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2009年9月21日 (月)

御縁日

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 そこの軽トラック、あぶないっ! とイチビってみました。撮影場所は和歌山県伊都郡九度山町上古沢。撮影者が振り返って深い谷越しに山を見上げると、南海電鉄高野線の上古沢駅が見えます。

 お彼岸ですので、お墓参りに行ってきました。我が家のお墓は高野山にあります。観光客の皆さんが「おぉこれは織田信長のお墓!」とか、「あっ、明智光秀の墓は切腹してるっ!」とかいいながらそぞろ歩く奥の院の片隅です。ブランド的には最高ですけれど、お参りするのは大変。電車利用ですと自宅から3時間。秋のお彼岸は天候が不安定なのと、出遅れて指定券が取れなかったことから、覚悟を決めて車で出かけました。
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 私一人なら東京まででも給油以外ノンストップですが、家族同行となると特急が準急になったぐらいの感じです。冒頭のカエルさんは休憩に入ったドライブインの看板?で、崩落防止に吹き付けられたコンクリートの上に立体的に造形されております。

 この道は、かつて、お金を取る道路としては日本一悪いのではないかといわれた高野山(有料)道路。20年ほど前に無料開放されました。ここを12メートルの観光バスが走るので、その後に付いたりするとその日はあきらめなくてはなりません。今日も他府県のバスが変なところで詰まったので大渋滞。バスに罪はなく、市街地でさえフラフラ走っているような人が乗り入れなければ済む話ですが、そういうわけにもいきません。私は仕方なく、さらに狭くて曲がりくねった抜け道を走ることになります。
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 普通の休日なら、自宅から1時間ほどでこの山道に入るのですが、今日はここへたどり着くまでに3時間弱。子ども達をたたき起こして朝の空気の中出発したのに、進むのは太陽ばかり。あんまり動かないので、ぼぉ~っと窓の外を眺めていて見つけた看板。謝っているようにも見えますが、状況から見て感謝のお辞儀でしょう。そう頭では理解できても、道路工事の看板で頭を下げているおっさんと何が違うのか、私にはわかりません。
 
 高野山内も人、人、人。弘法大師は3月21日に入定された(亡くなった)ので、毎月21日は大師の御縁日。山内各所で道行く人々に茶菓が振る舞われるのです。その日に合わせてお山に登ってくる人と、私たちのようなお彼岸の墓参に来る人、それにシルヴァーウィークの観光客が加わって、いつになく賑やかです。でも入れ物が小さいので、どこへ行っても混雑と渋滞ばっかりです。
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 実に10時間近くかけてようやく帰宅。今日はここまで、といいたいところですが、それではあまりにも愛想がないので、妻の万年筆を1本、紹介いたします。

 昨日、京都四条のボルテールというお店で買ってきたもの。メーカーは独ONLINE。1991年創業のカジュアル筆記具ブランドです。小振りなボディにスワロフスキーのクリスタルがちりばめられており、Crystal InspiratioNsというのがモデル名ではないかと思います。スチールのペン先は非常によい状態で、段差もスリットも問題なく、そのままですらすらと書けました。
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 このお店から京都駅までは地下鉄で2駅、約5分というところ。乗り換えその他を考えても、お店を出てから20分後には余裕で京都駅発の列車に乗れるはずでした。15時56分発のスーパーはくとに乗って神戸へ行くつもりでペンの会計をお願いしたのが15時25分頃。さすがに15時45分にお店を出たのでは間に合いませんでした。

 このお店、基本的には陳列品を買うことになるようです。まず箱その他を捜してペンを収め、それを包んで・・・というのに時間のかかること。そのせいでしょうか、買い物をしたお客にはチョコレートがすすめられます。

 お店の雰囲気は宝石店のような感じで、担当の女性もなかなかしっかりと商品について勉強していると感じましたが、お店が混んでくると相当待たされてしまうかもしれません。丁寧な対応には好感が持てますので、じっくり時間の取れるときに行くべきお店といえましょう。

 万年筆を中心とした筆記具専門店で、それが京都の真ん中で、烏丸通りに面した路面店、というのも凄いことです。こういうお店がもっと増えることを期待しております。京都へ来られましたら冷やかしてみて損はないと思います。
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コメント

おお、非常にありがたい情報です。
来月、京都に出張に行きますので、ぜひこのショップに寄りたいと思います。
できれば、神戸まで足をのばそうかと悪だくみもしていますが(笑)。

カエルがサイコーです。

万年筆は、アクセサリー感覚の面白いデザインですね。
人によっては、クリスタルで手が痛くなりそう。

「ボルテール」という万年筆店、初めて知りました。大学時代からの「相棒」宅の側ですので、今度立ち寄ってみたいと思います。

縁日という題ですから、東寺の弘法市でもでかけたのかと思いました(笑)
道路はどこもメチャ込みのようですから大変でしたね。
わたしもそのお店は知りませんでした。
文明商社じゃないところが効いていますね。

 foolsbook さん

 ぜひぜひその悪だくみ、実現させてください。綺麗にディスプレイされた萬年筆を眺めるだけでも楽しいです。京都から神戸元町まで1時間ほどですし。

 su_91 さん

 高野山へ向かう道路沿いの施設としては、このドライブインと、もう少し高野山よりにある花坂不動尊に隣接したものだけが存続しているのですが、ここはおでんがちょっと知られているようです。昔はこんなカエル(かじか)、なかったと思うのですが。

 Bromfield さん

 このボルテール、メディアジョイという(中古)カメラやさんの運営で、開店当初は中古品も扱う路線でしたが、現在はこのようなブティック風。変な言い方ですが、店の構えの割にはラフな格好の人も気兼ねなくふらっと入っているようですね。

 二右衛門半 さん

 同じ空海でも高野山の方なのでした。京都で萬年筆というと文明商社と来るのですが、今やほとんど狩り尽くされた感がありますね。店主が病院に通われているので月水金しか基本的に開いてませんし。なおこのボルテール、品揃えはかなり頑張ってますが調整なんかとは縁のないお店です。

弟が覚王山で寺の住職をしており毎月21日は縁日で賑わいます。歳弘法と言って自分の歳の弘法大師の仏像に蝋燭を灯して祈願するんですね。弟も弟の子も高野山に修行に行ったようです。本当に修行の必要なのはきっと私なんでしょうが(笑)京都へ行ったらまた寄ってみたいお店が出来ました(感謝)

 夢待ち人 さん

 弘法筆を選ばず、といいますが、性霊集という書物に筆が良くなかったのでうまく書けなかった、と書き残しているようです。都合の良い方をいただいて、これからも良い筆を追い求めたいと。

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