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2009年10月 5日 (月)

レモンの日

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 ゴムでできたレモンを見事キャッチした「ちち(仮名)」さん。動きが速いのでストロボ撮影になってしまい、例によって目が光っていますが、これぐらいなら「碧く澄んだ瞳」ともいえそうです。

 キャッチしたレモンは、すぐにケージの外へポトリ。飼い主がそれを拾って投げると、またキャッチしてポロリ。飽きることなく延々と続くこの遊び、いつも飼い主が先に飽きてしまうのです。

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 これまで頑なに萬年筆を拒んできた娘が、丸善の2代目檸檬で檸檬と書いているところ。残念ながら、彼女が萬年筆に目覚めたわけではなく、あくまで撮影に協力してくれただけです。

 こうしてみると、かつての私と同じく左ひねりぎみで、筆圧もそれほど低くはなさそうですが、寝かせ気味に持っているあたりは今後に期待が持てそうです。今日の経験がきっかけとなって萬年筆の良さに気づいてくれるとよいのですが・・・。

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 檸檬哀歌ではなく、レモン哀歌でしたね。

    そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
    かなしく白くあかるい死の床で
    わたしの手からとつた一つのレモンを
    あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
    トパアズ色の香気が立つ
    その数滴の天のものなるレモンの汁は
    ぱつとあなたの意識を正常にした
    あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ
    わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
    あなたの咽喉に嵐はあるが
    かういふ命の瀬戸ぎはに
    智恵子はもとの智恵子となり
    生涯の愛を一瞬にかたむけた
    それからひと時
    昔山巓(さんてん)でしたやうな深呼吸を一つして
    あなたの機関はそれなり止まつた
    写真の前に挿した桜の花かげに
    すずしく光るレモンを今日も置かう

 昭和13年の今日、死の床にある智恵子に光太郎が手渡したのはサンキストのレモンだったそうですが、これは近所のスーパーにあった98円のレモン。ちなみに今日はレモン忌で、梶井基次郎の亡くなった3月24日は檸檬忌。両方ともレモンの日と呼ばれることがありますが、どちらかといえば今日の方が「レモンの日」とよくいわれているような感じです。

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 ところでこのレモン、買ってきたのはいいけれど、さてどうしたものでしょうか。長男が風邪気味なので汁でも搾ってみましょうか。新鮮なレモンほど固くて搾りにくいので、台の上で転がして少し中身を崩してやることで柔らかくなって、より多くの汁がとれるようです。その昔、グラハム・カーもよくやってましたが、最近では電子レンジで軽くチンとやってから搾る、という方法も広まっているようです。

 

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コメント

レモンという文字は、画数も多くて難しい文字なんだなあと拝見して思いました。

ちちさんも、若さで遊んでほしくてたまらないのでしょうね。
可愛いです。

奇麗な檸檬色の萬年筆。
年頃の娘さん達へのアピールは確かにありそうですね。
我が娘達も、カラフルなサファリやウォーターマンのオーダスを欲しがります。
欲しがるだけで、文字はほとんど書いていないようですが(笑)。
まあ、親父も萬年筆で名前や曲線をグリグリ書いて遊んでいるだけですので、一緒といえば一緒ですね。

 ペリカン堂 さん

 涼しい季節になったので、そちらのわんちゃんも少しはしのぎやすくなったことでしょうね。

 落ち着いているのもかわいいですし、やんちゃなのもまたかわいい。犬好きはだめですねぇ・・・。

うちの庭の檸檬はまだまだ青いです。
が、そうしているうちに早いこと加工してしまおうかなと思っています。
丸善檸檬は1番目のも2番目のもスルーでした。
いいですねーコレ!

 fooldbook さん

 たしかに、「これで書いてみて」と差し出したときの反応はわるくなかったですね。

 あとは、書き心地にどれだけ感動してくれたか、というところだけが気になっております。

丸善の檸檬、こう見るといいですねぇ。
ひとつの完成した美を感じます。
でも、完成しているがゆえに他と合わせるのが難しい気も。
スーツで檸檬を使うとき、どんなコーディネートをするんでしょうね。

 su_91 さん

 これはベースになったカスタム743の素性の良さでもありましょう。私の業界だと、割と抵抗なく仕えますね。むしろ仏壇万年筆の方がちょっとなぁあ・・・と感じてしまいます。

檸檬色は、清々しくて好きですね。
娘さん、この度の万年筆への評価はいかがなものだったのでしょう。。。
反応を拝見したいものです。

ご存知かもしれませんが、レモンは、切り口に爪楊枝や竹串で数か所突くと、よく汁が出て来てくれます。
私は、揚げ物など付け合わせについてくるレモンは、絞ってかけるのはあまり好きではありませんが、最後にかじって食べてしまうのは好きです。
周りから、「酸っぱい目」で見られますけど。。。

 二右衛門半  さん

 自宅で育てた檸檬の恵みを自分で味わう、うらやましいですね。育てる手間暇かけるのも、加工するのも私には無理なので。

 聖祥 さん

 お店に残っていた物の中から一番きれいなのを選んできましたが、「ワックスが体に悪そう」と言われてしまいました。

 娘は檸檬(萬年筆)の色にはノーコメント。けれども、観察しておりますと書き心地については何かを感じ取っていたようです。

 檸檬食べる人を見ると、やはり酸っぱいですね。

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