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2009年9月 2日 (水)

チョーク箱

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 伸び上がって食卓を凝視する「ちち(仮名)」さん。彼女は体が大きいので、この姿勢を長く続けても平気です。おとなしく寝ていたのですが、飼い主が帰ってきたことをエスカルゴのエンジン音で察知してキャンキャン鳴きながらお出迎え。そう、飼い主が帰ってくるとたいてい食事をしますので、何かお相伴させて、と訴えるわけです。

 この撮影中、「くま(仮名)」さんが飼い主の膝に脚をかけておねだりしていますので、「ちち(仮名)」さんもいっそう気合いが入るというわけです。ちなみに写真の下の方に見えている合板が、先日新たに設置された「かじりガード」です。
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 ドナムさんという骨董店で見つけました。北欧の幼稚園で使われていたカギ付きのチョーク箱です。実はこれ、手元に届いてから少々焦りました。附属のカギは曲がっているけれど開け閉めは可能、ということでしたが、これがなかなか開かないのです。ようやく蓋が開いたときには、カギはさらに曲がって悲惨な状態になっておりました。

 さらに開けてびっくりチョーク箱、でして、当たり前かもしれませんが、中にチョークが入っておりました。北欧のチョークなのでしょうか。きっと向こうの幼稚園の、若くて綺麗な先生が、白魚のような指でこのチョークをつまんで・・・などと想像をふくらませておりましたら、「あっちの幼稚園は、ほとんどヴェテランの先生ですよ。おぢさんも多いんじゃないかな。」と突っ込みが入りまして、夢はもろくも崩れ去ったのでした。
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 日本ではほとんど見られなくなった、はっきりと両端の太さが違うチョークたち。これの細い方をつまんで太い方を黒板に当てて書くのだと習って、どうにも釈然としなかった思い出があります。

 先ほどから後ろに写っているのは、大きさ比較のためのプラチナ3776ギャザード。ペンを支えているのは知人のアメリカ土産、「書かざる」です。みざる、いわざる、きかざると同様、書かないように両手が鎖で拘束されているのです。

 比べてみるとわかるように、黒板についているチョーク受けの箱がすっぽり入りそうな、けっこう大きめのチョーク箱です。職員室から最も遠い場所にある教室で授業をしているのと、生徒にチョークで書かせることも多いのとで、いったん職員室を出たらその日一日戻らなくても済むよう、たっぷりとチョークを持って行く必要があります。そんな私にこのチョーク箱はぴったりなのです。
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 なんでチョーク箱にカギが必要なのか、と見る人見る人言うのですが、私は必然性があると思います。蓋の裏側に見えるのが「カギ」の本体。これが、箱の内側に設けられた切り込みと噛み合って、蓋が開くことを防ぐのです。チョークを満載した箱を落としたり、不用意にパカッと蓋が開いたりしたら面倒なことになりますから、けっこう便利な機能だと思うのです。
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 しかし、問題はそのカギなのです。スムーズに回らない上にほぼ90度に捻られた状態になっていて、今すぐにでも折れてしまいそうです。普通ならここで、カギを閉めることをあきらめて末永く幸せに使うところなのですが、残念ながら私はそんなに素直な人ではなかったのです。中を開けて見れば、何か解決策があるかもしれない(中を開けたら最後、もう元には戻らないかもしれない)という悪魔の囁き。こういう時にはなぜか危険な方を選んでしまうものなのですね。
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 近づきすぎてボケてしまいましたが、曲がってしまったのをペンチで修正された哀れなカギと、カギ穴、そしてマイナスドライバー。ドライバーの刃の幅がカギ穴の長い方とほぼ同じであるのがわかります。すでにネジが外されておりますが、このカギ穴のプレートを外すと、中にごく極単純なシリンダーがあるだけ。シリンダーの溝にドライバーをはめ込んで回すと施錠解錠が簡単にできてしまうのです。

 これで方針は決定しました。机の引き出しをあさると、どこのカギやらわからないものが数本転がっております。これをを削って、チョーク箱のカギを造ってしまえばよいのです。それも、紛失しても困らないように数本造って、職員室と授業をする教室に常備し、さらにはキーホルダーにも付けておけば完璧でしょう。果たして、そんなにうまくいくものかどうか。でも、やってみなければわからないのです。
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コメント

書かざるというのは初めて見ました。
そのうち、足を縛って歩かざるというのもできるかも?
しざるというのはありますが・・・。

鍵を作るのは、結構大変そうな気が・・・
ま、素材の固さ次第なんでしょうけど。

 二右衛門半 さん

 私も初めてで、なかなか考えるものだと思いました。でもこの程度の長さの鎖なら十分書けそうな気もしますが。

 su_91 さん

 まずは焼き鈍してからグラインダーで削ります。望む形と大きさになったら焼き入れして完了、の予定ですが、困難が予想されるのは確かですね。

つきみそうさんも、ドナムのサイトをチェックされていたとは。
あそこのは、古道具好きの私にとっては、垂涎ものが多すぎます。
ですが、お値段もなかなかそこそこですので、手を出さずに済んでいるような気もいたします。

木味のよいチョーク箱ですね。
このチョーク箱のように、箱が欲しくて買うと使いさしの中身も付いてくる・・・というのが、また嬉しいのです。
鍵がうまく出来るとよいですね。

 聖祥 さん

 う~む、実はドナムさんを紹介すべきかどうか迷っていたのですが、ご存じでしたか。さすがです。

 北欧のもの、特に木や革ものは暖かみが感じられて良いですね。銀座の「北欧の匠」さんへ行くと気になるものがゴロゴロと、値段もつけずにおいてあってとても恐ろしいです。

 嬉しくてこの箱、撫でさすっております。

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