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2009年5月

2009年5月31日 (日)

世界禁煙デー

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 「ささみスティック」をくわえている「ちち(仮名)」さん。犬は何かをくわえるのが大好きです。賢い彼女の場合、飼い主などが帰宅するとケージの中にあるおもちゃをくわえて立ち上がり、外に落とします。それを拾って遊んで頂戴、というわけですね。無視するのがいいのかもしれませんが、よだれべったりのおもちゃですし、すぐにケージに投げ入れます。そうすると喜んで・・・の繰り返しです。

 くわえるといえばタバコ。今日はWHOが定めた世界禁煙デーで、英語名がWorld No-Tabacco Dayなのだそうです。飼い主は酔っぱらったときぐらいしか喫煙しませんので問題ありませんが、常習者にとっては非常に住みづらい世の中になっているのでしょうね。喫煙により血管が収縮して体がふらつく、それリフレッシュしたように感じるのだともいわれておりますが、まぁ精神的なものの方が大きいのでしょう。
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 兵庫県西宮市夙川にある分度器ドットコムさんのリアル店舗で買った「カードケース」なのですが、表面にはきれいなアラベスク模様が施されており、内部はゴムが張られていて、どう見てもシガレットケースです。それを見てつい、いたずら心を起こしてしまいました。しかしながら、ホンモノのタバコは長いものが多くなっているので、これにはまっすぐ収まりません。そこで、アイボールという銘柄を入れてみました。
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 ご覧の通り、ハーフサイズの鉛筆です。アイボール ノースモーキングペンシルであります。文字が逆さまですが、NO SMOKINGと読めますね。周りにおいてるマッチはもちろん消しゴムです。本来は箱入りセット販売のもので、残念ながら品切れ中。ディスプレイされていたものを無理矢理いただいてきてしまいました。お店番のA子さん、ありがとうございました。
分度器ドットコム

 しかしながらハーフサイズの鉛筆ですので、新品のときから短くて持ちにくい。そうなると出てくるのがエクステンダーであります。どれがいいかと店内を物色すること30秒、見つけたのがドイツ製の木軸エクステンダー。何とマホガニーを使った上等なものです。国産よりやや細めの鉛筆であることも幸いして、すんなりハマって使い勝手も上々です。
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2009年5月30日 (土)

少しの違い

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 食いちぎられたうちわ、放置されたリモコン・・・・・2頭同時にケージの外に出すと、このような「嵐のあと」みたいな光景が見られます。この嵐を収めるにはケージに入れるしかないので、おやつでつっているところ。「くま(仮名)」さんは正統派のおすわり専門で、指示されると伏せになりますが、「ちち(仮名)」さんの方は初手から伏せの姿勢をとります。同じように飼っていても個性が出るところです。

 今日は次男の通う小学校の運動会。時折小雨がぱらつく天候でどうなることかと思いましたが、途中からは猛烈な日差しの快晴で、終わってみれば腕や顔が真っ赤っ赤になってしまいました。

  運動会といえば写真とビデオ。撮影機器の見本市かと思うほどさまざまな機材が見られます。それを手持ちですか?というほど長い球のついた一眼レフが多数を占める中、小型のデジタルカメラで息子の姿を追いかけますが、強烈な日差しの中、液晶モニタは役に立たず、結局カンで撮ることになります。テレ側では200ミリほどになるカメラですから、狙っているところが少しずれただけでよその子をバッチリ撮ってしまう、ということになります。
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 ほんの少しのずれを使って微妙な長さを測るのが「ノギス」です。ボールペンにノギスがくっついた「メッソグラフ」ですが、個人的にはまずこの名前で笑ってしまいます。関西弁なのかと思いますが、目分量とか目測という意味で「めっそ」という言葉があるからです。

 ブロックを積んだりするときにビシッと水糸を引いてやるのではなく、目で見てだいたい水平になるように作業する、こういう時に「めっそで合わせる」なんてことをいいます。ノギスみたいな精密測定器具がメッソグラフ、なかなか面白い冗談です。

 製造しているクレオ・スクリベントというのがもと東ドイツの会社ということで、失礼ながら精度はどうかな・・・・・なんて思っておりましたが、そこはやはりドイツ人の血のなせる技か、きっちり測れる精密なものです。
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 副尺が主尺の9ミリを10等分しておりますから、両者のひと目盛りの違いは0.1ミリ。ノギスといったら0.05ミリまで測れるものが多いですが、大きさを考えるとこんなものでしょう。目盛りの少しの違いを利用して細かいところまで測るというノギスの原理を考えた人、エラいと思います。このあたりが参考になるでしょうか。
ノギス
 せっかくですので、先日登場した幽霊の頭のサイズを測ってみました。まぁこんなどうでもいい寸法を測るものではないので、ノギスに失礼といえば失礼な使い方です。あと、肝心のボールペンの方は、あまり感触のよくないノック式で、書き味もごく普通。リフィル交換などをしない限り、日常ガシガシ使う気にはならない書き味でした。
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2009年5月29日 (金)

新・旧

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 生後9ヶ月の「ちち(仮名)」さんと4歳4ヶ月の「くま(仮名)」さん。それぞれがお互いの餌鉢に鼻を突っ込んでもりもり食べております。他人(犬)の餌はおいしそうに見えるのでしょうか。

 私の勤務先では、昨年あたりから、時々チャイムが鳴らないという怪奇現象に見舞われるようになりました。さては機械の寿命かと見積もりをとりましたらお値段30万円。学校が出せる金額ではありません。では、本当に壊れてしまったらどうなるのか・・・・・これがどうにもならないのです。教育にお金をかけても票につながらないので、誰も何もしてくれないのです。
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 ほとんどの人がお世話になったはずですが、見たり操作したりしたことがある人は少ない、それがチャイムの機械。下の黒いのが旧型、上の白いのが新型です。私が現勤務先に赴任したとき、すでに黒い方が活躍中でした。右の方にあるネジ止めされた蓋の奥にMDが入っていて、これに音楽やらメッセージなどを録音します。掃除の時間になってチャイムが鳴り、同時に音楽が流れるのは、こういう機械でコントロールしているのです。

 このMDがくせ者で、時折再生不良を起こすようになり、それが原因で機械の動作が止まってチャイムが鳴らなくなっていたのです。壊れてからでは遅いので、結局、業者さんが泣く寸前まで値切った上で、必要なものまで切り詰めてひねり出したお金で新しいものを買ってもらいました。これで10年ぐらいは大丈夫でしょう。LANに接続して、離れたところからもコントロールできる優れものです。音楽なども内蔵のコンパクトフラッシュに録音するようになっているなど、ソリッドステート化が進んでおります。

 萬年筆の世界では、モンブランのマイスターシュティックなどのように、基本形は変えずに改良したりコストダウンをはかったりして生きながらえているロングセラーが結構あります。また、モデルチェンジをしてもそのペンのポジションや性格はしっかり引き継がれている、という例も多いものです。
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 写りが最悪ですが、PILOTカスタム67と同74です。黒く素っ気ない軸、5号ペン先で実用的な萬年筆。67の方は毎日ガシガシ使われております。ペン先の汚いのがその証拠です。一方の74は未使用。さてこれからどう使おうか、というところですが、現にMニブの67使っておりますので、はっきり言って出番はないのです。
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 それはそうと、この74おかしいぞ、などという人もいるかもしれません。最近オークションにも良く出品されているのでご存じの方も多いと思いますが、これは株主優待用のスペシャルエディション。株主でも何でもない私ですが手に入れることができました。キャップリングにスペシャルエディションを示す文字が彫られているほかにどこが違うのか・・・・・私は最初、全然気がついておりませんでした。今回67と並べてみて、あっ、という感じだったのです。なるほど、リングだけでなく、そういうところがスペシャルだったのですね。
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2009年5月28日 (木)

こねこ会議

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 小さいとき、なぜか「たぬき」の顔に見えるといわれた「ちち(仮名)」さん。換毛が進み、再びタヌキ顔がはっきりと出てきました。タヌキはイヌ科ですから似ていても不思議はありませんが、何となくもっさりしたイメージのタヌキと彼女の活発な様子、そのギャップがおもしろく感じられます。

 Blogは短くまとめなくては、と思いつつ、ついついだらだらと書いてしまいます。そこを何とか短くまとめるために短い筆記具、PILOT製の水性サインペン、ペチットワンです。商品名としては、ペチットワンにゃん年筆。駄洒落の世界です。

 今年のペントレの折、ペリカン堂さんとお話しする中で、萬年筆趣味をもつ人にはネコ派が多くイヌ派は少ないのではないか、という話題が出たことがあります。真偽のほどは不明ですが、感覚としてはあたっているように思います。
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 このペチットワンにはダヤンという猫のキャラクターが描かれております。よくわかりませんが、こういう世界観のようです。
わちふぃーるど
 ダヤンが描かれているのはキャップの部分。そういえばこの猫のキャラクター、どっかで見たことあるなぁ、と思わなくもありません。猫好きな方は否定されますが、どうも猫さんというのはフランス人っぽい感じで、自立していて、他人に干渉せず、干渉されることを喜ばず、とにかく素っ気ない・・・というまぁ、猫とフランス人、両方に対する何の根拠もない予断と偏見な訳ですが、そういうものを感じてしまうのがイヌ派なのではないかと。

 しかし実際には、朝起きると寄ってきてチューをしたり、おはようの挨拶をしたりと、猫だって愛想はあるのだそうです。もちろんフランス人だってコミュニティを中でうまく暮らされています。予断と偏見はいけません。
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 ペチットワンは萬年筆ではなく水性サインペンですが、「オトナの書き味」をうたうだけあってけっこう本格的な造りです。キャップは嵌合式で、ポストするとほどよい長さになります。萬年筆を知らない人たちにもうまく使えるような配慮もされているようです。
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 ペン芯は最初は透明で、それぞれのインクの色に染まってこうなっているのではないかと想像しております。どなたか、染まっていないところを見た方はいらっしゃいますでしょうか。

 サインペンといいますが書き味は萬年筆そのもので、筆圧のかけ具合で筆跡に濃淡を出すことも可能です。このあたりが「オトナの書き味」らしいですね。何よりインク色のバリエーションがすごい。Pelikan_1931師匠が高校生の頃にこいつがあれば、全色揃えてノート作成に使われていたかもしれません。

 ちなみに私はノートというものをとらないとんでもない学生でしたので、「ノートをしっかりとって提出しなさい。日々の積み重ねが大切だよ」と生徒に言うたび心が痛みます。この仕事をしているのは間違いなのかもしれません。
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2009年5月27日 (水)

修学旅行引率 その3

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 トイレシーツを適当に丸めて枕にして眠る「くま(仮名)」さん。もちろんシーツは何も吸い込んでいない状態ですが、それにしても・・・です。我が家の犬たちは、なぜかトイレで寝るのが好きなようです。「くま(仮名)」さんの場合は、2室に別れたケージのうちトイレスペースの方が狭いので、それが落ち着くのかもしれません。しかし、仕切りのないケージに入った「ちち(仮名)」さんもわざわざトイレトレーを枕にして寝ております。

 今回の旅行中に摂った膨大な数の写真を整理していると、一人で何ショットも写っている生徒、ほとんど、あるいはまったく写っていない生徒の差が激しいです。私自身、写真を撮られるのは大嫌いなので、今回の旅行中、集合写真にはまったく写っておりません。写されるの嫌だから写ってない、それは問題ないのです。

 仲良しグループが絶景の場所で記念撮影しているフレームの中に飛び込んでくる生徒。ここぞという決定的瞬間にレンズの前に手を出す生徒。お節介なことに、動くものを追いかけてフォーカスするカメラでしたので、ばっちり謎の手にピントがきて撮りたかったものが綺麗にぼけてる、というショットが何枚もあります。空気を読めないっていうやつでしょうね。はっきり言ってドツき倒したくなりますね。
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 もうひとつは、飛行機のトイレに行列ができること。搭乗直前の待ち時間にトイレを済ませる時間をとってあるにもかかわらず、飛行機にはトイレがあるのでとりあえず使わないと損みたいに思うのでしょうか。お腹の調子が悪いとかそういうのでもなければ、2時間程度のフライトです。中学生ぐらいなら、体調さえ良ければトイレに用はないはずです。

 私は、出かける前や乗り物に乗る前には手洗いに行く、ということをやかましくいわれて育ちました。自分の子どもにもそれを徹底しておりますので、電車の中で尿意を訴えた場合必ず叱ります。これから特急列車に乗る、車内にトイレあるから大丈夫なんてことは言わせないのです。

 大人でも子どもでも、1時間ほどの行程の間に何回トイレに立つのか。そんなに立っているなら指定席いらないのじゃないか、と思うような人をよく見かけます。中には体調の悪い方もいらっしゃるのでしょうが、もし自分がお腹のユルいときにこの列車に乗っていたら・・・と思うとゾッとします。トイレがあっても使えないことの方が多いのですから。

 修学旅行の中での何気ない風景ですが、社会人になったときにはそういうのが治っているといいなと思います。私自身は幸いなことに体調も良かったので、乗り物のトイレを使わずに済みました。飛行機に乗る少し前に見たこの表示が気になってトイレどころではなかったとも言われております。このお店、月曜日は何時にオープンするのでしょうか・・・。
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2009年5月26日 (火)

修学旅行引率 その2

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 昨夜は参りました。高層階のベランダから別の部屋のベランダに飛び移る、まさに命がけの方法で自室でない部屋で寝ようとする子どもたち。深夜、引率の教師は外から部屋が見える場所に立ち、生徒がベランダに出てくると強力な懐中電灯で照らします。それを見た生徒は部屋に引っ込むのですが、外から見えなければOKとばかり、下手をすると夜通し騒ぎ続けます。

 一生に一度の・・・ということで夜中に騒ぐぐらいは大目に見るべし、と教師を批判する声もあるのですが、命や体に関わることはビシッとしておかないと、死人が出てからでは遅いのです。朝の4時過ぎまでかかって押さえ込んだら、悲しいことに起床時刻が5時30分。寝る間もないとはこのことです。
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 ジンベイザメ繁殖をもくろんで作ってみたら世界最大になった、というのがここ、沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館の大水槽ですが、ドバイかどこかの水族館に抜かれて現在は世界第2位の大きさだそうです。

 慌ただしく水族館の見学を終えたらフェリーに乗って伊江島へ。生徒たちは少人数のグループごとに民家で一泊するのです。生徒は不安もあって固い表情。教師は喜びの表情です。

 ここ伊江島は、「米軍はピクニックのように沖縄に上陸した」で知られるジャーナリストアーニー・パイル最期の地で、米軍によって建てられた碑があります。
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 米軍の補助滑走路というものが島内にあるのですが、荒れ果てた昔の舗装道路、といった趣で、これで緊急着陸する場合には相当の覚悟が必要になりそうです。レンタカーでここを走ると、旅客機の離陸時にそっくりの騒音でした。舗装はしっかり飛行場仕様なのかもしれません。

 海のすぐそばで地下から真水が湧き出すところであるとか、そのほかにもさまざまな見所のある伊江島。天気の良い日なら文句なく透明度抜群のきれいな海の写真を出すところですが、今日はあいにくの曇天。海の色も今ひとつさえません。何かネタはないかと、生徒の様子を見るための島内巡回をかねて探してみましたら、変な物好きとしてはこれは外せない、というモノを港の近くで見つけました。

 おそらくただの日よけ。それでは愛想がないのでこの形にしたのでしょう。生き物を模した巨大なものは変なモノになりがちである、という経験則がさらに強化された感じです。
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2009年5月25日 (月)

修学旅行引率 その1

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 日付が今日になってから床について、早朝4時過ぎには起床。5時には職場に到着して各家庭からの欠席連絡に備えます。沖縄仕様の服装ですと、早朝は肌寒い感じ。バスで移動して、神戸空港から出発。必然的に機材は767。小さいせいか離着陸時の揺れが大きくてあまり好きでない飛行機ですが、神戸発なら仕方のないところ。我らが修学旅行団だけで、この機の定員をほぼ埋めてしまう状態です。

 那覇までは順調なフライト。空港ビルの外に出た瞬間、あまりの暑さに顔をゆがめる生徒たち・・・というのが例年のパターですが、さわやかな風が吹き抜け、長袖でもOKな体感温度。日差しも少し強いかな、ぐらいの感じです。快晴ですが、沖縄に来たなぁ、という感じは薄いです。
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 教師はただで旅行できて夜は宴会して・・・というのが修学旅行に対する世間一般のイメージですが、そんなにいいと思うんならわいつでも代わってあげますよ、というところ。一度経験したら2度とやりたくなくなること請け合いです。おまけに最近の緊縮財政、引率教師の旅費も全額は出ないのが当たり前になっております。仕事で行くにもかかわらず、不足分は各教師の自腹。現地で自由にできる時間なんて、WAGNER地方大会の調整師さんより少ないのに・・・と愚痴も出てしまいます。

 パック旅行で沖縄へ行くのに比べて、修学旅行の費用は2倍ほどになりますので、世間様からの誤解も出てくるのでしょう。200人以上の人間が安全に間違いなく団体旅行をする。中学生となればまだまだ十分に自己管理のできないのが大半です。突発的なことに備えることでコストが上がります。3年生の今の時期に行くのに、旅館その他は1年生の夏に押さえておかないといけません。面倒なことばかり多くて、その割には喜ばれないので、修学旅行なんて廃止してしまえばいいのに、と正直思います。

 沖縄への修学旅行、やはり平和学習がメインです。先の大戦で激戦地であった本島南部、その戦跡を巡るのが定番のコース。そこに、マリン体験だとか、国際通りの散策といった一般の旅行でもできるような部分も組み込んで、楽しい思い出作りにも配慮するわけです。
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 第1日目の夜なんて、本当に寝る生徒はいるのかと思うほどの状況。夜明け近くまで、部屋を抜け出そうとする生徒とそれを阻止しようとする教師との死闘が続きます。翌日の移動中に寝てるだけならいいのですが、それで体調を崩す生徒もけっこう出るので、気合いを入れて鬼のような顔して怒鳴り散らしつつ生徒を寝させる努力を続けます。

 最近は教師も高齢化しておりますので、徹夜なんかすると持ちません。そこで、早い時間から寝て丑三つ時に起きるチームと、丑三つ時までがんばってそこから朝まで寝るチームに分かれて戦うのです。まぁ沖縄の宿舎はリゾートホテルですから、恒例の枕投げはあまり見られません。部屋にいる3、4人で投げ合っても盛り上がりませんからね。

 本日は、最悪の場合自動アップするようにしておいた原稿に手を入れての更新です。ちなみに、空港なんて素通りですから売店なんか覗く暇もなし。萬年筆から完全に離れた1日でありました。明日は美ら海水族館を見学して伊江島に渡り、生徒を民家に預けます。これまで経験したことのないような楽園になりそうであります。
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2009年5月24日 (日)

前日は寝られない

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 日曜日の昼下がり。気持ちよさそうに眠る「くま(仮名)」さん。自分で毛布を整形して枕にして寝るのが笑えます。飼い主はばたばたしながらろくに準備もできず、明日は4時起きだというのに、まだこんな駄文を・・・。こいつをアップしたら荷造りです。通信環境を持ち込まなければいけないのが大変。目的地の沖縄、まだまだ通信環境が未整備のところが多いので、さまざまな状況に対応できるようにしていく必要があります。

 学校のWebページは随時更新。ここ数年、意識して続けていることです。修学旅行中、1日に数回、状況を写真とともにアップします。たとえばひめゆりの塔で黙祷を捧げている生徒をパチリ。彼らが資料館内を見学している間に、ベンチに座って画像を編集、文章を書いてポンとアップいたします。

 そういうことで、今日は体力温存と準備のためにもう寝ます。昼間何してたんだといわれると、それはですね、コンパクトで何でも撮れるカメラを探しておりました。RICHOのR3があったはずなのにどこにも見あたらない。GX100はさすがに望遠が弱すぎる。仕方なく中古品を探しに出て、いいのを見つけてきました。こいつをお供に沖縄へ行ってきます。
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2009年5月23日 (土)

金のかす

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 おやつをもらってうれしそうな「ちち(仮名)」さんです。お見苦しいところすみません。換毛期ですので、掃除機で吸っても吸ってもこの通り。きれいにして掃除機をしまい、振り返ると毛が落ちている、という状態。ブラッシングしてやろうにもブラシをおもちゃと勘違いして遊ぼうとするのでなかなかうまくいきません。まだまだ躾が大変です。

 普段持ち歩いているレタロン、なぜか先日来、金色の粉が出るようになりました。これがホンモノの金の粉であればけっこうな話ですが、どうもただの滓っぽい。これはきっとイヤなことになると思っておりましたが・・・・・。

 それでなくてもPCあるいはルータの調子が悪く、サーバとうまく通信できないことがあるので、当Blogのアップも遅れてしまうことがしばしば。時間を取って再インストールするなどの対策が必要になりそうですが、その前にこのペンです。
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 外れてしまいました。ねじ込み式なので弛んだだけかと思いましたが、一応ねじ込んだらはずれはしないもののユルユルです。これはいけません。いずれ尻軸の端っこを落としてしまうことになるでしょう。

 このペンから金色のクズが出ていたということは、どこかにそんな色の樹脂が使われていてそれが削れてカスが出ていたのでしょうか。この部分が取り外せることに意味がないのであれば、接着剤などで固定すればすみそうな話です。

 ただ萬年筆というもの、意外なところに変な仕掛けがあったり意味があったりするものですから、素人考えで何かするのはいけません。達人の皆さんが集まる会合にでも持ちこんでご意見を伺ってみたいと思っております。そうなると、出てきた金色のカスをとっておけばよかったなぁ、と今さらながら反省しております。

 どちらも銀軸のレタロンですが、こうして並べてみると微妙に色が違いますね。というより、濃い方のは金色の軸だと思い込んでいて、今回端っこの取れた方を見て「おっ、銀色!」と手に入れ、並べてみたら同じ色だった、というお粗末。ここは早急に、しっかりしたケースにディスプレイするなり整理するなりしないといけませんね。
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2009年5月22日 (金)

出るか、出られるか

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 ぐぅ~っと伸び上がって、飼い主の手の臭いをかぐ「ちち(仮名)」さん。この直前、お菓子をつまんでいたのがバレました。犬の嗅覚はすごいものですね。こうしてみると、おとなしくて賢いワンちゃんに見えます。

 人の流れなんかを考えると、三重県は中京圏になりますから、近畿地方で新型インフルエンザ感染者が確認されたのは兵庫、大阪、滋賀、京都ときて、奈良と和歌山だけが確認なし、という状況。感染者はいても、発症して確認された人がいない、ということなのかもしれませんし、それぐらいですむなら当人にとっても周囲にとっても喜ばしいことです。

 大阪がくしゃみをすれば風邪をひく奈良県ですので、いつ出るかと思いつつ日々過ごしている状態。今日は金曜日で、学校の1週間が終わりましたが、休日や夜中に「確認されました」となればそのあとが大変ですね。
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 まずは家庭への連絡。これだけ通信手段が発達した現代ですが、クラスの生徒全員に連絡を取るのは意外と難しいものです。さらには休業中の生活や学習についての指導も必須。このような感染性の病気が前提ですと、家庭訪問をするという手が使えませんのでさらに難儀です。

 修学旅行の集合場所である新大阪駅で解散した学校があったとニュースで報じられていましたが、月曜からの修学旅行、ここまで来たら何とか出発したいものです。感染者確認という報告が出ると修学旅行に出られない、ということですので、今は出ないで頂戴と祈るばかりです。

 すでに沖縄への修学旅行を終えた学校に聞いてみると、やはり「すいている」のだそうです。宿泊予定のホテルに同宿予定のよその学校がキャンセルして貸し切り状態であったとか、そういった話が多いですね。沖縄への修学旅行で問題になるのは雨ですが、もし降った場合でも、すいておれば別のプログラムに切り替えることも容易になります。

 さて、出るのでしょうか、出られるのでしょうか。修学旅行担当者の卓見で早めに手配したため、空港を通過するときに使用する(高価な)マスクなどもばっちり用意出来ております。やるべきことはやりましたので、この上はぜひ、生徒達を沖縄へ行かせてやってください、と祈る週末です。
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 今日までリアル店舗を臨時休業されていた分度器ドットコムさんで手に入れたブルンネンのゴースト消しゴム。手触りからすると、今どき普通のプラスチック字消しではなく消しゴムのようです。こいつを鉛筆のお尻につけると、何とも楽しい雰囲気になってよいのですが、ひとつだけ致命的な欠点があるのです。消しゴムそのものが重たすぎて、とてもじゃないけど字が書けません。まるで萬年筆であるかのごとく寝かせて持ち、その上で親指の付け根あたりにゴースト君を乗せる、という書き方推奨ですが、鉛筆でその書き方はさすがに辛いです。ここはやはり、先日紹介の10B鉛筆あたりとの組み合わせを試してみる価値がありそうです。

2009年5月21日 (木)

私にはぁ~?

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 ケージの外に散らばった餌を一心不乱に食べる「くま(仮名)」さん。もともとは「ちち(仮名)」さんの餌鉢に入っていたものです。ケージの縁に手をかけてジャンプするうち、餌鉢の縁に着地してしまって中身が散乱。拾い集めるのも面倒なので、雑巾を用意してから「くま(仮名)」さんをケージの外へ出しますと、一目散に走ってきて食べ尽くしてくれるのです。あとは、雑巾で床を拭き上げれば完了。彼女たちはお互いに相手の餌が気になるようで、自分のものは食べ残していても相手の餌を欲しがります。

 各方面で新型インフルエンザ感染者確認のニュースが続いておりますが、私の住んでいる県は無風状態です。交通機関もそこそこ発達しておりますし、そもそも県の性格として大都市のベッドタウン的なところがありますから、確実に感染者はいそうなものですが、現在まで1人も確認されておりません。
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 兵庫県はとんでもないことになった、というので、慎重にならざるを得ないところもあるのでしょう。感染者がいては具合が悪いと考えている偉い人がいるのかもしれません。実際、季節性のものと同じだから大丈夫、というのが現在の雰囲気ですが、大丈夫かなぁという気もします。必要以上に警戒するのもアレですが、ウィルスには変異がつきものですから、楽観しすぎるのも良くないように思います。

 月曜と火曜は犬なし更新。月曜に渦中の神戸空港から沖縄へ向かう予定になっております。空港を通過するため、生徒の数だけのマスクを用意しての出発です。念のためにと早めに用意しておいて大正解でした。すでに梅雨入りしたと見られる沖縄からの更新、通信手段が機能するかどうかが心配です・・・。
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 他業種の人からは、修学旅行の引率で沖縄へ行けるなんてうらやましいなぁ、などとよく言われます。そんなにうらやましいのなら代わってあげますよ、と返すのですが、代わってもらって嬉しい人はまずいないと思います。出発の空港あたりで後悔するのではないでしょうか。

 基本的に、生徒を連れて行って帰ってくるだけ、という旅行です。2日間ほぼ不眠不休。運が悪いと食事を摂ることすらままならない、というのが実態です。若い頃はそうでもなかったのですが、年齢とともに夜が辛くなってきました。生徒は若いので夜明け近くまで起きていて、隙あらば部屋から出て行こうとします。実際、ベランダ伝いに隣の部屋へ行こうとして墜落死、なんてことを防ぐために、ホテルの廊下とホテルの外、両方から見張ります。夜中の2時3時にホテルの客室を外から眺めているオッサンって、不審者以外の何者でもありませんが、幸いにして通報されたことはありません。
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 さて、旅行に行くと買って帰るのがお土産です。土去年の温泉に行った人にもらった(らしい)お土産の萬年筆。正確な来歴は不明です。何で万年筆に顔が描いてあって帽子までかぶってるのかよくわかりませんが、萬年筆が温泉地のお土産として存在していたということですね。いまでもご当地ボールペンなんかがありますが、そのノリなのでしょう。収納時は全長8.5センチ、キャップをポストした状態で10センチほど。とても小さな萬年筆です。

 今年はどんなドラマ(悲惨な出来事)が待っているのでしょうか。その日が近づくにつれ、わくわくどきどきの生徒たちと、日ごとに表情が暗くなっていく先生たち。とってもおもしろい対比です。
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2009年5月20日 (水)

すらほもちまにみらくに

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 じっと見つめている「くま(仮名)」さん。音声は写らないのでわかりませんが、このショットの前後、体を揺すってワンワンきゃんきゃんと叫んでいるところです。ひとしきり遊んでもらうと納得して静かに寝るあたり、4歳のお姉さんらしいところです。いっぽう、「ちち(仮名)」さんの方は倍以上やかましく泣き叫んで歓心をひこうとします。近所迷惑になりかねないので、早く大人になって欲しいところです。

 職場の共用PCが3台しか無くて混み合うので、5000円で落札したPCを追加。これで作業の能率が上がるかと思ったらのですが、電源スイッチはどこだとか印刷は出来るのかとか、USBフラッシュメモリはどこに挿すのだとか、そういう質問が増えました。
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 私の席のすぐ横が共用PCスペースになっているので、質問されるのも仕方ないのですが、どういう訳か世間にはEXCELやWORDしか使わない人が圧倒的に多く、しかもそういう人たちは、WORDとEXCEL、それにPOWERPOINTを使うことがPCを使うことである、と思っている節があります。

 いつもPCとにらめっこしているつきみそうならWORDとEXCELできるはず、と質問されるのですが、私はEXCELやWORDは使わない主義(実は使い方知りません)なので、何も答えられません。それを私の意地悪と受け止められたらどうしよう、などといらぬ気苦労をした挙げ句、分厚い逆引き解説書なんぞを購入して机の近くに常備している始末です。

 わかることなら惜しみなくお教えしますし、むしろ自分が代わって処理してしまうことも少なくないのですが、そんな中、先日のWAGNER関西大会の2次会で親方から伺った話が強く印象に残りました。曰く、自分が出来ることでもあえて出来ないふりをする。それが人を育てるためには大切なこともあるのだ、と。日々、その反対に人を堕落させるようなことばかりしている私は、おおいに反省自戒したのでしたが、ことWORDやEXCELについては、存分に周りの人を育てているなぁ、と少しばかり気が楽になりました。
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 絶え間なく寄せられる質問の内、一番難儀なのが「かな入力になってるけど、どうやったらローマ字入力できるの?」というもの。職場でかな入力をする人は2~3名。ほとんど絶滅危惧種ですが、この人達はかな入力に切り替える方法だけ知っていて、ローマ字入力に戻す方法を知らないのです。ATOKとMS-IMEが混在していることも話をややこしくしております。

 いつも大騒ぎして、出来そうな人に片っ端から尋ねてまわって、いつ、どこをどうしたかもわからないうちに何となく解決している、というのが常で、ながいことPCいじくっていますが、未だにマスターできていない。グリコのおっさん、お手上げ状態なのです。
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 共用PCが混雑していると、私の机上のPC(私物)を使う人が出てきます。他人にPCを使われるとなぜか調子が落ちるので、少しでも敷居を高くしようと英語キーボードをつないであるのですが、先日はこれをかな入力モードに切り替えられてしまって往生しました。最後はキーボードドライバ周りがおかしくなって、結局再インストールを強いられる有様。専用のボタンがあって、それで切替が出来るようなキーボードとドライバ、誰か作ってくれないものでしょうか。

 写真は一時期いちびって使っていたキーボード。キートップには文字ではなく奇っ怪な絵が描かれております。Mac用のものをUSBだからいいだろうとWindowsで使っておりました。これだとさすがに「ひく」ようで、誰にも自分のPCを触られることがなくて良かったのですが、メカニカルキーボードですので打鍵音がすさまじく、結局おくらいりとなってしまった可哀想なキーボードです。
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 今日のタイトルは一体何だ!って、また誰か、かな入力に変えたみたいですね・・・・・って、知らずにKANAキーを押してしまったようです。

2009年5月19日 (火)

まるいもの偏愛

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 耳を収納して飼い主の帰宅を喜ぶ「ちち(仮名)」さん。耳を寝かせて、まん丸な頭になっているのが可愛らしくて好きです。普通の人なら「真夜中」とよぶ時間帯。ここから新聞配達のバイクの音を聞くまでが飼い主の時間。ネットサーフィン(懐かしい響き!)をしたり、やり残した仕事を片付けたり、文字通り部屋の片付けに励んだり。ちょっと疲れたなと時計を見て「こりゃいかん」と慌てて布団に潜り込む、そんな乱れた(!)生活を送っております。

 前々から買い置きしてあった冷凍うどんをそろそろ食べなければいけないということで、誰もいない台所で調理(単に火にかけただけ)して食べました。実は私、関西人ですが蕎麦が大好きで、うどんはできたら食べたくない、という人。やる気なさそうにすすっておりましたら、自慢のトースターにおつゆがピチャッと。思わずティッシュで拭き拭き。
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 アメリカ、サンビーム社製のクラシックトースターです。カタログモデルとして売られていた中ではおそらく最晩年のものではないかと思います。同じシリーズのもっと古い、おそらくは50年代製のものを使っていたのですが、ある日突然オブジェと化してしまったのに懲りて、できる限り新しいものを、と捜しまくって手に入れたものです。プラグを見てもわかるように、代理店が日本仕様にして販売していたものです。

 これの弱点は、かつて関西ならびに岡山地区限定といわれた5枚切り食パンが焼けないことです。絶対に無理というわけでもありませんが、5枚切りの食パンを焼いた場合、このトースターの最大の美点が損なわれてしまうのです。
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 ONE SLICEの文字。1枚だけ焼く場合には、2つあるうちのこちらのスロットに入れてね、という表示です。2枚焼く場合も、まず最初にこちら側にパンを入れます。

 パンの重みでスイッチが入り、ジーッという音ともに電熱線が赤熱しはじめます。そして、まるで舞台の奈落が下がるかのごとく、すぅ~っとパンが沈んでいくのです。この間、耳に届くのは電熱線のジーッという音だけです。やがてパンが焼き上がると、カチッとスイッチが切れて電熱線から発せられていた音が途絶え、するするとパンがせり上がってくるのです。
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 いらち(短気、せっかち)な私などは、表面だけを軽く焼いたパンが好きなこともあって、パンが沈んでいってまもなく、仕上がり調整レバーをOFFの位置にしてしまいます。そんなにせかせかしている割には、厳かに食パン様がせり上がってくる様子をじっと見守っているのです。

 私の知る限り、このようにパンを出し入れするためのレバーがないトースターはこれだけです。サンビーム社が倒産してから干支が一回り。クルマや冷蔵庫なんかでも、こんなころんとした、豊かな丸みを持ったものがいっぱいあった、古き良きアメリカ。あまりおいしそうではない焼ベーコンと一緒に、こいつで焼いたパンを食べる。絵になるアメリカン・ブレィクファストですね。
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2009年5月18日 (月)

重み

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 痛くないのかなぁ、というほどケージに食い込んでいる「くま(仮名)」さん。人間だとすぐにカタがついてしまいそうですが、この子は平気です。大昔に飼っていた雑種犬が巨大な土佐犬に首を噛まれて「あぁ」とあきらめたときも無傷でしたから、こういった二重毛の犬種、毛がクッションの働きをするので、体の重みも平気なのでしょう。

 昨日は飛び込みでレアロのお話をしましたので、今日は元町ペントレでの戦利品のお話。なんでしょう、と話を振ったのがこれでした。
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 これは何なのかといえば、当然「キャップ」です。問題は何のキャップなのか、というところです。材質は指でつまむと変形するほど柔らかな樹脂です。

 このキャップ、内尾をのぞいてみるとこんな風になっております。ピントが他へいってしまいましたが、キャップの内側に何かあります。内側に向かって出ている突起ですが、これが重要なのです。
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 萬年筆を買われるお客さんがこれを目にすることはほとんど無かったそうです。お店まで萬年筆を輸送するときに保護するためにかぶせておくキャップだからで、ほとんどはそのまま捨てられてしまったため、現存しているものは少ないということです。これだけでも変なもの好きの血が騒ぐのですが、そこに関西人の血も騒がせる要素も入ってくるので大笑いなのです。
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 ずばりこれは、キャップレスのキャップです。おちょくってんのかっ!ってところがいいですね。これがついているのは、いわゆる自重式のキャップレスで、輸送中の振動でペン先が露出して傷むのを防ぐために装着されていたものなのだそうです。

 穴を下に向けてクリップの部分をスライドさせると、インサート自身がその重みで下がり、ペン先が出てきます。収納するときは穴を上に向けてクリップをスライドさせます。
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 これを持って六甲アイランドに行き、重度感染者の鞄屋さんに「これ、普通の人でないとペン先が出てこないペンなのです。」といいながら手渡します。ご本人は「おれ萬年筆興味ないモン」が口癖ですので、「そりゃ出るでしょぉ」とチャレンジするもペンは沈黙したまま。それを見ながら「ほぅれ、萬年筆菌体中に廻ってますよ」とひやかしておりました。

 これをお譲りくださったNさんが、「え、知らない?」と言いながら操作法を教えてくださったことにヒントを得てのいたずらでありました。キャップレスだけでも奥の深い世界ですが、キャップまで存在したとは、恐るべし・・・・・です。
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2009年5月17日 (日)

お嫁に出す

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 昨年10月に携帯電話で撮影された「ちち(仮名)」さん。言い古された表現ですが、まさしくぬいぐるみのようです。思えばこの頃から、きゃんきゃんとよく鳴く子でした。夜、家族がみんな寝てしまうと寂しいといって鳴くのです。そのくせケージの外に出ると「くま(仮名)」さんの脇腹に噛みついて引きずられていく、というやんちゃっぷりでした。本当の娘ならいずれお嫁に出すわけですが、この子達は最後まで我が家で暮らすはずです。

 「ちち(仮名)」さんがうちに来た日のエントリーで登場したのが、セーラーの95周年記念萬年筆、レアロです。このペンをもらい受けたい、などと言ってくださる方が出ましたので、とりあえずお送りして状態を見ていただくことにしました。気に入っていただけるとそのまま戻ってこないので、その前に記念撮影です。
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 たいそうなボックスに収められております。これを見てまず「ん!?」となったら、萬年筆菌におかされているのかもしれません。レアロには甲州印伝のペンケースがついていて、それを目当てにレアロ買う人もいた・・・なんて噂を知っている人は、ボックスの中にケースがないのを見て焦ります。ちなみに普通の人はたいてい、「その金色のは何?」と聞くものです。「ただのプレート」と答えるとあきれたような表情になります。
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 大きく立派な体躯。吸入式であるから注意しなさい、という紙も入っております。これがもう少し149と違う姿であったなら、手元に置いておきたい気持ちになったのかもしれません。似ているのは憧れから来るものかもしれませんが、これは似すぎております。

 そして何より長刀研ぎのペン先。某社においては禁止されているともいわれるこの研ぎ、日本語が美しく書けるというのですが、それは達筆あるいはある程度の字が書ける人が使った場合でしょう。長刀研ぎというものが出始めた頃、長原師(もちろんお父様の方)が「アンタにはまだまだ長刀研ぎは早い」と誰かにおっしゃったという記事を読んだ記憶があって、そんな凄いものなら逆に試してみたい、とずっと思っておりました。プルマ・パラヴォリカに続いて2度目の敗退。長刀研ぎを手にすることはもうないでしょう。
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 で、お目当て(?)の甲州印伝のペンケースは、このようにペンの入っているトレーを持ち上げるとその姿を現します。がま口の口金に、ストラップなどを通すための本当に小さなカンがついていて、その部分までしっかりシェイプされたパッケージになっているところに、このペンに対する気合いの入れ方が感じ取れます。

 万年筆の売れ行きが好調とはいえ、なかなか大変な状態のセーラーが、この先、見事100周年記念の萬年筆を出すことができるのか。きっとまた長刀でしょうから、私には縁のないものですが、出るとすればどんなものが出てくるのか、大いに興味のあるところです。
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2009年5月16日 (土)

元町WAGNER

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 ご主人様帰ってきたけれど、インフルエンザ大丈夫かいな・・・と心配しているわけではなく、ただただ眠い「ちち(仮名)」さん。このあと、くたっと頭を下げて眠りに落ちました。

 珍しく早起きした土曜日、準備もそこそこにWAGNER関西地区大会の会場へ向かいます。電車に揺られている間にあれこれ考えて、神戸入りしてから予定を変更。まずは六甲アイランドのル・ボナーさんへ向かいます。

 神戸三宮と、いわゆる神戸市街からはやや南東にあたる六甲アイランドを結ぶのでサブローバス、という、安直きわまりないネーミングのバスに揺られること20分あまり。途中ヒマでしたので、神戸税関前にある日本一短い国道の案内標識をパチリ。
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 所用を済ませてWAGNER関西大会の会場に入ったのがお昼前。あの人も、この人も、まるで近所の寄り合いに来ているかのような雰囲気でそこにいらっしゃいます。ここは神戸、兵庫県庁のお隣なのです。

 三重県からは例によって珍品が1個師団ほども来ておりましたし、茅ヶ崎からはいつものように魅力的(危険)なペンの数々。某鞄屋さんが愛してやまないペンも、師匠のブースで新しいオーナーを待っておりました。私も惹かれましたが、ペン先Bということで、ぬらぬら病に感染すると危険なのでパス。細く長くかっちりと、というのが萬年筆との付き合い方であります(大嘘)。
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 あまり活躍しなかったネームカード。その上にちょこんと乗っているのが本日の戦利品であります。一瞬の差で私のものになりました。一体何なのだ、ということは明日にでもご紹介いたします。

 遠く湖国からの大量の差し入れなどもあって盛り上がった会合でしたが、17時にきっちり終わって夜の部へ。明日が第39回神戸まつりのメインフェスティバル(結局、中止となりました)ということもあるのか、会場近辺の居酒屋さんがどこも満タン。土曜日と思って油断しておりましたので、目当てのお店もいっぱいで断られ、ル・ボナー、pen and message.両店主おすすめの上海料理「愛園」さんで第2部を開催することになりました。

 しかし、神戸に来てこのお店をスルーしては・・・というわけで、あえて遠回りしてNAGASAWA Pen-Style Denへ。大量のコレクションとともに来られた皆さんには文字通りの「死の行進」を強いてしまいましたことをお詫び申し上げます。

 この節、体力を消耗するのは良くありませんので、今宵はこの辺で寝ることにします。号外が配られていた神戸。帰りの電車内は心なしかマスク着用者が多かったような印象。号外の裏面には、感染の疑いがあるときの対処法が詳しく書かれておりました。関係者の皆様、大変でしょうが頑張ってください、としか言えませんが、それにしても、どういう経路で感染したのでしょうか・・・・・。
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2009年5月15日 (金)

明日のために

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 何ともいえないお顔の「くま(仮名)」さん。丹下のおっさんが「打つべしっ!」って言っておるような、そんな感じでしょうか。触ると気持ちよさそうな肉球、あたりまえですが触ると大変いやがります。

 昭和47年の今日、沖縄の施政権が日本に戻りました。いわゆる「本土復帰の日」です。その沖縄への修学旅行に出かけますので、再来週の頭あたりから3日ほど、例によって沖縄から犬なし更新となります。現在の職場に赴任してから、何度も沖縄を訪ねておりますが、戦争の傷跡はもちろんのこと、映画「海燕ジョーの奇跡」のイメージそのままのところも多くあり、復帰からこれだけたっても本土との格差は埋まっていないのだなぁ、ということを実感させられます。
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 「沖縄返還協定」が衛星中継により調印されたのが昭和46年。その年に発売されたのが写真の萬年筆です。美しいステンレスのボディ、当時の国産萬年筆としては売れ筋であったであろうショートタイプ。PILOTミュー701です。
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 今見ても、なかなか美しいです。個人的にはパーカー50ファルコンの方が好みではありますが、扱いに関してはこちらの方が楽な感じがします。だいたいこの手のペンは、ペン先を抜く、ということができません。胴軸と一体なのであたりまえですが、修理とかどうやるんでしょうか。内側からペン芯を抜くんだろうなぁ、ぐらいのことしか考えられませんが、そうすると大きな穴が空くのでメンテナンスはしやすそうです。
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 こんなに硬いペンですので、筆のような、っていう感じでは書けません。私のように字の下手なものにとってはかえって好都合で、細字のペン先でしっかりと字を書くことができますので、フローさえ良ければOK、です。

 職場の同僚で、毛筆で字を書くのが抜群に上手な人がおりますが、その人に書かせると評価の低いペンです。昨日もボールペンを貸してくれと言われてほいっとジェットストリームを貸しましたら、目を丸くして喜んでおりました。文房具にはまったく興味がない、でも字が達者なら書き味はわかる、というところなのでしょう。
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 ファルコンは実用しておりますが、このミューは復刻版のミュー90の方を実用していますので、こいつはプライスタグがついたままで保管しております。変わらないとは思いつつ、オリジナルも書いてみたいなぁ、と安値で落とせないかオークションをのぞくのですが、終了間際に上がること上がること。明日のために、今日も打つべし、ってところでしょうか。
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2009年5月14日 (木)

寝てばっかり

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 最近は寝てばっかりの「くま(仮名)」さん。何でこんなに・・・と思いましたが、飼い主が彼女を見るのは朝と夜。朝は散歩から帰ったばかりで息が上がり、ドテッと寝ている。夜は文字通り夜だから寝ているというだけのことで、別に体調が悪いわけでもなさそうです。「ちち(仮名)」さんが換毛期を迎えているのに対して、なぜか彼女は冬毛のまま。少しずれているようです。

 時間がたっぷりあるのであとでゆっくり更新しよう、なんて考えていて、気がついたら夜も白々と明け始めて・・・・・なんてことがたまにあります。たまにあるのは時間の余裕だけで、だらしない生活で寝るべき時間に寝ない、気がついたら朝も近いということは良くあります。

 それが新聞配達のバイクが走る頃ならまだしも、近所の人がゴミを出しに行く頃だったりすると、先ほどまでの心地よい眠りとはうって変わって焦りまくり。さわやかな朝どころか、バタバタした喧噪と険悪な雰囲気の朝となるのです。
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 そんな朝、ふと目にとまると思わずにんまりしてしまうようなボールペンがこちら。ピンクのブタさんをあしらったもので、胴軸は布巻。ちょっとラメがかった布なので、このブタはヤンキーなのだろうか?と考えたりしてしまいます。

 手作り感あふれるブタさんは、ひとつずつ顔つきが違います。娘に1本やろうと言いましたら、じっとブタを見て「こっちが可愛い」と一方を選びました。片方のブタさんは少々目つきが悪いのだそうです。

 やっと更新できました。身支度をして出勤しなければ・・・・。
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2009年5月13日 (水)

基本が大切

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 長女が携帯電話のカメラでおさえたショット。ふだんはがさつなおちびさんである「ちち(仮名)」さんが、ゆったりと座って前脚を交差させている、そのおもしろさが出ております。我が家の犬たちは壁やクッションに半身をもたれかけさせてドテッと寝る、いわゆる「美輪さん」というスタイルを好みますが、このような「スフィンくま」スタイルで家族を見つめていることもよくあります。眠たいのか、目が細くなっております。

 携帯電話のおまけだと思っているカメラで、けっこういいショットが撮れるのには参ります。飼い主の携帯電話はM702iSという、今どきQRコードすら読めない少々変態な機種ですので、実用に足る写真が撮れる携帯電話に興味はありますが、携帯電話で写真を撮ったりメールのやりとりをしたりすることにはどうも違和感を感じてしまいます。

 私にとっては携帯ではなく携帯電話。「ケータイ」だの「写メ」だのといった言葉はどうも好きになれません。基本となる電話の機能が充実していることがまず第一なのです。噂のNerv携帯なんぞを手に入れたとしても、やはり通話に使うだけでしょう。
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 基本を大切にするならこれ、というわけで、PILOTのペン習字ペンです。メーカーのページには透明軸と黒軸の2種類が載っているだけなので、この白い軸のものは現行品ではないのかもしれません。
ペン習字ペン 製品ページ

 本体価格500円、ワンコインです。透明な筒状のパッケージで、売り場ではたいてい吊されて売られております。多少カリカリするのはやむを得ませんが、実にいい書き味です。ぬらぬらどばどばが好きな人には向かないかもしれませんが、形になった字を書くならゆっくりしっかりでないと、という私のような悪筆者にはぴったりのペンです。
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 キャップはネジ式。ドイツ各メーカーの学童用萬年筆と同様、首軸には親指と人差し指が落ち着くくぼみがあります。よっしゃ、字うまなるどぉ、と意気込んでお手本通りに練習をはじめて数分、気分はどんどん落ち込んでいくのです。10円玉ほどの大きさの文字を、このような極細のペンで書く。おぉきれい、と思える字が書ける人には、そもそもこのペンは必要ありません。

 pelikan_1931師匠が言われるように、萬年筆好きには字の不自由な人がけっこういて、しかも太字系を好む人が多いという事実は、このような場面で「うむ」と納得されるのです。基本的な線だけで字を書くと、弱点欠点がモロに見えてしまいますが、これが太字であれば、萬年筆を握った榊 莫山先生を気取ることもできるのです。

 萬年筆も携帯電話も基本が大切。諸々の付加価値に目を奪われていると本質を見失ってしまいそうですね。書く道具である萬年筆をたくさん集めて見て楽しむ、なんていうのも、本質を見失った結果なのでしょうか・・・・・。
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2009年5月12日 (火)

小・黒・短

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 ご想像の通りです。視線の先にあるおやつをじっと見る「くま(仮名)」さん。少女漫画の目になっております。このあと、がまんできずにケージの縁に前脚をかけて立ち上がったりすることもありますが、彼女にとってケージの縁は高すぎるらしく、短い時間しか立っていられません。

 お座りをすれば犬のくせに猫背ですし、最近はしっかり餌を食べるので少しメタボ気味。飼育主任を務める長男は散歩の時間を長くしたりおやつを与える家族を牽制したりと涙ぐましい努力をしておりますが、あまり効果が出ていないようです。

 毎日だらだらと書いていてもアレですので、今日からはできるだけ短くまとめるように努力をいたします。
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 昨日の予告通り、我が家のグラマー達です。マット調の軸を持つ2本が萬年筆ですが、残念ながらいずれもスチールのペン先を持つモデルです。京都駅前、文明商社のお母さんによれば、金リングのない黒一色の奴を「カラス」というのだそうです。最初に手に入れたグラマーがこれでした。昨日登場の派手な金リングのついたボールペンと同じ萬年筆があるなら欲しいなぁと思いますが、このグラマーにはどれほどのバリエーションがあるのでしょうか。
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 キャップをポストしたお姿。いつものことながら横着にも照明の下で撮っておりますので見づらいですが、軸の感じがどんなものか、だいたいおわかりいただけるかと思います。

 グラマーという名前に偽りなし、で、ボディはもとよりペン先もなかなかのグラマーぶり。萬年筆のペン先の形を強調した造形です。これはもう、チョロQの世界ですね。
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 肝心の書き味ですが、ごく普通の鉄ペン以上のものではありません。ヨーロッパタイプのカートリッヂを使いますので、ついモンテヴェルデのコンヴァータを挿してみたくなります。ペン芯にささる部分の長さがカートリッヂと微妙に違うせいか、しっかり固定されませんし、何よりインクを吸入した状態では胴軸がつけられません。グラマーでさまざまな色を楽しむなら、同じモンテヴェルデのアーティスタキットとか、萬年筆型容器に入ったインクカートリッヂなどを買ってきてとっかえひっかえ、ということになります。まさか、空きカートリッヂに注射器でインクを入れて・・・・・なんてことは・・・・・する人もいるかもしれませんね。
どーむ さん
分度器ドットコム さん
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2009年5月11日 (月)

似ているけれど

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 土曜日から続く2頭の写真、一応今日が千秋楽です。ケージの外の「くま(仮名)」さんに挑みかかる姿勢の「ちち(仮名)」さんと、余裕というよりどうしていいのかわからない「くま(仮名)」さんの対比。時折、両者ともに唸りながら走り回るも、お互い柵を隔てているのでどうすることもできない、でも遊びたいし、ちょっと怖い、てなところです。

 対照的なように見えて、結局2頭とも似たもの同士。しっとりと落ち着いたレディである「くま(仮名)」さんと、血気盛んな「ちち(仮名)」さん。でも、新しい散歩ルートに出ると飼い主の後ろに隠れてしまうところや、肝心なところで気が弱いところなど、やはり犬は飼い主に似るものなのだと実感させられます。
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 こうして並べてみると、実に似ております。ご存じPLATINUMのグラマーと#3776です。特徴的なギャザード軸の樹脂が艶やかなところ、派手な金のリングがそこここに巻かれているところなど、まさに親子のようです。

 が、しかし、この2本は親子ではありません。ハトからカモが生まれないのと同じで、萬年筆とボールペンの親子というのはあり得ないのです。手元に数本のグラマーがありますが、#3776に一番よく似ているのがこのボールペンというのも皮肉な話です。
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 実に堂々としたペン先。書き味はプラチナらしく硬くしまった、それでいてカリカリしない滑らかなものです。私の周りには「プラチナは硬いから嫌い」などという人が両手で数えるほどおりますが、そういう人たちにメーカー名を告げずに書かせてみると異口同音に「いいなぁこれ、モンブラン?ペリカン?」などといいます。舶来の萬年筆はすごい、という神話にとらわれているのでしょう。

 実際、ペリカンの現行品は硬いペン先を持つものが多数派です。柔らかくて気持ちいい、と萬年筆に慣れた人が言うのでM1000を買っては見たがコントロールできずにオークション出品、なんていうのもよく見かけます。(そのおかげで3万円程度でM1000が手に入るのですが・・・・・あ、これはM1000欲しい上級者の陰謀なのかも!)

 新品で買った初めてのペリカン、M640サハラのペン先は、pen and message.で入念に調整してもらってもチョークで黒板に字を書くような感触でしたが、今では快適と感じる書き味です。書き味というのはペンだけによるものではなく、書き手の扱い方や感じ方による部分が大きいということなのでしょう。

 萬年筆とボールペンという違いはありますが、キャップをポストして並べてみてまたびっくり。リングの位置がぴったりと合っております。偶然なのか、グラマーの設計者が意図したものか。#3776を縮めたような外観の・・・・・と紹介されることの多いグラマーですが、こうしてみるとやはりよく似ております。

 調子に乗って、明日はグラマーの萬年筆を引っ張り出してみようと思っております。
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2009年5月10日 (日)

手が出ない

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 写真は昨日の続き。ケージの外を自由に歩き回る「くま(仮名)」さんに吠えながら手を出す「ちち(仮名)」さん。この子は本当によく手を出します。家族の誰かが帰宅して居間に入ると、耳を収納したまん丸な頭で喜びを表現しつつ、さかんに手招きをします。生後9ヶ月ですが、すでに4歳の「くま(仮名)」さんより大きな図体と態度。末恐ろしい・・・。Rimg0790

 本日終了となるいくつかのオークションに入札しておりましたが、今宵は全敗。売り手にすれば日曜夜の終了を狙うのは定石中の定石ですから、安く終わるはずもないのですが、こいつはいけそう、という無風状態のものまで、つい今し方、これを打っていいる最中にさらわれてしまいました。終わってから更新にかかれば良かったと慢心を戒めつつ、出費が抑えられたことに感謝、であります。

 物事は何でも楽観的に良い方に考えないと、私のような神経質な人間はすぐに鬱になってしまうことでしょう。うちの業界はまじめな人が多いせいでしょうか、心を病んで仕事に出てこられなくなる人が急増中です。生徒や保護者の皆さんたち、学校を取り巻く地域の人たちとうまく接していけなかったことがきっかけになることが多いようです。私はええ加減な八方美人タイプですからトラブルにならないし、仕事もしんどくなるとすぐにやめて寝てしまうので、鬱になったり過労死したりする心配は皆無というのが唯一自慢できるところです。

 先ほどから右側に出ております筆鉛筆。硬度10Bという変態(失礼)ぶりからか、萬年筆愛好家の間でも広く知られております。これを埼玉県まで行って買ってきた、という話ではなく(実は神戸のル・ボナーさんでいただきました)、硬筆習字がさかんな埼玉県だからこそこの鉛筆が生まれ、売られているということ。ここが大事だと思います。

 職場の共用PCがセレロン2.4Gにメモリも少なめのXPで、動きが鈍いのは仕方がありませんが、40人の職員に3台しかないのが大問題。空いていることも珍しいほど。緊縮財政で一切の新規購入は不可ですが、私物のPC持ち込みはできればやめてもらいたい、なんていう禅問答みたいな状況で、文書1枚作成するにも順番待ちになっております。県内に松下もシャープも工場あるのに・・・県仕様のPCなんてできないもんでしょうか。安いのでいいですから。

 オークションを見ていますと、ペンティアム4の最後あたりのマシンでそろそろ液晶込み数千円、という出品が増えてきています。特にHDDなしでメモリがそこそこ乗っているのを見つけると即入札したいところですが、何せお金の出所がないので、職場に寄贈するつもりでもなければ手が出せません。何とか良い手はないかと思案するばかりです。

 文句ばっかりブーブー言ったので、最後にブタさんの電卓を。同じシリーズに黒猫と蛙がありますが、やはりブタでしょう。形がブタになっているだけだと思っていたのですが、何と液晶表示が・・・場所ごとにセグメントのサイズが違うので、桁によって数字の大きさが違うのですね。細かいところに特徴出してますね。
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2009年5月 9日 (土)

指示待ち

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 この時期、ケージの外に出られない「ちち(仮名)」さんを尻目に、悠然と歩き回る「くま(仮名)」さん。この直前まで、「ちち(仮名)」さんの餌鉢に残ったフードをじぃ~っと見つめていて、それを「ちち(仮名)」さんに睨みつけられた、その視線を感じてふと顔を上げた、というところです。そこで「ちち(仮名)」さん、餌鉢をガードするかのように立って「あんた、なにじっと見てんのよっ!」と「くま(仮名)」さんを威嚇、という場面です。Hptimage_3

 今日は黒板の日だとか。明治時代アメリカから黒板が輸入されたのがこの時期(って何ともおおざっぱな)だったというのと、5月9日の語呂合わせからこの日となり、21世紀最初の年から実施されているそうです。晩ご飯を食べたイタリア料理店の黒板がやけにきれいだったのを思い出しました。

 5月(May)の9日なのでメイクの日、でもあるそうです。いつもおしろいをはたかれて毎日頑張っている黒板とメイクとが同じ日に記念日を迎えるというのも何かの縁でしょうか。白いものついでに、今日はアイスクリームの日。東京アイスクリーム協会が昭和40年から実施しているとか。アイスクリームが恋しい季節になりましたね。

 授業の中で、生徒達は黒板に書かれたこと、いわゆる「板書(ばんしょ)」をノートに写し取ります。通常の内容は白チョークで、目立たせたい部分や重要事項は色チョークで・・・なんていうのはごくごくあたりまえのことなのですが・・・・・。
  1.先生、それ、写しますか?
  2.オレンジ色のペンは持っていません!
  3.全部写すんですか?
  4.テストに出ますか?
  5.ノート提出ありますか?
 実にさまざまな質問が出ます。4月、第1回目の授業で話してあることばかりです。ノートのどこそこに、この内容をこんな風に書いておきなさい、と微に入り細にわたって指示しておいて、後日ノートを提出させ、指示通りに書いていなければ減点する、そういう教師がいることも生徒達に前述のような質問をさせる原因のひとつでしょう。

 私はC調教員なので、「必要と思うことを見やすいように書いておきなさい」ぐらいのことしか言いません。ただし数学の場合には「ノートをけちらず、途中の計算式もちゃんと書きなさい」ぐらいのことは言います。すると今度は、ルート8はいきなり2ルート2と書いていいんですか? 2とルート2との間に「かける」の記号入れて書いてから次の行に2ルート2と書きますか?・・・・・果てしない戦いです。

 生徒達に責任はないのでしょう。私たちの育て方に問題があったのだと思います。指示待ちと自主的な動き、指示を守ることと勝手な判断、この兼ね合いはとても難しいものです。
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 そんな現場の様子を反映した指示棒があります。パッケージ(台紙)の裏面にこのような3コマ漫画まで書かれているその指示棒、商品名もこれ以外にないだろうと言うぐらいの直球勝負です。

 このふざけた漫画のすぐ下には、「ボールペンは、機能上、尖っていますので危険です。」なんていう使用上の注意事項。これは教育現場で使うものではなく、パーティーなどでのおふざけ盛り上げグッズでしょうから、先端が尖っているのはおおいなる脅威ですね。

 買っては見たものの、これを教室に持ち込む度胸がありません。面白いのはいいのですが、実物を連想して気分が悪くなる生徒が出てくる可能性が多分にあるからです。教室でこんなひどいことをした先生、なんて新聞などに取り上げられてしまうのは、悪い人というよりはちょっとした想像力に欠ける人なのです。

 私の場合、教室に持ち込む前にちょっと考えて気づいたのが幸いでした。当の指示棒は活躍の機会を与えられず不満そうですが、勝手に動くわけにも行かず、まさしく指示待ち・・・・・になっております。
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2009年5月 8日 (金)

世界赤十字デー

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 餌鉢を枕に、いや餌鉢に頭がはまりこんだ状態で熟睡する「くま(仮名)」さん。けっこう具合がいいようで、よくこんな姿で寝ております。一時期「猫鍋」なんてのが流行りましたが、猫には興味が薄いので文字面だけ見て「まずそう」「食えるのか」などと感じていたお馬鹿な昔を思い出しました。

 猫といえば、犬には噛まれたことがない(甘噛みをのぞく)私ですが、自宅前ではねられた子猫がガレージのクルマの下に潜り込んだのを引っ張り出そうと手を伸ばして思いっきり噛まれた経験があります。そのとき「おぉ、猫も噛むんや!」と、まともな大人とは思えないアホな感想を持ってしまったことを今も恥じております。Rimg0748_2

 さて、アホな私ですが少しはまともな話題。今日は世界赤十字デーです。創設者アンリ・デュナンの誕生日ということでこの日が選ばれました。猫が噛むということも知らなかった私ですが、日本赤十字社の銀色特別社員だったことがあるのです。

 当時は1万円ほど社費を納めると銀色特別社員という称号が贈呈されたのです。同時にいただいたのが木製の門標。小振りな表札という感じのモノで、しっかりと名前が書かれております。現在は単に特別社員という称号に整理されておりますので、その意味ではレアもの、ヴィンテージものです。

 では何ゆえ赤十字社に社費を納めたのかといいますと、自治会の役員として社費を募集していたのに集まりが悪く、それならばと自分が納めた金額がたまたま規定に乗ったということ。こんなものがいただけるのなら、もう少し奮発して金色特別社員になっておけば良かった、などと不謹慎な思いをもった記憶があります。
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 さて、赤十字の日ということで赤い萬年筆、昨年ちょいと出ただけのモンブラン34です。

 実に平凡。趣味の対象なんてあり得ない、実用以外はお断りです、と言いたげな風情。赤い軸なのでまだしも、これで黒かったらすぐにお嫁に出してしまいます。実際、黒軸の32も引き出しの中に潜んでおりましたが、意識してのぞいてみるまでそれと気がつきませんでした。

 しかしこのペン、実に書き味がよろしいのです。モンブランの2桁系は好き嫌いがはっきり出るようですが、この個体の書き味は自分に合っているように思います。実にしっとりとした(カリカリしない)極細字なのも寄与しているのでしょう。
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 仕事のお供に最適なのでしょうが、例の白星のご威光か「お、モンブラン」と萬年筆なんぞ使ったこともないという人にまで言われてうっとうしいので、モンブランとパーカーは背広に挿しておりません。

 こいつは家に置いて、子どもが学校に提出する書類、それも更紙に印刷されたものなんかに書くのに最適です。フローが絞られているので結果としてにじみにくいのです。

 今回、撮影のために出してきて書いてみると実によろしい。前言翻して、しばらくはこいつを背広に挿して出勤しようかと思っております。でも書き味だけなら、プラチナあたりでもかまわないような気もしますし、何より、実に美しく焼けたペン先、こいつを紛失したら泣きそうです・・・・・。
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2009年5月 7日 (木)

粉もんの日

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 昨日と連続したショット。柴犬って耳の中にも毛が生えているんですね、といわれてそうなのかと変に感心。耳の中がよく見えるこの1枚。なるほど、毛が生えておりますね。本人(犬)は気にしていないのでしょうが、この子、実はブルドッグ風な顔立ちです。そう、お口を一杯に開けたときにはわかりませんが、実はほっぺたがたるんでいるのです。この角度だとよくわかりますね。

965ac61ffe34bb93333855dca6928733_2 さて今日は、「粉もんの日」です。たこ焼きやお好み焼きに代表される小麦粉を使った食べ物の日、単に5月7日の語呂合わせですね。我が家は生粋の関西人家族なので、粉もん大好きですし、関西人の家庭には必ずあるといわれる例のものもしっかり備え付けております。

 粉を溶いて準備完了。さぁ焼くぞ、というところで「タコは?」と尋ねる長女。涼しい顔で「あらへん」と答える妻。どないすんねん!の大合唱に対しても「ちくわでも切って入れといたらええねん」と受け流す。実際、目の前のカゴにはさいころに切られたちくわが盛られております。200pxtamagoyaki

 「ちくわってあんた、歯ごたえないやんか」「ほな、こんにゃくでも入れよか?」「いや、そうやなしに・・・・・もうぅええわ」と、向かうところ敵なし、振り込め詐欺に引っかからない率が断然高いという関西のおばはん、余裕の勝利であります。たこ焼きはこのように、食べることより焼くことを楽しむという部分も多分にあるのです。

 5年ほど前、モロッコが禁漁措置をとったためタコが値上がりしましたが、国内でタコというと明石。明石には玉子焼きと呼ばれる食べ物が存在します。具はタコのみ、ソースなどはつけずにだし汁にくぐらせて食べるもので、明石以外の人は明石焼きと呼びます。たこ焼きの元祖だともいわれますが、私はこの両者、文化的に違う、ぐらいに思っております。

 タコが良く捕れる明石海峡ごしに見ると、淡路島がとっても近くに見えますが、潮の流れが速いので相当に泳ぎの達者な人でも渡ることは難しいそうです。明石海峡大橋は通行料が高いので、密かに人気なのが「たこフェリー」。これに乗ったときに買ってきたのがこの蛸壺です。
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 もともとは中にお弁当が入って売られております。おいしい蛸を使ったご飯なので引っ張りだこ、というわけですが、食べてしまえばただの瀬戸物。花瓶にするには無粋ですし、湯呑みにするには豪快すぎる。けれども、萬年筆趣味な人にとってはなかなか便利な代物です。

 最近は超音波洗浄機を使う人も多いようですが、やたらに使うとペンが傷みそうな感じがいたします。やはり基本は浸け置き一昼夜、ということで、我が家の洗面所にはこの壺がど~んとおかれておるのです。
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 今日も、長いこと使われないまま放置されていた可哀想な萬年筆が救出されました。シェーファー・バランス(復刻版)緑軸です。あまりにも美しい軸ですが、緑色のインクを入れられたのが運の尽き。半年近く使われることなく眠っておりました。極細字のペン先にとってそれはキツかったようで、コンバータは満タンなのにかすれて書けません。

 ペン先とペン芯が少々乾き気味、といったところですが、可哀想なのでしばらく休養(ってこれまでも使ってませんが)させてあげることにしました。コンバータに残ったインクを捨て、ペン先を壺の中へポチャン。このときの、インクがゆらゆら出てくる感じ、大好きです。しばし見とれてしまって写真を撮るのを忘れたので、水を替えて再びポチャン。まだ出てます。明日の朝まで、ゆっくり浸かって疲れを癒してください。お疲れ様。
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2009年5月 6日 (水)

メツゲライ

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 何かをじっと見つめる「ちち(仮名)」さん。視線の先にあるものは・・・当然、おいしそうなモノです。大型連休も最終日となり、子ども達は犬に見向きもせず残った宿題に取り組んでおります。雨で散歩にも行けず、退屈そうな犬たちと子ども達に留守番を頼んで、かねてから狙っていたお店へ行くことにしました。

Kanban メツゲライ・クスダ。知っている人は知っている、知らない人は何の店かもわからない。ちょっとしたきっかけでお店の名前を知ってから、ずっと行ってみたいと思っていたのですが、地図で見る限りは何とも足場が悪そうで、なかなか行けずにおりました。やるべきことは山ほどあるのですが、それでも時間を持てあまし気味になったお昼過ぎ、妻といっしょに出かけました。

 印象的な響きながらなかなか覚えられない「メツゲライ」って何だろう、と思っておりましたが、何のことはない、お肉屋さんのことなのですね。大学時代は確かドイツ語を選択していたはずなのですが・・・・・。

 最寄り駅はJR神戸線六甲道駅。地図上では結構ありそうでしたが、歩いてみると程なく到着。お店の前に看板やらテントやらがはみ出していない上品な造りなので、お店の真ん前に来るまでそれとわかりませんでした。

 とりあえずイートインコーナーで代表的なモノをいただいて、その感想をもとにお買い物。実は最近、次男がハムソーセージ類にハマっておりまして、もりもり食べるようになってきました。並みより小柄な次男が食べるのは大歓迎です。それともう一つ、妻は基本的にハムソーセージ類がダメで、それらを食べるとすぐに喉の痛みを訴えるのです。こうしたことから、少々高級なお店ではありますが、ちゃんと作られたモノを試してみよう、となった次第。
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 結果は大成功でした。だからといって、お値段から言ってもこれが定番になることはあり得ません。こういうお店を覚えておいて、ここぞというときに買い込んでおうちで豪華に、なんてことを考えております。この連休も、家族全員が揃っているということはけっこう少なく、子ども達が成長してきたことを思い知らされました。この先ますます、家族のスケジュールがすれ違いになっていくのでしょう。だからこそ、たまに揃ったらちょっと贅沢に、というふうに考えております。

 若い頃、家族と行動をともにするのが嫌だと感じる時期がありましたが、我が家の子ども達はまさにその時期にさしかかっているのでしょう。小さな次男と犬たちだけが相手をしてくれる、ってな状況になる日も近いと思います。

 今日は、意識してペンが1本も出てこない日記を書いてみました。ちなみにこのお店、三宮から神戸市営バス92系統に乗り、終点の石屋川車庫前で降りるとすぐ、っていうことに、お店を出てから気づきました。この系統は神戸大丸前に近い三宮神社から出て、三宮の駅前を抜け、新神戸駅前をかすめ、阪急の王子公園を通って終点へ行きます。本数も多く、むちゃくちゃ便利な路線なのでした。

2009年5月 5日 (火)

こどもの日

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 お休みというのはたまにあるからありがたいもので、こうも続くともてあまし気味、という感じをからだで表現している「くま(仮名)」さん。普段見ることの少ない昼間の犬の実態、こうして毎日家にいますとそれがわかって面白いものです。彼女はひたすら寝て過ごしているようですが、一方の「ちち(仮名)」さんは常に臨戦態勢。すでに両者の順位は「ちち(仮名)」さんが上ということで確定していて、肩の荷が下りた「くま(仮名)」さんは寝てばかりいる、ということなのかもしれません。

 こどもの日の趣旨は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ということだそうです。ちょこっと母の日のエッセンスを取り入れているあたりニクいですね。この連休が終わって申し訳程度に仕事をしたあとの週末が母の日です。
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 一時期流行ったDINKS(ディンクス)を覚えてらっしゃいますでしょうか。Double Income No Kids、英語的には最後のSはつけないのが自然かもしれません。結婚するとき2人で「これで行こう」と約束したのを覚えています。適当な時期に仕事を辞めて代官山あたりに移り住み、呑気に暮らそう、なんて夢想をしておりました。もし実現していたら、設立時から参加しまくって今頃はWAGNER皆勤賞達成だったかもしれません。

 自分に似た人間が増えるなんて、悪夢でしかありませんでしたから、子供をもうけるのはあり得ない選択でした。新婚旅行代わりに、当時まだ走っていた個室付きのひかり号で東京旅行だ、ってなことで、旅行社の人に頑張って切符を取ってもらいましたが、結婚式から2週間後に祖父が他界。その通夜の晩に父が脳卒中で倒れ、お葬式と手術とが同時進行。その後も片道2時間ほどかけて病院通いという毎日が続いてあえなくキャンセルとなりました。

 そんなこんなで年を越して、まだ日付固定であった成人の日あたりに、妻がけっこうキツい風邪をひきました。受診した病院で念のためと受けた検査が大当たり、「おめでとうございます」となったのでした。そうして授かった第1子も高校生。本来ならば・・・・・と思いつつ見るのが今日の萬年筆、ロットリング・コアです。
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 自堕落で放蕩者で無計画で無責任、学生の頃は勉強もスポーツも人間関係もさっぱり、といういいところがひとつもない私が息子を授かってしまい、正直困惑しました。振り返ると、いや現在でも最低の親だと思います。そんな私ですが、このセットを見て即座に「ポチッ」とやりました。目的は、彼が中学生になったら贈るのだ、ということだけでした。

 で、楽しみにしておりまして、私にしては珍しくきっちり保管もしておいて、その日が来たとき、彼はあっさり、「いらん」と言いました。まぁ時計だけならもらっとくけど、ということでした。そういえば、その当時はまだ電池があって時計が生きてました。

 愛と哀しみの萬年筆、コア。何ともアレなデザインです。これはなかなか使えそうにない。Gショックのコピーもんみたいな時計をはめてこんなペンでノートを取るのは、やはり無理があるでしょう。時計の裏蓋に何やら金色のラベルが貼られているので、わざわざベルトを外してみてみると、Made in Chinaと書いてあるだけでした。

 第2子である娘の高校入学の際、ペリカンのM320オレンジ軸を探してきてこれも拒絶されたので、2打席連続三振、ってな状態です。何も知らんから騙されてる(次女談)第3子だけが、萬年筆を喜んで使っておりますから、このペンもいずれ彼のものになることでしょう。4年後の中学入学まで大切に保管しておこうと思います。
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2009年5月 4日 (月)

みどりの日

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 「ちち(仮名)」さん、笑顔でこちらを見ております。グラビアアイドルの写真のようなさわやかな笑顔、ってやつでしょうか。何かくれそうだ、となると真剣な引き締まった顔つきになりますので、こういう表情はよくありそうで、なかなか撮れないものです。

 昭和60年、憲法記念日とこどもの日に挟まれたこの日を「国民の休日」とすることが規定され、曜日の関係から昭和63年が第1回目の「国民の休日」となりました。翌年からは4月29日がみどりの日となり、平成19年からは5月4日に移っております。

 昭和60年、職場で労働組合の代表委員をつとめていた私は、組合の会合に出席。勤務時間後に正倉院で(昭和)天皇のご病気平癒を願う記帳をしました。翌日、職場の古株教師がこれを聞いて「労働者が天皇の病気平癒を祈るとは何事か」と激怒したので、その場で組合から抜けました。「イデオロギーに関係なく要求で一致するのが労働組合だ」と教えられてきたのですが、それはうわべだけのことであったのかと思いました。この業界、その手の考え方のみが唯一正しいという、ある意味ファッショなところがあるのがとても嫌です。
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 さて、その(昭和)天皇が、私の田舎にほど近い高野山金剛峯寺にお泊まりになった際、ちょっとした騒ぎがありました。何と、まだ早朝だというのに陛下がご寝所にいらっしゃらないのです。関係者一同、真っ青になって探しまくったそうですが、陛下は庭で苔の観察をされていて、珍しいものがあるとたいそうお喜びだったとか。今ならテロだ何だと大騒ぎになっていたところでしょう。そんな陛下だからこそ、お誕生日の4月29日が当初「みどりの日」とされたわけです。

 写真のケースは、ヴィスコンティのミケランジェロという萬年筆のもの。このメーカーは、本当に変です。最近のものはともかく、少し前までの製品はとにかく変。昔の萬年筆に憧れるあまりでしょうか、アナクロニズムとでもいうべきものを感じさせられます。しかしながら、萬年筆趣味自体がすでにアナクロニズムですので、結局は「変やなぁ、そやけどおもろいがな」となってしまいます。悲しい性ですね。
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 このミケランジェロ、今年のペントレで自称鞄屋さんに煽られて悪魔の館の主から手に入れたものです。美しくもはかないペン。美しい緑の軸を持つ萬年筆と、お揃いのインクポット。これが緑の革張りのケースに収められております。ため息が出るほどの美しさですが、ごらんの通り、特徴的なクリップはすでに腐食がはじまっております。まともな状態ですら触ると取れてしまうといわれるこのクリップ。噂に聞いてヴィスコンティの品質ってそんなにひどいのかと思った記憶があります。実際手にしてみると、これは大切に扱わねば、とあらためて実感いたします。
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 ヴィスコンティの名誉のために書き添えますが、現行品については何ら問題のないクォリティが保たれていると思います。意あって力足りずではありませんが、品質の面で不安を抱えていながらもチャレンジする、そういう時代の作品がこのペンであるということです。

 尻軸を回して引き出し、ペン先をインク瓶につけてから一気に押し込むというプランジャー式。尻軸を引き出すところですでに怖々です。押し込んでプシュッといったらまず一安心。今のところインク漏れなどもなく快調ですが、何せイタリアもの。根底には滅びの美学があるものと覚悟する必要があるでしょう。しばしの間楽しんだら、純粋にコレクションとして大切にしてくださる方にお嫁に出すのが良いのかもしれません。
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2009年5月 3日 (日)

憲法記念日

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 とてもいい表情だったのですが、飼い主の腕が悪かったのでセピア調に誤魔化されてしまった「くま(仮名)」さん。定年退職する頃には、この写真を見ながら・・・なんて、ふと悲しいことを考えてしまいました。いつまでも若くて可愛くて元気でいて欲しいものですが、盛者必滅会者定離は宇宙の真理。まぁ彼女の寿命が尽きるより、このWeblogが無くなる方が早いのでしょうが・・・。

 今日は憲法記念日。強烈なメッセージを歌に乗せて発信し続けてきた忌野清志郎さんが昨日無くなったというのも、何やらできすぎた話に思えてしまいます・・・。

 憲法記念日ですので、昭和22年文部省作の中学生向け社会科教科書を紹介します。今では問題かも、という表現もありますが、読むと感動します。新しいスタートを切るのだ、という意気込みのようなものが伝わってくるように思います。未読の方はぜひ一度。
あたらしい憲法のはなし
9c40dc0388d0a93b4e5aeadedf9fe509_2 憲法を改正すべし、という意見の人が半数に迫る状況だという調査結果が出たそうですが、無理もない話だと思います。忌野清志郎さんだって、今の憲法が施行されたとき、まだ生まれてらっしゃいませんでした。そんな大昔につくられたものが、いまだに現役で通用している、本当にすごいことだと思います。

 ここまで打ったところで、iTunesが「雨上がりの夜空に」を流し始めました。何という偶然。どうせみんな書くだろうから、と、昨日も今日も、清志郎さんのことは取り上げまいと思っておりましたが・・・・・。さらに何曲か後に、「トランジスタ・ラジオ」と来ました。あと「スローバラード」でもくれば完璧ですね。

 さて、日本国憲法はその第1条で、天皇が国の象徴であると定めております。その天皇家の紋章は、パスポートの表紙でもおなじみの菊花紋。鎌倉時代の後鳥羽条項が菊の紋を好んで用いたあたりがはじまりのようです。そこで今日は、銀の軸に菊花をあしらったPILOTエリート(と思われる萬年筆)を紹介しましょう。以前にも画像だけ登場したペンです。
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 銀の軸、なんともいい具合になっております。かえって使うことがためらわれるというのが難儀なところ。手に良くなじむ大きさと太さ、そしてこの形。銀の軸は滑りやすそうでいて滑らないのが良いところ。今はなき東京工場製のニブはガチガチに硬いのですが、パパパッと速書きするのにはむしろ好都合です。

 毎日こんな風に、犬の写真を撮っては萬年筆の話をだらだらと。難しいことでしょうけれど、いつまでも「平和ボケ」の日本でありますように、と祈らずにはおれません。イデオロギーも生活信条も何もない、流されてばかりいるオッサンの正直な気持ちです。
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2009年5月 2日 (土)

かぶりつき

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 エネルギーが有り余っているのでしょうか。散歩にも行ったし、晩ご飯も食べたけれど、少しも落ち着かない「ちち(仮名)」さん。長女がそばを通りかかると、おもちゃを咥えて立ち上がり、ケージの外にポトリと落とし、拾い上げてくれたところを狙ってがぶり。綱引きに興じます。今のところ、必ず飼い主が勝ちますが、相当にあごが強く、口を開けるまでの時間が長くなってきました。引っ張るとケージごと移動してきます。

 今日はとてもいいお天気で、先週までの寒の戻りが嘘のように暖かく、薄着でうろうろすることができました。「ちち(仮名)」さんのケージは、南側のガラス戸に近いところにありますので、早急にもう少し内側に入れてやる必要があります。さもないと、これからの季節、飼い主が帰宅したら茹だっていた、なんてことにもなりかねません。

 そうなると、居間の配置換えが必要です。それでワリを食うのが次男。たくさん保有しているおもちゃを整理するよう両親から言い渡され、半日かかって泣く泣く整理をしておりました。
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 まぁ一体なんなんだろう・・・という雑多ながらくたおもちゃの数々。変なものを集める嗜好は、遺伝子レベルで未来へと継承されていくのでしょうか。

 彼のおもちゃは電子ピアノの下に格納されていたのですが、こうして整理されて別の場所へ。電子ピアノが長女の部屋へと異動して空いたスペースに他の家具を移動、そして空いたスペースに「ちち(仮名)」さんが来る予定なのです。

 ひとつ心配なのは「くま(仮名)」さんのこと。今以上に「ちち(仮名)」さんが近くに来ることになるので、イヤがる可能性があります。様子を見て再配置することになるかもしれません。こうして、我が家の大型連休は消費されていくのです。

 今日みたいな暑い日にごそごそ片付けをしておりますと、じとっと汗ばんできて、どっと疲れるような気がします。そろそろ冷たいものが恋しくなる季節。こうして駄文を連ねていてふと目を上げると、PCラックに何かくっついているのが眼にとまりました。
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 なかなかおいしそうに撮れました。ディスプレイに向かっていると、視線の左上方にソフトクリームのコーンが見えます。手を伸ばすと届くので、メモを取るのにも便利です。(新幹線とカタツムリのマグネットが隣り合わせなのは偶然です。)こんなボールペン、きっと書きにくいはず、と思ってしまいますが、これが意外と実用的なのです。ちょうど良い具合に手に収まるサイズ。コーンに刻まれた凹凸により、汗ばむ季節でも滑ることなく、しっくり手になじみます。これでお値段99円。しかし、送料が実にその数倍だったことは、認めたくない若さ故の過ちです。
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2009年5月 1日 (金)

トレドの日・5月

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 深夜に帰宅した飼い主に甘え倒す「ちち(仮名)」さんに対し、眠くて仕方がないという様子でうっすら眼を開けて見るだけの「くま(仮名)」さん。慣れてくるとこんなものなのでしょう。おやつをもらえるといった、この先のメリットがなければ起きては来ません。

 油断していたらもう5月。毎月1日はトレドの日、なんて思いつきで書かなければ良かった・・・。5月は大の月ですからビッグトレドになります。Bromfieldさんのところでも話題に上がっていた、M910、シルヴァーのビッグトレドです。先日ご紹介した神戸pen and message.オリジナルのクリップをつけてみました。
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 これは、それほど似合わないな、と感じました。いぶし銀タイプで、ハンティングにつけたときはバッチリ、と思っていたのですが、トレドの場合、胴軸の存在感が大きいせいか、まぁ、これでもイヤではないけれど、ぐらいに感じられます。まぁ感じ方は人それぞれですし、私自身、審美眼にはまったく自信がない、というより良いものを見る目がありませんので、勝手な感想と読み流していただければ幸いです。

 しばらく見ていて、胴軸のペリカン以外の部分にある幾何学模様、これのせいかもしれない、という気がしてきました。くちばしを模しているとはいえ、シンプルなクリップの方が似合うように思います。
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 例によって、pf刻印付きのFニブがついております。太字はそれほど好きではないので、トレド系はほとんどが細字または中字。あまりに細い字ですと下手さが目立ちすぎるのですが、かといって太い文字だと使い途がない。まぁそのおかげで、先日のペントレで大魚を逃した折にも冷静でいられたのですが・・・。

 このシルヴァーのビッグトレドについては、面白い話も感動的なエピソードもありません。ただ、ジャンク扱いで出品されていたものを手に入れてパーツを揃え、直して普通の姿にしたものです。おそらくは販売当時もこうだったはず、という構成にしてみたのですが、なにか間違っておりましたらご指摘いただけるとありがたいです。
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