フォト

最近のトラックバック

« 不安定 | トップページ | サインはV »

2010年7月16日 (金)

サージ

Rimg1054
 JR西日本 キハ120。関西本線の島ヶ原駅にて、上り列車として運行中のお姿です。ロールアップ式でないカーテン、折り戸などからも、これがバス由来の車両であることがわかります。ご存じ、新潟鐵工所のNDCシリーズの一つです。

 鉄でない方のために書き添えますと、オーダーメイドが当たり前の鉄道車両にあって、レディメイド、あるいはパターンオーダーといった感じで作られる車両なのです。全長も16メートル級で、鉄道車両としては小さい部類に入るでしょう。

 学校からバスに乗ってJRの駅まで行く。乗車時に整理券を取り、降車時に運賃表で確認してお金を払う。そして駅で運賃表を見て切符を買い、電車に乗る。慣れれば小学生にもできることですが、これを体験させるのも学習の一環、という、特別支援学級の校外学習につきあって参りました。
Rimg1060
 障碍などのため、学習にあたって特別な支援を必要とする生徒たちが在籍するのが特別支援学級。かつて特殊学級とよばれていたものがもとになって改編されたものです。聞くところによりますと首都圏では通常の学級の生徒との交流がないことも多いのだそうですが、私の勤務する県ではできる限り通常学級の生徒と交流するように学校生活をデザインするのが普通になっています。

 今日は個人懇談会で授業がない、ということでの校外学習。目的地は三重県伊賀市島ヶ原のやぶっちゃ温泉。米粉を使ったパンを作る体験、BBQ、そして温泉に入る、というのがメニューです。

 みるみる大きく育つ雲を見ながら、河川敷のキャンプ場、橋の下でのBBQ。西の空は次第に暗くなり、遠くからごろごろという音も聞こえてきます。危険はないというものの、目の前の木津川は数日来の雨で増水中。見上げると、橋の下を通る送電管に中部電力という文字。地理の授業では三重県は近畿地方だと教えますが、経済や生活など、やはり立派な中部地方なのですね。
Rimg1153
 手早くBBQを終えて、明らかに暗くなった空の下、急いで片付けを済ませると、次は温泉。等張性のぬるっとした心地よいお湯で、BBQの汗と焼き肉の臭いを流して、湯上がりにゆったりとしていたとき、閃光と同時に「バンッ」という破裂音。建物のすぐ外で何か爆発が起こった、そう思わせるような音でしたが、直後に館内では「温泉棟1階で、火災が発生しました。あわてず、落ち着いて避難してください。」と、落ち着いた男性の声でアナウンスが流れ始めました。

 最近の火災報知器はこういう風になってるんだなぁ、と思いつつ、先ほどのは落雷で、それで報知器がボケたのか、と納得。緊張した面持ちの生徒たちに、騒ぎ始める周囲のお客さんたちに聞こえるような大きめの声で、「雷落ちたから・・・・・」と説明。それというのも、火災報知器がしゃべり始めたとたん、「案内誘導がなっとらん。どうなっとるんだっ!」とわめき始めたオヤヂがいたから。そういうこと言う前に、まず自分の家族を誘導して逃げる準備をするべきでは? と冷ややかな視線を送ってしまいました。
Rimg1063
 この落雷の影響で、施設の方はPCやPOSが全滅。冷蔵庫なども次々ダメになったということで、開店休業状態になってしまいました。私たちも雨が降り出さないうちに、と早々に退散。帰路は交通費節約のため、私の車に全員乗せて学校へ向かいます。正面にあたる西の空に何度も美しい稲妻を見ながら、国道163号線を西へ。途中、激しい雨の中を走り抜けましたが、学校周辺は晴れておりました。

 帰宅すると、AC電源の時計類がすべて点滅中。家にいた息子は停電しなかった、と言ってますから、ごく短時間、瞬断ともいうべき停電があったのかもしれません。それで困ったのが光回線のメディアコンバータ。どうにもご機嫌が悪いので、諦めて電源を切り、就寝。朝起きて再起動したところ、ご機嫌が治っておりました。

 子供の頃、夏といえば夕立、雷、停電でしたが、最近はそういうこともほとんどなくなりました。今回、大規模、長時間の停電がなかったのはまさに電力会社の努力のたまもの。ですが、当時と比べて雷サージに弱い製品が身の回りに増えていて、電気は来ているけど動かない、というのが難儀なところです。今回はサージによる焼損などがなかっただけ、よしとするべきなのでしょう。

« 不安定 | トップページ | サインはV »

コメント

やぶっちゃ温泉
知らなかったなあ。田舎の近くなのに。
だって行くのは近鉄電車(伊賀線の猪田道)から歩いて1里か、車で治田インターだから、、、
関西線なんか、ずっとずっと昔しか。。。
特別支援学級の担当がんばってください。
何かお手伝いすることがあれば、、、
  元FEDHAN(障害児教育フォーラム)SUB-SYS

 マオぢぃ さん

 国道163号線もこのあたりでは新道に付け替えられて、島ヶ原の村の中を通る道は地元の人だけが利用するようになっています。その旧道沿いにできた施設で、地元が運営しているもの。なかなかいい温泉です。

 前任者があちこちから旧いMacをかき集めてきて授業に活用していたのですが、私には使いづらいのでペン4の3GHzあたりのマシンを3台集めてきて授業に使っております。特別支援学級、かかわればかかわるほど奥が深く、新しい発見がありますね。

引率、ご苦労様です!
 三重県は近畿ですが東海三県(愛知岐阜三重)ですもんねぇ、何か立ち位置ビミョー…
 文化圏は名古屋文化を色濃く反映していますが、言葉は木曽川の西側だから関西弁系です。
 (大阪に居た頃気付いたのですが、四日市とかの言葉は明らかにイントネーションが大阪弁ではなく、独自な感じです。名古屋じゃ大阪弁のようなものと認識していたのですけどね。)
 四日市育ちのともぞーでした(名古屋大会、来られるんですよね?楽しみにしています!)

中電の管轄でしたから感電(関電)しなかったのかもしれませんな。
とりあえず、学生たちには何もなく授業終えられたようで何よりでした。
最近は自分で率先して社会に奉仕しようとする人が減りました。
残念なことです。

 ともぞー さん

 同じ三重県でも名張あたりですと、自分のところは奈良県だと思っているお年寄りがいたりします。奈良県奈良市で梅の名所でもある月ヶ瀬の人だと、お買い物なら伊賀上野へ行く方が便利です。まことに、境界付近というのは微妙なものですね。

 二右衛門半 さん

 この校外学習の話を聞いて、御殿場で潮干狩りはどうか、とか、伊賀のもくもくファームでソーセージ作りはどうか、などと提案したのが運の尽き。気がつけば計画の一部に取り込まれていた私です。

 自分の体や身のまわりを綺麗に保つ、ということも教えたいのでお風呂のあるところがよいし、公共交通機関で行けてそんなにお金のかからないところ、と聞いて、それならやぶっちゃで決まりでしょう、となりました。

 ちゅうでんだったからかんでんしなかった、巧いですね。明日の名古屋へは座布団もっていきましょうか。

先日 事務所の脇に落雷しました。
おかげさまで、セキュリティーが焼き切れ、またLANケーブルが、ハブの所で焼き切れておりました。

火事にならなくて良かった!!と、胸をなで下ろしながら、夜間の機械警備の代わりに宿直しました、、、 機械の代わりに見回りしたりするのは、何か変です

 きくぞう さん

 焼損ですか・・・これが一番怖いですね。機器が壊れるだけならまだしも、そこから屋内配線に回り込んで火災、なんてことになったら大変です。焼き切れたケーブルが身を張って守ってくれた、と考えることにすれば、機会の代わりの宿直にも意義が見いだせるかもしれませんね。

バス由来といても立派な鉄道車両に見えますね。最初のレールバスなんかは、バスの下部を改造しただけのような形態ですたが、流石にその世代は紀州鉄道に残っているぐらいでしょう。なにせ北条鉄道のお古のようですから・・・。

 くーべ さん

 この車両の場合、ちゃんとしたボギー台車ですから立派な鉄道車両です。かつてのレールバスというのは、今で言うなら鉄道工事の際にトラックが鉄の車輪に履き替えてレールの上を走る、という程度の代物ですから明らかに違いますね。

 ドアや窓枠周り、内装部品などにバスと共通のものが使われています。そのバスにしてからが、どこのメーカーでもJバス、という時代ですからねぇ。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/604476/65038172

この記事へのトラックバック一覧です: サージ:

« 不安定 | トップページ | サインはV »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31