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2009年10月 2日 (金)

偉大なる魂

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 遊びをねだっている最中に袋を開ける音を聞きつけて「んっ、食べるモン?」と音のする方を見やる「ちち(仮名)」さん。1歳2ヶ月、だいぶ大人びてきましたが、まだまだ子どもっぽい感じが抜けません。

 こういう姿を見て「子どもやなぁ」と感じつつ、ふと自分の子ども時代を思い出すことがありますが、それは封印したいことばかり。何より、そのまま歳だけとっているところなんかは最も忌むべきものです。自分のあらゆるところが嫌なので、絶対に子供はつくるまい、と思っていたのですが・・・・・。でもこれは、子どもを育てることで少しでもマシになりなさいという導きなのかもしれません。
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 今日10月2日は、インド独立の父、マハトマ・ガンジーの生まれた日です。写真の字消し「ガンヂー」のスペルがGANGYとなっているのが本当かと調べていて知りました。マハトマ・ガンジーの英語表記はMahatma Gandhi、まったく違いますね。

 ガンヂーインキ消しを製造していた丸十化成は、残念ながら今年2月に事業を停止しています。中学生の頃から、気合いの入った文書は萬年筆で書く、と決めていた私。文字が下手くそなことに加えて、何度も書き間違えるので、このインキ消しは必需品でした。黒インクが消えないことを知って青インクに変えたほどです。
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 1液と2液との間に見えるものは吸い取り紙。消したい文字に1液を塗り、そこに2液を塗ります。最後にもう一度1液を塗っておしまい。タイミング良く吸い取り紙を使うと、それほど書いている紙にダメージを与えることなく文字を消すことができます。

 しかしながら、これを使うのには修練を要します。最後に1液を塗るのがポイントで、これがうまくいってなければ消したあとに文字を書くことができません。さらには、紙が十分に乾く前に字を書いて鋭利なペン先で破ってしまうことも良くありました。
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 同社の代表的製品となったミスノンとは違い、これは蓋の裏に付いている棒で塗るようになっていました。今となっては、これは理にかなっているように思いますが、がしがし使っていた当時はむしろハケ塗りの方が良いと思っておりました。

 何よりこれを使うときには塩素臭が強烈だったことが記憶に残っています。写真のものは、開けてみてもそれほどの匂いがしませんので、もうすでに能力が失われているのでしょう。事実、まったくといっていいほど消えませんでした。

 インキ消しとて万能ではなく、書いて放っておけばすぐに色あせるような青インクを消すことができるだけでした。封印したい過去を消してしまえるようなものがあればなぁ、と都合の良いことを夢想してみるのですが、そんな思いもはかなく消えていくのでした。
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コメント

よくまぁ~こんな懐かしいものをお持ちですね~と言いたくなるぐらいなつかしさを感じます、っていうか懐かしい匂いと言った方がいいかもです。人は不思議なもので、昔のモノを見たりすると一瞬で昔へ気分が戻るような気がしてきます・・

丸善京都店の5階ぐらいでしたっけ?
これが置いてあったのは。
その裏手の付近に陶器や漆器、錫器を扱うお店がありました。
今となっては覚えている人も少なくなったことでしょう。

 夢待ち人 さん

 たしかに、これは匂いを思い出しますね。蛍光灯に照らされたノートが液で濡れてわずかにふくらんでいる光景と共に、匂いが思い出されます。

 二右衛門半 さん

 こぢんまりとした文具売り場でしたね。おっしゃっているのはクラフトセンタージャパンでしょうかね。そこで秋田の曲げわっぱの技法で作られた杉のコップを買ったのを覚えています。

私のところではプロッタは現役ですが、インク消しは使っていません。
もっぱら修正液か修正テープですね。

インク消しといえば、プラチナのインク消しがあるじゃないですか。
あれで、カーボンブルーが消えるかどうか試してみたいのですが、
どなたか試された方はいませんか?

残念ながら、この手のインク消しは使ったことが無いです。
それはそれとして、記憶とつながっている香りってありますよね。

 ひろなお さん

 それは盲点ですね。プラチナのカーボンブルーは、指についても石けんで綺麗に洗い落とせるのですが、さてインキ消しではどうなのでしょう。

 su_91 さん

 使い勝手はよいとは言えないです。ペリカンのペンタイプのものとは雲泥の差。でも、懐かしいのです。

いやー懐かしい。臭いまで思い出します。
しかし、確かこれで一度消した後に書くと、にじんで書けなかった記憶がありますが。

 ペリカン堂 さん

 そうでしょ、あの匂いですよね、やっぱり。それに、消したあとに書くのがうまくいかないのも同感です。赤い液を塗る量を加減したりしてみましたが、結局満足できませんでした。吸い取り紙で吸って、ドライヤーで乾かしたら紙がごわごわ、なんて失敗もありました。

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