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2009年12月 9日 (水)

まんが良かった

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 よく晴れた昼下がり、前脚をぐぐっと伸ばして伸びをする「くま(仮名)」さん。先代の「クマ(実名)」を実家から引き取るために購入した戸建ての我が家。当時は理由が理由なので「犬御殿」などと冷やかされたものです。

 家相は気にする方ですし、せっかく買って変なことがあっても困るなぁ・・・ということで、購入前の見聞には娘を連れて行きました。赤ん坊の頃、よく天井の一角を見ては笑ったり話しかけたりしていた娘。これは何かが見えるのだ、ということで、家に入って「どう?」と娘に聞くと、「何ともないよ」とのご託宣。「ここに決めます」と告げた瞬間に営業マンの電話が鳴りました。まさにタッチの差でつかんだ物件でした。
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 イタリアはアンコラ社の萬年筆、ペルラです。ペルラ、すなわち真珠のような美しさということでしょうか。実際、たいへん綺麗なペンです。初期のものは材質に問題があり、少しでも落としたりすれば粉々に砕け散るほどだとか。その分、美しさも際立っていて、私の持っている「砕け散らない」現行品より数段美しいのだそうです。

 さるネットショップがオークションに出品しているのを見つけ、「おぉ、緑でハイレグっ」と訳のわからんところに感動してポチッとしたもの。終了時刻が余人の起きていそうにない時間帯だったこともあってほとんど開始価格で落札したものです。こんなふうにタイミング良くうまく事が運ぶんだときに、「まん」が良かったなぁ、などというのです。
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 すらっと伸びた「ハイレグ」のペン先。形から想像されるとおり、ぐぅぃ~んと撓ります。同じイタリア、アウロラのハイレグなペン先とはまた違った感触です。社名そのまま、錨のモチーフが刻印されているペン先は自社生産だそうで、左右均等に割れていないあたり、もはやお約束の世界です。

 ハイレグなペン先が大好きな六甲アイランドの鞄屋さんがいっぺん見せてほしいとおっしゃるので、久しぶりにインクを入れてみました。しばらく萬年筆などの趣味を封印して鞄作りに打ち込むというお話でしたが、さすがに好きなものの魅力には勝てないご様子でしたが、そのとき伺ったのがこのペンのお値段。恐ろしいことにM800あたりより高いのだそうです。それを聞いて、あぁ、まんが良かったんやなぁ、と改めて自分の幸運に感謝したことでありました。
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 もうお気づきかと思いますが、このペン、私の持ち物らしく「変」なのです。キャップはねじ式なのですが、首軸のねじが切られている位置がおもしろいのです。

 首軸だけを見ているとさほど変とは思いませんが、キャップとの組み合わせで考えると、やはり変です。ペンを握ったときにねじの部分に指が当たらないようにこうしてあるのだということですが・・・・・。
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コメント

「まんが良かった」などと昔は良く言いましたが、私が在原業平の如く「都」落ちをしてからは、使わなくなった言葉です。「まん」というのは、ニュアンスとして単に「運」という言葉ではないように思います。何か見えざる力に支配された巡り合わせなど、もっと深い意味があるような気がします。

業平が出てきたので一句。

世の中に たえて万年筆のなかりせば 師走の心はのどけからまし

御粗末。

 Bromfield さん

 「あげまん」という映画がありましたが、あれ、まさに「まん」ですね。おつきあいしますと自分の「まん」が良くなる、そういうひとのことを「あげまん」というのですね。

 運、タイミングといったところが目に見えやすいところで、何年もたってからアレはそうだったんだ、と思うこともある。まさしく「まん」というものは見えざる力に支配されているように思います。

ペンの変な部分を持つ私としては、ペンによってはねじ切りの部分が当たって嫌な感触がすることがあります。
これなら、指とねじ切りが当たらないようですが、インクを吸入したら、溝にインクが溜まりそうで、これまた嫌ですね〜。
カートリッジなら関係ありませんが。。。
やはりイタリアものはキレイです。

 foolsbook さん

 イタリア物の場合、美しければ他はどうでも良い、というのが
基本的な考え方ではないかと。

 転がしておいたり書いているときに美しければいいので、
インク吸入で汚れてもそりゃ知らんよ、と。

 それなら持つときにねじがあたろうがどうしようが関係ない
気もするんですが・・・。

スティピュラの一部もこの位置のネジですね~
確かに持つ時に気にならないのは良いですが…

かなり印象が異なる万年筆ですが、ラミーのアクセントのキャップネジも
この位置にありますね。
アクセントのグリップ交換はしばしば話題になるのですが、ネジの位置が
注目されたことはないような気がします。

 どーむ さん

 スティピュラ・・・これまた変な(失礼)のが出てきました。イタリアの人はみんなこういうおもしろい発想をするのでしょうか。

 zato_chan さん

 イタリアは変・・・とか言ってましたらドイツにも。でもLAMYがやってると機能的な必然性があったのだ、と思えてしまうのが不思議です。単に偏見だと言われるかもしれませんが・・・。

これは美しいペンですねぇ。
ペン先は私の持っているアンコラのペンと同じようですね。
しかしどこかしら欠陥を持っているのは、ほとんど仕様って感じですね。

このくまちゃんの写真、とても光の具合とピント階調がいいですね。ワンコ写真としては珍しいアングルだと思います。

くま(仮名)さんプロの写真家に撮られたグラビア写真みたいっ♪

私もワンコのために、引越ししたりしたいものです(*´艸`)犬御殿はほめ言葉ですねっ&私の憧れでございます‥w

 su_91 さん

 ひょっとしてマキシマあたりをお持ちなのでしょうか。

 欠点もまた魅力、と思えてしまうところがイタ萬の危険な
ところですね。

 ペリカン堂 さん

 偶然の産物、ってやつですね。入江泰吉先生の作品を見るたび
光と影の大切さを思うのですが、腕前がついてきません。けれど、
偶然も数多く出てくると少しずつ・・・と思っていろいろトライしてみる
ようにはしております。写真は実に奥深く難しいものですね。

 ちょびママ さん

 ゆっくりですが動き回る「くま(仮名)」さんを、光を遮るような
角度から狙っていますので、ほとんどボツになっております。

 光の差し込む午後のリビングルームで、ふわぁ~っとあくび
が出るような雰囲気で撮りたいなぁ、と思っていて、たまたま
撮れた1枚です。

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