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2009年6月 6日 (土)

凄み

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 いい顔してますでしょう。部屋の中をうろついていて立ち止まった一瞬をおさえたショット。家の中でまん丸い目をしてぽわぁ~んとしている時とは別人(犬)のような表情の「くま(仮名)」さん。家の前をネコなんぞが通っている時も同じ表情で吠えております。

 お散歩ですれ違う人はみな、「男の子ですか」「凛々しいね」などと声をかけてくださるという話が現実的に思えてきます。肉食獣なんだぞ、という凄みが出ておりますね。

 柔らかい萬年筆がいい、良くしなるペン先がいい、と言いながらも、実のところそのようなペンを持ってもうまく扱えないのが辛いところです。やはり小さい頃からお習字を習ったりしておくべきでした。少なくとも、小学校の宿題「漢字の練習」だけでもしっかりやっておくべきだったのでしょう。

 「右という漢字を20回書いてきなさい。」と言われて、まずは左払いを20個。次いで水平線を20個。最後に口を20個と、トヨタ自動車顔負けの効率的?なことをやっていたバチが当たったのでしょうか・・・。
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 良くしなる筆のような書き心地、ということで手に入れたPILOTエラボー。何の変哲もない、安っぽい(失礼)萬年筆です。手に持ってみて、私には軽すぎると感じました。

 あんたはセーラーかっ!というふざけた名前は、Elaborate(複雑な、凝った、入念な)から来ているという後付けっぽい理由もあるようです。事実海外向けはFalconというネーミング。まさしく猛禽類を彷彿とさせるペン先です。
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 この個体は嵌合式のキャップと漆塗りのペン芯をもつ初期型。番号もばっちり入っております。ペン先は細字ですので、レモン社に行くたび、現行でもいいのでBあたりを試してみたいなぁと思いつつ、結局は軸が軽いし・・・と見送ることを繰り返しております。

 ペン先を上から見て、グワッと段差がついているところ、変なもの好きにはたまらない部分ですね。実際、このペンのしなり具合、細字のこの個体ではけっこう筆圧をかけないと実感できません。低筆圧でさらさら書く限りにおいては、ただの硬いペンです。ペン先に付着したインクが乾き気味なところが、このペンへの持ち主の愛情の薄さを物語っております。
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 現在はコンバータCON-50を装着して使っております。棚吊りで有名なこのコンバータ、例によってプラチナのカートリッヂから取り出したステンレス球を入れておりますので、筆記時には軽くてうすい胴軸の中からカランコロンと音が聞こえてきます。ものによっては気にならないのですが、このペンの場合はものすごく良く聞こえて気になります。

 いずれ訪れる悲しい瞬間、ペン芯に塗られた漆の皮膜がはげ落ちるその時は、意外に近いのかもしれません。撮影していて、ぽつぽつと点があるのを見つけてしまいました。いずれはここが大きく破れて、剥くまでもなく勝手に皮膜が落ちていくのでしょう。インクを抜いて保管しておこうかな、とも思ったのですが、洗うと悲しいことになりそうですので悩むところです。
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コメント

やはり同じ事を考えてしまうんですね、芯の漆がいつ剥がれるのか気になってしまって・・しかしこのちょっと変わった撓りは格別ですね。見た目は安っぽいけど人気があるんですよね、神戸の革職人にも欲しいと聞きましたし、固体番号が入ってると知った時はちょっとびっくりできた。ちなみに034247でした。

 夢待ち人 さん

 私のは043641です。撓りのない固いペン先というのも意外に書きやすい面があるもので、むしろ実用的だと思いますが、それでは萬年筆趣味の値打ちがありませんから・・・。

 さて、名古屋ではどんなペンにあえるのでしょうか。

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