転停車中の上古沢駅で撮影したものです。コンクリートの壁に巨大なカエルが貼り付いているのをみて、円谷プロが撮影でもしているのかと思って慌てて撮りました(大嘘)。300ミリ望遠手持ちで撮った写真、ブレてますが、半分ほどにトリミングして大きく見せてもこれですので、肉眼では何か緑色のものがあるなぁ、ぐらいにしか見えません。

 ちょうど昨年の今頃、こんな記事で紹介した「ドライヴインかじか」のモニュメントです。こんなに大きいカエルですが、あのきれいな声で鳴くカジカなのです。ドライヴインの周りは立派な集落で、けっこう人が住んでいそうですが、そこからこの駅までは、谷を越え山を越え、とても歩いて行けそうにありません。遠くに見えるだけの駅なのです。

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 天空ご自慢の展望デッキ。走行中もこの状態です。2号車(2205)に2カ所あるドアのうち、橋本方のドアは開いたままで、ガラスと格子の転落防止柵があります。インテリアはきれいですが、じっと座っているより、この展望デッキに立って風に吹かれているのも乙なものです。ただ、展望はそれほど期待できません。ごくたまに景観が開ける場所では、気を利かしてスピードを落としてくれますが、走行区間のほとんどは森林またはトンネルの中です。

 5年後の平成27年は高野山開創1200年にあたり、このようなロゴマークやイメージキャラクターも発表されています。 とっても不便で、ちょっと気楽に行けない高野山ですが、かのミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも三つ星の高評価を得ている「浮世離れした」場所です。10月に入るとお得な切符も発売されますので、経験のある人もない人も、是非一度、お訪ねください。案内せぇよ、とおっしゃるなら、「ついでの時に」ご案内しますよ。盆と正月、お彼岸くらいですけれど。

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2010年9月25日 (土)

ラピュータ

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 飼い主に甘える「ちち(仮名)」さん。顔の半分どこ行ったの,という感じですが、ケージの柵に前脚をかけ、できるだけ飼い主の手に顔をすりつけようとしているのです。肉眼で見ていると何とも可愛いのですが、写真になると「???」ですね。

 お彼岸の中日は大荒れで、高野山にあるお墓へお参りするのを断念。まだお彼岸は終わっていない、ということで、仕切り直して高野山へ墓参に出かけました。

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 南海高野線の終着点、極楽橋駅です。全席指定の有料特急こうや号と、こうや花鉄道の花形、「天空」が並んでおります。360度山に囲まれた、少し前までは携帯電話も使えなかったような辺鄙なところにある駅ですが、3面4線に引き上げ線まで備えたなかなか立派な駅です。

 姿は見かけてもなかなか乗ることのできない「幻」の列車、それが天空です。公募で決まったということですが、なかなかうまくつけたものだと思います。いつもお墓参りにつきあってくれる次男のために(という大義名分で)ようやく乗車することができました。

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 中央は車内に備え付けられているパンフレットで、その両側が座席指定券です。こういうの、どっかでみたなぁ・・・・・と思いませんか。乗車後の区間変更や、切符を買わずに飛び乗ってしまったときなどに車掌さんから買う車内補充券そのものですが、「天空」とか印刷されているところが救いです。

 天空に乗るための第一の関門は予約。9時から5時の間に電話で予約しなければなりませんが、これがけっこう難しいのです。ようやく予約できても、乗車当日、列車の発車40分前にならないと指定券の引き換えをしてくれません。高野山に着いて、帰りは出札窓口が混雑するからと先に引き換えておこうとしても断られてしまうのです。

 案の定、今日も窓口が大混雑。空いている早めのケーブルカーで極楽橋駅に下りよう、という目論見だったのですが、当日券を求める人が参加したことでさらに混雑が激化し、予約していたのになかなかケーブルカーに乗れない、という状況でした。この点だけは何とかしてもらいたいところです。

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 2号車の難波寄り乗務員室そばの8人用のコンパートメントは、展望デッキにも隣接していますので、グループで行くには最高の「勝ち席」でしょうか。それ以外では、ブルーの席が上席で、ピンクはちょっと残念な席かもしれません。天空の運行区間では、ブルーの席の眼前にのみ、(わずかに)展望が開けるからです。

 乗客による座席の指定は受け入れられません。電話予約を受けるときに、人数などを勘案して割り当てていくようです。勤め人にとって過酷なこの予約ですが、当日空席があればあっさり乗れますので、ふらりと旅をするなら当日券狙いも悪くない選択でしょう。実際、今日のように乗客が少ないと、ピンクの席には誰も座っていませんでした。

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 70年代初頭に製造されて高野線で活躍していた22000系「角ズーム」が天空のタネ車。支線に転出していたものが呼び戻された形です。ただ、2両分8台の電動機を1つの制御器で扱うという仕様ゆえ、1両が故障すると走行できなくなるため、運転保安上、かならず難波方に2000系を連結して運行されます。結果として、天空には自由席がある、ということになります。

 天空自体、時刻表にもあまり載っていないような列車で、さらにはその自由席となると、まさに「幻」の列車。「鉄」はそういうのが大好きです。交換のための運転停車をのぞくと学文路と九度山にしか止まりませんが、多客期にはけっこうおすすめの1本です。

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 天空にの車両、元々の車番は22013と22014で、のちに2203と2253となったものですが、「天空」となるにあたって再度改番されています。高野山側の車両が2258、もうこれは、58で「こーや」と読ませたい、というのが丸わかりです。もう一両、橋本側の2208はいささか苦しくて、「は」しもと側だから8、ということだそうです。

 この車両が22000系としてデビューした頃は、夏休みの帰省の際に必ずお世話になっておりました。当時はケーブルカーで積み残しが出るほどの混雑ぶりでしたが、昨今は車で高野山を訪ねる人の方が多くなったようで、電車の方は真夏でもそれほどの混雑は見られません。そこを何とか需要を喚起しようという「こうや花鉄道」プロジェクトの、文字通り花形というべき天空。もう少し乗りやすくなると、お客さんも増えるのではないかと思います。

 いけません、鉄な話題だと、つい長くなってしまいますね。今日はこの辺でおしまいにして、後日に続きます。

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2010年9月24日 (金)

いちばんのファン

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 かしこくおすわりをして、飼い主をじっと見上げる「くま(仮名)」さん。例によっておやつを待っているところです。この美しい白と黒の塗り分けを設計したのは神様。そしてこの美しくも可愛らしい犬と引き合わせてくださったのも神様。

 神様はいるんだなぁ、と。日本古来の神でもキリスト教の神でも、あるいは仏でも、何であってもかまいません。自分の中に神様がいるのですから。いや、別に、帰宅途中に変わった人に勧誘されてその気になった、なんていう訳ではないのですけれど。

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 またもや、金曜日なので金色のペン、モンブラン・ノブレスです。以前に書きましたように、中学生だったか高校生だったかの頃、お年玉を握りしめてダイエーの文具売り場へ買いに走ったのがステンレスのノブレスでした。当時、仏壇萬年筆か、アルミの弁当箱みたいなショート萬年筆ぐらいしか選択肢がない中で、銀色に輝くステンレス、寸胴な細身の軸というのは新鮮で、未来的にも見えました。

 ですが、肝心の書き味は最低とも言えないレヴェル。インクは全く出ず、ガリガリと神を引き裂くような書き味。おまけに両親から「書き方が悪いからや」とだめ押しの一言。未だにモンブランが好きになれないのは、このときのことをひきずっているせいかもしれません。

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 私は萬年筆が好きです,などと言うと、ほぼ全員が「モンブラン、とか?」と聞き返してきます。そしてそういう人に、現行のモンブラン製萬年筆を1本も持っていないことを話すと、こいつは馬鹿じゃないのか、というような顔をされるのです。

 何もモンブランだけが萬年筆でもあるまいし,と思うのですが、ヘンタイでない人にとっては萬年筆といえば舶来モノで、モンブランが最高。お手頃価格ならパーカー、といった感じなのかもしれません。

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 大鵬も卵焼きも大好きでしたけれど、巨人だけは好きになれませんでしたし、松下電器もトヨタ自動車も大嫌いです。けれど、パワフルプロ野球、なんてTVゲームで遊ぶんなら巨人を選びますし、電化製品や自動車を買う相談に乗るときはトヨタやパナソニックをおすすめします。なぜなら、そればいちばん間違いがないからです。

 もし、万年筆を買いたいんだけれど、と言う人がいれば、まずは国産をすすめます。いや、どうしても舶来がいいのだ、というなら、モンブラン。国産の良さを説いてもなお舶来でなければ,なんていう人は、舶来モノに機能性能以外の「サムシング」を求めているのでしょうから、ここはモンブランしかないでしょう、というわけです。

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 かつて野村監督が、「ワシは昔っから大の巨人ファン」と発言して話題になりましたが、何となくわかるような気がします。嫌いなモノは放っておけばいいのに、なぜか研究してしまい、その良さ、すごさを実感しつつ、それでもなお嫌いだと言い続ける。これはある意味、究極のファンなのかもしれません。

 そうであるならば、筆記具と言うより装身具たらんとしているかのごとき昨今のモンブランは、いずれ嫌うほどの値打ちもないものになってしまうのかもしれません。ヘンタイさんお断りで、時折取り出してはササッと書いておしまい、というような使い方を想定しているように思えて仕方がないのです。

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 もう、これやからモンブランは嫌いや、と言わせるようなものをどんどんだしてくれないと困ります。憎まれ口をたたく相手がなくなってしまっては、萬年筆趣味の楽しみも半減です。もっとも、お値段に関してはもうずっと前から、モンブラン大っ嫌い、なんですけれど。

2010年9月23日 (木)

萬年筆の日・2010

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 あかん、もう誰も遊んでくれへんわ・・・・・とフテ寝してしまった「ちち(仮名)」さん。こういうところを撮ろうとカメラを持って近づいていくとパッと起き上がってしまうので、寝転んだ姿勢で隣の部屋から顔を出し、テレ側で狙っているのですが、お目々はしっかりこちらの動きをチェックしております。

 今日は万年筆の日。ウォーターマン関連ではなく、同軸内にインクを蓄える筆記具が発明された日、ということのようです。23日という日付が「ふみの日」とかぶるのは、何ともうまいことできてるなぁ、と2年前に記事にしております。その日に紹介しているのはコンウェイ・スチュアートでした。

 昨年の今日は萬年筆の日ということを知ってか知らずか、コンプロット10という、ちょっと常識では考えられないペンケースを紹介しております。その中に収まっているペンがなかなかヘンタイっぽいのですが、その中からどれか1本、と考えて、今日はこれです。

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 これは西塔の水煙ですから、厳密に言えば「違うやんけ」となりますね。私が高校生の頃に薬師寺を訪ねたとき、この西塔を建立する作業が大詰めで、気さくなおじいさんが一人、大きな木を削っていらっしゃいました。

 他に人もいなかったので、遠慮もせずに話しかけていろいろと教えてもらったのですが、あとからそれが西岡棟梁その人であったことを知りました。モノを知らないというのは実に恥ずかしいことで、まさに汗顔の至りですが、逆にその人と知っていたら、畏れ多くて声などかけられなかったことでしょう。

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 凍れる音楽と評された薬師寺の東塔を丸一日眺めて、「これ、歪んでるわ」と看破した西岡棟梁。その東塔は心柱の内部が空洞化するなど、非常に危険な状態だそうで、この11月頃から大修理に入ります。

 東西二つの塔が並んで建つ風景は、この先しばらく見られなくなりますし、平城遷都1300年フェアも11月7日までですので、この秋はぜひ、奈良への旅をご検討ください。

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 手持ちの萬年筆を整理しなければならないとなっても、最後まで残りそうなこの1本。以前は職場に持ち込んでガシガシ使っていたのですが、最近は自宅でゆったりと使うのみです。

 これほど美しいペンですので、人に見せてホレホレしたい気持ちも強いのですが、愛おしくなるほどに、持ち歩く機会も減ってきた、というわけです。ヤクザの入れ墨を連想してしまう、という向きもあるようですが、それも含めて日本の伝統的な美しさ、というべきものでしょう。

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 秋の奈良といえば、日曜祝日に奈良公園で行われる「鹿の角きり」をご覧になることをおすすめします。角きりは人出も多く賑やかですが、喧騒に疲れたら、ささやきの小径から高畑、さらに新薬師寺から白毫寺へのルートや、反対向きに借景が見事な依水園、戒壇院界隈から二月堂にかけてのルートなど、静かなところをゆったりと歩くのがおすすめです。

 もし私に絵心があれば、この飛天と画帳を持ってそのあたりを歩きながら秋の風景をスケッチ、なんてことをしてみたいのですが、残念ながら幼稚園児以下の絵とストレスが溜まるばかりでしょう。できる方、いかがですか。

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2010年9月22日 (水)

仲秋の名月

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 ケージの柵を噛んでアピールすることしきりの「くま(仮名)」さん。早く私を外に出して、というときにこういうことをやります。遊んでほしいときのほか、雷が鳴っているときも同じことをしますが、そういうときはハァハァと息が荒くなり、しっぽが垂れてしまいます。

 一方の「ちち(仮名)」さんは、雷が鳴ってもさほど怖そうにしておりませんので、犬も雷が平気なのとそうでないのとに分かれるようです。昨日は冴え冴えとした綺麗なお月さんが見られましたが、仲秋の名月の今日は曇り。そして明日はけっこうな雨になるという予報ですので、ひょっとしたら雷が鳴って「くま(仮名)」さん大騒ぎ、ということになるのかもしれません。

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 勉強中に北島康介(swimmer)に襲われた娘のノートの上に、緑軸のシェーファーを置いて撮りました。白いノート恐るべし、で、きっちり露出不足で緑軸に見えませんね。でも、傷だらけになりながら鈍く光るホワイトドット入りのクリップがいい感じです。

 昨年は、仲秋の名月の日にこんな記事を書いておりました。定番品として回転吸入式のレアロが世に出てもう1年になるのですね。今年はPILOTからカスタムヘリテイジ92という、透明軸の回転吸入式萬年筆が出る、という情報も伝わっています。何となくではあるけれど吸入式の萬年筆が好きだ、という私にとっては嬉しい話です。

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 吸入式の世界でヘンタイというとヴィスコンティが有名ですが、往年の雄とすべき存在がシェーファーです。比較的ヘンタイ度の低いプランジャーは稼働している個体が少ないようですし、もっと普通なレバーフィラーも、軸の強度が落ちてレバーがとれてしまう、というのが少なからずあるようです。

 ヘンタイ度が高く、放っておくとすぐにダメになるというタッチダウンやらシュノーケルなんて機構を持ったものが意外と残っていて、それをヘンタイな人たちが喜んで大切にするので、シェーファーって変なペンばっかりなのか、と思われるかもしれません。けれども、シェーファーというのは至極まっとうなペンなのです。

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 オークションで「古いシェーファー」とか、「インペリアル」なんて言葉を見かけると、とりあえずのぞいてしまいます。で、お尻のあたりをじっと見つめてしまうのです。あっ、ここから読み始めた方、私はけっして変態(漢字)ではありません。単なるヘンタイですので誤解の無いようにお願いします。

 とりあえず継ぎ目があれば、こんな風にくるくる回して、ぐっと引っ張り出して、という楽しみがあるわけです。もっと前のほうに継ぎ目があるなら、一部の例外を除いて普通の両用式ですから、別に無理して手に入れなくても・・・・・となってしまいます。

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 これだけ凝っているのに、いや凝ってしまったが故に、吸入式でありながらインクの吸入量が少ないという意味不明な萬年筆に仕上がっております。しかもオープンペン先のものは少なく、コニカルだインレイドだと、普通ではない形に、真ん中にあることが珍しい切り割り。これのどこがまっとうなペンなのだ、と言われそうです。

 でも、インクを入れて書いてみるとわかります。やはり萬年筆は書いてみてなんぼ、のモンなのです。ペン先が固いの柔らかいのと言っていることがアホらしく思えてくる夢心地、それこそがシェーファーなのです。

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2010年9月21日 (火)

どんな手を・・・

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 すっくと立って家族を見つめる「ちち(仮名)」さん。何のことはない,テレビを見ながらおせんべいをかじっている妻から目が離せないだけのことです。

 柴犬はフードに飽きやすく、好き嫌いも結構あるようです。今与えているフードは「くま(仮名)」さんには大好評なのに、「ちち(仮名)」さんにはさっぱり受けず、食欲旺盛な彼女なのに毎日食べ残しております。そこへおせんべいのおいしそうな匂いがしてきたので、もうたまりまへん、ってなところなんでしょうね。

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 先日、分度器ドットコムさんのリアル店舗へお邪魔した際にいただいてきたもの。ブルネンの鉛筆用消しゴムと海賊消しゴムです。いくつ買うたら気ぃ済むねん、って突っ込まれそうですが、これでもまだ、コンプリートには至っておりません。

 腕もないのに何の準備もせず白いものを撮るとはなかなかの度胸ですが。かろうじてどんな形なのかはわかります。この、手の形をした消しゴムは、商品ページを見る限りでは、全部で8種類あるようですが、手に入れることができたのは6種類でした。

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 やはり人気があるのでしょうか、ピースサインをしている形のものと、「兄ちゃん、世の中じぇにやで、じぇに(銭)」と言っているような形のものは店頭には見当たりませんでした。

 あまりネタのない日でも,むりくり更新していかないと、たとえ1日でもサボったらそれっきり、になってしまうでしょう。2008年の9月16日からですので、まだ2年。ここで終わると3年坊主とすら言えないので、どんな手をつかってでも更新するぞぉ、という気持ちをBlogに表現してみました。

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2010年9月20日 (月)

妻、用事?

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 ようやく撮れた1枚。ケージの柵がやや高いので、メタボ気味な「くま(仮名)」さんはあまり長くは立っていられないのです。そこへ嫌いなカメラが出てくるのですから、さっさと降りてしまいます。置きピンにして構え、鉦や太鼓で彼女を立たせてその瞬間をパチリ、でした。

 当の彼女は、その変なモン(カメラ)と遊んでないで私を外に出して頂戴、と言いたいところでしょう。ワンワンというより、むしろニャンニャンと鳴きながら訴えかけております。

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 今日は珍しく妻も私も予定無しでしたので、お昼過ぎからふらりと出かけて参りました。家を出て駅へ向かう間もどこへ行くのか決まらなかったのですが、とりあえず京都をめざして電車に乗りました。

 どこか特別拝観中のお寺でもないかなぁ、などと探すも見つからず、乗り換えた京阪電鉄の終点からさらに叡山電鉄へと乗り継いで、気持ちよく揺られて気がつけば終点の鞍馬。せっかくなので、鞍馬寺にお参りしてみることにしたのでした。いつもながら、呆れるほどに無計画な私です。

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 涼しくなったとはいえ、急な坂道を登ってきますとさすがに大汗・・・・・というのは大嘘で、汗はかきましたが緩い坂道を少し登っただけ。15年ほど前につけられた簡易なケーブルカーのお世話になったので、けっこう楽に本堂まで登ってくることができました。

 この山の豊かな自然そのものが信仰の対象、というアナウンスを聞きながら2分、あっという間に急坂を登り切って山上の駅。そこから緩やかな坂道を登っていく途中、興味深いものを見つけました。

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 この楢の木、幹のあちらこちらに爪楊枝が刺されています。カミナガキクイムシのメスに付着したナラ菌が道管をふさぐために楢の木が枯れてしまう楢枯れ病を防ぐために、キクイムシの侵入経路となる幹の穴をふさいでいるのだそうです。

 殺虫剤を使うのではなく、キクイムシを防いで木の持つ力で何とかする、という発想で、自然は天からの授かり物、というケーブルカーでのアナウンスとぴったり重なる光景でした。

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 ほぼ全編携帯電話による甘い写真。カメラも持たずにふらりと出かけたせいですが、たまには妻と二人、特に目的もなくどこかへ行く、というのもいいものです。

 

2010年9月19日 (日)

Jinx?

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 お散歩から帰ってきて、このまま行くとケージに放り込まれる、というので嫌がってリードを押さえて抵抗する「ちち(仮名)」さん。本来なら、画面右上でリードを引っ張る長女の顔を見て、「もうちょっと外にいさせてよ」と訴えかけるような表情をしているのですが、カメラに気づくとこうして目を背けてしまいます。

 カメラを向けると顔を背ける、ベストショットだっ!とシャッターを切った瞬間に動いてしまう。我が家の犬たちと写真にまつわる「ジンクス」です・・・・・って、これは、きちんと合理的に説明できてしまうので、ジンクスとは言えないものでしょう。

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 予約した新品はキャンセルして、ほとぼりが冷めた頃に中古を買う、という計画は、見事に頓挫いたしました。先週末よりずっと電話でのキャンセルを試みるも、つながらないのでどうすることもできません。注文するのは自動で受けても、注文確定後、しかも発送準備中となってからのキャンセルはオペレータの確認を経て手作業で行われるため、電話以外の方法がない、というのも難儀なものです。

 今回の「新型iPod Touch 予約しても意味ないじゃん騒動」は、聞くところによるとiPadのときにもあったのだそうです。さらに言えば、ハード,ソフトを問わず、アップル製品では普通にあることなのだとか。そんな「常識」があったとは。アップルの新製品は、予約しても「確保」の意味しかない、ということを勉強させてもらいました。

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 ネット上では、私よりも早く注文したのにまだ届かず、出荷準備中にもなっていない、なんていう悲惨な例も少なからず報告されております。アップルに電話やメールで抗議した人には、そのあとすぐに商品が出荷される、という,まことしやかな「ジンクス」もささやかれているようです。

 そんなことより何より、このiPod Touchのパッケージ、何かに似てませんか?透明なアクリルのケースの上段に本体、その下に付属品。このアクリルケースは、小さな段ボール箱に詰められて送られてきたのです。そう、アレとそっくりです。というより、アレがこれにそっくりだと言うべきなのでしょうね。

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 アップル製品は、そのおしゃれな感じが売り物。大阪心斎橋のアップルストアはとってもおしゃれで、私みたいにファッションセンスゼロ、いやマイナスのおっさんにとっては敷居が高すぎて、深呼吸して突入すると冷や汗ダラダラ、です。

 ガラスでできた階段を上ると、2階フロアの入り口もガラスなのでふと足下に不安を感じて立ち止まってしまいますし、下りるときも最後の2段が1階フロアと全く同じ素材でできているのでこれまた足下に不安を感じます。あそこで転んだ人いないんでしょうか。

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 そんなお洒落なアップルの製品と同じ方向性のパッケージ。ブランドイメージ向上のための戦略製品というだけあって、良く研究された結果なのでしょうね。

 どこかの国の製品ですと、基本的な考え方だけいただいて、変にひねくり回し、結局どっちつかずのものになる、というのが良くあります。おぃおぃ大丈夫かいな、というほど直球勝負で来ているのも潔い感じですね。私らの国も、物作りにもっと危機感を持つべきでしょう。

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 ピストン外し工具の上に載せてある白いものは、スチレンペーパーの小片。非常に精度の高いパッケージなのですが、シリコンオイルの入ったボトルは柔らかく、そのままではカタカタ音をたてます。この小片を挟み込んでボトルを固定し、パッケージを持ったときに安っぽい音がしないようにしてあるのです。

 大技、小技を取り混ぜて、製品のクォリティを高めているところ、すばらしいですね。そこにおなじみの迅速できめ細かなサポートが加わるのですから、向かうところ敵無し、といった感じがします。この先、かっこいいインクボトルですとか、バキュームフィラーのペンですとか、まだまだ楽しみな製品が控えているようですが、2年目のジンクス、なんてことにならないよう、メーカーの三文堂さんには是非これからも精進していただきたいところです。Rimg1083

2010年9月18日 (土)

カップヌードル危機一髪

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 営業活動中の「くま(仮名)」さん。おやつも欲しいし、お散歩にも連れて行ってもらいたい。とにかく個々は飼い主を喜ばせておかねば、ということで、決めのポーズです。これを見ると飼い主は「かわいぃ~」などといって手を伸ばしては撫で撫でしてくれるからです。

 今日も良いお天気で、日中は汗ばむ陽気でした。唐招提寺と薬師寺に遠来のお客さんをご案内したのですが、暑い中を歩き回っていただいた上、連休初日の大渋滞の中をのろのろ運転でしたので、お疲れだけが残ったのではないかと心配です。

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 オマケに弱い体質はこの歳になっても治りません。よせばいいのにオマケにつられてカップ麺を大人買いしてしまいました。しかも、到着してまずオマケの方を確認してしまうという情けなさです。誠にすみません。

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 なかなかおいしそうです。おなじみのカップヌードルができあがって、さぁ食べようかというところですが、歯の弱い方は真ん中の薬罐に気をつけていただきたいと思います。

 食べられへんがなっ、とこの薬罐を取り除いてしまうと、カップの中身がぐるぐる回り始めます。そして、3分経つと恐ろしい事態に・・・・・。

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 蓋を開けて具材を取り出すと、こんな感じです。この上に「麺」を敷き詰め、具材をトッピングしなければなりません。制限時間は3分間ですが、その間、このステージはぐるぐると回転し続けております。中央の薬罐はストッパーで、こいつをぐっと挿し込むと回転が止まるのです。

 「麺」を並べるのは非常に簡単です。どのピースも同じ形なので、並べるだけなら幼な子にでもできるでしょう。こんなん楽勝、などと笑っていますと、その先で顔がひきつります。

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 「麺」に穴が開いているのがわかりますね。どれも同じ形をした「麺」ですが、並べ方によって穴の位置や間隔が変わってきます。ですので、うまく具材がトッピングできるように考えながら「麺」を配置しなくてはなりません。

 回転中はゼンマイのジィジィいう音が響いて緊張感、焦燥感をあおります。そのプレッシャーに打ち勝ってすべてのピースを並べ終えなくてはならないので、けっこうドキドキものです。

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 ただそれだけ、のものです。オマケです。本体というべきカップ麺は、カップヌードル誕生39周年記念セット、というもの。そんなん食べてたら、ホンマ、体に悪いです。で、それがどんなセットなのか、オマケに必死になっていてまだ見ておりません。

 とりあえず、長男長女に手伝ってもらって無事に動画撮影完了。しょうもないゲームですが、「普通の集中力」があればできるそうですので、皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか、といいたいところですが、こんなお馬鹿なもの、皆さんのお宅にはありませんね。


YouTube: RMOV1080

 楽しく遊んだそのあとは、きちんとお片付け。躾の基本ですね。でも、そうは言っても小さなパーツがいっぱいですから、片付けにも工夫が必要です。

 カップの中に収めて説明書を兼ねた蓋をしておけば良さそうなものですが、少しの衝撃で「パァ~ン」と飛び出してきますので、ピースを失わないような収納方法を考えました。ものがものですから、ね。

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2010年9月17日 (金)

不完全ですが・・・

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 何ともひどい写真です。犬を撫でながら片手でパチリ。戦場で写真を撮ってもここまでひどくはないだろう、という感じですが、お目々をつぶって鼻先を舐めている、こういうのは他にないので,「ちち(仮名)」さんの記録として採用しました。

 折しも関東方面から奈良へ来られている方を迎撃して、萬年筆のことや写真のことなどじっくりと語り合って、おぉ、写真というのは本当に奥が深く、厳しい世界なのだなと納得して帰宅したところでこの写真。私の写真は死ぬまで改良されずにこのまま,ということがよくわかりました。

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 ユーザの意見を取り入れて、迅速な改良を施し、成長し続けている台湾TWSBI製の萬年筆、Diamond530。いつもお世話になりっぱなしですので、ここらで中間まとめをしておこうか、と思い立ちました。とはいえザルな情報網ですから,補足修正その他大歓迎です。さらには、外国語全般ダメですので日本語で読めるところ限定です。

 このペンについて最初期に触れられていたのが、port123miguelさんの万年筆的世界迷走中というBlogで、昨2009年の11月10日から現在まで、14回にわたって記事が書かれています。それを読まれたシューちゃんさんが、復活!シューちゃんの万年筆日記で紹介され、すぐさま購入されたことを書かれています。

 その7月12日の記事の中で、メーカーの三文堂が日本の某有名ブロガーにサンプルを送る・・・・・なんてことが書かれているのですが、7月16日には師匠の万年筆評価の部屋で紹介されておりますね。ちなみにシューちゃんさんは、同22日の記事でPILOTの5号ペン先に換装したことを書かれています。

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 このあたりから私も、これは手に入れて金ペン化せねば(何でやねん?)という感じになって参りまして、当時はまだe-Bayで購入できたこともあって、7月17日に各字幅1本ずつを購入しております。そのうちの2本が良識あるヘンタイ倶楽部の技術部門に送られ、ここでもやはりPILOTの5号ペン先がベスト、という結論に至っております。

 ちなみに、PILOTの5号ペン先がついた萬年筆はけっこう入手しやすいのですが、ロジウムメッキがされているものは限られるので、同技術部門でメッキの研究を開始したのもこの頃です。

 こんなオモロイ萬年筆、もっと買うとかなアカン、との親方から指令が出ましたが。8月3に3本購入できたのを最後に、e-Bayからは購入できなくなりました。おそらくはこのあたりでプレセール品の300本が売り切れたのでしょう。

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 8月21日の関西大会で、このときの3本のうち2本をぺん★ぱれーどっ!のガマさんと、su_91の迷走遊歩道のsu_91さんにお譲りしたのですが、それぞれにガシガシ活用し、記事を書かれていらっしゃいます。とくにガマさんの改良型ピストンパーツに関する記事は師匠のBlogをも置き去りにするすっぱ抜きで、台湾三文堂の迅速な対応など、すばらしさを強調する内容。でも実際、すばらしいですね、ここは。

 ここで改良型ピストンパーツを私も要請したのですが、まさかの1週間ノーリプライ。おかしいと思っていたら1週間後に「遅くなってごめんなさい」のお詫びとともに、ピストンパーツ発送のメール。 どうやらこのあたりから、顧客リストをもとにプレセール品すべてに対して送っていたのではないか、という感じがします。

 私は5個でいいよ、とメールしたのですが、3個ずつ2回に分けて送られてきました。購入履歴に基づいて送ってきたものと思われます。

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 9月頭には、なんとヤフオクにも登場。シューちゃんさんの記事をそのまま商品説明に引用するという無茶をして、価格も5000円。こいつを輸入して人にお譲りするなら、もうちょっと安いのが適価ではないかと個人的には思いますが、英語でメールを送ってPaypalで決済して、という手間を1000円ほどで代行してもらえるとなればそれでよし、と思う人がいても不思議ではありません。

 そんな中、みずうみの悪魔の異名をとる伝説の近江商人shenさんに至っては、なんと日本語で発注メールを送るという「暴挙」に出て難なく成功。そうして日本に渡ってきたものをごっそりいただいた私は、悪魔の上前をはねたとんでもないヤツ、ということになるのでしょうか。

 さらには、西の改造大魔王をめざすwavioさんからの情報では、カランダッシュ レマンのペン先がすんなり乗るとのこと。クリスマスシーズンをにらんで準備中のカラー軸や、今後登場するというバキュームフィラーなど、目の離せないメーカーですね。

2010年9月16日 (木)

ふうせんかずら

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 ドテッとねそべる「くま(仮名)」さん。黒柴の彼女、散歩に行けば「ハスキーですか?」と聞かれることも少なくありません。それほど、外に出たときはキリッとりりしい顔をしているのです。それと、お顔の部分がしっかりと白い「デーモン小暮閣下」仕様になっているのも、ハスキーかと思われる原因のひとつでしょう。

 バタバタしている間に週末が近づいてきて、あぁ今週もまた、何もできずに終わってしまったなぁ、という思いだけが残ります。ほんと、しっかりしないと、ただ息を吸ったり吐いたりしているだけで1週間が終わってしまう感じです。

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 その点、植物というのはエラいです。暑くても寒くてもしっかりと根を張って、丈を伸ばし、光合成をして、花を咲かせます。運動場に面した特別支援学級の教室、あまりに夏の日差しがキツいので、グリーンカーテンとして植えた風船蔓が大きく成長しています。

 朝顔などと一緒に植えたのが6月。なぜに風船蔓なのかといえば、苗が処分価格で売られていたから。何をするにも後手後手に回ってしまう私ですので、肝心の緑のカーテンが仕上がったのは夏休みに入ってから、というお粗末でした。

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 そうやって育った緑のカーテンの中で、謎なのがこちら。私はこんなのを植えた覚えはないので、昨年の担当者が植えたものが今年も生えてきたものでしょう。とっても可憐な白い花のようなものが、次第に熟して真っ黒な実のようなものになります。

 特別支援学級の先生に伺うと、昨年はこれをとって食べたように思う・・・・・なんて話でしたが、肝心の名前がわかりません。ご存じの方があれば是非教えていただきたいと思っております。

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 立派に成長した緑のカーテンは、生徒たちにとっても興味をひく対象のようで、前を通る際に植物の名前を尋ねたり、花の美しさに声を上げたり、という光景が日常的に見られます。

 そんな中、一人の生徒が風船蔓の実を指して「これ、中はどうなってるんですか?」と聞いてきました。なるほど、丸く膨らんだ実の中身、空気しかないのかな、と気になるところです。

 で、さっそく実をとって開けてみましたら、当たり前ですがタネが入っておりました。ひとつの風船に2~3個の種子ができるようです。

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 これが若い実。この段階では、中にタネのようなものは見られません。だんだんと大きくなっていって、やがて茶色く「枯れて」くるにつれ、中に何か黒いものが入っていることがわかるようになります。しかし、よくよく観察すると、この若い状態でも、ごま粒ほどの黒いものが透けて見えております。

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 しっかりタネができておりますね。種は薄皮のようなもので挟まれていますが、やがてその薄皮もなくなり、完全に空洞になった風船の中で種がコロンコロンしている、という状態になるようです。

 真っ黒な種は結構大きく、正露丸と同じか、一回り大きいぐらいのものです。F1とかでなければ、この種をまいて来年も・・・・・などと思うところまでが私の領分。実際に種をまいて育てるのはきちんとした人に任せておかないと、結局実現しないでしょう。

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 子供がたくさんいる学校でこの植物を育てていると、いいことがひとつ。この種がおもしろいのです。我が家のデーモン小暮閣下とそっくり、なんですね。

 知ってる人にとっては常識みたいな話らしいのですが、この風船蔓の種には「顔」があります。何かに似てるなぁ、と思っていたら、「ゴレンジャー」の顔に似ているのでした。

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 ね、ハート型に白くなっている部分があるので、ゴレンジャーのヘルメット顔みたいでしょ。ハート型というのは、学校に限らずとっても人気のある模様ですから、タネにハート型の模様があるというのはいいネタになります。さっそく、文化発表会で展示することにいたしました。

 展示用にと、手近に転がっていた消しゴムにセロハンテープを貼り付けて、粘着面にタネを並べてみました。なかなかおもしろい感じです。実りの秋、という言葉を実感させてくれる植物たち、実にありがたいものですね。

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2010年9月15日 (水)

わからないこと

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 暗い写真ですが、熟睡している「ちち(仮名)」さんをそぉ~っと撮ってみました。キャンキャンやかましい犬ですが、さすがに寝ているときは可愛らしいですね。眠たくて意識レヴェルが低いときは甘噛みもしないので、ずっとそうであってくれたらよいのになぁ、などと思うのですが、若くて血気盛んな頃ですから、なかなかそうも行かないようです。

 先日、お散歩の時に大きな犬にガッと吠えられたとかで、その次の朝は散歩に行きたくなさそうにしておりましたが、それもそのときだけ。結局、いつものやかましい「ちち(仮名)」さんがすぐに復活したのでした。
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 しばらく寝かせてあったアウロラ85周年レッド。この夏、胴軸とキャップが青で、首軸が同じくシルヴァーの「マーレ・リグリア」が発売される、という話だったのですが、例によって遅れておりますね。赤と青で揃えたら綺麗だろうなぁ・・・と思いつつ、あちらこちらで情報を漁ってみるものの、ひとつのアングルで撮られた写真しか出てきませんね。

 首軸周り、胴軸やキャップの形など、85周年レッドとほとんど同じように見えますが、あそこはどうなっているんだろうなぁ、という肝心なところが全然わからないままです。

 肝心なところ、それはキャップの頭。85周年レッドの場合、AURORAの文字が書かれていて、それを覆うような透明な盛り上がりがあります。これは水晶なのだという話も聞きますが、天然のモノっぽい雰囲気ではありますね。
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 我が家には瞬間最大風速で3本、このレッドが滞在していたことがありますし、あちこちで他の方がお持ちの個体を見せていただいたことがありますが、どれもみな、それぞれに色合いや色の濃さが違っておりました。

 現在、メインで使用している個体は非常に薄い色合いで、AURORAの文字がクリアに見えます。濃い赤色で文字がよく見えないものや、半分ほどが濃くて残りがほぼ透明なものなど、バリエーションは多岐にわたります。きちんとキャップがついていれば、この部分の違いで自分のペンがどれか見分けることができるでしょう。

 で、問題は「マーレ・リグリア」の天冠部分がどういう造りになっているのか、ということです。大陸シリーズなんかはそれぞれにカボーションがありましたから、特に気にしなくても何か「石」系のモノがついている、と楽観的(イタリア的)に考えるべきなのか、その部分を写した写真がなかなか見つけられないというのはその部分がごく平凡な造りになっている証拠だ、と捉えるべきなのか。個人的には、下手に魅力的な造りだと欲しくなってしまうので、平凡な造りの方が助かるのですが、さて、真実やいかに、ですね。
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 実は、よくわからないものがもう一つ。新型 iPod Touch はいつ手に入るのか、ということです。夜中にジョブズのプレゼンを見て、即発注したので、もっとも早く注文したグループに入っているはずなのですが、どんどん他の人が手にする中、発送さえされていないという状態。早く予約した人は最低でもお店で買うのと同時に手に入る、と思っていたのが間違いだったようです。

 予約などしていなくても、小売店では普通に買うことができているのですから事故や商品不足でなさそうです。さらには、予約した人はキャンセルが非常にやりにくい状況におかれているため、真っ先に予約したばっかりに一月遅れぐらいで手にすることになるかも知れないという恐ろしい状況。これだけ粗末に扱われると、商品そのものへの興味は薄れてしまい、むしろ、なんでこういうことになっているのか、その理由の方が気になります。実に興味深い現象ですね

2010年9月14日 (火)

北斗の長兄

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 胴輪をつけてもらってお散歩に出発しようとしている「くま(仮名)」さん。普段はケージの扉が開くと室内を縦横無尽に走り回ってオイタをするのですが、朝夕に飼育係の長男が扉を開けたときだけはスタスタスタと脇目もふらずに玄関へと歩いて行きます。そして、例によって顔を見上げて「カチカチカチ」とアゴを鳴らします。「早く行こうよ」ということなのでしょうね。

 さて、先日発売されたカップヌードルごはんを宣伝しまくった挙げ句、売れすぎて販売休止、という事態に追い込んだ当Blogですが、こんどの標的は同じ日清食品の旗艦、(新型)ラ王です。
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 先代ラ王は8月2日に生産終了となり、「追湯式典」をするほどの大騒ぎ。ラ王だけに「一片の悔い無し」のはずですが、未練があったのか、わずか1ヶ月で復活してしまいました。

 9月6日から、関東甲信越で先行発売。これ、悔しいですね。静岡は日本の平均、というのはわかるのですが、食べるものですからやっぱり関西で先行発売していただきたかったです。仕方がないので静岡までガンダムを見に行って、ついでに買ってきました・・・・・というのは大嘘で、ネットショップで買えるのを知ってサクッと注文。ぐずぐずしていると10月6日の全国発売に後れをとってしまいますので、さっそく試食してみました。
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 若い頃なら2種類ともに試食、という暴挙を軽くこなしたであろう私も、この歳でそれをやると2、3日響きますので、今回は青いパッケージ、旨味豚コク味噌、を作ってみました。ちなみに、特に依頼しなかったにもかかわらず、もう一方の背脂濃コク醤油を試してくれていた妻にも感謝、です。

 2種類のかやくを入れて熱湯を注ぎ、待つこと5分。液体と粉末、2種類のスープを入れてかき混ぜるとできあがり、です。かやくは肉と、もやし、溶き卵、コーンといったところです。
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 日清史上最高傑作、というだけのことはあるかも、という仕上がりかと思います。こういった即席麺、私は決められた時間より短めにして、やや堅いのを食べるのが木の実ですが、この新型ラ王に関しては調理時間をきっちり守って麺の食感を楽しむ方を選択します。味なんてよくわからないダメダメな舌なのですが、まぁおいしいのだろうということぐらいはわかりました。

 お値段237円。さっそく、即席麺に関しては博士号がとれるんじゃないか、というほどのマニアであるかつての同僚に送って、「専門家」の意見も聞いてみたいものです。

 今日がお誕生日の赤塚不二夫さんのマンガには、小池さんみたいなラーメン好きは出てこなかったかな。本官さんはわりと良くラーメンすすってたような気もしますが・・・・・。
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2010年9月13日 (月)

バスヘンタイ

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 眠っているところを撮ったので、もの想う少女、といった感じに写っている「ちち(仮名)」さん。普段はそうも思いませんが、こうして見ると我が飼い犬ながらなかなかに可愛らしい顔をしています。

 最近は甘え方もさらに上手になって、飼い主が帰宅すると限界まで耳を寝かせ、ちぎれんばかりにしっぽを振って愛想を振りまくようになりました。犬を飼うぐらいですから犬好きな飼い主にとっては、実にたまらない仕草です。
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 先週末、神戸元町のpen and message.さんにお邪魔しました際、Fさんから預かってます、と店主に渡されたのがこちら。私がバスマニアだってことを知られていたのでしょうか。関西バス業界の雄、阪急バスのグッズ、クリアフォルダ、シールセット、そして、バス型のメモ用紙と鉛筆型シャープペンシルがセットになったミニ文具セットです。

 この阪急バス、密かにヘンタイ好みの会社なのです。西鉄バスとの共同運行という形でスタートしたムーンライト号など、今では当たり前に運行されている夜行高速バスの先駆けでもありますし、特急、急行、準急、快速と、大昔の国鉄並みの種別が設定されている路線があるなど、なかなかマニア心をくすぐってくれる会社です。
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 若い頃は、東京へ行くといったら大垣夜行、な人だったのですが、次第に楽をすることを覚えてしまい、今やムーンライトながらであっても乗るのは苦痛に感じることでしょう。実際、夜行高速バスの方が数段快適に過ごせるはずです。

 ヘンタイ的には、東京筑波線から都落ちしてきた挙げ句に運行中止となったメガライナーに一度は乗っておきたかったと無念の思いながら、お腹のせり出したおっさん的にはプレミアムドリーム号しかないでしょう、という感じです。増車されてもなかなかチケットが取れない状況は変わらず、いろいろ言われているWILLERトラベルの便で体験したことがあるだけですが、実によろしいです。関西東京間を寝て移動するなら、サンライズかこれか、ということになりますが、コストパフォーマンスは抜群。座席であることを考えるとその寝心地は驚異的です。
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 しかし、なぜかドリーム号だけは縁がなく、今まで乗車したことがありません。ほぉ、こんなおしぼりとスリッパが配られるのですね。こういうものを見ますと、フェンテは昼行ですので無理ですが、次回夜行バスで東京へ、というときにはぜひプレミアムドリーム号P席で、という思いが強くなります。同じところへ行くのにも、夜行で行くと何となく旅情があるような感じがするものですし。

 ところで、今日帰宅してみるとポストに不在お預かり通知がはいっておりました。誰からだろう・・・・・とみると、「 外国  」となっておりました。丁寧に「様」まで消してくださってますが、差出人の名前を横文字で書くのは面倒だったのでしょうね。でも、きっとこの郵便、差出人はレベッカさんです。金曜日に発送メールが来て2週間以内に、ということでしたが、実際はもう少し早く発送できていたのでしょうね。そして、なぜか今日もまた、同じものを発送したというメールが。謎です。プレセール品6本も買うからそうなるねん、と突っ込まれそうですが・・・・・。
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2010年9月12日 (日)

第12弾

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 枕をあてて熟睡中の「くま(仮名)」さん。彼女は実に器用に敷物やらクッションやらを動かして気持ちよく眠れるような寝床を作ります。それこそが、どんないいクッションを買ってもらってもすぐに中の綿を出してダメにしてしまう「ちち(仮名)」さんとの大きな違いです。

 それでも、いつも見ているせいでしょうか、最近は「ちち(仮名)」さんも布団を敷いて寝るということに目覚めた(変な言い回しです)ようで、中綿が抜けてぺちゃんこになったクッションのガワを敷いて寝るのが習慣になりつつあります。
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 今年創業128周年を迎える神戸のナガサワ文具センターのオリヂナルインク、神戸INK物語。現在、たしか第27弾まで出ていたように思いますが、その第12弾が写真の岡本ピンク。この岡本というところ、神戸市東灘区にあって、阪急神戸線(岡本駅)とJR東海道線(摂津本山駅)とがもっとも接近しているところです。近くには甲南大学があり、いわゆる「阪神間」の高級住宅街でもあります。

 そうした街の名前を冠したインクが、なぜピンクなのか。それは、昔からこのあたりが梅見の名所だったから、と説明されております。地名や人名からピンクだというのではなく、梅の花からピンク、なのですね。
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 で、ナガサワ文具センター本店内にあるPenStyle DENの店長さんによりますと、私の同業者にけっこう売れているインクなのだそうです。けっこう見た目の厳つい先生でも使われてるんですよ、ということでしたので、見た目のたおやかな私ならなおのこと似合うであろうということで1本購入。採点用として、ペン先MのDiamond530に入れてみました。

 Diamond530は良くできたペンですが、普通にインクを吸入するとタンク内にけっこう空気(空間)が残ります。そこで、いったん吸入したら、ペン先の根本、首軸の先端あたりをティッシュペーパーで巻いて、ペン先を上に向けてピストンを排出方向に回します。ちょうど、注射器に薬液を入れたあと、管内に残っている空気を追い出すためにチュッとやる、あのイメージです。
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 その後、再びペン先をインク瓶につけて吸入すると、写真のようにタンク内に隙間無くインクが充填されます。透明軸に岡本ピンク、なかなか綺麗ですね。

インクを満たしたらいよいよ採点。しかしながら、少し採点しては引っかかりのあるところを舐め、という具合に、少しずつ調整しながらの採点でしたので、小一時間ほどで終わるはずのところ、2時間以上かかってしまいました。
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 フローが悪いのでペン先を少し広げ、おぉえぇ感じ、と採点していると、何枚目かでパタッとインクが出なくなって、こりゃいけないとお湯を沸かしたり、不正解の答案にザッと斜線を引いて「ひっかかるなぁ」とまたスリスリ、という具合。2クラス分約80名の採点が終わる頃には、寝かせて持つ私ならスラスラ、立て気味に持つ妻ではインク出が渋い、という、何とも許容範囲の狭いペンになってしまいましたが、他に誰が使うわけでもないのでヨシとしましょう。

 この岡本ピンク、○×がちょっと薄い感じもしますが、真っ赤っかなインクよりは生徒の書いた答が見やすいので、これはこれでいい感じです。先日のモンブランと躑躅の組み合わせはあっさり退役。こちらを採点用にすることに決定です。

2010年9月11日 (土)

ヴェニスに捧ぐ

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 すっくと立ち上がって飼い主と遊ぶ「ちち(仮名)」さん。換毛期で猛烈に毛が抜ける上に、ブラッシングが大嫌いなので、とてもじゃないけど・・・ということでケージの外に出してもらえません。ですので、お散歩のときと、家族の誰かがケージに近づいてきたときには思いっきり甘えるのです。

 pelikan_1931師匠が関西に来られたのを迎撃するために神戸方面へ行きましたら、いろいろと変なモンをいただいてしまいました。それにつてはまた後日、ということで、今日はすっくと立った萬年筆です。
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 ヴェニスへのオマージュとして製作されたともいわれる、OMASのエモティカ。名前の由来は、Emotion(感情)、Movement(動き)、 Titanium(チタン)、Caoutchouc Effect(ラバー効果)ということらしいのですが、私が持っているものは最後の「ラバー効果」ってやつが欠けております。

 ヴェニスへのオマージュなんだから色もブルーヴェニスで決まり、でないところがヘンタイのOMASらしいところ。やはりこのペンは黒か黄色に限ります。百歩譲って色目が派手な赤。どう考えてもブルーという選択肢はありません。誰もこの色は欲しがらないだろう、ということでブルーに手を出すあたり、ヘンタイ化が相当進んでいるのかもしれません。
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 無駄に大きな箱は、紐の長さが微妙に短いため、こうやって蓋が開いた状態にしておくのが大変難しいという代物。さすがOMAS、箱を開けた瞬間からヘンタイぶり全開ですが、おまけのペンシースはまずまずですね。

 黒と黄色は、ちょうど上級のThinkPadのピーチスキン塗装のような手触りで、赤はエナメル塗りだとか。私の青は・・・・・平凡です。実に平凡です。でも、イタリア本国では意外と赤い車が少ないとか聞いて変に納得してしまったことがあって、将来アルファロメオに乗るときには黒か紺にしようと決めてますので、この地味な色もまた一興、ということで。
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 落とし込み嵌合のキャップにカートリッヂ/コンヴァータ両用式と、ヘンタイな人にはアピールしない仕様なのに、クリップだけが異様に凝っております。少しいじっただけですと、おぉバネ式のクリップなのかぁ、というところ。どのくらいバネが・・・・・ああっ、という感じですね。知らなければ一瞬焦りますね。

 しかし、こうしてペンを浮かせたり立てたりすることにどういう意味があるのでしょうか。少なくとも実用上は何の意味もないように思えます。こういうクリップは萬年筆史上初、だそうですが、それも当然でしょう。
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 やはりこのペンはチタン製のペン先、でしょう。同じくOMASのT2ですとか、スティピュラの22などは堅くてギシギシいうチタンペン先でしたが、こいつのは本当に柔らかいです。ホンの少し筆圧をかけただけでペン先がカパッと割れてしまいます。

 この柔らかさは、紙へのあたり具合を柔らかくするためのものと思います。ぐぃんぐぃんペン先を撓らせて書こうと思っても、これではインクがついてこないはずですし、手が疲れてしまうでしょう。ヘンタイなメーカーが筆圧の低いヘンタイさん向けに作ったペン、ということなのだろうと思います。
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2010年9月10日 (金)

きんさんぎんさん

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 珍しくカメラに寄って来た「くま(仮名)」さん。これから胴輪をつけてお散歩に出かける、という場面です。暑いせいか、お散歩に行くより家の中をウロウロしていた方がいいらしく、このあと、飼い主の膝の上に登ってきて座り込んでしまいました。

 やはり金曜日の夜はいい雰囲気です。明日は休み、というムードが一面に漂っていて、ゆったりとした感じになります。最近は以前にも増して怠け者になってしまい、土曜日曜に職場へ行くこともめっきり少なくなりましたので、金曜日の夜は格別です。
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 ごそごそと片付けをしていて、ペリカンM760が出てきました。このペン、昨年のフェンテの集いに連れて行くつもりで、インクを入れようとしたらお尻がすっぽり抜けてしまったものです。某文具店の袋があるので何だろうと思ってのぞいてみて発見。やはりお店から何かを連れて帰ってきたときは、さっさと袋の中身を出してしまうようにしないといけませんね。

 胴軸、キャップともに金一色。金張りだという説と金メッキだという説がありますが、どうなんでしょうか。名前を入れるためのスペースでしょうか、キャップに設けられているバーリィーコーン模様のない部分、ここが変に目立ってしまいますね。
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 抜けてしまったお尻の部分、接着剤で貼り付けて修理完了か、と思っておりましたが、そっくり交換となって帰ってまいりました。もとのパーツも返却してくれたのですが、これ、私には使い道がありませんね。

 同じようにお尻がすっぽ抜けたものとして、AURORAのカルロ・ゴルドーニがあります。こちらは何度かトライしてもとのように組み上げることができたので、とりあえずそのまま使っておりますが、ペンケースに入れて持ち運ぶときなどはおもわずビニール袋に入れてしまいます。考えてみれば、吸入式の萬年筆というのはインクが漏れなくて当たり前、ですから、作る方も大変でしょうね。
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 残念ながらこの個体は金一色ニブではありませんが、とりあえずEN刻印はついております。この点に関しては、e-bayで入手したものですから期待していなかっただけに、届いてまずペン先を見て、思わず「ラッキー」の一言。先にM750を手に入れていて、金銀で揃えよう、というだけのことでお手頃なM760を、ということだったので、まずまずの結果でした。

 それにしても強烈な金色です。同じ金色でも、M450のキャップなんかは胴軸の色ともマッチしていい感じに思えるのですが、こいつを持ち歩いて使うというのはちょっとはばかられます。やはり金銀揃えての飾り物、という感じですね。
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2010年9月 9日 (木)

・・・・・らしい

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 何かおいしいものを食べているらしい、と様子をうかがう「ちち(仮名)」さん。「くま(仮名)」さんが飼い主からもらった「かまぼこ」を食べているのを、じぃっと観察しているのです。

 我が家の2頭はなぜかかまぼこが大好き。もう一品欲しいな、というときに食卓に上るかまぼこ。薄くスライスされていると食べても食べてもなかなか減らないので、思わず犬にお相伴させてしまったのがきっかけだったと思います。本当に,悪い飼い主ですね。
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 スタンドを広げて立っているこのマシンを見て、名前、あるいは、何をするものなのかが答えられる人はどれほどいるでしょうか。現在または過去にこの機械を持っていた(る)人、使っていた(る)人でもないのに「知っている」と思ったあなたはヘンタイかもしれません。

 写真を見ると、メーカーがSONYであることがわかります。この時点ですでにヘンタイの香りが立ちのぼっているような感じがいたします。この機械を使うと何ができるのか。私は、次の写真のような使い方をしておりました。
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 この機械で社会科の答案用紙を読み込んだところです。正解は勿論○、不正解は/ですが、解答欄が空欄であった場合にはただの/ではなく、ブタのしっぽのような「/」を書いております。こうしておかないと、返却されたときに空欄だった解答欄に正解を書き入れて「ここ、合ってるので○にしてください。」と言ってくる人がいるからです。

 まぁそうやって点数を稼いでも、次回、同じような問題が出ればやっぱり不正解でしょう。しっかりペケをもらって勉強し直した方がよほどためになるのですが、それができる生徒であればそもそも不正行為なんてする必要もないのです。
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 SONYのDATA EATA(データイータ)です。本体付属のスキャナで書類を読み取り、MDデータディスクに保存するという、ストレージ付きのドキュメントスキャナ、とでもいうべきものです。私が入手した頃にはすでにモデル寿命末期で、PCが使えない人でもデータの整理ができますよ、という触れ込みで、深夜番組の途中に長時間のCMが流されているような状態でした。

 何といっても、データを保存する媒体がMD DATAだというところがSONYらしいではありませんか。今となってはそういうものがあったことを知る人も少ないこのメディア、読み書きにかかる時間がフロッピーディスク並みで、けっこうストレスを感じます。

 このマシン、PC用のプリンタに接続するためのケーブルなども別売で用意されていて、あくまでPCを使うことなくデータの蓄積と整理ができることが売りだったようですが、逆にそのことがネックとなって消えていったようにも思います。
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 私の持っているものは最上位機種で、B4サイズの紙までスキャン可能なタイプです。B4サイズの答案用紙を採点後にスキャンし、画像として保存しておくことで、返却後の改ざんが疑われる場合に役立てることができる、という目論見でした。

 しかし、これを生徒の側から見るとどうなるでしょうか。先生ははじめから自分たちを疑っているのだ、ということですね。今なら、観点別評価の資料とするために個々の問題ごとの解答状況が必要だから、という言い訳もできそうですが、それとて苦しい言い訳であることに違いはありませんし、PCで管理するなどの方法を考えないと、資料としても活用することも難しいはずです。
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 独創的な製品を世に問うのはよいけれど、なかなか続かない。それは、製品が変なモンだからではないでしょうか。5年以上放置してあったにもかかわらずスイッチひとつで完全に起動するあたり、いまだソニータイマーは発動していないようですが、活用する場面がありません。いいこと思いつくんやけどなぁ・・・・・。SONYの製品を見ていると、そう思うことがよくあります。

2010年9月 8日 (水)

Vine

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 実に気持ちよさそうな「くま(仮名)」さん。長女に抱かれてご機嫌です。いまだに自分がトップに立ちたい、いやトップだと誤解している「父(仮名)」さんの場合、こういう姿勢で抱くと暴れ狂いますが、「くま(仮名)」さんの場合は楽ちんだったら、かまってもらえたら、「何でもあり」なのでしょう。

 何でもありにしてしまうと訳がわからなくなるのが試験の採点。このぐらい許してやるか・・・・・とやっていると、しまいにはどんな解答でもマルになってしまいます。基本的には答案用紙に書かれた名前を見ないようにして、ここで厳しくつけてやるのが教師の愛なのだ、と自分に言い聞かせつつ採点を進めます。
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 退屈な採点作業をできるだけ気持ちよく終わらせるために、萬年筆を使っています。赤系統のインクを入れるので、あまりいい萬年筆は使わず、造りのしっかりした鉄ペンを使ってきたのですが、今回はインクが固形化したモンブラン34を発見しましたので、これを清掃して使おうと考えました。

 まずは何も考えずにモンブラン34のペン先を分解。正直、しまった、と思いました。これは絶対元に戻せんなぁ、などと思いつつ、ペン先をこすって、びっしりこびりついた黒インクを落とします。ペン芯もお掃除したのですが、その最中に「おぉ、ペン芯が伸びたっ!」と焦りまくり。これぞ怪我の功名で、後側の柔らかいキャップ状のものを外してすっきり綺麗にお掃除することができました。
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 水を吸っては出すという作業を何度繰り返しても、胴軸をヒュッと振れば黒い水が飛び出してきます。洗面台の白いボゥルに飛び散った黒い水の中には、非常に細かなツブツブが見て取れます。

 こんな光景、どこかで見たなぁ、とよくよく考えましたら、セーラーの極黒を入れたペンを洗ったときの光景でした。あんまりいい気持ちはしませんので、ロットリングクリーナーを吸入させてしばらく放置したところ、ようやく出てくる水が透明になりました。
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 綺麗になったペンに吸わせるインクとして、PILOTの色彩雫シリーズ・躑躅を選択。胴軸の色ともども、ポリフェノールたっぷりの色目です。こういう、生徒はまず持っていないであろう色のインクでマル付けをすれば、ひそかに解答を書き直してマルをつけ、「先生、得点の合計が違ってます。」などと申し出てくる生徒をブロックできます。

 インクを入れて書いてみると、猛烈に書き味が悪いのに閉口させられます。何度がペン先をバラしては組み直してみましたが、未熟者ゆえなかなか段差が解消できません。悪戦苦闘して何とかいい感じになったなぁ、とは思ったものの、何とも線が細い(細字だから当たり前)ですし、どうも採点には不向きかも、と思うようになってしまいました。
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 結局、一緒にお掃除をしていたコンウェイ・ステュアートに躑躅を吸入して今回の採点を進めることにいたしました。このペン、インクフィラーのレバー先端が非常に薄いので、レバーを持ち上げるたびに爪と指の間を「突いて」は痛い思いをしているので、できれば休ませておきたかったペン。

 セルロイドで軽く、字幅も国産の太字程度はありますので、採点にも向いているように思います。では、34番相手に長いことごそごそやっていたのは、一体何だったのでしょうね・・・・・。

2010年9月 7日 (火)

さんたまりあ

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 飼育係である長女にかまってもらって大喜びで遊んでいる(噛みまくっている)「ちち(仮名)」さん。こういう姿を見ると、やっぱり彼女はまだまだ子供です。同じように遊んでもらっていても、「くま(仮名)」さんの方がどことなく余裕と落ち着きを感じさせるのはさすがです。

 今日は楽しく遊んでしまったので、これから夜を徹して書類の山と格闘。でも、どうせならあそこへ行っておけばよかった、と後悔しているのも事実。行かなかったばっかりに、こんなすてきな証明書をもらい損ねました。近いうちに必ずリベンジするぞ、とひそかに誓ってしまう私は、やっぱりイチビリなのでしょうね。
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 あまりにベタな写真ですが、この通り。特別支援学級の生徒たちを引率して、大阪南港の海遊館へ行って参りました。私の勤務する市では、特別支援学級が設置されている学校をいくつかのグループに分け、それぞれのグループごとに定期的に交流集会や校外学習などが企画・実施されています。今日はそのグループでの校外学習でした。

 数百人の生徒がいる学校でも、特別支援学級の生徒は数人、ということがほとんどですので、今日のように30人以上の生徒が一堂に会する機会というのは貴重です。いずれ社会の一員として生活していくことを考えると、生徒たちの社会性を養い、高めておくことはとても大切なことだからです。そもそも彼ら、彼女らは、さまざまなハンディキャップのために、普通に社会の中に放り込まれてもうまくやっていけないことが多いから、「特別な支援」を必要としている子供たちなのです。
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 特別支援学級というものに対して、世間一般の人が持つイメージは、現実と大きくかけ離れています。出発から帰着まで、片時も先生の手を離さず、少しでも先生の顔がよそを向くと不機嫌になる生徒がいるかと思えば、少しでも先生が隙を見せるとすぐに問題行動に走る生徒まで、それぞれが抱える障害も課題も千差万別。その振れ幅が一定の範囲に収まっている生徒が在籍しているのが普通学級で、大きく振れてしまった生徒が特別な支援を受けながら学習を進めているのが特別支援学級です。

 ですから、特別支援学級にも、普通学級と同じく「生徒指導」をしなければならない生徒がいます。平たく言うと、ヤンチャをする子もいるのです。そういった傾向の生徒の割合が次第に高くなってきているのに対して、特別支援学級の担当をされている先生方には穏やかなタイプの人が多いですので、指導に苦労されることも増えてきているようです。
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 海遊館前のショッピングモールにあるフードコートにて。ある生徒が、お母さん手作りのお弁当をバスの中で完食してしまって昼食がない、というので、仕方なくここで昼食を摂らせたが、ふと見ると変なモンが。いや、変なモンと言っては失礼ですね。焼きそばやたこ焼きを売るお店にあった中国語と思われるメニューです。

 「章魚丸子」とはたいそうなお名前。章魚すなわちタコで、タコ焼ですね。さらには、麺ではなく面というのもおもしろい。炒面は焼きソバ、面炒飯はソバめしです。けれど、うかつにも、芝士っての何かを確認してくるのを忘れました。これもリベンジする必要がありそうです。
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 昼食後はごらんのサンタマリア号で大阪港内45分のクルージング。私が通っていた高校の体育館には、同じ名前の船の絵が掲げられておりました。コロンブスの偉業にならって困難を突破していきなさい、という教えを受けながらこんなにヘタレなオッサンになってしまった私は、ここに来てこの船の名前を聞くたびに胸が痛みます。

 果たして私に、母校の体育館に掲げられたサンタマリア号の絵を正視できる日は来るのでしょうか。でもその前に、クリアしなければならない目標がひとつできました。日本一低い山である天保山に登頂して証明書をいただく、まずはこれを成し遂げなくてはなりません。

2010年9月 6日 (月)

いぶし銀

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 タイトルと正反対の表情をみせる「くま(仮名)」さん。犬の知能は3歳児程度、などと言われますが、なるほど、こういう可愛らしい表情を見せては「かわいがってやらねば、世話してやらねば」と思わせるあたり、3歳児にも通じるものがありますね。我が家の2頭に限りませんが、犬というものはなぜ、「くぅん、くぅん」と鳴くのでしょう。あの声を聞くと、一発でやられてしまいますね。

 亡くなった父は、家ではほとんどしゃべりませんでした。たまに口を開いても、低い声でボソッと、必要最低限のことを言うだけでした。あるときテレビで、ゴルフの杉原輝雄プロを見て、なんと父に似た人もいるものだと思いましたが、聞くところによると父と同い年。私の記憶にある父と同じくらいの歳になりましたが、人間とは、憧れるものから遠ざかるように成長していくものなのか、と思うばかりです。
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 この日の記事に登場した萬年筆。二右衛門マスターから、おそらくはプラチナのリビエールであろうとコメントをいただいて名前を知った1本です。お世話になっている名古屋の渋~い社長も同じものをお持ちなのですが、そちらは漆を塗ったように黒光りをしております。

 聞くところによると硫化液につけては磨き、と繰り返した結果だとか。硫化液の誘惑に負けそうになることもあるのですが、やはり銀製品は自然にくすんでこそ。美しくくすみ、黒ずんだ銀軸は歳月の賜物、と、私にしてはめずらしく我慢をしているのです。
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 これです。琳派の絵師が描いた襖絵みたいになっておりますね。銀色の部分は見事に黒くなり、金色の部分も沈んだ感じになってきております。名古屋の社長が手に取らないように死守すべき1本です。

 ピカピカに磨き上げてしまうと、このペンの軸やキャップに施された繊細な模様が、単に表面が荒れてがさがさになっているかのように見えてしまいます。こうして落ち着いた色合いになって初めて、あぁこんな模様だったんだ、何とすばらしい、と思いました。手に入れたときは何とも思わず、それほどの愛着もなく、引き出しの片隅に放置してあったからこそ、この風情が出てきたというのは、何とも皮肉なものです。
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 そして何より、おぉいい具合になった、と頻繁に使ってしまうと、どうなるかわかりません。磨けてしまう部分も出てくるでしょうし、もっといい感じになる部分もあるかもしれません。触らずに放って置いたら偶然いい感じになった、というものだけに、普段使いするのがためらわれます。

 ここしばらくはこれまでと同じ環境で保管しつつ、インクが固まらない程度に使っていくようにしようか・・・・・などと考えていて、思い出したことがひとつ。これは私のペンではなく、妻の萬年筆だったのでした。
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2010年9月 5日 (日)

無欲の勝利

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 寝床にしているクッションをケージの外に放り出しては、柵の隙間から引っ張り込もうとする。「ちち(仮名)」さんお気に入りの遊びなのですが、難点はやかましいこと。引っ張るたびにケージの柵が振動して大きな音をたてます。ガツン、ガツンという音が聞こえていて、あぁ、またやってるな、と思っていると、ぱたっとその音がしなくなったので、どうしたのかと見てみると、写真のような状態。鼾をかいて寝ておりました。

 そういえば、彼女の飼育係である長女も、赤ん坊の頃、あちこちハイハイして回っていたかと思うと、突然ぱたっと寝てしまっていた、ということがよくありました。飼い犬は飼い主に似る、ということを実感させられますね。
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 素材として銀が使われた2本の萬年筆。グランザス・ネオとニューセンチュリー。どちらも見るからにセーラーの萬年筆でありながら、セーラー萬年筆取扱店では普通買えない(買えなかった)というもの。グランザス・ネオの方は目に痛いほどギラギラと輝いておりますし、ニューセンチュリーの方もチタンコーティングが施された部分は妖しく青く輝いております。

 注目すべきはニューセンチュリーの頭とお尻の部分。私としては非常にいい感じにくすんでおります。祖母が生きていたら、「名古屋の社長に見せたら、磨かれてしまうでっ」と警告してくれたことでしょう。使わないでしばらく放っておくと、こういう感じになるのですが、おぉ、えぇ感じやんか、と使い始めると「取れて」しまうことが多いように思います。
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 磨きが趣味の人は、こういうのを見ると無性に磨きたくなるのだそうです。趣味でなくても、こういう状態は良くない、やっぱり綺麗にピカピカにしておいてあげなくては、という気持ちから手に取ったら磨いてしまう、という人もいらっしゃいます。

 でも、こうなるまでに半年はかかりますから、磨いてしまうのはもったいない。銀製品が黒ずんでしまうのは普通ですし、なんとなれば薬品で燻してしまうことも可能ですが、こういう金色っぽい状態にするのはなかなかです。
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 実はこのペン、手に入れてまもなく食卓から落としてしまったのです。関西の親方と出会う前のことで、萬年筆のペン先を抜いた経験もない頃でしたので、あかん、もう終わりや、と思いました。ペン先は見事な「筆でまんねん」になっていて、小規模なジャンプ競技大会が開催できそうな状態でしたので、どうなってもええわ、とペン先を引っ張るとすんなり抜けて、ぐいぐいと押していると何となく元の形っぽくなったので、元のように挿し込んで、そのまま現在まで、なんの問題もなく使えております。

 今、同じような目にあったら、きっといろいろ考えすぎてペンを壊してしまうでしょう。怖いもの知らずでやってみて、偶然うまくいくこともありますし、本人は満足していても実はとんでもないことになっているという(例:ボンジョルノのコテ研ぎ)こともあります。仕事だったら笑い事で済みませんが、趣味ですから問題なし。こういう趣味が持てたことは、本当に幸せなことだと思います。

2010年9月 4日 (土)

わ、いがんでる

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 たまには真っ正面から可愛い顔を撮ってやろうとした瞬間、緊張したのか大きな欠伸をする「くま(仮名)」さん。おまけにペロリとおいしい口までしているので、口の部分だけ流し撮りになってしまいました。可愛いどころか、歪んだ変な顔に撮れてしまっております。

 今日、明日と、JR京都伊勢丹で川口師によるペンクリニックが開かれていますので、例によって邪魔をしに表敬訪問に行って参りました。相変わらずの盛況で、今日だけで70本弱のペンを調整されたようです。

 ショッカーの手によらず、関西の親方によって改造されたDiamond530を差し出して、どういうペンであるかをご進講しつつ調整していただきました。当然のことながら、さらにすばらしい書き味に。川口師があちこち観察されながら、このペン、相当なもんじゃ、と唸っていらっしゃったのが印象的でした。
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 DIamond530は鉄ペンですが、川口師によれば、ペン先の厚みが絶妙で、実に調整しがいのあるペンだとか。ヘンタイばかりでなく、玄人まで魅了してしまうDiamond530、恐るべし、です。

 で、ペン先の話題に引っかけて、今日はこの2本。PILOTのカスタムカエデと初代エラボーです。カエデの方は知る人ぞ知る、というお辞儀10号ペン先です。おもしろいと思うのは、さらさらさらっと筆で綺麗な文字を書くような人ほど、このペンを気に入る傾向があることです。変に萬年筆の知識がある人は左脳で「なるほどね」と思ってしまいますが、万年筆を1本も持っていないような人でも、上手な字を書く人ほどこのペンを高く評価するようです。
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 と、いうことは、私なんぞが持っていても仕方のないペン、ということにもなりかねませんが、そういうところには目をつぶるようにしております。帆布を使ったペンケースに入れていて、なぜか軸の色が白っぽくなってしまったのが残念ですが、木軸ならではの手触りの良さは変わりませんので、これも目をつぶることにしております。

 で、もう一本がPILOTらしからぬヘンタイなペン先をもつエラボーです。このペン、手に入れるまでは各メディアでの評価を読んで期待に胸が破裂しそうなほど膨らむのですが、手にするとその胸もロケット風船のごとく急激にしぼんでしまうという、女性は避けた方がいいんじゃないかというペンです。何といっても安っぽいほどの軽さ。これを欲しがるような筆圧の低いヘンタイさんが試筆すると、撓るどころかピクリとも変形しない(ように思える)ペン先。このあたり、重めの軸を得た現行エラボーはどうなのでしょうか。
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 初めて見ると歪んでいるとしか思えないこのペン先。このときの雰囲気を味わうために、「わっ、なんじゃこれ。いがんでるがなっ。!」と関西の親方風に言ってみましょう。

 どうやってペン芯とくっついているんだろうとか、いろいろと興味の尽きないペン先ですが、これ自体を撓らせるような書き方をするものではなさそうです。PILOTの特徴でもある「カツン」とくる硬い球。このペン先なら、そのショックが和らぐのかもしれません。目で見てペン先がぐわんぐわん撓るような、そういうことを楽しむのではなくて、他のペンにはない紙あたり(タッチ)、そういったものを楽しむべきなのかもしれません。
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 萬年筆を買おうかどうしようか、というとき、ネットで情報を検索して参考にすることも多いと思います。特に、萬年筆にハマり始めた時期は、何でもかんでも手を出したくなりがちですし、情報量が増えるほど、「柔らかい」とか「よく撓る」とかいう言葉に過剰に反応しがちです。頭の中では、それこそ小筆で書くような「フワッ」とした感触をイメージして、期待に胸膨らませてしまいますが、金属でできたペンがそんな風に柔らかいわけがありません。大きく深呼吸して、はい、冷静に。どんどん買ってはダメですよ(どの口が言うてんねん!)。

2010年9月 3日 (金)

肉・球

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 ケージ内をうろうろして、ここだ、という場所でズデェ~っと腰を下ろした「ちち(仮名)」さん。後ろ脚は後へ、前脚は前へ、それぞれいっぱいに伸ばしていますので、ごらんのように前脚を揃えて肉球を見せております。

 良く馴れている「くま(仮名)」さんですら、肉球をプニプニされると嫌がるほどですので、同じことを「ちち(仮名)」さんにしようものなら大変です。けれど、おまえは支配されているのだよ、私の子分なんだよ、ということを教え込むために、耳の先やら肉球やら、そういうところを意識的に触りまくるようにしておりますので、少しずつ馴れてきたのかな、というふうにも思います。
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 昨日の妖しい記事に対して、理系の皆さんから多数コメントを頂戴しました。ありがとうございます。でも、私はばりばりの文系です。まだまだ残暑は厳しいものの、もうすぐ天高く馬肥ゆる秋、糖尿病には辛い季節の到来です。だからというわけでもないのですが、吉野家×山崎製パンというコラボ、吉野家牛肉まん、というのを見つけて買って参りました。店頭では吉野家の丼を模したディスプレイに乗せられて、ただ今売り出し中、という感じでいいところに陳列されていましたので、最近出たものに違いない、と踏んだのですが、その通りでした。

 電子レンジで温めるともっとおいしい、のだそうですが、吉野家のあの味、あれが冷めたらとんでもないことになるだろう、という思いがよぎりましたので、躊躇なく温めることに決定です。
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 袋の封を切るのを忘れて温めましたので、わずか30秒とはいえ袋はパンパン。まぁ縁起物ですので紙をとってお皿に置いてみました。

 私の年来の主張は、豚肉を主な具にしているものは肉まんではなく豚まんと呼ぶべき、というものですが、この製品については文字通りの肉まんなので問題ないかと思います。
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 ご存じかと思いますが、関西では「肉」といったら牛肉のことです。豚肉は「豚」、鶏肉は「かしわ」と明確に区別されます。寒い季節になるとコンビニエンスストアのレジ横で売られるようになるアレの多くは豚肉を使っているので、豚まんと正しく呼んでいただきたいところです。ついでにいうと、いちいち尋ねなくても、豚まんにはデフォルトで辛子をつけて欲しい、これですね。
 
 551の蓬莱なんかの本格的な豚まんを買ってきたとき、ソースをつけて食べるか、醤油をつけて食べるか、これも大きな問題。私の場合は考えるまでもありません。反射的にソースです。それ以外考えられません。
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 割ってみたところ。綺麗に両側に具が分かれているということは、ほほぉ、そういう製法ですか、などと、にわか仕込みの知識で納得してみたり。生の具を詰めるのと、冷凍した具を詰めるのとでは、こうして割ったときの具の挙動が違うのだそうです。

 もうすでにこの時点で、好きな人は笑顔、嫌いな人は涙目という吉野家固有のあの匂いがあたりに立ちこめております。食べてみますと、まさしく吉野家。すき家でも松屋、ましてや中卯などでもない、吉野家そのもののお味です。こいつを温めずに食べるのはちょっと遠慮したいところですが、温めて食べる限りはなかなかいける、という感じがいたしました。
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2010年9月 2日 (木)

Alchemy

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 首筋をもにょもにょされても知らん顔で眠り続ける「くま(仮名)」さん。意識というか、触られてるなぁという感覚はあるのでしょうが、どうせ家族の誰かが気まぐれにいじってるだけ、と達観して眠り続けているような気がします。ホンマに可愛いなぁ、おらんようになったら寂しいやろなぁ、などと話すことが増えました。まだまだ老犬という歳ではありませんが、小柄なだけに寿命もそんなに長くはないだろうな、という思いがどこかにあるせいでしょうか。

 しかし、ずっと屋外で飼っていた先代の「クマ(実名)」さんでも16、7年生きたのですから、生まれながらの室内犬である彼女の場合はもっと長生きするんではないか、と期待しているのですが、どうなることでしょうか。
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 いきなり凄いのが出てきました。そもそもの始まりは、この日の記事へのコメントで、相当ガタの来ている理系のおっちゃんがヤング率云々と言い出した挙げ句に猫さんを召喚したこと。とってもお忙しい中、これに快く応じてくださった猫さんからの頂き物がこの画像なのですぅ。

 板厚が0.3ミリであるニブの先端に、標準的な筆圧と考えられる200gの力をかけた場合の撓みをシミュレーションしてくださったものです。プラチナと金、そしてステンレスを比較してくださったうち、これはヤング率152のプラチナについての結果で、撓みは約0.05ミリだそうです。
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 細かい部分がよく見えないでしょうから、同じ画像に見えてしまいますが、これはヤング率80の金についての結果。ヤング率がプラチナの約半分なので、撓みも約0.1ミリ。ヤング率と撓みの関係が綺麗に出ていますよぅ。

 実際には、ペン先に使われるのは金とその他の金属との合金であることが多いので、この結果の通りではないとしても、プラチナのペン先は撓りが少ないのだろうなぁ、ということを改めて納得させられます。

 貴金属合金の機械的性質についてのデータは見つからなかった、ということで、14金ならどうなのか、なんて結果はないのですぅ。まぁ、14金と一口に言っても、配合される金以外の金属によって性質が変わってくるはずですしね。
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 これだけではおもしろくないというので、ペン先に使われることの多いステンレスについてもシミュレーションしてくださったのですよぅ。

 ステンレスの撓みは0.04ミリ。すなわち、プラチナよりもヤング率が高い、ということになるのですぅ。そういうことで、今日はすこぉしばかりアカデミックなおはなしでおおくりしましたぁ。マオぢぃさん、いかがでしょうかぁ?

2010年9月 1日 (水)

さぁ、お仕事!

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 狭いところにすっぽりハマって寝るのが快適なのでしょうか、気がつくとトイレで寝ている「ちち(仮名)」さん。あんまりよく寝ているのでそぉ~っと近づいて写真を撮っていたら、ストロボに気づいて「なぁに?」ってな感じで顔を上げたところ。こういうときは本当に可愛らしいです。

 猛暑の中の始業式。空気のよどんだ体育館に600人も入ると、息が詰まりそうです。式が終わったあと、黒いシャツのお腹の周りに白い輪っかができている教師もいたほどでした。ここしばらくは水分補給に気をつけてソロソロ行くしかなさそうです。
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 お仕事にはお仕事のペン。今の時期は上着を着ませんから、萬年筆を持ち歩くとなると軽いもの、となりがちです。私はクリップがあっても平気なので、キャップレスを愛用しております。

 写真の上の方がキャップレスデシモで、ペン先は細字。下の方は、少し前の多面体断面の軸を持つもので、ペン先は中字です。出先で各書類で文字が黒、となると、ボールペンで書くことを要求されるのがほとんどですので、どちらも軸色に合わせてブルーブラックのインクが入っております。
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 ペン先が出てくる「口金」からクリップにつながる部分、旧キャップレスはマットな仕上げですが、デシモは磨き上げられたような艶有り仕上げと使用頻度の高さが災いして、非常に傷が目立っております。名古屋の社長にお見せしたらすぐに磨いていただけそうな惨状ですが、ポケットに突っ込まれ、ボールペン並みに荒っぽく使われてきた、いわば勲章のような傷です。

 ポケットから引き抜きつつ、くるっと回転させてノック。紙の上に来るときにはすでに筆記準備OK。萬年筆の仲間でこれほど素早く筆記態勢に移れるものは他にないでしょう。そんなに手早く使いたいならボールペンにしろ、と言われそうですが、書き心地の良さには代えられません。
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 キャップがスライドもしくは落とし込み嵌合のものなら、同じくらい早く筆記できる、という主張もありますが、がさつな私が持ち歩くペンですから、ポケットから取り出したらキャップだけだった、なんてこともよくあります。やはり、キャップレスの優位は揺るぎません。

 この2本は非常にインクフローがよいので、手の中で回転させつつノックする、その過程で手にインクがついてしまうこともしばしばです。でも、そんな慌て者の私だからこそ、やっぱりキャップレスが合っている、とも言えるのです。ちょいと腰掛けて、あるいは立ったままで書く。私にとって、キャップレスはそういう使い方をするペンなので、握るときにクリップが・・・・・なんていうのは気になりません。
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 かわいそうなことに、長男は私に似て字が下手。それはそのまま、筆記具の持ち方がヘタだと言うことでもありますが、そんな長男にキャップレスを持たせてみたところです。クリップがちょうど良い支えになっているのがおわかりになるでしょうか。

 クリップに指が当たるから嫌だ、ではなくて、クリップに指をかけて安定させる、キャップレスは、むしろ積極的にそういう持ち方をするものではないかと思います。我慢して3日使ってみれば、これもアリやなぁ、となる人が必ず出てくると思っております。
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 あまりに古いものはともかく、ある時期以降のものならインサートに互換性があり、普通のキャップレスと細身のデシモとの間で相互に交換できる、という話を聞いたことがあったので、この2本でも試してみたことがあります。

 写真で見ても、変わりがないように見えるのですが、デシモのインサートを普通のキャップレスに入れた場合は問題なく使えますが、やや古いキャップレスのインサートをデシモに入れると、うまくペン先が出てきません。直径なども同じように見えるのですが、微妙に違うところがあるのかもしれません。このあたり、N御大に教えを請わねば、と思いつつ、いざお会いするとそのコレクションに目が眩んで忘れてしまう、ということを繰り返しております。こういう謎の多いところも、キャップレスの魅力なのです。

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