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2010年4月 7日 (水)

ひょこっと出る

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 ケージの中で寝そべると決まって「手」がはみ出してしまう「ちち(仮名)」さん。図体がでかいとはいっても、柴犬としては普通の大きさですし、これも癖みたいなものでしょう。いつみてもこんな風にぺろんとはみ出しております。

 「学級開き」という神聖にして厳粛なひととき。新学期が始まって、新しいクラス、新しい担任。先生も生徒も新たな気持ちでこれからの1年に思いをはせる時期です。うちの業界では「3日が1年」といって、新学期最初の3日間が勝負どころとされております。いいスタートを切って、6月頃にやってくる倦怠期を乗り切れば楽しい夏休み。2学期が暑くてダレた雰囲気で始まったとしても、体育大会や文化祭などの行事でノッていけますし、短い3学期は気がついたら終わっています。

 ヴェテランで力量あふれる教師であっても、1学期の前半でコケると難しくなります。世に言う「学級崩壊」を起こさないためにも、ここが頑張りどころですので、各学級担任さん、みんな力が入っております。ここらを適当にやっているような人は、3学期になって「あと何日」と指折り数えるようになりがちです。
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 印刷室が非常に賑やかなのもこの時期ならでは。年度はじめで配布物が無茶苦茶多いところへ加えて、各担任が張り切って学級通信を発行するからです。担任の自己紹介と抱負、クラスのメンバー紹介などの内容が多く、やるぞっ、という意気込みが伝わってきますが、これも6月頃には休刊が相次ぎ、ガクッと発行紙数が落ち込みます。

 時間割を見て「あぁ、次はここか」と溜息が出てしまうようなクラスが、この休刊組だった、ということが結構あります。やはり4月に「やろうぜっ!」と誓ったことは続けて行かなくてはいけませんね。初心を忘れずに続けていく、担任自らそれを放棄してしまったら、クラスが崩れてくるのも当然のことなのかも知れません。

 かく言う私も、ロクな担任ではなかったのですが、学級通信だけはけっこうこまめに発行しておりました。長い1年の間には、発行間隔が長くなったりする時期があって、そんなときに限って何か問題が起こるのです。で、それに対する指導をして、「こう思うんだ」ということを書いた学級通信を出す。忘れた頃にひょこっと出すと、教室には静寂のひとときが訪れます。それを見て「また書かねば。また出さねば。」と思いを新たにするのです。
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 学級通信を書くとき、想定している読者は誰なのか。実はこれ、担任によって大きく違うのです。私自身の場合は、生徒にフォーカスしているように見せかけて、親が読むことを強く意識しつつ書いておりました。こうしておくと、発行間隔が長くなったときなど、生徒が寄ってきてこう言うのです。「おかあさんが○○○(学級通信のタイトル)ないのっ?て毎日聞くねん。うるさいから出したってや。」

 先生を動かすのは子どもの一言。読んでくれてる人がいると思えば頑張って書こうという気になります。A5サイズぐらいの小さな紙を使ってほぼ毎日発行していた年が一番楽しい学級であったようにも思います。

 競艇と演歌が大好きな教師が担任をもったとき、「クラスは一家。みんなは兄弟。だから学級通信のタイトルは兄弟船」と宣言。内容はともかく、毎日出す、毎号必ず船のイラストを入れる、と約束してしまったことがありました。校外学習の日も、学校に帰ってきたら生徒を待たせておいて印刷・配布するという徹底ぶりで、結局子どもが学校に来る日は書かさず発行しきったのです。

 船のイラストがネタ切れになってくると、親が子どもに「これ先生に」と船の絵を持って行かせる、ということもありましたし、職員も船の絵を見ると「あの先生に」という気持ちになりました。まさに継続は力なり、です。
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 平成20年の9月に始めたこのBlog、すでに20万ヒットをこえて、奇跡的にここまで続いておりますが、これも学級通信を出していた経験があればこそ、なのかも知れません。次に考えるべきは、いつ、どんな形でやめるか、ということですが、オモロイ終わり方、っていうのが難しそうです。

 始まったばかりの1年。先生も生徒も幸せに過ごせることを願ってやみません。オリジナルなものを出してずっと続けていく。簡単に言うけれどとっても難しいことです。特に学級通信を出している先生は、それだけで他の先生に差をつけることができたのですから、石にかじりついてでも出し続けて欲しいものです。

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コメント

ボールペンなんですか?
これだけ色違いが取りそろうと壮観ですね。

 二右衛門半 さん

 このキャップレスに見えるボールペン、あちこちで見かけますね。キャップレス萬年筆を知らなければ単にクリップが邪魔なだけのボールペンに過ぎませんね。

つきみそう先生

 継続は力なり、ですね。
 これって実はかなり大変ですよね。
 飽き性の僕にとっては耳の痛い言葉です。
 でも萬年筆は今の所毎日使っております。
 ホソホソのスルスル、逝っちゃいたい今日この頃です…
 (先生の予言的中か?財源確保は?更なる難問がともぞーを襲うw)
 

私自身は教員では有りませんが、祖父、叔父、従兄弟など
先生は親戚にはたくさんいます。
で、私ならどんな「学級新聞」を作るかな? と考えてみました。
将来ずぼらなので、時間はかけたくない、けど面白いものは、、
インターネット、新聞、雑誌、携帯の写真などを題材(時事芸能社会スポーツなど)に、「今日のスクラップブック」のタイトルで、題材をそのままコピーしたのを書き込み、それらの自分自身のコメントを次に発行する新聞に解説、意見を書き込み、出来れば生徒の簡単なコメントを書いてもらう、と言う感じでしょうか。
ポイントは考える時間を与えるために一日二日コメントを遅らせるですか? (一~二行の短いコメントでも可、ツッコミね)
ホームルームが有るなら、そのときに2~3人指名して意見を言ってもらう。 でも、字で書いた方が勉強になるな。

学級通信大変そうですが、御苦労様です。それにしても20万ヒットとは凄い!先生のお人柄が人を引き寄せている気がします。

20万ヒット、おめでとうございます。
まさに、継続は力なりですね。

 ともぞー さん

 予告編は盛り上げるだけ盛り上げておいて本編は、っていうのもよくありますが、この予告編は本編のものすごさを予感させます。

 細字のにゅるにゅるは気持ちよいですよぉ。

 マオぢぃ さん

 学級通信なんかのかなわんところは、個人情報山ほど握ってる者が一般の人に向けて書く、というところです。

 その企画、おもしろそうですね。時間さえとれるならやってみたいですが、そういう時間すらないのが現状ですね、今の学校は。

 夢待ち人 さん

 学級通信出していらっしゃる先生方が細く長く続くことをお祈りするばかりです。半数以上は6月頃に消えているのが現状ですから。

 私もけっこう後半は細くなる方でしたが、定期的に出す、というより、毎日出すという風にした方が続きやすかったように思いますね。

 su_91 さん

 全日本三日坊主協会会長の私としてはよく続いたかと思います。

 犬が二頭いるのもプラスに作用したのかも知れませんね。

つきみそう先生

 全日本三日坊主協会副理事の僕としましては、本編まで行き着けるか疑問が残る所です(苦笑)
 本編は実は7月の支部大会まで延びたりしてw

 ともぞー さん

 えっ? 7月の大会には何本も持って参加されるのですか(笑)。

つきみそう先生

 いやいや(苦笑)萬年筆じゃなく財布を持っていきますw

 ともぞー さん

 おぉ・・・・・片道分のお金を詰めて行かれるのですね。お手頃価格でおもしろいペンを数揃えるのもおもしろいですよ。

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