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2009年8月30日 (日)

富士山

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 実に子ども子どもした表情の「くま(仮名)」さん。このとき、生後9ヶ月です。今はおとなしくて可愛いといわれている彼女も、この頃は見るもの全て噛みまくり、あたり構わず粗相をして・・・と、今の「ちち(仮名)」さんとまったく同じ状態でした。「ちち(仮名)」さんがケージに隣接するチェストの側面をかじって穴を開けましたので、中のものを引っ張り出されないようにと急遽合板を買ってきてあてがいましたが、「くま(仮名)」さんが囓りまくった遺跡もあちこちに残されている我が家です。
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 明治29(1895)年8月30日、気象庁富士山測候所の前身である私設の野中測候所が開設されました。萬年筆好きな人なら思い浮かぶのが4810と3776という数字。それぞれモンブランと富士山の標高を表すものです。夏の間はたくさんの人が富士山に登りますが、「頂上に着いたぞっ!」と喜びつつあたりを見渡すと、さらに高い場所、富士山の最高地点、剣が峰が見えます。目指す3776メートル地点がそこなのです。

 剣が峰へは、馬の背という大変急な坂道を強風に煽られながら登ります。3歩運んでも1歩しか進まないように感じるほど、ずりずり滑りながら登るのですが、先ほど「頂上!」と喜んだところでいったん力が抜けていますので、なかなかにしんどい道のりです。また、吉田口から登った場合は、お鉢巡りをして馬の背にたどり着くだけでも疲れてしまいます。
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 平成16年に有人観測が終了するまで、富士山測候所には1年中人が居て、冬でも富士山に登ることがあったようです。雪に覆われた斜面でも、写真の鉄柵が少しだけ顔を出していて、突風に襲われたときなどにつかまって難を逃れる、ということもしょっちゅうだったといわれております。

 強力から気象庁職員となった長田輝雄さんが突風に煽られてなくなったこともあって設置されたので、この鉄柵は長田尾根と呼ばれていました。写真は平成18年の夏に撮影したもので、昨年、長田尾根鉄柵撤去という話を聞きましたので、もう撤去されてしまっているのかもしれません。ここ3年、富士山に登っていないので確かめる術もありません。
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 普通の人は夏しか登れない富士山。しかしけっこう天候不順で、雨や風、雷などで断念せざるを得ないことが多く、首尾よく山頂までたどり着いたとしてもご来光はおろか一切の景色が見えない、などということも多いようです。平成18年と19年、2年連続で8月下旬に登りましたが、2年ともに、富士宮口5合目を雨の中出発して8合目あたりの雲の上は快晴、翌日はバッチリご来光を拝む、という幸運に恵まれました。難点はこの時期、山小屋の営業終了が近いので途中の水分補給などに難があることです。

 平成18年、下山中に御殿場口登山道の8合目付近、赤岩八合館という山小屋の上あたりで出会ったブルドーザー。荷物を積むパケットが空っぽですが、これは山頂のお店などから物資を下ろすために登っていくところだからでしょう。これに乗せてもらうと楽に山頂に行けそうですが、どんどん高度を上げるので高山病になりやすいそうです。
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 この前年、富士宮口9合目の萬年雪山荘にお世話になったのですが、どう考えても4人しか寝られないところに7人も詰め込まれました。長男は寝られないと出て行き、食堂のテーブルに突っ伏して仮眠。それが祟って高山病がひどくなった彼を山小屋に残しての登頂でしたが、このときのご来光は本当にすばらしいものでした。

 剣が峰が富士山の最高地点で、その標高が3776メートル。でも私は、富士山でそれより高いところに立ったことがあるのです。これは剣が峰まで登った人なら誰でも知っていることですが、ここが日本一高い場所でっせ、という石碑のすぐそばに、測候所の建物の一部でもある、展望台のような場所があります。

 その場所の高さは3778メートルから3780メートルぐらい。眼下に広がる雲の上に、富士山と自分の影がいっしょにうつるのを見るのは何とも不思議な気分です。
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 季節は秋に向かいますが、月にひとつぐらいは山登りをして体を慣らし、来年あたり再び富士山に登ってみたいと考えています。3000メートル級の山でありながら、途中の山小屋でたいていのものは手に入るので、装備が軽くて済み、そういう意味では楽に登れる山です。けれども8月でも山頂には氷が張っているような山ですので油断や慢心は禁物。そして何より、下るのが無茶苦茶しんどいので体力も必要です。

 山登りが趣味、という人には相手にされない富士登山。ペン先の3776を眺めるだけでなく、本当に海から3776メートル高いところに立ってみるのも面白いと思いませんか。今日は富士山測候所記念日です。
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コメント

富士山にまで出没されているんだ・・・。
すると、ハンドルネームの由来もそこから??
こうなると、柘のFUJIが・・・ゴニョゴニョ。

富士山は登ったことが無いので、一度は歩いてみたいです。
とは言え今は、体力が全然無いので無理ですが。

山歩きは上りもしんどいですが、下りもかなり大変ですよね。
経験の無い方は甘く見ているので、大概下りで怪我をしたり。

 二右衛門半 さん

 富士には月見草がよく似合う。仙台でプロ野球の監督やってる人が大好きな言葉で、私はその人が現役時代からのファン。V9巨人に日本シリーズで負けたときなんかは悲しかったですね。

 柘はもう萬年筆やらないのでしょうかね。何かお嫁に出せば買えるのでしょうがモノがないですね。

 su_91 さん

 富士山は体力がなくてもけっこう登れてしまいます。特に午後から登り始めて山小屋で1泊、ご来光目指して、ということですとなおさらですね。

 関西や中京圏からですとやはり富士宮口からとなるでしょう。来年あたり、ひとつどうですか?

 下りはどうしても走りたくなってきて、調子に乗って走っていると最悪死んでしまいます。

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